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家族葬の流れは?一般的な家族葬から一日葬まで、家族葬の流れを完全解説!

現在では一般葬以外にも様々な形式の葬儀が行われます。そのうちの1つが「家族葬」です。まだ主流ではないので聞き馴染みはないかもしれません。

しかし、ご遺族の負担を軽減できるという側面から徐々に選択する方が増えています。今回はその家族葬の種類や具体的な流れなどについてご紹介しましょう。

家族葬とは?

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これまで葬儀といえば「一般葬」が主流でした。お通夜を行い葬儀・告別式を経て火葬で見送る、という流れが馴染み深いかと思います。

この一般葬には、ご遺族や親戚をはじめとして、故人の友人関係や会社の同僚、その他交流のあった人物を幅広く招くことが多いです。

それに対して「家族葬」は、その名の通り家族のみで行う葬儀のこと。具体的には、ご遺族と親しい親族のみが参列して行います。

一般的な葬儀については下記記事もご参考ください。
仏式葬儀とは?一般的なマナーや葬儀の流れについて徹底解説
葬式の金額は?一般的な葬儀費用の平均から、葬儀費用の内訳、費用を抑える工夫まで徹底解説!

家族葬の流れ

それではまず、大まかな家族葬の流れを把握しておきましょう。

葬儀前の打ち合わせ

まずは葬儀前の打ち合わせから始めます。故人が亡くなったら速やかに依頼する葬儀会社を決めて連絡しましょう。

打ち合わせる内容自体は一般葬と大きな差はありません。お通夜・葬儀・告別式の日程を決めて、当日の流れや会食の場所の設定などを行います。

家族葬では「必ずこういう流れにしなければいけない」という厳格なルールはありません。故人やご遺族の希望に合わせた流れで大丈夫です。

誰に参列してもらうかを決める

ただし家族葬は規模を縮小して行うため、「誰に参列してもらうか?」という部分はきちんと決めておきましょう。

生前に交友関係が広かった故人の場合、葬儀で最期のお別れをしたいという方もたくさんいらっしゃるかと思います。そのような方々に対して「家族葬であるため参列をご遠慮します」という旨を伝えておかなければなりません。

>>家族葬とは?家族葬のメリット・デメリットから参列者をどこまで招待するかまで徹底解説!

家族葬が終わってから事後報告をするケースもありますが、トラブルを避けるためにも事前にお知らせしておいた方が無難です。

家族葬のトラブルについては下記記事もご参考ください。
家族葬によるメリットデメリットから、家族葬で葬儀を行う場合の費用相場までを徹底解説!
家族葬を安くするための7つのポイントを公開!一般葬との違いとメリット・デメリット!

通夜

打ち合わせが終わったら家族葬当日です。まずはお通夜から始めます。

お通夜の日程に関しても厳格なルールはありませんが、一般的に「故人が亡くなった翌日」に行うことが多いです。

18時頃からスタートするのですが、早い参列者だと30分くらい前に到着することもあります。そのため、なるべく早めに現場に入り会場のセッティングなどをしておきましょう。

通夜については下記記事もご参考ください。
お通夜のタイミングはいつ?お通夜のタイミングの決め方からお通夜のマナーまで完全解説!
お通夜のマナーとは? 服装や香典マナー、流れを喪主側参列者側で徹底解説!
意外と知らないお通夜の流れとマナー

告別式

お通夜の翌日に告別式を行います。流れは基本的に一般葬と同じです。僧侶の読経と焼香を行い故人とのお別れを済ませた後、火葬場までご遺体を搬送し火葬を行います。
>>焼香とは?よく聞くけど以外と知らない焼香の意味や種類、宗派ごとにことなる焼香の作法まで完全解説!
なお告別式に関してはお通夜とは異なり、午前中か午後の早い時間から始まることが多いです。

告別式については下記記事もご参考ください。
告別式とは?知っておくべき遺族側・参列者側必読のマナー!
今更聞けない葬儀・告別式のマナーと費用を地域別に徹底解説!

葬儀後の手続き

家族葬が終わった後は複数の手続きが必要です。お金や家族葬後の法要に関わるものが多いため抜け漏れなく手続きをしておきましょう。

ただし、人によってはかなり数が多くなる可能性があります。そのため必要に応じて優先順位をつけて取り組むと良いでしょう。特に行政上の手続きに関しては期限が設けられていることもあります。

具体的には以下のような手続きを行いましょう。

①行政上の手続き例

●年金受給の停止手続き
●住民票の抹消手続き
●世帯主の変更手続き
●介護保険証、健康保険証、雇用保険受給資格証など各種保険証の返還
●遺産の分配及び相続に関する手続き
>>遺産相続の兄弟の割合・トラブル・手続きを完全解説!
>>家族葬の費用相場と内訳について!支払い方法や遺産を使う際の注意点も紹介

●不動産、株式、公共料金などの各種名義変更
>>不動産名義変更を完全解説!流れ・費用・必要書類・期間を紹介!
>>不動産相続を完全解説!手続き・費用・相続税・節税方法を紹介!
●故人名義の預貯金、賃貸など各種契約の解除(あるいは変更)
●準確定申告(故人が行うべき納税を相続人が代行する)
●生命保険などの各種保険金の請求
>>葬儀後の手続きに必要なのは?相続から保険、年金関係まで、必要な手続きを徹底解説!
●自治体への葬祭費の請求
>>葬祭扶助とは?支給の条件から金額、申請方法まで徹底解説!
>>忘れてはいけない⁈申請すれば頂ける葬祭費・埋葬料とは?給付金制度の概要と申請時のポイント
●遺族年金などの請求
●(受付や参列者対応などを代理で行ってもらった場合)名簿や現金出納帳など書類の引き継ぎ、及び建て替え分の清算

②法要等の準備

●位牌の準備
●お墓や仏壇の購入
●初七日法要の準備(葬儀当日に行うこともある)
>>初七日とは?意味・数え方・お供え・お経・知っておきたい常識とマナー
●四十九日法要の準備
>>49日とは?49日(四十九日)の意味や行われる法要について徹底解説!
●(必要に応じて)散骨の手配

葬儀後の法要

上記でも少し触れましたが、家族葬後は法要を行います。定められた日数や年数に応じて法要を行うためきちんと把握しておきましょう。

直近で行う主な法要は以下の通りです。
●初七日法要
>>初七日とは?意味・数え方・お供え・お経・知っておきたい常識とマナー
●四十九日法要
>>四十九日法要のお布施を完全解説!相場・地域・宗派を詳しく紹介!
●一周忌
>>一周忌とは?意味・香典・お布施・お供え・マナーを完全解説!
>
>親が死んだらすることは何?亡くなってから一周忌までを時系列順に解説!

家族葬をはじめ、各葬儀プランはやさしいお葬式から24時間365日無料相談も承っています電話でもメールでも行えますのでお気軽にご連絡下さい。やさしいお葬式では葬儀の見積もり、遺影写真、参列者のリストアップなど事前準備をおすすめしています。葬儀の作法や服装などについてもご相談できます。

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具体的な家族葬の流れ

大まかな家族葬の流れは以上です。ここからは上記でご説明した家族葬を、取り組む内容ごとでさらに詳しく確認していきましょう。

逝去、搬送、安置、納棺

逝去

故人が逝去されたことを確認したら家族葬の準備を行います。辛い時期かとは思いますが、行政上の手続きなどもあるのでなるべく速やかに行動することが大切です。

医師が逝去を確認すると、死亡診断書が発行されます。他にも除籍手続きや火葬申請書などが発行されるため忘れずに受け取りましょう。また、逝去された後はご遺体の体を綺麗にするための「エンゼルケア」が施されます。

逝去については下記記事もご参考ください。
急逝とは?意外と知らない逝去との違いや身内が急逝した場合の対処について完全解説!
ご逝去から葬式までの流れは?葬式の準備からお通夜や葬式の流れまで完全解説!

搬送

ご遺体のエンゼルケアが終わったら、ご遺体を安置場所まで搬送しましょう。自宅や専用の安置施設に搬送することが多いです。自宅で亡くなった場合、スペースに問題がなければそのまま安置しても良いでしょう。

ご遺体の搬送は葬儀社によって行われます。そのためすぐ連絡できるように葬儀会社の連絡先はしっかり控えておきましょう。この時、ご遺体の搬送を依頼した葬儀社と実際に家族葬を行う葬儀社は別でも構いません。しかし特に理由がないのであれば同じにしておいた方がスムーズです。

なお、ご遺族の希望があれば搬送車に1〜2名は乗れます。もし「故人が好きだった場所に立ち寄りたい」「安置施設には向かうが自宅を経由したい」などの希望があれば伝えておいてください。可能な限りそれに沿った運転をしてくれるでしょう。

搬送については下記記事もご参考ください。
ご遺体の長距離搬送とは⁉︎長距離搬送を手配する方法・段取りについて
海外搬送とは⁉︎海外への故人様の搬送手配・手続きについて

安置

自宅あるいは安置施設に到着したらご遺体を安置します。安置施設で安置する場合は全てを葬儀会社にお任せして大丈夫です。

自宅安置の場合も基本的には葬儀社会社が全てをやってくれます。布団やドライアイスの準備も行なってくれますが、場合によっては「故人が生前使っていた布団に寝かせたい」ということもあるでしょう。その際は布団の準備だけでもしておくとスムーズです。

>>故人様を預かる施設が足りない⁈都会のご安置所事情

納棺

安置が終わったら納棺を行います。ここも基本的に葬儀会社の方にお任せして大丈夫です。とはいえ、ご遺体をそのまま棺に納めるわけではありません。その前に「枕飾り」を行い、枕団子を置いたりご遺体に死装束を着用したりします。手甲などを用いて旅をするような格好にすることが多いです。あるいは故人が好きだった服を着せても良いでしょう。

こうした準備や納棺は葬儀会社の方が行いますが、地域の風習やご遺族の希望などにより多少手伝うこともあります。といってもあくまでも補佐程度です。メインは葬儀会社の方が責任を持って担当してくれます。

こうした準備に加えて、先ほどご説明したように故人と交流があった方に家族葬を行う旨を伝えましょう。

納棺については下記記事もご参考ください。
納棺とは?意味・流れ・入れるもの・マナーを完全解説!
納棺の儀式とは何?儀式の流れで知っておきたいことについて
納棺師とは?資格取得の方法と費用・年収・将来性を徹底解説!

葬儀のご相談はやさしいお葬式からでも24時間365日承っています。

お通夜

ここからは家族葬当日の流れです。18時頃から始まることが多いですが、段取りの確認などもあるため90分〜1時間前には会場に到着しておきましょう。また、早めに到着しておくことで故人と対面する時間も確保できます。

>>お通夜の開始時間と所要時間は?流れ・遅刻する場合の対応方法!

参列者の受付

お通夜ではまず参列者の受付をしましょう。しかし家族葬の場合は、参列者の数が限られているので省略することもあります。受付を設けずに香典を受け取るのであれば、親族の控え室で渡してもらうと良いでしょう。

>>葬儀の受付を頼まれたら?葬儀の受付の流れから注意点まで完全解説!
>>あなたもお願いされるかもしれない。お葬式の受付係について紹介します!

会場に着席

必要に応じて受付を行った後、会場に全員で着席します。着席する時は故人と血縁が濃い順に座りましょう。ただし配偶者は一番最初に座ります。

読経と焼香

全員が着席したら僧侶も入場して読経開始です。しばらくすると僧侶から焼香の案内が行われます。焼香は喪主から始まり、ご遺族、そして親族という順番で行いましょう。もし親しい友人が参列している場合は親族の次に焼香します。

読経と焼香が終わったら僧侶による説法の時間です。そして、それも終わったら僧侶は退場します。

>>焼香とは?よく聞くけど以外と知らない焼香の意味や種類、宗派ごとにことなる焼香の作法まで完全解説!

喪主挨拶

最後に喪主による挨拶を行いメインの儀式は終了です。最後に通夜振る舞いを頂きましょう。基本的には精進料理を食べますが、家族葬はほぼ身内だけなので特に内容を気にせず故人の好きだった料理を食べることもあります。

喪主の挨拶については下記記事もご参考ください。
喪主とは?喪主の決め方と役割、服装、マナー、挨拶を解説!
家族葬でも喪主の挨拶は必要?家族葬で喪主が挨拶する際の内容やタイミング、例文を完全解説!
喪主の挨拶とは?葬儀・告別式の文例・言葉!失敗しないマナーを徹底解説!

葬儀、告別式

お通夜の翌日は葬儀・告別式を行います。この日は葬儀・告別式後に火葬も行うため時間に余裕を持たせなければなりません。そのため、午前中か午後の早い時間から行うことが多いです。

基本的な流れはお通夜の時とほぼ変わりませんが、焼香後のタイミングで弔電や弔辞が読まれることもあります。しかし家族葬の場合は弔電や弔辞を辞退することもあるため、故人やご遺族のご希望に合わせましょう。

>>どうやって送るの?弔電の送り方から費用・注意点までを徹底解説!
>>弔辞の例文10選!書き方・話し方・マナーを完全解説!

この後は出棺となります。このタイミングでお花や故人との思い出の品などを棺に納めても良いでしょう。

>>出棺の挨拶のポイントは?出棺の挨拶のポイントから出棺のマナーまで徹底解説!

火葬、納骨

火葬

葬儀・告別式が終わったら火葬の時間です。必要な品物を棺に納めたら、霊柩車に乗せて出発します。遺影や骨壷を持った喪主やご遺族が霊柩車に乗り、それ以外の親族はマイクロバスで移動することが多いです。

火葬場に到着したら火葬炉まで案内されます。そこで僧侶に再度読経をしてもらい最期のお別れを行いましょう。

火葬が開始したら、終了するまでの1〜2時間は控え室で待機します。軽食も用意されているので、食べながら静かに待ちましょう。

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火葬を完全解説!準備・必要物・手続き・必要な時間・マナー!
火葬の時間はどれくらいかかる?一般的な火葬の所要時間から火葬の流れ、待ち時間の過ごし方まで完全解説!

納骨

火葬が終わったら職員の案内で再び移動して、最後に骨上げを行います。これは骨壷に遺骨を納めていく儀式です。隣にいる方とペアになり、箸を用いて遺骨を持ち上げ納めていきましょう。足の骨から納め始めて、徐々に体の上部へと移動することが多いです。

骨上げが終了したら、火葬許可証を受け取り終了となります。

納骨については下記記事もご参考ください。
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法要

家族葬自体は以上で終了ですが、そのまま会場に戻り初七日法要を引き続き行うこともあります。本来は故人が亡くなってから7日目に行うものです。しかし、再び全員が集合するのは難しいという事情から葬儀と同日に行うようになりました。

この初七日法要も終了したら会食を行い解散です。この後には、四十九日法要・一周忌・三回忌などの各種法要が控えています。

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家族葬によくある「一日葬」の流れ

このように、家族葬であっても一般葬とそこまで流れは変わらないことが多いです。しかし最近では、一般葬よりもコンパクトになった「一日葬」という形で葬儀を行う方もいます。

一日葬とは?

「一日葬」とは、お通夜を省略して葬儀・告別式及び火葬のみで故人を供養する方法です。1日分の内容が無くなるため、準備の負担などがかなり軽減されます。

一般葬であれば、多くの方が参列する葬儀・告別式を行う前に、近しい方のみでお別れをするためのお通夜が必要でした。

一方で家族葬の場合は元々の参列者数が少ないためその必要がありません。そのため一日葬は理に適っていると言えます。

ただし、故人の死後24時間以内に火葬はできないという決まりがあるため、亡くなった当日に一日葬は行えません。

一日葬については下記記事もご参考ください。
一日葬とは?流れ・メリット・デメリット・食事・マナーを完全解説!
葬儀の1日葬とは?1日で行うお葬式の特徴について

一日葬の流れ

基本的には「一般葬の流れからお通夜を省略する」と考えておけば大丈夫です。

そのため以下のようになります。

逝去、搬送、安置、納棺→葬儀、告別式→火葬、納骨→法要

元々の人数が少ない上にお通夜の会場費用を抑えられるので、ご遺族の負担はかなり減らせますね。

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家族葬のメリット

家族葬は参列者数も少なく、上記の一日葬のように比較的流れを自由に決めやすい葬儀です。これ以外にも以下のようなメリットがあります。

故人とのお別れの時間を十分に取れる

一般葬では数十名〜100名前後の方が訪れるため参列者対応に時間がかかります。1人1人との挨拶は短いものであっても、それが何十人と続くとご遺族にとっても負担となるでしょう。

特に会食の際にはお酒を注ぎながら感謝の気持ちを伝えて回るため、精神的にも肉体的にもしんどく感じるかもしれません。

しかし家族葬は参列者数が限られるため、ご遺族が参列者対応に時間を割く負担がグッと減ります。

また、参列するのは普段からやり取りがあるような人物ばかりなので変に気を遣うこともありません。そうした負担を減らした上で、家族葬の前後や最中でも故人との対面を果たすことができます。

葬儀日程を円滑に決められる

参列人数が多い場合は、極力多くの方が参列できるような日程を設定しなければなりません。特に故人と親しい方が遠方だったりすると、そこに気を遣って直近で日程を組みにくいこともあるでしょう。

しかし家族葬は人数が少ないため、日程調整が非常にやりやすいです。また、もともと参列してほしい方にしか声をかけていないので、変に人間関係に気を遣う必要もありません。

葬儀日程については下記記事もご参考ください。
葬儀日程の決め方とは?通夜・葬式・法事法要の日程の決め方を完全解説!
葬式の流れを徹底解説!日程調整のポイントや必要書類とは?
仏滅と葬式の関係とは?葬式の日程を決めるときの注意点についても解説

参列者数を想定できる

一般葬では、ご遺族が招待した方以外にも故人の訃報を聞きつけた方が会場を訪れることもあり得ます。もちろんそうした方を追い返すわけにもいきません。そのため予想よりも参列者対応に時間がかかったり、香典返しの費用などが追加されることもあります。特に故人の交友関係が広いと、ご遺族も知らなかった方が訪れることもあるでしょう。

>>香典返しのマナーを完全解説!相場・時期・挨拶状・例文・品物も紹介!

しかし家族葬の場合は、最初から「ご遺族と親しい親戚のみ参列する」と決めています。そのため参列者数の把握が容易です。

費用を抑えることができる

家族葬は参列者数が少ないため様々な部分で費用を抑えられます。例えば、人数が少ないため費用のかかる大規模な会場を用意する必要がありません。また、会食の合計金額も抑えることができますよね。

さらに家族葬の流れに厳格なルールはありません。そのため先ほどご紹介した一日葬や、火葬のみで故人を供養する「直葬(火葬式)」も可能です。こうした工夫を施すことで費用負担はグッと抑えられます。

直葬(火葬式)については下記記事もご参考ください。
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家族葬のデメリット

良い点が目立つ家族葬ですが、主流ではない葬儀方法ゆえにデメリットもあります。

葬儀後の弔問客が増える可能性がある

一般葬でも弔問客は訪れます。しかし家族葬は当日の人数が少ないゆえに、一般葬よりも「葬儀でお別れができなかったので弔問したい」と考える方が増えても不思議ではありません。

自宅に弔問客が増えればそれだけご遺族の負担も増えるということ。なるべく負担を減らすために家族葬を選択したのに結局それが帳消しになってしまいます。そうしたことも考慮して家族葬を行うか検討すると良いでしょう。

弔問については下記記事もご参考ください。
突然の訃報にどうする?弔問できない際のお悔やみの手紙の書き方や注意点を徹底解説!
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事前にしっかり説明し理解を得る必要がある

家族葬は徐々に人気が出てきているとはいえ、主流は一般葬です。そのため伝統的な葬儀の流れに慣れた方からすると、内容をコンパクトにした家族葬は受け入れがたいものかもしれません。

寺院によっては納骨できなくなる場合もある

それは僧侶も同じ。寺院の中には「これまで行ってきた読経をしない葬儀は認められない」というところもあります。場合によっては、読経を行わずに家族葬をしたら納骨をさせない寺院もあるほどです。

関係者の理解を得ている

このように、新しい葬儀形態である家族葬を行うためには関係者の理解を得ておく必要があります。もちろん法律違反等ではないため、その気になれば家族葬を強行することも可能です。しかしそれでは後々の人間関係に影響が出る危険性があります。

そのため家族葬に納得していない方が周囲にいたら、多少手間でもきちんと説明をして理解を得ておきましょう。

家族葬の予算

それでは家族葬を行う時の予算について確認しましょう。

一般葬では、およそ200万円前後を葬儀代の予算として使うことが多いです。それに対して家族葬の平均予算は100万円前後。参列者数が少ないため会食や香典返しにかかる費用を削減できます。また、香典を辞退したり上述の一日葬を行えばさらに予算は削減できるでしょう。

もちろんこれはあくまでも平均です。会場の規模を小さくしたり会食も省略すればさらに削減できます。逆に、香典を受け取ったとしても合計金額が少ない上に香典返しの費用で支出が多くなったということもあるので気を付けましょう。

家族葬の費用については下記記事もご参考ください。
家族葬とは?流れ・費用・マナー・選ばれる理由を完全解説!
家族葬の費用相場は?損をしないための全国相場と費用を安くする方法を解説!

家族葬はどこまで知らせるか?

家族葬自体は近しい方のみで行いますが、家族葬を行なったという旨は知らせておいた方が良いでしょう。生前故人と交流のあった方からすると、葬儀には参列できなくてもせめて供養が行われた旨だけでも知りたいと思うはずです。

知らせるか迷った場合

基本的に故人と交流のあった方には、家族葬を行う旨をお知らせしておいた方が良いです。とはいえ全員の交友関係を把握するのは難しいですし、その全てに対してお知らせを送るのも大変でしょう。

そのためお知らせする優先順位も必要になりますが、「この方にはお知らせするべきか?」と迷うこともあると思います。

その場合は、ひとまず案内は送らず家族葬が終わった後に報告しましょう。そうしておけば相手も「家族葬を行う旨を受け取ったが自分は参列しても良いのだろうか?」と迷うことがありません。

参列の案内を出さなくとも、葬儀の報告は必ずする

上記のように家族葬を行う旨を事前に連絡しなかった方でも、事後報告は必ず行いましょう。

人によっては、故人と交流があったのにお別れができなかったことを気にする方もいます。そのため、きちんと「故人の遺志(あるいはご遺族の事情)で家族葬を行なった」という旨を伝えておきましょう。

ただし、家族葬直後に報告する必要はありません。次の法要の準備もありますし、あまり早く報告すると弔問に訪れる方が増える可能性があります。四十九日法要が終わった後や喪中ハガキで報告すれば良いでしょう。

喪中については下記記事もご参考ください。
喪中に寒中見舞いを出してもよい?時期・マナー・文例集を紹介!
喪中の正月の過ごし方とは?やること・控えることを完全解説!

喪中はがきは?

故人が亡くなった年には喪中ハガキを送り、年始の挨拶は遠慮しているという旨を伝えましょう。普段から年賀ハガキのやり取りをしている方に送れば大丈夫です。また、すでに家族葬に参列した方でも喪中ハガキは送っておきましょう。

喪中ハガキは相手が年賀ハガキを送り始める前には手元に到着しなければなりません。そのため、11月中旬〜12月上旬には到着するよう早めに送りましょう。

喪中ハガキについては下記記事もご参考ください。
喪中ハガキの書き方は?喪中ハガキを書く際の注意点から例文まで徹底解説!
喪中ハガキとは?書き方と文例と出す相手と時期を徹底解説!

家族葬に呼ばれなかった人の香典は?

郵送するか弔問して渡す

家族葬に呼ばれなかったが香典を渡したいという方もいるでしょう。その場合は現金書留という形で郵送するか、後日自宅を弔問した際に渡します。

>>香典を郵送で送る際には手紙を添える?香典を郵送する際の注意点から手紙を添える方法を徹底解説!

弔問する際の注意点

ただしいきなり自宅に伺うとご遺族を慌てさせてしまうため、弔問の際は必ず訪問日時を調整しておきましょう。あるいは、家族葬に参列している方に代理で渡してもらうという方法でも良いです。

いずれの場合も、事前に「香典を受け付けているか?」をご遺族に確認しておきましょう。香典を辞退しているのに無理やり渡してもご遺族の負担となります。

>>弔問とは?意外と知らない弔問の注意点とマナーを徹底解説!

家族葬の流れについてのまとめ

以上が家族葬の流れなどに関する知識です。最後に今回の内容をもう一度振り返っておきましょう。

◎「家族葬」は、その名の通り家族のみで行う葬儀のこと。

◎家族葬の大まかな流れは以下の通り。
葬儀前の打ち合わせ→通夜→告別式→葬儀後の手続き→葬儀後の法要

◎家族葬の流れをさらに具体的にすると以下のようになる。
逝去→搬送・安置→納棺→お通夜→葬儀・告別式→火葬・納骨→法要

◎家族葬には「一日葬」という種類もある。この「一日葬」とは、お通夜を省略して葬儀・告別式及び火葬のみで故人を供養する方法である。

◎一日葬の流れは「一般葬の流れからお通夜を省略する」と考えておけば大丈夫。

◎家族葬のメリットは以下の通り。
●故人とのお別れの時間を十分に取れる
●葬儀日程を円滑に決められる
●参列者数を想定できる
●費用を抑えることができる

◎家族葬のデメリットは以下の通り。
●葬儀後の弔問客が増える可能性がある
●事前にしっかり説明し理解を得る必要がある

◎家族葬の平均予算は100万円前後である。

◎家族葬を行う旨は、生前故人と交流のあった方を中心にお知らせしておく。知らせるか迷った場合は、案内は送らず家族葬が終わった後に報告すれば良い。

◎参列の案内を出さなくとも、葬儀の報告は必ずする

◎喪中はがきは普段から年賀ハガキのやり取りをしている方に送る。すでに家族葬に参列した方でも喪中ハガキは送っておく。

◎家族葬に呼ばれなかった人でも香典は渡せる。その場合は現金書留という形で郵送するか、後日自宅を弔問した際に渡す。あるいは、家族葬に参列している方に代理で渡してもらうという方法でも良い。

このように家族葬ではご遺族の様々な負担を軽減できます。近しい方が亡くなった直後は精神的にもしんどいかと思うので、色んな負担を減らせるのはありがたいことでしょう。

とはいえまだまだ一般葬が主流です。そのため周囲から理解されない可能性は十分にあります。もし家族葬を行う場合は、きちんと周囲の理解を得た上で気持ちよく故人をお見送りできるようにしましょう。

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どのようなご葬儀を選択することがよいのかを丁寧にヒアリングさせていただき、ご提案いたします。

略歴
母の死をきっかけに葬儀業界に興味を持ち、大学卒業後、新卒採用で大手葬儀社へ入社、厚生労働省認定:1級葬祭ディレクターを取得し、家族葬から大規模葬儀まで、幅広くお葬式を葬儀担当者(セレモニーディレクター)として活躍。その後、葬儀会館の店長、新規開拓を歴任。お客様からの「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとし、これまでに10年以上、5,000件以上の葬儀現場に立ち会う。
資格等
厚生労働省認定:1級葬祭ディレクター。