火葬(直葬)の費用を完全解説!相場・内訳・費用を抑える方法を紹介!
2021/6/8 情報更新
火葬は大切な故人との最後のお別れの儀式です。
火葬を行うには地域差もありますが、基本的には費用がかかります。故人の弔いのために必要なことであるとはいえ、あまりに高い費用を使うことはできません。
そのため、いざという時に備えて火葬の費用相場やそもそもの費用の抑え方などをしっかり確認しておきましょう。
火葬とは?
火葬はご遺体を処理するための方法の一つ。ご遺体を焼却し遺骨にして、それを骨壷に入れてお墓に納骨するというのが日本では一般的です。
火葬以外の処理方法としては、土葬・風葬・鳥葬・水葬などがあります。
しかし日本では99%が火葬で行われており、その割合は世界一。世界的に見るとまだまだ土葬の方が主流ですが、衛生上の側面からも徐々に火葬へ移行している国が多いようです。
火葬の流れ
納棺
火葬前日か当日に納棺を行い、ご遺体を棺に移します。この時に「副葬品」として、故人の好きだった品物やお花なども一緒に入れましょう。
納棺については下記記事もご参考ください。
・納棺とは?意味・流れ・入れるもの・マナーを完全解説!
・納棺の儀式とは何?儀式の流れで知っておきたいことについて
納めの式
納棺が終わったら火葬場へ向けて出発します。到着したら火葬を行うのですが、その前に火葬炉の前で「納めの式」というお別れを行いましょう。
納めの式とは?
僧侶が読経を開始したら、「喪主→ご遺族→親族→友人」というような故人との繋がりが近しい順番にご焼香と合掌をしていきます。
この式が終わったら火葬炉の中に棺が納められて、最後のお別れ終了です。
火葬
火葬には1〜2時間ほどかかるので、待合室や控え室で待機します。簡単なお菓子などが用意されている場合もあるので、そうしたものを食べつつ故人の思い出話などをしながら待つといいでしょう。
火葬については下記記事もご参考ください。
・火葬するには火葬許可証が必要!発行の流れや再発行について解説
・火葬を完全解説!準備・必要物・手続き・必要な時間・マナー!
・火葬の時間はどれくらいかかる?一般的な火葬の所要時間から火葬の流れ、待ち時間の過ごし方まで完全解説!
骨上げ
火葬が終わったら、ご遺骨を骨壷に納めるための「骨上げ」を行います。箸を持って二人一組になり、丁寧にご遺骨を持ち上げて納めましょう。
この骨上げは、故人と血縁関係の深かった者から順番に行います。骨上げが終わったら骨壷を受け取って終了です。
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火葬にかかる費用相場と内訳
火葬の際には主に以下のような費用がかかります。
火葬費用
一番変動するのは「火葬費用」です。
火葬場には「公営」と「民営」があり、どちらを使うかによって料金にかなり差が出ます。
公営火葬場での火葬費用
公営火葬場は、各市区町村などの地方自治体が運営している火葬場のことです。
その自治体に住んでいる方の税金で運営されているため、住民であればかなり安価に使用することができます。費用相場は数千円〜5万円前後が一般的。自治体によっては無料で使える場合もあります。
ただし、公営火葬場は安価であるため競争率が高く、空きが出るまで数日待たなくてはいけない場合もあるので注意が必要です。
市外の方が使うこともできますが、その場合は料金が1.5〜2倍、中には10倍になることもあります。
民営火葬場での火葬費用
民営火葬場は民間企業が運営している火葬場のことです。民間企業であるため利益を出す必要があり、料金は公営よりも割高になります。
相場は5〜15万円前後です。かなり上等な火葬場を使う場合は30万円ほどになることもあります。
その分、公営火葬場よりも飲食サービスなどの施設のサービスは良い場合が多いです。
骨壷代はデザインや質にもよりますが、3千〜3万円前後であることが多いです。
待合室は火葬が終了するまでの間に使用します。料金は公営火葬場で1万円前後です。
場所によっては無料で使える場合もあります。民営火葬場の場合は2万円前後となります。
全国の火葬場については下記記事もご参考ください。
・民間火葬場「東京博善株式会社」とは?東京の火葬場費用・事情について
・名古屋市立八事斎場とは⁈愛知県名古屋市の火葬場について
・東京の火葬場料金が値上げ?!町屋斎場・四ツ木斎場・桐ヶ谷斎場・代々幡斎場・落合斎場・堀ノ内斎場の火葬費用改定と値上げについて
火葬の費用を抑える方法
上記のように火葬場の種類によって料金は大きく違います。
公営の火葬場を使用する
火葬の費用を抑える場合は「公営火葬場を使う」というのが理想的です。
中には東京23区のように、民営の火葬場の方が施設数が多く、そちらを利用することが多い地域もあります。
公営火葬場は基本的に民営火葬場を使うよりもかなり安価です。しかも待合室にも費用がかからない可能性があるので、まずはお住いの市区町村にある公営火葬場について調べることをオススメします。
安置室を使わず自宅安置する
ただし、火葬場に設置されている安置室を使用する場合は料金がかかることが多いです。
そのため自宅安置にした上で、火葬時間に間に合うタイミングで火葬場へ行くと費用を削減できるでしょう。
葬祭費の給付制度を活用する
また「葬祭費の給付制度を活用する」というものもあります。これは各市区町村窓口で手続きすると、決まった額のお金が支給されるという制度です。
市区町村ごとに金額にばらつきはありますが、2〜5万円程度支給されることが多いです。こうした制度も活用して、上手に費用を抑えていきましょう。
葬祭費については下記記事もご参考ください。
・葬祭扶助とは?支給の条件から金額、申請方法まで徹底解説!
・忘れてはいけない⁈申請すれば頂ける葬祭費・埋葬料とは?給付金制度の概要と申請時のポイント
火葬式(直葬)とは?
上記のように、工夫すれば火葬費用は抑えることが可能です。そして、さらに費用を抑える方法をご存知でしょうか?
それが「火葬式」というものです。こちらは儀式の形式自体を変えて、火葬だけでなく葬儀の費用を全体的に抑えることができます。
具体的にどのようなことなのでしょうか?
火葬式は「直葬(ちょくそう)」「荼毘式(たびしき)」とも呼ばれる
火葬式とは最近増えつつある新たな葬儀形態のこと。一般的な葬儀とは違って、通夜や葬儀・告別式は行わず、火葬のみを行うというコンパクトな儀式です。
「直葬(ちょくそう)」や「荼毘式(たびしき)」とも呼ばれています。
火葬式は大規模に行う儀式ではないため非常にコンパクトです。したがって、費用を抑えることができたり、参列者対応の手間が省けるということで最近徐々に増えつつあります。
火葬式の割合
数字で見てみると、火葬式が行われる割合自体は全体の約5%。2020年の調査では一般葬の割合が約50%なので、これだけ見ればまだまだ少ない数値です。
しかし増加率で見ると違います。一般葬の増加率に対して火葬式の増加率の方が高い数値となっています。
それに加えて、火葬式と同じくコンパクトに儀式を行える家族葬に関しても増加率が高くなっています。
このように近年では、世間的にも火葬式のような「人数を絞ってコンパクトに行う葬儀」というのが人気になっております。
火葬式(直葬)の特徴
まず火葬式の特徴としてあげられるのは、「非常にコンパクトである」という点です。
火葬式ではご遺体を火葬場まで搬送し、ご遺族に見守られながら火葬によって送り出して終了します。
読経も行わない
その他の通夜や葬儀・告別式などの大規模な儀式を行わない上に、僧侶の読経や参列者の受け入れなども無いので短時間で済ませることができるのです。
費用が安い
もう一つの特徴は「費用が安い」という点です。先述の通り、火葬式では大規模な儀式や僧侶の読経、参列者の受け入れもありません。
そのため祭壇の費用やお布施、会葬返礼品など諸々の費用を削ることができるのです。香典をいただけるとはいえ、やはり葬儀費用はかなりの出費になりますからね。
会葬については下記記事もご参考ください。
・会葬礼状とは?意味と必要なケースと例文一覧!
・会葬とはいったい何なのか?意味やマナーなどについて詳しく解説
火葬式の詳細はこちらの記事もよく読まれています。
・火葬式を完全解説!費用・流れ・マナー・香典・一般葬儀との違いを紹介!
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火葬式をはじめ、各葬儀プランは『やさしいお葬式』から24時間365日無料でご相談を承っています。
最近の傾向と火葬式(直葬)が選ばれる理由
現代では、従来の葬儀形態やしきたりにはこだわらない方が増えてきています。
葬儀形態が小規模になっている
かつては近所付き合いなども盛んであったため、大勢で故人を見送るというケースが一般的でした。
しかし近年では近所付き合いも徐々に少なくなってきているため、そこまで大人数にこだわる必要が薄くなってきています。
高齢化により参列者が少ない
さらに高齢化によって故人の友人がすでに亡くなっているケースも増加しており、そもそも参列者自体がいないということも火葬式が選ばれている要因の一つでしょう。
またいざ参列しようと思っても、高齢のため体力的な問題で葬儀への参加が難しいということも考えられます。
そうなると、参列希望者の安全面やそれをケアする喪主側の負担を考えても人数を減らすというのは自然な選択です。
経済的な理由
経済的な理由から火葬式を選択する方も多いです。一般葬の場合は平均費用が120万円といわれています。
この出費だけでもかなりのものです。
さらに、故人の入院生活が長かったり施設に入所していた場合、その時点でかなりのお金がかかっているでしょう。そこにさらに葬儀費用が重なるのはかなり厳しいです。
そうしたこともあり、費用を抑えたい目的で火葬式を選ぶ方も増えています。
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一般葬儀との違い
火葬式は一般葬儀と比べて非常にコンパクトに行えます。
一般葬の流れ
一般葬の基本的な流れは、まず一日目の夕方から通夜を行います。
翌日の午前中から葬儀・告別式を行い、そのあとに火葬。同日に初七日法要を行い、最後に精進落としの会食をして終了です。
葬儀の流れについては下記記事もご参考ください。
・御葬式とは?意外と知らない御葬式のマナーや流れ、お通夜・葬儀・告別式の違いまで完全解説!
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火葬式の流れ
しかし火葬式は非常にコンパクトとなります。まず納棺時に故人とお別れをして火葬場へ移動。そこで火葬し、焼き上がったら骨上げをして終了となります。
大規模な儀式を行わず、ご遺族やごく近しい親族のみが参列するので、様々な面で費用を抑えることができます。
コンパクトであるため準備自体も一般葬と比べて手軽に行えます。そのためご遺族への心的負担の軽減にも役立っているのです。
火葬式のメリットについては下記記事もご参考ください。
・葬儀無しで火葬のみ?直葬の流れからメリットデメリットまでを徹底解説!
・葬儀をしない火葬の流れ・費用・メリット・デメリットを完全解説!
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火葬式での服装
火葬式では、ほとんど身内など故人と近しい人たちだけが参列します。その為、必ずしも喪服でなければいけないという訳ではありません。かといって、華やかな服装はマナー違反です。黒のスーツなどを心がけましょう。
弔事の服装については下記記事もご参考ください。
・急な葬儀での服装はどうする?注意点の多い女性の喪服を徹底解説!
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火葬式(直葬)の流れ
では具体的な火葬式の流れを確認していきましょう。
まずは故人がご臨終を迎えたら、ご遺体を安置させるために移動します。安置場所は「自宅」「葬儀社の安置施設」が一般的です。
病院に安置することも可能ですが、数時間のみなので速やかに安置場所を見つけておきましょう。
この時ドライアイスなどで防腐処置をするのを忘れないでください。自宅に安置する場合でも、葬儀社に連絡すれば正しい方法で対応を行います。
>>故人様を預かる施設が足りない⁈都会のご安置所事情
ここから先の流れは基本的には先述の「火葬の流れ」と同じです。
大きな違いはありませんが、人によっては火葬炉の前での僧侶による読経が無い場合もあります。
これは、火葬式をコンパクトに済ませるために僧侶を呼ばないという選択肢もあるためです。
火葬式の流れについては下記記事もご参考ください。
・葬儀無しで火葬のみ?直葬の流れからメリットデメリットまでを徹底解説!
・火葬式を完全解説!費用・流れ・マナー・香典・一般葬儀との違いを紹介!
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火葬式(直葬)の費用
火葬(直葬)の費用相場と内訳
火葬式自体の費用相場は、10〜30万円前後といわれています。金額としては20万円前後で行う方が多いようです。
火葬式はシンプルなものではありますが決して数万円台で行えるものではないのですね。ただ、一般葬の費用相場が120万円前後なのでそれと比べたら圧倒的に安く行えます。
詳しい内訳は以下のようになります。
葬儀社によって違いますが、基本的にはこれらの金額がかかると考えておきましょう。
一番上の3つは「火葬にかかる費用」でもご紹介しましたね。大規模な儀式を行わないとはいえ、最低限こういったものに関する費用はどうしてもかかってしまいます。
火葬(直葬)の追加費用
基本的には上記のような内訳で考えておけば大丈夫ですが、状況によっては追加料金が発生する場合もあります。
お布施
例えば、火葬炉の前で僧侶の読経を行う場合はお布施の準備が必要です。
このお布施の相場は、依頼する相手がお世話になっている菩提寺かどうかにも左右されますが10〜50万円が一般的です。
お布施については下記記事もご参考ください。
・お布施を完全解説!意味・相場・表書き・裏書などを解説!
・3分で分かる法事のお金の相場(香典・お布施):お金の入れ方と袋の書き方!
・寺院紹介サービスとは⁉︎お布施・依頼方法などのご寺院紹介サービスについて
香典
少数でも参列者がいれば香典を受け取ることもあります。その場合は会葬返礼品の準備もしなくてはいけません。
こうした費用を削るために火葬式を選択したにも関わらず支払うことになってはあまり意味がないので、あらかじめ香典をお断りしておくなどの対策が必要です。
香典については下記記事もご参考ください。
・香典の金額はどう書けば良い?香典袋に金額を書き入れる際の書き方や注意点を徹底解説!
・香典返しのマナーを完全解説!相場・時期・挨拶状・例文・品物も紹介!
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搬送費
また、搬送費に関しては「基本料金+メーターごと」という場合もあります。
「病院から安置所への搬送」と「安置所から火葬場への搬送」が別料金になっていることも多いので、トータルで費用がかかるということも予測しておいてください。
さらにご遺体の保管が長引けばドライアイス代の追加もあるでしょう。安置室に関しても、ご遺族が泊まれる大部屋だと割高になります。
搬送費については下記記事もご参考ください。
・ご遺体の長距離搬送とは⁉︎長距離搬送を手配する方法・段取りについて
・海外搬送とは⁉︎海外への故人様の搬送手配・手続きについて
火葬(直葬)にかかる費用の注意点
上記のように意外と細かい点で追加料金がかかることもあるので、後々トラブルにならないようにしっかり確認しておきましょう。
葬儀社によっては「10万円以下で火葬式を行える!」と宣伝しているところもあります。
しかし蓋を開けると、上記のようなドライアイス代の追加や搬送費用の変動を考慮していない場合があります。
それを知らずに契約してしまうと、必要に応じて費用が追加されていき結局割高になるということもあり得るので、十分に注意しましょう。
火葬式(直葬)を行う上での注意点
費用の確認
まずは上記でご説明した費用の確認です。確かに一般葬と比べれば安く儀式を行えますが、細かい費用を確認しておかないと最終的に割高になる可能性もあるのでその確認はしっかり行いましょう。
周囲への了承を得ておく
それよりも注意すべきなのが「周囲に火葬式を行うことの了承を得ておく」ということです。
火葬式のような新しいタイプの葬儀も徐々に認知度は上がってきました。とはいえ日本ではまだ一般葬が主流です。
「通夜や葬儀・告別式をしっかり行なってこそ供養に繋がる」と考える方がいてもおかしくありません。
そのような方に、コンパクトに済ませられる火葬式の説明をしても納得してもらえない可能性はあります。
参列を断ることでトラブルになる可能性も
また、ご遺族以外は参列できないとなると「最後の別れの場を奪われた」という気持ちになる親族が出てくることもあるでしょう。
そうしたトラブルを起こさないためにも、事前にしっかりと周囲の了承を得ておくことが大切です。
納骨を断られる可能性がある
特に、お世話になっていた菩提寺の僧侶への配慮も忘れてはいけません。読経を行うことなく納骨だけ依頼をしても断られる可能性があります。
最近では僧侶側でも火葬式に理解を示す方は増えてきましたが、万が一に備えてあらかじめ相談しておきましょう。
ここで信頼関係が崩れてしまうと次世代への負担となってしまいます。
後日、お別れ会を開くケースもある
火葬式では「お別れが十分ではなかった」と思う方もいらっしゃいます。その場合は、「お別れ会」という場を設け故人を偲ぶこともできます。葬儀と異なりお別れ会であれば、日数が開いても開くことができます。
お別れ会については下記記事もご参考ください。
・新型コロナウイルスで死亡した方の火葬・葬儀(直葬+お別れ会)への対応を開始しました。
・お別れ会を完全解説!相場・流れ・特徴・マナーを3分で紹介!
火葬式(直葬)のお布施と香典
火葬式では「必ずしも僧侶を呼んではいけない」ということはありません。簡単な読経ならば行うことは可能です。
その場合にはもちろんお布施もお渡しします。では相場はどのくらいなのでしょうか?
火葬式(直葬)のお布施相場
先ほど少し触れましたが、お布施の相場は10〜50万円ほど。地域や宗派、菩提寺であるかどうかにもよるのでこのくらいのバラつきがあります。
基本的には菩提寺に依頼するとそれなりの金額を包まなくてはいけません。
先祖代々の菩提寺が特になく、読経を唱えてもらうだけの僧侶に依頼するのであれば10万円ほどでも大丈夫です。
お布施の金額が分からない場合
この金額相場が分からなければ、直接僧侶に聞いてみるのも一つの手でしょう。お布施には決まった定価があるわけではないので、いくら包むべきか分からない方もいます。そのため直接金額について質問するのは失礼なことではありません。
菩提寺であれば今後も長いお付き合いになるはずなので、邪険に扱われることはまずないでしょう。ただし葬儀社に僧侶を紹介してもらった場合は、その葬儀社に質問してください。
菩提寺とは?
菩提寺(ぼだいじ)とは、自分の先祖代々の位牌やお墓を管理してもらっているお寺のことです。
先祖代々のお墓を管理しているお寺を「菩提寺(ぼだいじ)」と呼びます。昨今は、お寺とのお付き合いも薄くなってきており菩提寺を持っていない方も多いです。その場合は僧侶を手配することもできます。
僧侶派遣は『やさしいお坊さん』でもご相談を受け付けております。追加費用が不要でお車代、御膳料、お心づけなども必要ありません。法事・法要は業界最安値の50,000円からご依頼可能です。
僧侶手配については下記記事もご参考ください。
・葬儀の手配方法とは⁉︎いざと言う時に困らないお葬式の手配方法について
・寺院手配サービスとは⁉︎寺院(僧侶)を手配する方法とは?
火葬式(直葬)の香典相場
火葬式であっても香典を受け取ることは可能です。ただしお返しに手間をかけることになるので、香典を辞退する場合はあらかじめ参列者に伝えておきましょう。
参列者側は、無理にお渡しするとお返しを準備する手間をかけてしまうので辞退されたら素直にその意思に従うのがマナーです。
香典相場
相場自体は一般葬とあまり変わりません。基本的な考えは同じで、故人と血縁が濃いほど金額は高くなります。
年齢によっても変わるので一概にはいえませんが、だいたい以下のような相場になると考えておきましょう。ちなみに参列者が30代の場合の相場です。
・両親:5〜10万円
・祖父母:2〜3万円
・兄弟姉妹:3〜5万円
・叔父や叔母:1〜3万円
仮に香典を受け取っても人数自体が少ないので、これで葬儀費用を補うということは考えない方がいいでしょう。基本的にはご遺族の負担となります。
香典についての詳細は下記の記事もよく読まれています。
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・香典を完全解説!意味・歴史・金額相場・書き方・包み方・渡し方を解説!
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火葬式(直葬)で悩むポイント
基本的には一般葬よりも安価な火葬式。それでもいくつか悩むポイントはあります。
戒名をどうするか?
火葬式を行う方の中には宗教的なこだわりを持たない方もいます。その場合は戒名をつけないという選択肢も取ることもあるでしょう。
しかし「戒名がないとあの世での名前がなくて不憫だ」と考える方は多く、周囲が納得しない可能性はあります。
その場合は何らかの戒名をつけることになることが多いです。戒名に関しては、伝統的に「付けるべき」と考える方もいるので、そうした事情も考慮するといいでしょう。
納骨する際は戒名が必要
ただし、宗派を問わない霊園ではなくお世話になっている寺院などに納骨する場合は基本的に戒名が必要です。
規約の違いはありますが、「典礼権」という法律によって寺院側は納骨を拒むことができます。
そのため管理者の許可を得るためにも戒名を付けておいた方がいい場合もあるのです。
戒名の付け方
もし付けるとなれば、戒名の中からランクを選びます。このランクによって金額に差が生まれるので、高いものを選ばないように注意する必要があります。
宗派によって差はありますが、戒名のランクごとによる金額はだいたい以下の通りです。
ランクが高くなると一気に金額が跳ね上がります。しっかりと相談して決めましょう。
戒名についての詳細は下記の記事もよく読まれています。
・「法名(ほうみょう)」とは?戒名との違いや料金の相場とは
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位牌・納骨・お墓をどうするか?
位牌は作るべきか?
位牌に関しては、必ず作らなくてはいけないという決まりはありません。
特に火葬式を選択した方は経済的な理由を抱えている場合もあるので、費用をかけて位牌を作るかどうかは少しためらいます。
生前に話し合っておいて、位牌を作らないというケースもあるそうです。
位牌は忌明けまでに作る
一方で、位牌に故人の戒名や没年月日を刻むことで故人の代わりとして大切にしたいという方もいます。
その場合は作った方が良いでしょう。位牌を作るのであれば、四十九日の忌明けまでに作る必要があります。
>>四十九日法要のお布施を完全解説!相場・地域・宗派を詳しく紹介!
なぜならここを過ぎると故人の霊が仏になってしまい、位牌に宿らなくなると考えられているからです。
位牌の値段
ちなみに位牌の値段は、材質やデザインにもよりますが2〜5万円前後であることが多いです。
>>俗名とは?戒名との違いから俗名での位牌の作り方まで完全解説!
火葬式の場合は納骨先へ相談しておく
納骨に関しては、基本的にはお世話になっている菩提寺へ納骨します。ただし、僧侶の読経を行わず火葬式で終わらせてしまうと、菩提寺に納骨を断られる可能性はあります。
最近では火葬式に理解を示す僧侶も増えてきたとはいえ、今でも「菩提寺で葬儀をしないなら納骨はさせない」という考えの方もいます。
その場合は霊園などを利用することになるでしょう。しかしできるなら今後の関係性も考慮し、あらかじめ火葬式を行う旨は伝えておくべきですね。
お墓に関しても同様です。菩提寺のお墓に納骨できない場合は霊園を利用することになります。霊園であれば基本的にどのような宗教・宗派でも入ることが可能です。
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火葬式でも喪主を決めるべきか?
一般葬では、弔問客への挨拶や葬儀を取り仕切る立場として、喪主を決める必要があります。しかし、火葬式では参列者は身内がほとんどとなります。その為、必ずしも喪主は必要という訳ではありません。ただし、例え火葬式であっても葬儀会社や手続きをまとめて執り行う人がいた方が良い場合もあります。喪主を立てるかどうかは親族でよく話し合ってから決めましょう。
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・喪主は「誰がするもの?」
火葬式(直葬)のメリット・デメリット
ここまでで、火葬式のことを含めて火葬についての費用全般に関してご説明してきました。では改めて、火葬式のメリットやデメリットについてまとめましょう。
火葬式の主なメリットは2つ。「葬儀費用の削減につながる」「ご遺族の心労が減る」という点です。
メリット①葬儀費用の削減
火葬式では一般葬と違い、大規模な儀式や僧侶の読経などを行いません。当然祭壇や式場の費用も必要ないので、かなりの費用削減につながります。
僧侶へのお布施も数十万円かかることが多いので、ここを無くせるのはかなり大きいです。
また、お返しを用意する余裕がなければあらかじめ香典を辞退しておくこともできますよね。
メリット②ご遺族の心労が減る
また、火葬式は一般葬よりもコンパクトに行われます。そのため一般葬と比べて、打ち合わせ時間や準備を大幅に削減することが可能です。
精神的にも辛い時期かと思いますので、これらの負担がなくなるのは大きいでしょう。
デメリット 周囲へ理解されない可能性がある
一方で火葬式の主なデメリットは1つ。「周囲に理解してもらえない可能性がある」ということです。
火葬式が広まったとはいえ日本では半数以上が一般葬です。
そのため、コンパクトな式にすることで「故人への気持ちが足りないのではないか?」と思われてしまう可能性はあります。
もちろん心の中で故人を偲ぶ気持ちがあればどのような形式の葬儀でも問題ないはず。しかし残念ながら全員がそのように考えているわけではありません。
新しい形の葬儀に不満が抱える方もいるでしょう。そうした方とのトラブルは避けなくてはいけません。
さらに、お世話になってきた菩提寺の僧侶を呼ばずに火葬だけで式を済ませてしまうと、寺院に納骨できない可能性があるので要注意です。
火葬式のような従来とは違う形式の葬儀に理解を示す僧侶も増えているので、きちんと話を通しておきましょう。
火葬式のメリット・デメリットについては下記記事もご参考ください。
・葬儀無しで火葬のみ?直葬の流れからメリットデメリットまでを徹底解説!
・葬儀をしない火葬の流れ・費用・メリット・デメリットを完全解説!
・直葬(火葬)の費用を完全解説!相場・流れ・メリット・デメリットを紹介!
その他の火葬費用について
以上が、火葬式をはじめとした火葬全般の費用に関することです。では以下のようなケースではどのように火葬を行うのでしょうか?
死産の場合の火葬
死産とは「妊娠12週目を経過した胎児がお腹の中で死亡する」ということを表しています。中絶や流産も死産の一種です。
死産届を提出する
死産の場合は、死亡届ではなく「死産届け」を提出します。死亡届と同じく、死後7日以内に各市区町村役場にて手続きをしてください。
期限を過ぎると罰金が課される場合もあるので、悲しい時期だとは思いますが速やかに提出しましょう。このとき届出人になれるのは「父母・父母以外の同居人・医師・助産師」のみです。
もし赤ちゃんが誕生してすぐに亡くなった場合は、死亡届と一緒に「出生届」も提出します。この出生の判断は医師に行ってもらいましょう。
>>意外と知られていない「死亡届の提出方法」について徹底解説!
>>死亡届の基礎知識を押さえておこう!書き方やその他の手続きについても解説
場合によっては「出産育児一時金」の対象にもなるので、念のため加入している保険に確認してみてください。
赤ちゃんのご遺体があるので、葬儀を行うことは可能です。行わなくても問題はありません。現在は火葬式のみで済ませる方も多いようです。
ただし、赤ちゃんの大きさによってはお骨があまり残らない可能性もあります。
ペットの火葬
動物の種類によって異なる
ペットの場合は、動物の種類によって死亡届を提出するかしないかが決まります。犬やライオン、ワニなどの特定動物に指定されている動物は死亡届が必要です。
ただし猫の場合は、ペットしては人気ですが死亡届は必要ありません。
死亡届の手続き方法は2種類あります。「亡くなってから30日以内に各市区町村のHPで手続きする」「保健所に書類を提出する」のどちらかです。
手続きの際には、飼い主の情報やペットの登録番号、登録年度を記入しなくてはいけません。
ペットの火葬
火葬費用に関しては、どのように火葬するかによって変動します。安価なのは自治体の衛生担当にお任せすることです。
5千円前後で火葬が行えます。ただしその場合は、個別の火葬ではなく他の動物と合同で火葬することになるので注意しましょう。遺骨も戻ってきません。
民間の合同火葬であれば1万円前後になります。立会い等はなく遺骨も帰ってきません。しかし火葬場に供養塔が併設されているので、お参りをすることが可能になります。
「個別で火葬して遺骨も残したい」という場合は個別火葬をしましょう。立ち合いも可能です。費用相場は3万円前後です。
幅としては1〜8万円ほどで変動します。遺骨の扱いも選ぶことができ、納骨堂へ納めたり自宅へ持ち帰ることも可能です。
ペットの葬儀を行いたい場合
火葬だけでなくお坊さんを呼んで読経もしたい場合は、1万円から2万円の追加費用がかかります。ただし、読経までできるペット火葬場は数も限られていますので、近くに対応している火葬場があるか調べる必要があります。
火葬・火葬式(直葬)の費用が払えない時の対処方法
このように、火葬にかかる費用をきちんと把握し上手に工夫すればお金を節約することができます。
しかしそれでも「経済的な事情でどうしても火葬に関する費用が払えない!」という方もいるでしょう。その場合には公的制度を利用しましょう。
葬祭扶助制度を利用する
例えば「葬祭扶助制度」という制度があります。葬祭扶助制度は、生活保護法に基づき支給されるお金のことです。
ご遺族が経済的にかなり困窮している場合に限り、国が葬儀代を負担してくれるというものです。これを利用した葬儀のことを「生活保護葬」「福祉葬」などと呼びます。
支給条件は「ご遺族が最低限の生活を維持できないほど困窮している場合」や「亡くなった方の扶養義務者がいないため家主や民生委員が葬儀を行わなくてはいけない場合」です。
生活保護法に基づいてはいますが、亡くなった方が生活保護受給者だったとしてもご遺族に費用を捻出する余裕があれば葬祭扶助制度を利用することはできないので注意してください。
葬儀ローンを利用する
また「葬儀ローン」というものもあります。全ての葬儀社で対応しているわけではありませんが、大手であれば整備されている可能性が高いので確認しておきましょう。
基本的には葬儀の申し込みを行った際にローンも申し込みます。支払い回数によって利息が変わるため、余裕を持った返済プランを立てることが大切です。
遺産や保険金を利用する
場合によっては、遺産や「死亡保険金」で支払うことも検討するといいでしょう。ただし保険金が支払われるまでには時間がかかるため、葬儀に間に合わないこともあります。
そのため確実に遺産や保険金が入ってくるなら、先にカードローンやキャッシングで支払ってしまい、お金が入り次第返済するという方法も有効的です。
遺産については下記記事もご参考ください。
・遺産相続を完全解説!手続き・流れ・注意点を紹介!
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・家族葬の費用相場と内訳について!支払い方法や遺産を使う際の注意点も紹介
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火葬・火葬式(直葬)についてのまとめ
・火葬はご遺体を処理するための方法の一つ。日本では99%が火葬で行われており、その割合は世界一である。
・火葬の流れとしては、火葬前日か当日に納棺を行い、ご遺体を棺に移す。納棺が終わったら火葬場へ向けて出発。
火葬炉の前で「納めの式」を行う。火葬が終わるまでは待合室や控え室で待機。火葬が終わったら、ご遺骨を骨壷に納めるための「骨上げ」を行って終了。
・火葬の際には主に「火葬費用」「骨壷代」「待合室の使用代金」などの費用がかかる。
・火葬の費用を抑えたい場合は公営火葬場を使う。自治体によっては無料で火葬することも可能である。
・火葬式を行うと、火葬だけでなく葬儀の費用を全体的に抑えることができる。
・火葬式の特徴としては、「非常にコンパクトである」「費用が安い」という点が挙げられる。
・火葬式の流れは、基本的には「火葬の流れ」と同じ。ただし火葬炉の前での読経が無い場合もある。
・火葬式自体の費用相場は10万〜30万円前後である。ただし火葬炉の前で僧侶の読経を行う場合はお布施の準備が必要。搬送費に関しても「基本料金+メーターごと」という場合もあるので、トータルで費用がかかるということも予測しておく。
・火葬式を行う上では「周囲の了承を得ておく」ということが大切。
・香典の相場自体は一般葬とあまり変わらない。ただしそもそもの参加人数が少ないので、仮に受け取ったとしても葬儀費用を補えるかどうかまでは期待しない。
・火葬式を行う上で「戒名をどうするか」「位牌を作るか」「納骨やお墓はどこにするか」もきちんと決めておく。戒名や納骨に関しては、お世話になっている菩提寺との関係性も考慮して決める。
・火葬式の主なメリットは「葬儀費用の削減につながる」「ご遺族の心労が減る」の2つ。デメリットは「周囲に理解してもらえない可能性がある」という点。
・死産の場合は、死亡届ではなく「死産届け」を提出する。死亡届と同じく、死後7日以内に各市区町村役場にて手続きが必要。場合によっては「出産育児一時金」の対象となる場合もあるので確認しておく。火葬を行うことはできるがお骨が残らない可能性もあるので注意。赤ちゃん専用の火葬もあるが割高になる。
・ペットの場合は「亡くなってから30日以内に各市区町村のHPで手続きする」「保健所に書類を提出する」のどちらかで手続きする。火葬費用に関しては、どのように火葬するかによって変動する。目安としては「自治体の衛生担当に任せた合同火葬は5千円前後」「民間の合同火葬は1万円前後」「個別火葬は3万円前後。幅としては1万〜8万円ほどで変動」。遺骨などの扱いも料金によって変わる。
・経済的な事情で費用が払えない場合は、「葬祭扶助制度」や「葬儀ローン」などを活用する。
以上です。このように見てみると、火葬費用を抑える方法は色々あることがわかります。
無理して大規模な葬儀を行わなくても、きちんと気持ちがこもっていれば火葬式のようなコンパクトな形式でも問題ありません。
周囲にもしっかり説明すればきっと納得してくれるでしょう。それでもなお、費用の工面が厳しそうなら公的制度を利用するのも一つの手です。
火葬を含めて葬儀というのは故人との最後のお別れの場となるので、可能な限り工夫をしながらしっかり行なってあげましょう。
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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)
- 略歴
- 栗本喬一(くりもと きょういち)
- 1977年生まれ
- 出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)
- 株式会社東京セレモニー 取締役
- ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
- 「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
- 株式会社おぼうさんどっとこむ
- 常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
- 株式会社ティア
- 葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。
- 著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)
プロフィール