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臨終とは?臨終の意味から前後の流れ、家族が亡くなった際にすべきことまで完全解説!

医師の「ご臨終です」の言葉で、駆け付けた家族や親族が故人の周りでわっと泣き崩れる……。映画やドラマでよく目にするシーンです。

大切な人が亡くなれば、誰でも悲しみや喪失感に襲われるもの。しかし、いざその場になれば泣いてばかりもいられないのが現実です。

この記事では、臨終とはそもそもどういうことなのかや、家族が臨終を迎えたらするべきこと、どのように進めていけばよいかなど、実際に直面したときに知っておきたいことを詳しく解説します。

【監修】進藤浩康(葬祭・終活業界28年目)

略歴
進藤浩康(しんどう ひろやす)
1972年 東京生まれ
エンディングコンサルタント
葬祭・終活業界28年目
一級葬祭ディレクター
出身地 : 東京(現在 : 神奈川県茅ヶ崎市在住)

プロフィール

臨終(りんじゅう)とは?

臨終とは人が亡くなる、息を引き取ることです。

正しくは「臨命終時(りんみょうしゅうじ)」と言い、文字通り「終わりに臨む」、つまり周囲の人が一つの命が終わる場に居合わせるという意味です。

現代では、担当医師が死亡の診断を下した瞬間を指します。

>>臨終の前にはどのような症状があるの?臨終前の症状を体と心に合わせてわかりやすく解説

臨終前後の流れ

突然死や事故死を除いては、病院や施設、自宅で療養中の人の臨終が近づき、亡くなるまでにはある程度の時間があります。

医師が「数時間以内に臨終を迎える」と予測すると、危篤状態に陥ったとして家族に連絡が入るのが一般的です。

ここでは、危篤から臨終を迎えるまで、亡くなった後の流れについて解説します。

危篤(きとく)

危篤とは、病気や老衰によって回復の見込みがなく、命の期限が迫っていると医師が判断した状態を指します。

しかし、危篤を宣告されたからといって必ず亡くなるというわけではなく、人によっては持ち直したり、数日間永らえたりすることもありますが、基本的には回復する可能性は低いとされます。

危篤の際におこる症状

危篤に陥ると、意識は途切れがちになり、呼びかけてもほとんど反応がなくなります。血流も滞って顔色は白っぽく、手足も冷たくなってきます。

また、口をパクパクさせて喘ぐような下顎呼吸をするようになると、呼吸中枢の機能がほぼ失われているため、1~2時間で臨終となるのが一般的です。

下顎呼吸は苦しそうに見えますが、本人はまったく苦痛を感じていないことが多く、医師も酸素吸入などは行わないことがほとんどです。

危篤について詳しくは下記記事をご参考ください。
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死亡確認、臨終

死亡判定の条件

医師が死亡と判定するには3つの条件があります。

・呼吸の不可逆(その状態になったら元に戻らないこと)停止=呼吸停止

・心臓の不可逆停止=心停止

・瞳孔拡散(対光反射の喪失=光をあてても瞳孔が小さくならない)

これらがすべて確認されると、医師から死亡したことと死亡日時の宣告が行われ、臨終となります。

自宅で亡くなったり、亡くなっているのを発見したりした場合は、かかりつけ医に連絡するか、119番通報して指示を仰がなくてはなりません。

医師が死亡と判定しなければ、亡くなった人は公的には「死亡した」と認められないからです。また、死亡診断書がなければ遺体を動かせないという理由もあります。

病院で亡くなったときは、直ちに死亡診断書を作成してもらえますが、それ以外の場所では医師が死亡と判定した後に、死亡診断書を依頼する必要があるのです。

末期(まつご)の水、エンゼルケア

末期(まつご)の水

亡くなった人には「末期(まつご)の水」を与えます。「死に水」とも呼ばれる仏教の儀礼の一つで、故人があの世で渇きに苦しまないようにという意味が込められています。

神道でも見られる儀式ですが、浄土真宗では亡くなった人はすぐに成仏すると考えられているので行いません。

>>神社のお葬式とは?神道のお葬式の流れから作法まで完全解説!

やり方ですが、茶碗や桶にきれいな水を汲み、割り箸の先にはさんだ新品の脱脂綿やガーゼ、新品の筆先に含ませて故人の上唇の左側から右側へとなぞり、下唇も同様にします。

続いて、故人の額、鼻、顎も左→右の順で湿らせていきます。鼻だけは上から下へと行うのが一般的です。

末期の水を取るのは、配偶者または喪主、故人の子、親、兄弟姉妹、子の配偶者、故人の孫の順となります。故人との血縁が濃い人からと覚えておくとよいでしょう。

エンゼルケア

また、エンゼルケアは亡くなった病院のスタッフが主となって、故人に行う一連の処置を言います。

故人が身を清めてあの世へ旅立つための準備としてだけでなく、遺体の腐敗防止や感染症対策の意味もあります。

・エンゼルケアの内容

エンゼルケアの主な内容は以下の通りです。

・点滴やドレーンなど医療器具の抜去、取り外し

・注射痕や気管切開などの創傷部位を防水性のドレッシング材(傷口を覆う素材)でふさいだり縫合したりする

・排泄物の処理や口腔の消毒(感染症や臭い対策のため)

・遺体をアルコールやお湯で拭いて清める(清拭)

・遺体をお風呂に入れて洗う(湯灌・近年ではあまり行われない)

・髪を整え、髭や産毛を剃る

・スキンケアやファンデーションで肌を整え、必要に応じて薄化粧を施す

・やつれが目立つ場合には含み綿で頬をふっくらと見せる

・死に装束に着替えさせる

・エンゼルメイク

このうち、身づくろいや化粧は特にエンゼルメイクと呼ばれています。できるだけ故人を生前の姿に近づけるのが目的です。

亡くなると血液が体の下になっている部分に集まるので、顔色が蒼白になります。

そこで男女問わず、チークや口紅を用いて血色を補ってあげるのです。病院のスタッフだけでなく、葬儀会社のスタッフが行う場合もあります。

かつては体液の流出を防ぐために鼻や口、肛門などに脱脂綿を詰めるのが一般的でしたが、近年では遺体の状態によっては必要ないと考えられるようになりました。

また、故人の相貌が変わってしまうとして、行わないのが主流になりつつあります。

傷口から体液や血液が滲出している場合も、ガーゼを当てた上からドレッシング材を貼付したり、専用のゼリー材を使うことが増えています。

>>エンゼルケアとは?聞いたことはあっても詳しくは知らないエンゼルケアについてその目的や内容を徹底解説!

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臨終に立ち向かう際の心構え

大切な家族の臨終に「落ち着いて」と言っても難しいかもしれません。しかし、故人と最後の時間を過ごし、旅立ちを穏やかに見送るために、心構えはしておきたいものです。

親しい人に連絡して、最後のお別れの準備をする

危篤状態になったら、医師から身内や会わせたい人に連絡するよう指示されます。

3親等以内の親族、本人と親しい間柄の人などに、その場にいる家族や親族で手分けして連絡するとよいでしょう。

連絡するときは、入院している病院の名称や所在地、電話番号、部屋番号、こちらの連絡先などとともに、危篤状態であること、会っておいてもらいたいことを伝えます。

知らせる相手との関係性にもよりますが、深夜や早朝であっても危篤の連絡はしても構わないとされています。

親族やごく親しい間柄の人なら、むしろ知らせない方が失礼になる可能性もあります。ただし、その場合は「夜分(朝早く)恐れ入ります」と一言添えるのがマナーです。

危篤になってから臨終までの正確な時間は医師にもわかりません。もし危篤を知らされた側であれば、できる限り早く向かうようにしましょう。

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最後までコミュニケーションを大切にする

危篤状態になると、意識はほとんどなくなり、感覚も徐々に失われていきます。しかし、聴覚は最後まで機能していると言われています。

医師や看護師から、名前を呼んだり、励ましや感謝の言葉などをかけてあげるよう促されるのはそのためです。手を握ったり、足をさすってあげたりするのもよいでしょう。

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家族が亡くなった際にすべきこと

家族が臨終を迎え、亡くなってしまったら、悲しむよりも「どうしたらよいかわからない」と動転してしまう人は少なくありません。

しかし、遺族や親族には、故人を送り出してあげるという大切な役目が残っています。いざというときのために、ここでは家族が亡くなった際にすべきことを順に解説します。

周囲に連絡する

故人の勤め先や友人、交流のある人、危篤の際に呼んでいない親族などに亡くなったことを伝えます。

危篤の場合と同様に、その場にいる家族や親族で手分けして連絡しましょう。ただし、亡くなったのが深夜の場合は、朝まで待ってからにします。

亡くなったのが家族の場合、自分の勤め先や学校などへ連絡するのも朝になってからで構いません。

死亡診断書の受領

病院で亡くなったときは、数時間以内に退院の手続きをして、自宅や葬儀会場へ遺体を搬送しなければなりません。

遺体を動かすために、死亡を確認した医師に死亡診断書を作成してもらう必要がありますが、こちらから言い出さなくても、エンゼルケアや退院の手続きをしている間に病院側が用意してくれることがほとんどです。

死亡診断書の内容

死亡診断書には、故人の氏名や生年月日の他、死亡した年月日、時刻、死因などが記載されています。

費用は一通につき3,000~10,000円です。死亡届や火葬許可証、生命保険金や遺族年金の申請には原本を添付するので、少なくとも2通は作成してもらうとよいでしょう。

ただ、後日追加で必要になっても、病院に依頼して費用を支払えば再作成が可能です。

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お葬式の手配

遺体の搬送は、葬儀を行う予定の葬儀会社に連絡すれば、24時間対応してもらえます。

葬儀費用に含まれているので、搬送の費用はかからないことがほとんどです。葬儀をどこで行うか決まっていない場合は、搬送を専門とする業者や、搬送のみを請け負ってくれる葬儀会社に頼むことになります。

また、家族であれば自家用車で遺体を搬送することは違法ではありません。しかし、搬送中に体液の漏出や遺体の損傷の可能性があるため、おすすめできません。

自宅または葬儀場へ遺体を安置後、葬儀会社の担当者と葬儀の日時や葬儀の形式、プランなどを打ち合わせます。

ただし、葬儀の日時は、火葬場の予約を取ってから決めるのが一般的です。葬儀を執り行ってもらう檀那寺にも忘れずに連絡しておきましょう。

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遺言書などの確認

葬儀の準備と並行して、故人が遺言書やエンディングノートを残していないか確認します。

遺言書は故人が遺産をどのように分割するかという指示や、遺族への思いを文面にしたもので、以下の3種類があります。

・自筆証書遺言

・公正証書遺言
>>公正証書遺言を完全解説!書き方・流れ・費用を紹介!

・秘密証書遺言

最も多いのは便箋などの白い紙に自筆で書いて封をした自筆証書遺言ですが、もし見つけたら開封せずに保管しましょう。

作成された時点で公的文書となっている公正証書遺言とは異なり、自筆証書遺言や秘密証書遺言(公証役場で作成するが、公証人も内容を知らないもの)は、家庭裁判所で相続人全員の立ち合いのもと開封される「検認」を受けなければ効力が発揮されないからです。

また、勝手に開封したり、開封した上で改ざんしたりすると罰金や相続権の喪失といったペナルティの対象にもなります。

遺言書について詳しくは下記記事をご参考ください。
遺言書を完全解説!種類・効力・扱い時・費用を紹介!
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エンディングノート

エンディングノートは近年広まりつつある終活の一つです。内容はさまざまですが、葬儀や納骨、供養をどうしてほしいか、亡くなったら誰に連絡してほしいかなどを記す人が多いので、残されていたら確認しておくとよいでしょう。

希望の葬儀方法があれば、できるだけ故人の遺志に添うように、葬儀会社と相談します。また、献体登録をしていたら、すぐに登録大学や篤志家団体に連絡しましょう。

>>献体とは?近年増えている献体について、意味や意義、登録方法や注意点まで完全解説!

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死亡届などの公的な届出

死亡届は、故人の居住地または亡くなった場所、本籍地などの役所に、死亡診断書を添えて7日以内に提出することが義務づけられています。

死亡届・埋火葬許可証申請書は代行も可能

届出人(死亡届の書類を作成する人)は戸籍法によって親族または親族以外の同居人、家主・地主・土地の管理人、同居していない親族、後見人のいずれかと定められていますが、役所の窓口に提出するのは代理人でも構いません。

ほとんどの場合、葬儀会社の担当者が代行してくれます。

死亡届と同時に、埋火葬許可証申請書を提出して火葬許可証を取得します。火葬許可証がないと、火葬場で受け付けてもらえません。

こちらも担当者による代行が可能です。

>>埋葬許可証の意味とは?発行から提出までの流れや紛失時の対処法を解説

その他の手続き

その他、故人の年金受給権者死亡届(報告書)や介護保険・健康保険の資格喪失届などの手続きが必要ですが、これらは期限が死亡後14日以内となっているので、急がなくてもよいでしょう。

死亡後の手続きについて詳しくは下記記事をご参考ください。
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葬儀の流れ

葬儀は臨終を迎えた家族を送り出し、最後の別れとなる大切な儀式です。ここでは葬儀の流れについて見ていきましょう。

お通夜

通夜は2日間にわたって行われる葬儀の1日目の夜を指します。もともとは親族や故人と親しかった人が「夜通し遺体のそばについて見守る」ことでした。

お通夜でおこなうこと

地方によっては親族が交代で一晩付き添う風習が残っているところもあります。仮眠室を用意している葬儀会場もあるので、付き添いを希望する場合は利用するとよいでしょう。

近年では僧侶の読経・弔問客の焼香を行う2時間程度の儀式を通夜と呼ぶことがほとんどです。

終了後には、通夜・葬儀を手伝ってくれる人や弔問客に食事や飲み物を振る舞います(通夜振る舞い)。

ねぎらいや訪れてくれたお礼だけでなく、故人の思い出を語り合ったり、故人との最後の食事の時間を持ってもらったりする意味もあります。

多くの葬儀会場は21時から22時にはいったん閉場・消灯となるため、付き添う人以外は帰宅して、翌日に備えます。

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葬儀・告別式

葬儀(告別式)は通夜の翌日に行うことがほとんどです。開始時間は火葬場の予約時間から逆算して決まるため、午後から始まることもあります。

近年では葬儀の進行や参列者の案内、遺族の焼香や挨拶の段取りなども葬儀会社が請け負ってくれるので、遺族は慌てたり準備に奔走したりすることも少なくなってきています。

葬儀・告別式でおこなうこと

一般的な仏教式の葬儀の内容は以下の通りです。

・開式の言葉(葬儀会社の担当者)

・僧侶(葬儀の場合、導師と呼ぶことが多い)の入場

・一同合掌

・読経

・参列者の代表による弔辞やお別れの言葉(省略されることもある)

・焼香(喪主から家族→親族→勤務先の上司やごく親しい友人→一般会葬者の順に行う)
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・一同合掌
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・僧侶(導師)退場

・お別れの儀(喪主・家族から順に棺に祭壇の花を入れ、最後のお別れをする)
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・喪主挨拶
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・閉会の言葉

・出棺
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出棺の際は、喪主が遺影を持ち、家族がその後に続きます。喪主は棺を乗せた車へ同乗し、その他の家族や火葬場へ同行する親族・友人はマイクロバスや自家用車に分乗します。車が出発したら(クラクションを鳴らして合図することもある)、火葬場へ同行しない参列者は合掌して見送ります。

故人が献体登録をしている場合は、登録大学へ搬送されるため、火葬は行われません。故人とはこの時点でお別れとなります。初七日法要や精進落としを通常通り行うかどうかは遺族の意向によります。

>>初七日とは?初七日までしてはいけないことや期間を徹底解説!

火葬

火葬場に到着後行われるのが、本当に最後のお別れとなる「納めの儀」です。

火葬でおこなうこと

火葬炉の前で棺の蓋を外して焼香をしたり、線香を入れたりします。僧侶が同行した場合は、読経が行われることもあります。

火葬炉に棺が入れられ、扉が閉じたら、点火スイッチを押すのは喪主の役目です。家族が手を添えて、一緒に押してもよいでしょう。その他の人は火葬炉の周囲で合掌して見守ります。

火葬が済むまでには1~2時間ほどかかるため、その間は待合室で待機するか、一旦葬儀会場などに戻ることになります。

火葬場までの距離や骨上げに参加する人の数を考慮して、どちらにするか決めるとよいでしょう。

火葬後の収骨(骨上げ)

火葬が終わったら火葬炉の前や収骨室で収骨(骨上げ)を行います。喪主から家族、親族、友人と故人と縁の深い順に、火葬場の担当者の指示に従って拾っていきます。

足の骨から順番に、頭に向かって骨壺に収めていき、最後に喪主が喉仏の骨を入れて終了です。残ったお骨は火葬場が供養してくれます。

骨上げの方法は、2人一組で木と竹の箸を1本ずつ使ってお骨を拾ったり、すべての骨を収骨したりなど、地方によってさまざまです。

他の土地の骨上げに参加するときは、その地方のやり方に従いましょう。

骨壺は箱に納め、白い布で包みます。箱には火葬したという証明印の押された埋葬許可証が入っていることが多いので必ず確認し、紛失しないようにします。

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初七日法要

収骨した骨壺は喪主が、遺影や位牌は家族が持って、葬儀会場や自宅など、初七日法要を行う場所に戻ります。

初七日法要とは?

初七日はもともと、故人が亡くなって7日目(関西地方では亡くなった前日を1日と数えるため6日目)に行う、最初の追善法要でした。

三途の川に故人が到着し、激流・急流・緩流のどの部分を渡るか決まる日とされていたため、供養することで故人が緩流を渡れるように願ったのです。

近年は繰り上げ初七日法要が一般的

しかし、近年は葬儀から7日後に再び親族が集まるのが難しいことから、お骨が戻ってきたその日の内に初七日の法要を行う「繰り上げ初七日法要」が一般的です。

初七日法要はお骨と位牌、遺影を祭壇に飾って行います。喪主の挨拶から始まり、僧侶(導師)の入場・読経、焼香という、葬儀と同じような流れです。

法要が終わったら精進落としとして会食を行うか、参列者に持ち帰り用の弁当を渡して散会となります。

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葬儀を行う意味

葬儀は単なる儀式ではありません。突然の別れを受け入れられず混乱したり、悲しみにとらわれたりする遺族が、故人と最後に共に過ごすことで気持ちに区切りをつける、大切な時間です。

故人が旅立つための準備

また、故人が安らかに旅立つための準備という意味もあります。葬儀や法要は、残された家族がこれまでの感謝とともに、故人の成仏を願う供養の気持ちの表れでもあるのです。

家族や親族の中に、若者や子供がいれば、身近な人=故人の死を通して、生や死について考えるきっかけになるでしょう。

中高年者にとっても、人間は誰でもいつかは死ぬこと、そのときまでどのように生きて、どのように迎えるかなど、自らを見つめ直す機会にもなるはずです。

葬儀は悲しみの場ではありますが、感情を共有し、協力して故人を送り出すことで、親族の絆も強くなります。

遠方の親族や、日頃集まるのが難しい親族が、近況報告や故人の思い出話などによって、付き合いが深くなったり、再会したりすれば、故人も喜んでくれることでしょう。

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臨終についてのまとめ

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「臨終」について特に重要となるポイントを下記にまとめました。

【臨終(りんじゅう)とは?】
●臨終とは人が亡くなる、息を引き取ること
●正しくは「臨命終時(りんみょうしゅうじ)」と言い、亡くなる場所に居合わせること
●医師が死亡の診断を下した瞬間のこと

【臨終前後の流れ】
①医師が危篤(きとく)と判断
②医師の死亡確認(臨終)
③末期(まつご)の水
 -故人に水を含ませる。故人との血縁が濃い人からおこなう
④エンゼルケア
 -故人のご遺体に腐敗防止や感染症対策をおこなう。
 -主に病院のスタッフがおこなう

【臨終に立ち向かう際の心構え】
●3親等以内の親族、本人と親しい間柄の人などに連絡する
●を握ったり、足をさするなど、最後までコミュニケーションを大切にする

【家族が亡くなった際にすべきこと】
①周囲に連絡する
②死亡診断書の受領
③お葬式(葬儀会社)の手配
④遺言書などの確認
⑤死亡届などの公的な届出

心の準備ができていても、いざ臨終となれば動転してしまうものです。葬儀の段取りやさまざまな手続きなどを心配して慌ててしまうかもしれませんが、家族や親族で手分けして行えばすむことです。

中には、葬儀会社が代行してくれることもあります。現実的な心配事はいったん忘れて、臨終の場では故人が心安らかに旅立てるよう、皆で言葉をかけたり手を握ったりして見守りましょう。

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やさしいお葬式監修

1級葬祭ディレクターとして10年以上培った経験を活かし、多様化する価値観の中でご相談者様にとって
どのようなご葬儀を選択することがよいのかを丁寧にヒアリングさせていただき、ご提案いたします。

略歴
母の死をきっかけに葬儀業界に興味を持ち、大学卒業後、新卒採用で大手葬儀社へ入社、厚生労働省認定:1級葬祭ディレクターを取得し、家族葬から大規模葬儀まで、幅広くお葬式を葬儀担当者(セレモニーディレクター)として活躍。その後、葬儀会館の店長、新規開拓を歴任。お客様からの「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとし、これまでに10年以上、5,000件以上の葬儀現場に立ち会う。
資格等
厚生労働省認定:1級葬祭ディレクター。