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香典を持つ女性の画像

四十九日の香典相場を完全解説!書き方・マナー・故人との関係別相場も紹介!

(2021/4/5 情報更新)

「四十九日」はお葬式同様によく聞く言葉ではありますが、実際何をするべきなのか、葬儀と何が異なるのか、お分かりになっていない方もいらっしゃるかと思います。四十九日は仏式の教えに従うと、故人にとって大事な日です。

まずは、四十九日の意味を正しく理解し法要に参列する際の心構え、そしてマナーを理解しましょう。

INDEX

01
四十九日法要とは?
02
四十九日法要でおこなうこと
03
四十九日法要のマナー(服装や注意点)
04
四十九日法要の香典袋(不祝儀袋)の選び方
05
四十九日法要の香典の書き方
06
四十九日法要の香典相場
07
四十九日法要の香典返しについて
08
四十九日法要のお布施
09
四十九日法要の香典に関するマナーや注意点
10
はじめての葬儀なら「やさしいお葬式」
11
四十九日の香典についてのまとめ

四十九日法要とは?

仏壇の画像

人は亡くなってから7日ごとに閻魔大王に裁きを受けると言われています。そして、7回目の四十九日目に極楽浄土に行けるかどうかが決まります。

そのため、遺族はこの四十九日の裁きの日に合わせて7日ごとに法要を行い、故人が極楽に行けるように供養をします。

四十九日は最も重要な判決がくだされる日と考えられています。亡くなった日から四十九日までを「中陰」と呼び、四十九日目を終えて「忌明け(きあけ)」となります。 

四十九日とは?

四十九日は葬儀と同様に大切な節目であり儀式です。仏教において、故人が亡くなって49日目にあたる四十九日に、生まれ変わり先が決まるとされています。

そのため、遺族は故人がなるべく良い世界に転生するように供養のための法要を盛大に営みます。一般的には故人が亡くなった日を1日目として、そこから数えて49日目が四十九日です。

四十九日に行われる内容は、法要で僧侶にお経をあげて頂きお焼香をします。場合によっては「納骨」や「開眼供養(仏壇開き)」を行う場合もあります。 

納骨については「納骨にかかる費用を完全解説!相場・内訳・流れ・準備物を紹介!」「納骨とは?納骨式の時期と準備・流れと費用を完全解説!」の記事もご参考ください。

納骨は四十九日を過ぎた後でも問題はなく、開眼供養も新しくお墓や仏壇を購入した場合に行われます。

それらの法事が終わり次第、会食である「お斎(おとき)」を行います。納骨や開眼供養がない場合は、法要後にお斎が行われます。

お斎については「おとき(お斎)とは?意味とマナーと香典相場を3分で解説!」の記事もご参考ください。

忌中・忌明けとは?

肉親や親戚の死により一定の期間、自宅にこもって身を慎むことを「忌服(きぶく)」と言います。

忌中とは?

忌服の期間を「忌中(きちゅう)」と呼びます。「喪中(もちゅう)」は、不幸があった時から1年間、と考えられていますが、忌中は不幸があった時から始まり、仏式では法要を営む四十九日までとされています。

喪中については「喪中とは?喪中の期間・喪中にしてはいけないことを完全解説!」の記事もご参考ください。

忌明けとは?

「忌明け」は「きあけ」または「いみあけ」と読み、忌服が終わり、故人の魂がこの地を離れることを意味します。

四十九日法要を終えたら「忌明け(きあけ)」となるため、四十九日法要を「忌明け法要」、香典返しや満中陰志を「忌明け返し」と呼ぶこともあります。 

忌中に行ってはいけないこと

忌中に行ってはいけない、と言われていることがあります。まず、忌明けまでは結婚式など、お祝いの場への出席は控えるのが一般的です。また、神式では親等ごとに忌明けの違いがあり、最長で五十日です。

この忌中の間は神社の祭りや参拝も控えます。

また、忌中は殺生を控える…という考え方から魚や肉などの生き物を殺したり、釣ったり、食べたりするのを控えます。

他にも、お酒やお茶を控えたりする地域もあるようです。 

忌明け後も、喪中という期間になることには変わりませんので、お祝い事などを慎むことや年末年始の挨拶を控えることなどは習慣として残っています。

ただし、近年では忌中であっても結婚式に参列するケースなども増えてきています。 

喪中の過ごし方は下記の記事でも紹介しています。
喪中に寒中見舞いを出してもよい?時期・マナー・文例集を紹介!
喪中の正月の過ごし方とは?やること・控えることを完全解説!

追善供養とは?

追善供養とは、生きている人が故人の供養を行うことです。仏壇にお供物を供えることや、お墓参り、写経なども追善供養にあたります。

中陰供養とは?

追善供養の中でも大きな儀式は「中陰供養」です。

亡くなってから四十九日までの期間を中陰と呼び、その七日ごとに転生のための裁きが良い方向に向かうように、現世から追善供養を行うことを中陰供養と言います。

一般的に「初七日(しょなのか)」や「二七日(ふたなのか)」などと呼ばれる法要ですが、最近では、初七日法要は葬儀と同日に執り行われることが多いです。 

>>初七日とは?意味・数え方・お供え・お経・知っておきたい常識とマナー

四十九日は「満中陰」と呼ばれ、中陰供養はここで終了です。

そのため、四十九日法要は追善供養の中でもビッグイベントとなります。その後、命日から年単位の節目である一年目、三年目……で行われるのが「年忌法要」です。こちらも追善供養の一種になります。

宗派ごとでの違い

続いて四十九日法要の宗派ごとの違いについてご紹介していきます。

仏式

仏式では、忌明けを四十九日としていますが、神式(神道)では50日目に五十日祭を迎え、忌明けとなります。仏式でも宗派によって違いがあります。

浄土宗、真言宗、曹洞宗等では、四十九日は転生の審判が下される日・極楽浄土へ行けるかどうかが決まる日と考えられています。そのため、この審判までの間、故人の魂はこの世とあの世の境目を彷徨っていると考えられています。

仏式(浄土真宗)

ところが、浄土真宗では、故人は亡くなったらすぐに成仏して仏様になるとされているので、浄土真宗での四十九日法要は、仏様になった故人への感謝、そして仏法を親しむ場として考えられています。

キリスト教

またキリスト教においては、カトリック、プロテスタントともに30日目の昇天記念日に教会や自宅で親族や知人を招き、ミサを行います。

ミサの後は、お斎のように茶話会を催し故人を偲び、これをもって仏教でいう忌明けの意味をなします。

四十九日法要でおこなうこと

四十九日法要でおこなう儀式は下記になります。

四十九日法要の儀式

四十九日法要

前述したように、故人は亡くなってから49日後に極楽にいけるかどうかの判断がされます。その為、四十九日のタイミングで供養を行います。

納骨法要

一般的には四十九日に納骨が行われます。このときに行わなくても、三回忌までには納骨を行います。その為、お墓の準備も四十九日法要の前に済ませておくのが良いでしょう。

開眼法要

 開眼法要とは、お墓を新たに建てたときや仏壇や位牌を新しくした際に行われる法要のことです。四十九日法要後に、故人の魂は本位牌へと移されます。その為、お墓と同様に本位牌も四十九日法要前には用意しておきましょう。

お斎

法事が終わった後に振舞われる会食のことをいいます。最近では、新型コロナウイルスの影響から会食は控える場合が多いようです。通常は、法要の参列者やお坊さんと食事をし、故人を偲びます。

四十九日法要の流れ

四十九日法要の一般的な流れは下記になります。初めて四十九日法要に参加するという場合は、事前に流れを把握しておいた方が良いでしょう。

①お坊さんが仏前に着席
②喪主の挨拶
③読経
④焼香
⑤法話
⑥納骨式
⑦お墓参り
⑧喪主の挨拶
⑨お斎

四十九日法要の準備

四十九日法要をする場合は、下記の準備が必要になります。

案内状を出す

参列者の都合も考え、遅くとも案内状の発送は一カ月前には行うようにしましょう。

僧侶の手配

四十九日法要を行ってもらうため、お坊さんの手配が必要になります。通常は、代々付き合いのある菩提寺に相談しますが、最近では僧侶を手配するサービスもあります。

僧侶の手配についてさらに詳しく知りたい場合は「寺院手配サービスとは⁉︎寺院(僧侶)を手配する方法とは?」の記事をご参考ください。

また僧侶の派遣は、やさしいお坊さんでもご相談を受け付けております。追加費用が不要でお車代、御膳料、お心づけなども必要ありません。法事・法要は業界最安値水準の50,000円からご依頼可能です。

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四十九日法要の開催場所

お寺で行う

先祖代々お世話になっているお寺がある場合は、菩提寺で四十九日法要をお願いすることができます。四十九日法要後に納骨を行うのであれば、そのままお寺で納骨ができるというメリットもあります。

自宅で行う

自宅で法要を行う事も可能です。ごく近しい親族や友人で行う場合にはアットホームな雰囲気で行うことができます。ただし、仏壇や卒塔婆、供物台などは自分で手配しなければいけない為、準備が大変かも知れません。

また参列者が多い場合には、自宅で行うのは不向きです。

セレモニーホールやホテルで行う

参列者が多い場合は、セレモニーホールやホテルで法要を行うことができます。コストがかかるのがデメリットですが、専門スタッフのアドバイスや開催までの準備を手伝ってもらえるのは大きなメリットと言えるでしょう。

四十九日法要の挨拶

四十九日法要では親族の代表である喪主が挨拶を行います。喪主は法要の最初と最後に挨拶を行いますので、あらかじめ話す内容を決めておくと良いでしょう。

四十九日法要のマナー(服装や注意点)

法事で頭を悩ませるのが服装です。服装は遺族と参列者で異なります。

正しいマナーとしては、法事は喪服が基本です。遺族は、参列者よりも軽い服装にならないように注意が必要です。

基本的に遺族の場合に喪服とは礼服を示し、法要では略礼服を着用します。参列者は、三回忌までは原則的に喪服を着用します。

遺族側の服装

男性の服装(遺族側)

ブラックスーツに、白いシャツ、黒いネクタイを合わせます。ベルトや靴下、靴などの小物もすべて黒で揃えます。

女性の服装(遺族側)

女性はワンピースやスーツ、どちらも色は黒一色です。スーツの場合の中に着るブラウスの色は白をでも構いません。露出は控え、スカートは膝下の丈のものを選びましょう。

さらに、真夏でも暑い日であったとしても、肌を出さない様に長袖を着用することが原則です。

靴は黒いパンプス、黒いストッキングを着用します。生足や肌の色がわかるベージュのストッキングは避け、バッグも黒いものを選びましょう。

男女問わず、アクセサリーは華美なものは控えます。

参列者の服装

参列者も初七日から四十九日までの期間は、略式喪服を着用します。

略式喪服とは、喪服の中でも一番格式が低いもので、色やデザインの自由度が高いものです。地味目の服装で、色は紺色もしくはダークグレーなどの服装です。

男性の服装(参列者)

男性の場合は、ダークスーツと白の無地シャツの組み合わせです。スーツは、光沢がない無地もしくは無地に近い柄であれば問題はありません。ネクタイは黒色を絞めます。

女性の服装(参列者)

女性は、ワンピースやスーツ、アンサンブルです。スカートの場合には、丈が短いものも避けましょう。

動物の服飾品は避ける

男女ともに、四十九日法要の服装で気を付けておきたいポイントは、靴や小物の素材です。靴もバッグも素材が動物性に見えないこと、光沢が目立たないものを選ぶことも大切です。

葬儀や法事では、殺生を禁じるため本革やファーは禁止とされています。しかし、現代では合皮の靴を着用してもよいとされています。

バッグも極力黒の手提げタイプのものを持参しましょう。また、アクセサリーは身に付けないほうが無難でしょう。

真珠は、涙の象徴と考えられているため着用しても問題ありませんが、華美なデザインは避けて、不幸が重なることを意味する2連以上のタイプはやめましょう。 

平服でお越しくださいと書いてあった場合

案内状に平服でお越しくださいと書いてある場合には、喪服以外でも構いませんが、服やバッグ、靴などは、極力地味な物を選びます。 

葬祭時の服装については「急な葬儀での服装はどうする?注意点の多い女性の喪服を徹底解説!」の記事もご参考ください。

四十九日法要の香典袋(不祝儀袋)の選び方

香典袋(不祝儀袋)について、現在では水引が印刷されているものもあります。これは金額によって使い分けをします。基本的には葬儀で使用する香典袋を使えば問題ありません。

宗教別の香典袋(不祝儀袋)の色の選び方

香典袋の水引についてですが、仏式はすべて黒白か双銀にします。黄白の水引は、忌明け以降になるのでマナーを守りましょう。水引の形は、四十九日法要など法事の際は、結び切りのものを使います。 

地域によって水引の色が異なるので注意

京都をはじめ関西地方の場合は、水引が黄白が使われることが一般的です。逆に黒白はあまり使わないので気をつけましょう。また、通夜や告別式では黒白の水引を使用し、法要や法事では黄白を使用する地域もあります。心配な場合は、事前に確認してから購入するのが無難でしょう。

水切りは「結び切り」を選ぶ

水引の結び方は「結び切り」が一般的です。これは、「二度とこのような不幸が起きて欲しくない」という意味が込められている結び方です。

四十九日での香典の水切りは5本

現在、水引の本数は3本、5本、7本、10本とありますが、5本を使用するのが基本です。この5本と言うのは手の指の本数を表しているとも言われています。この水引の本数と用途については諸説あるようですが、迷ったときは5本を使用するのが無難でしょう。

香典の金額によって香典袋を変える

一般的に、金額が1万円未満であれば水引が印刷されているものを、1~3万円であれば水引は印刷ではなく色は黒白のものを、5万円以上であれば、水引が印刷されていない、色は双銀のものを使うと良いでしょう。

香典袋の選び方については下記記事もご参考ください。
香典袋の正しい書き方を完全解説!表書き・中袋・名前・その他のマナーも紹介!
香典の袋の書き方を完全解説!金額相場・書き方・渡し方を紹介!

四十九日法要の香典の書き方

四十九日法要でも香典を持参しますが、その際にもマナーがあります。注意すべき点に気を付けないとマナー違反のため失礼にあたります。

表書きは「御仏前」が一般的な書き方

表書きとは、水引の上に書かれる文字のことです。四十九日までは故人は「霊」の状態です。四十九日法要で「仏」になると考えられているため、四十九日法要では「御仏前」を使います。

また、現代では四十九日が来るより前の土日などに四十九日法要を行うことが多くなりますが、その場合でも「御仏前」を使います。ただし、宗派によって異なるので注意が必要です。 

仏式の表書き

仏式において「御香典」または「御香料」はどのような宗教でも使えるので便利です。

仏式(浄土真宗)の表書き

特に浄土真宗においては四十九日以前の法要でも「御仏前(御佛前)」を使用します。

神式の表書き

神式やの場合は、「御霊前」と書きます。

キリスト教の表書き

キリスト教の方の中には、「御霊前」に抵抗がある方もいます。そのため、キリスト教式の場合には「御花料」「御ミサ料」「弔慰金」等が無難でしょう。

香典袋(不祝儀袋)の表書きの名前の書き方

次に自分の名前の書き方です。香典袋の表の中央、水引の下に自分の名前をフルネームで書きます。

墨の色は黒(濃い墨)で書きます。夫婦連名の場合には、夫の名前を中央に書きましょう。夫の代理で妻が参列する時は、夫の名前の左下に小さい文字で「内」と記します。

連名で3名以内なら目上の人を1番右に、左に向かって順にバランスよく名前を連ねます。

4名以上の場合には一般的に、表書きの下段の左側に「外一同」や「他一同」と書きます。

会社として出す場合には、「●●株式会社(部署名)一同」と書きます。その際には、別の紙で、個々の名前と金額を記載して一緒に入れましょう。

内袋と金額の書き方

内袋がある場合には、内袋にお金を入れて、表の面の中央に漢数字で金額を書き、裏面の左側に住所と氏名を書きます。

金額には、必ず頭に「金」の文字を付けましょう。正式には、筆で書きますが、ペンでも問題はありません。数字を漢字で書くときは、以下のような表記をしてください。

例えば3万円の場合には、金三万円、金参萬円または金参萬圓などと書きます。金額の後に「也(なり)」はつけてもつけなくても大丈夫です。

漢数字の書き方は、1=壱、2=弐、3=参、5=五または伍、7、8、10は普通の漢数字です。 

墨の色

墨の色は黒(濃い墨)で書きます。濃い墨は、どの宗派でも使用に問題がありません。

葬儀の時のように薄墨は使わないのは、葬儀の時は、「悲しみで涙が滲む」や「墨を磨(す)る心の余裕がなかった」ということを表すためと言われています。

そのため事前に予定が分かっている四十九日法要の場合には、通常の濃い墨を使用します。内袋も正式には筆で書きますが、ペンでも問題はありません。

お札の入れ方

続いて、お札の入れ方です。お札を入れる向きのルールは、明確にはありません。

お札の人物が下に来るように入れる

一般的には、中袋を裏にして開けたときに、お札の表(人物が描いてある方)が上になるように入れます。お札の人物が、袋の下にくる様にしましょう。お札の向きは2枚以上になる時は、同じ向きになるようにしましょう。

新札は使わない

新札は「不幸を予期して用意していた」様に見えるため、不祝儀には向かないという考え方が一般的です。新札しかない場合には、一度折り目をつけるなどをして入れましょう。また、逆に汚れたお札やボロボロのお札もマナー違反です。 

4と9の数字は避ける

四十九日に限らず冠婚葬祭の際にお金を包むときは、4と9の数字は避けましょう。これは、4=死、9=苦を連想させてしまうためです。例えば、4,000円や9,000円は香典としては不向きとなります。

奇数の金額を入れる

同様に偶数で割り切れる数字も「縁が切れる」として避けるべき数字と言われていました。最近ではあまり偶数でも気にしない方も多いようですが、できれば奇数の金額を入れた方が無難といえるでしょう。

香典袋(不祝儀袋)の包み方

香典袋の包み方・閉じ方にもルールがあります。下側→上側の順番で折りたたむようにしましょう。これは、弔事の悲しみで俯いている様子を表しています。

香典の書き方については下記記事でも詳しくご紹介しています。
香典を完全解説!意味・歴史・金額相場・書き方・包み方・渡し方を解説!
香典の正しい書き方を完全解説!金額・表書き・中袋・のし袋の書き方を紹介!

四十九日法要の香典相場

香典に包む金額の相場は、故人との関係や参列者の年齢・就業状況によって金額が異なります。香典には適切な金額を用意して、正しく整った状態でお渡しできる準備をしておくことが大切です。

四十九日法要の香典相場を下記にまとめました。詳細ごとの説明は以降の説明をご覧ください。

故人との関係 金額の相場 年齢の目安
20代 30代 40代以上
身内 自分の両親 1万円~10万円 1万円~5万円 2万円~5万円 5万円~10万円
祖父・祖母 3千円~3万円 3千円~1万円 5千円~3万円 5千円~3万円
兄弟・姉妹 1万円~5万円 1万円~3万円 1万円~3万円 1万円~5万円
親族以外 友人や知人 3千円~1万円 3千円~5千円 5千円~1万円 5千円~1万円
会社の同僚 3千円~1万円 3千円~5千円 5千円~1万円 5千円~1万円

故人との関係ごとの相場

自分の両親

自身の両親に対する香典の相場は1万円~10万円です。近い続柄のため、他と比べて金額設定は高くなります。

29歳以下であれば1万円~5万円、30歳以上であれば2万円~5万円、40歳以上になると5万円~10万円が目安になります。

祖父・祖母

故人が祖父・祖母の場合は、3千円~3万円が基準になります。額の幅が広いのは、自身の年代で適当な金額があるからです。20歳~29歳の方なら3千円~1万円、30歳以上であれば、5千円~3万円を目安にしましょう。 

兄弟・姉妹

兄弟や姉妹に対しては1万円~5万円程度です。39歳以下は、1万円~3万円、40歳以上になると1万円~5万円の範囲が目安になります。 

叔父、叔母の四十九日法要に参列する場合は5千円~3万円程度を包みましょう。29歳以下は5千円~1万円、30歳以上は5千円~2万円、40歳以上になると1万円~3万円を目安にします。

親族以外

ここからは親族以外の場合です。 

故人が友人や知人、会社の同僚の場合は、3千円~1万円が相場となります。

20代は3千円~5千円、30歳以上になると5千円~1万円を目安に金額を決めます。

このような関係性の場合には、周囲の参列者と大きく金額が開かないように、他の参列者と事前に相談をしてみるのも良いと思います。

近所の方の場合、親交の深さで金額を決めましょう。

年齢別の香典相場の目安

一般的には2千円~1万円が相場です。20代・30代の方は2千円~5千円、40歳以上の場合は5千円~1万円が基準となりますが、こちらは親交の深さで金額差がありますので、ご自身と故人の関係性を意識してください。

夫婦で参列する場合の香典相場の目安

夫婦で参列する場合には一人あたり1万円~1万5千円と考え、二人分の2万円~3万円を包みます。

会食に参加する場合の追加金額相場

一般的に四十九日法要の終了後に参列者での会食をします。喪主から食事と飲み物などが振る舞われます。会食の場が設けられている場合には、その費用の分を香典の金額に上乗せをするのが良いでしょう。

会食の費用としては5千円~1万円程度と考えるのが相場です。

また、子供も一緒に参列する場合、子供一人あたり3千円または5千円を加えて包みます。子供も含めて家族全員の会食費用をプラスして香典を準備しましょう。

香典の金額については下記記事でも詳しくご紹介しています。
香典金額の相場を完全解説!地域別の金額・書き方・包み方・渡し方も紹介!
葬式の香典を完全解説!マナー・金額相場・書き方・渡し方を紹介!

四十九日法要の香典返しについて

葬儀のときに香典へのお返しとして渡す香典返しですが、四十九日法要でも香典返しを渡します。基本的には、引き物やカタログギフトを渡します。当日に渡す場合もありますし、後日郵送で渡す場合もあります。

四十九日法要を開催する側であれば、香典返しも忘れないように用意しておきましょう。

香典返しについては「香典返しのマナーを完全解説!相場・時期・挨拶状・例文・品物も紹介!」の記事もご参考ください。

四十九日法要のお布施

四十九日法要に来て頂いたお坊さんにはお礼としてお布施をお渡しします。金額の相場は30,000円~50,000円程です。他にも遠方から来られる場合は、お車代や会食をしない場合は御膳料を別途渡す必要があります。

お寺によってお布施の相場は異なりますので菩提寺がある場合は、相談してみましょう。

ちなみに先祖代々のお墓を管理しているお寺を「菩提寺(ぼだいじ)」と呼びます。昨今は、お寺とのお付き合いも薄くなってきており菩提寺を持っていない方も多いです。その場合は法要に僧侶を手配することもできます。

やさしいお坊さんでもご相談を受け付けております。追加費用が不要でお車代、御膳料、お心づけなども必要ありません。法事・法要は業界最安値水準の50,000円からご依頼可能です。

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四十九日法要の香典に関するマナーや注意点

四十九日の香典については、故人に対するお供え物であると同時に、故人の遺族の負担を軽減する支援の意味も込められています。

四十九日法要は、故人や遺族にとって大切な法要なので、失礼がないように、そしてお悔やみの気持ちをもってお渡ししましょう。

香典の渡し方

四十九日法要に参列した際の香典の渡し方です。香典は、基本的に法要が始まる前に遺族の方に手渡しをします。

四十九日法要の場合、近しい親族がほとんどで参列者の数も限られる場ですので、喪主に直接お渡しするタイミングがあるかと思います。ただし、祭壇の脇の机に置くなど、地域独特の慣習やタイミングもあることも覚えておきましょう。

袱紗(ふくさ)に包む

香典袋は袱紗(ふくさ)に包んで持参します。袱紗は法要の洋服のマナー同様に落ち着いた色(黒・グレー・紫など)の色のものを使います。 

袱紗に包む手順

袱紗で包む手順です。

➀袱紗の四隅がひし形になるように置きます。
➁袱紗の中央より、やや右側寄りに香典袋を置きます。
③四隅を、右→下→上→左の順で折り畳みます。
④右側のはみ出した部分を内側に折り返します。

香典は一言添えてから渡す

次に渡し方ですが、香典は遺族の目の前で袱紗から取り出し渡すのがマナーです。

渡す時は、袱紗を丁寧に広げてから香典袋を出し、相手から名前が読めるように手渡しをします。渡す際に「どうぞ御仏前にお供えください」などの一言を添えるとより丁寧な印象になります。

欠席する場合の香典

どうしても法要に参列できない時に、ご遺族が香典を辞退されているのであれば無理して用意する必要はありません。香典を辞退しないのであれば香典をお渡ししますが、その手段としては郵送や代理人に渡すといった方法があります。 また、弔意を示したい場合には供花や供物を送る方法もあります。

ただし、こちらも辞退をされているかどうか確認してからにしましょう。

供花・供物の選び方

辞退をされていなかったとしても、供花・供物を送りたいと事前に喪主へお伝えをしておきます。供花は、派手な色や臭いが強いものは避けて、手間がかからないものを選びます。

また供物の場合は、日持ちのするお菓子や果物、使用することの多いお線香や故人が生前好きだった物などが好まれます。

この際も、メッセージカードを添えるとより丁寧です。故人としか面識がない場合には、お悔やみの言葉と一緒に自身の故人との関係も記しておくと良いと思います。

供物については「供物とは?意味と葬儀・法要での正しい贈り方と相場!」の記事もご参考ください。

香典を郵送する場合は手紙を添える

郵送などで香典を渡すこともあります。この場合は、現金書留で郵送しましょう。

必ず香典袋に入れてから現金書留の封筒に入れるようにします。その時の香典袋には、通常同様に外袋・内袋に金額や名前を記載します。マナーではありませんが、一緒にお悔やみの言葉などを書いた手紙を添えることでより気持ちが伝わります。 

郵送のタイミングですが、法要の最中は喪主も忙しく、かつ現金書留は直接受け取りが必要になるため、受取側のタイミングを意識することが重要です。

そのため法要から遅くても1カ月以内には郵送することがベターです。 

香典を代理人に渡す

代理人に預けて香典をお渡しするという方法もあります。この時の代理人は、故人の知り合いではなくても問題ありません。しかし、故人との関係が親しい場合に、この方法は基本的にはマナー違反とされています。

少なくとも、欠席のご連絡をする際に、香典を代理人が持参することを伝えておきましょう。可能であれば、代理人に香典を預けるだけではなく、後日改めてご挨拶に伺い、代理人に預けたことをお詫びしたりすることがおすすめです。

後日香典を渡す場合

香典を後日持参するという方法もあります。

この時は、香典を持っていくタイミング次第で香典袋に記載する表書きが変わることに注意してください。四十九日前に持参するのであれば、「御霊前」、四十九日以降であれば「御仏前」と記入しましょう。

また、訪問をする場合には、遺族への負担を考慮しご迷惑が掛からないように、あらかじめご都合を確認しておくことが大切です。訪問する際の服装は喪服などの黒い服は避け、派手さのない清潔感のある服装がおすすめです。

四十九日法要で香典を渡すかどうか迷った場合

現在、家族葬や一日葬、直葬など葬儀の形にも変化が起きています。特に家族葬など人数が少ない葬儀の場合は、遺族側が香典を辞退されるケースも多いようです。四十九日法要でも、集まりの規模小さいときは香典を持って行った方が良いか迷う方もいらっしゃるかも知れません。

しかし一般的には四十九日法要では香典を持って行くのがマナーとされています。ご遺族から「香典の持参は不要」など言われていない場合は、きちんと用意しておきましょう。

 

各葬儀の特徴については下記の記事でもご紹介しています。
●家族葬
・「家族葬とは?流れ・費用・マナー・選ばれる理由を完全解説!
・「知っておきたい家族葬と一般葬との違いとは?費用と参列基準とマナーについて
●1日葬
・「葬儀の1日葬とは?1日で行うお葬式の特徴について
・「色々なお葬式の形 一日でお葬式を行う「一日葬」とは?
●直葬
・「直葬とは?流れ・費用・マナー・選ばれる理由を完全解説!
・「火葬式を完全解説!費用・流れ・マナー・香典・一般葬儀との違いを紹介!
●密葬
・「密葬とは何?密葬を行うメリット・デメリットなどを徹底解説

香典の辞退が伝えられた場合

仮に「四九日法要での香典は不要」との連絡があれば持って行く必要はありません。家族の意向を無視するのもマナー違反となるため、無理に渡すなどはしないように気を付けましょう。

判断が付かない場合は持参する

香典を持って行くべきか迷った場合は、とりあえず用意しておくのが良いでしょう。四十九日法要といっても会食やお坊さんのお経があるかなどによって、主催者側の金銭的負担が変わっていきます。

本当に身内だけの短時間の法要であれば、香典は不要と主催者側も考えているかも知れません。念のため香典を用意しておけば、臨機応変に対応することができます。

会葬返礼品は受け取っても良い

香典を辞退された場合でも、会葬返礼品が用意されている場合があります。その場合は受け取っても問題ありません。会葬返礼品は香典返しとは異なり、「法要に来てくれた」ことについての御礼です。その為、香典を渡していない場合でも、会葬返礼品は受け取ってしまって問題ありません。

逆に香典返しは香典を渡していないのに受け取るのはマナー違反です。

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はじめて行う葬儀の準備に戸惑うのは当然のことです。特にお葬式の規模や形式には正解がないため、どのように見送ればよいか分からず迷い悩む方も大勢いらっしゃいます。

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四十九日の香典についてのまとめ

「四十九日」について重要となるポイントを下記にまとめました。

【四十九日とは?】
仏教において、故人が亡くなって49日目にあたる日
●生まれ変わり先が決まる日とされている

【四十九日の服装のマナー】
●男女ともに略式喪服を着用
●動物の服飾品は避ける
案内状に「平服で」と書いてある場合は極力地味な服装を心がける

【四十九日の香典のマナー】
仏式はすべて黒白か双銀を選ぶ
●香典の金額によって香典袋を選ぶ
●表書きの水引の上に書く文字は宗派によって異なるので注意

【四十九日の香典相場】
●故人との関係ごとに変わる
年齢によっても金額が異なるので注意
●会食の場が設けられている場合は香典の金額に上乗せする

故人との関係 金額の相場 年齢の目安
20代 30代 40代以上
身内 自分の両親 1万円~10万円 1万円~5万円 2万円~5万円 5万円~10万円
祖父・祖母 3千円~3万円 3千円~1万円 5千円~3万円 5千円~3万円
兄弟・姉妹 1万円~5万円 1万円~3万円 1万円~3万円 1万円~5万円
親族以外 友人や知人 3千円~1万円 3千円~5千円 5千円~1万円 5千円~1万円
会社の同僚 3千円~1万円 3千円~5千円 5千円~1万円 5千円~1万円

【四十九日の香典を渡す際の注意】
袱紗(ふくさ)に包む
●一言を添えてから丁寧に渡す

【香典を当日渡せない場合】
現金書留で郵送する
代理人に渡す
●後日訪問する

四十九日法要は、亡くなった方が仏様のところへ向かう日のため葬儀と並んで大切な節目です。遺族にとっても、悲しみの毎日がようやくひと段落し、忌明けを迎える大切な日でもあります。特に香典は、マナー違反が表れやすいものになるため、再度包み方や渡し方を見直して、故人と遺族へのお悔やみの心でお渡しするようにしましょう。 マナーを守って、気持ち良く故人への想いを表しましょう。

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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

プロフィール

運営会社

会社概要

会社名 LDT株式会社
Life Design Technologies co.,Ltd


https://le-tech.jp/
資本金 11,930万円(資本準備金含む)
代表取締役 白石 和也
設立 2019年9月
所在地 〒105-0004
東京都港区新橋5丁目23-10片山ビル6階
TEL:0120-538-175
FAX:03-6800-5820
事業内容 AgeTech(エイジテック)プラットフォーム事業
AgeTech(エイジテック)関連のソフトウェア開発・提供事業
AgeTech(エイジテック)関連のコンサルティング事業

企業理念

ライフエンディング(葬儀)の後悔をなくす

私たちは超高齢社会に適した情報インフラとサービスインフラを構築することにより、人々のQOLの向上に寄与し、社会に貢献し続けます。

やさしいお葬式

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やさしいお葬式監修

葬祭ディレクターとして10年以上培った経験を活かし、多様化する価値観の中でご相談者様にとって
どのようなご葬儀を選択することがよいのかを丁寧にヒアリングさせていただき、ご提案いたします。

お葬式セミナー講師
エンディングコンサルタント
栗本 喬一(くりもときょういち)
1977年 東京生まれ(名古屋育ち)
略歴
母の死をきっかけに葬儀業界に興味を持ち、大学卒業後、大手葬儀社へ入社、家族葬から大規模葬儀まで、幅広くお葬式を葬儀担当者(セレモニーディレクター)として活躍。その後、葬儀会館の店長、新規開拓を歴任。お客様からの「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとし、これまでに10年以上、5,000件以上の葬儀現場に立ち会う。
資格等
株式会社GSI グリーフサポート アドバンスコース修了。