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家族が危篤状態…慌てず冷静に行うべき6つの準備と3つの心構え

(2021/4/4 情報更新)

家族が危篤であるとの一報は驚くばかりでなく、慌ててしまって何も手につかない状態になってしまうでしょう。

ですが、そのような時だからこそ冷静になって、判断・行動することが必要になります。

今回は、危篤の連絡が入った時の心構え、また行うべき準備、危篤である場合の回復の見込みなど、危篤に関わる事柄をご紹介します。

危篤とは?

危篤の意味

危篤(きとく)とは、病気や怪我が重い状態になり、医師が手を施しても回復する見込みが薄いと診断される、患者の生命に危機が迫っている状態です。

すでに入院されていて容体が悪化した場合や、急な事故に遭ったことによる怪我の場合など、状況としてはさまざまなことが考えられるでしょう。

危篤状態はどんな状況か?

ご本人に意識があるのかないのかも、その病状により違いがありますし、息を引き取り亡くなられるまでの期間も短いこともあれば、長いこともあります。

通常は長くて2、3日で亡くなられてしまうと考えられ、多くの場合は危篤の状態から脱することなく、亡くなられてしまうことになるでしょう。

しかし、まったく回復の可能性がないというわけではなく、人の生き死には医師を含め、誰にも分からないことでもあります。

危篤の状態から、数か月生きられるケースもありますが、患者の生命に危機が迫っている状態であることに変わりありません。

一刻も早くその方のもとへ向かい、どんな状況に陥っても大丈夫なように、いろいろな予測を立てて行動しながら、回復する希望も持っていたいものです。 

危篤についての詳細は『危篤とは?意味と準備すべきことと対応方法を完全解説!』もよく読まれています。

重篤の意味、重篤との違い

危篤の他に、重篤(じゅうとく)という言葉も患者の状態を表すものとして使われます。

危篤の状態

危篤の状態では、回復する見込みが薄く、生命に危機が迫っているということで、心臓や肺の機能停止の恐れや、実際に停止してしまっている状態ということも考えられます。

重篤の状態

重篤というのは、主として病気の症状が重い状態であり、短期間に亡くなってしまうことがなかったとしても、そのままの状態では死亡する可能性が高い場合に使われます。

医師が患者の家族にその病状を伝えるときには、重篤は危篤と同意に捉えられてしまうことがあるので、「重篤な状態」と伝えるのではなく、他の言葉で詳細を説明することが多いようです。

重篤についての詳細は『重篤とは?危篤・重体・重症の意味と読み方を3分で完全解説!重篤とは?重篤の意味・危篤との違いを解説!』もよく読まれています。

重体の意味、重体との違い

患者の病状として、危篤・重篤の他に使われる言葉に重体もありますが、その意味はまた異なります。

重体の状態

重体というのは、危篤の状態よりも、切迫した生命の危機ではないものの、そのままの状態では、死に至る可能性がある状態です。

重篤な状態と同じような意味ではありますが、使われるシーンに違いがあります。

それは生命の危険が、事故などによる怪我でのものであれば重体、病気が原因なのであれば重篤という言葉で表現されます。

重篤な状態や重体よりも、危篤の状態は、より亡くなるまでに間がなく、急を要する事態ということになります。

臨終の意味、臨終との違い

臨終とは人が亡くなる時、死に際を指します。仏教の「臨命終時(りんみょうじゅうじ)」が由来です。

死に臨むことや息を引き取るときにも使われる言葉で、危篤後にそのまま臨終となるケースが多いです。臨終となり、医師による死亡確認が行われ、死亡が確定します。

臨終については「臨終の前にはどのような症状があるの?臨終前の症状を体と心に合わせてわかりやすく解説」の記事もご参考ください。

危篤からの回復は?

危篤であると医師の診断を受けたとしても、絶対に亡くなってしまうという事ではありません。

危篤の状態が何日続くのかは誰にも予測できるものではありません。病状によっては何か月も危篤状態にある可能性もありますし、危篤状態からすぐに回復する可能性もあります。

いつどのような状況になるか分からないからこそ、回復の可能性に希望を持ちましょう。 

しかし同時に、限りある時間となってしまう可能性もありますから、もしもの状況に備えた行動が必要です。

危篤になったときに本人に伝えること

例え危篤状態であっても、意識がある場合があります。そのため、返事ができなくても出来るだけ話し掛けてあげましょう。危篤者との思い出話でも良いですし、感謝の言葉を伝えても良いでしょう。

家族が危篤になった時の心構え

自分のご家族が危篤になったと知れば、冷静でいられる人の方が少ないでしょう。

病院へは落ち着いて向かう

ですが、そこで慌ててしまっては、病院に駆け付けるまでの道のりで事故に遭われてしまうなど、さらにご自分にトラブルが起こることにも繋がりかねません。

まずは落ち着きましょう。 

病院に到着すれば、医師から何かしらの決断を求められることがあるかもしれませんし、そのような大事な時に慌てていては、きちんとした判断もできません。

危篤の一報を受けたら、とにかく早く危篤の方の元へ向かいたいところですが、落ち着いてやるべきことに気持ちを向けます。 

病院へ行く際の準備

普段は忘れ物のない方も冷静でないときには、持ち忘れてしまい、あとで取りに帰らねばならぬことも考えられます。

最低限、持っておきたいものとしては、スマホや携帯電話、付属の充電器、連絡先が書いてある手帳、お財布などです。

可能であれば泊まる準備も

危篤となっていたとしても、すぐに亡くなってしまうかはわかりませんから、病院に宿泊するということも考えられます。

可能であれば着替えなども持参し、泊まり込みができる用意もしておけるとよいでしょう。 

危篤というのは、たいへん深刻な状況ではありますが、病気や怪我をされた方のほうが、辛い思いをしているのだということを忘れず、あくまで冷静に事にあたるのが、ご家族の務めではないでしょうか。 

取り乱している間に危篤の方が亡くなられてしまい、後悔するということがないように、その後の行動を考えましょう。

家族が危篤になった時の準備や連絡

家族・親戚への連絡、伝える範囲

ご家族が危篤である連絡を受けたら、まず連絡を受けた方が、危篤である方の入院された病院へ駆けつけることになるでしょう。 

危篤の方の病状を確認できたなら、まずは家族や親しい親戚への連絡をしなければなりません。

急なことで慌てているかもしれませんが、とにかく冷静になり、まず何処へ連絡すべきなのか考えましょう。 

危篤の状態であるということは、命の危険があり、急を要する事態ですから、早めに判断して、親しい方々が最期の時を看取ることができるように、ためらわず連絡しましょう。

親族間では三親等まで連絡する

連絡する範囲については、まずは同居する家族となりますが、親族間では三親等くらいまでの親族に連絡をするのが一般的です。

両親・妻子・兄弟姉妹、祖父母、孫をはじめ、叔父や叔母などが三親等にあたりますが、一番優先しなければならないのは、命の危機であるという状況ですから、危篤状態の方が会いたがっていた方など、最期の時を看取っていただきたい方ということになります。 

もしご自分が最期の時がわかったとして、どんな人に看取られたいのかを想像してみると分かりやすいかもしれませんが、危篤である方も、交流のあまりなかった親戚よりも、身近で親交の深かった友人のほうに、早く駆け付けてもらいたいのではないでしょうか。

もし可能であれば、元気なうちに、どういった方に報せて欲しいのかなど、連絡先を確認しておくとよいでしょう。

また、親族が多い場合には連絡が行き届かないという事がないように、親しい親族にお願いし、手分けして連絡をするとよいでしょう。 

会社・学校への連絡

危篤の状態は、命の危機が迫っておりすぐにでも亡くなる可能性がある状態ではありますが、すぐに臨終を迎えるかは分かりません。

危篤が長く続くことも考えられます。そのような場合では長い期間、会社や学校を休んで危篤状態の方について泊まり込みになることもあるでしょう。

親族への連絡など、非常に慌ただしくなるタイミングではありますが、もしかすると数日欠勤する可能性もありますので、会社であれば職場の業務に支障が出ないように、早いうちからこまめに連絡を取るようにして、直属の上司などに状況を伝え相談するようにします。 

家族が危篤の時、忌引きになる?

学校に通う方や、会社勤めの方であれば、身内に不幸があった場合には忌引き休暇を取ることができる方もいらっしゃいます。

忌引き休暇とは?

忌引き休暇は、自分の親族が亡くなったとき、葬儀を行う、または葬儀に参列するために取得できる休暇です。 

ですから、ご家族が危篤状態で命の危機に陥っていたとしても亡くなったわけではありませんので忌引きとして休暇をとることはできません。

危篤の状態も身内の不幸だろうと思うかたもいるかもしれませんが、そうではありませんので覚えておいた方がよいでしょう。

家族が危篤の場合には欠勤扱いとなりますから、早めに有給休暇の取得を申し出るなどして、欠勤扱いの減給により、ご自身の生活が苦しくなってしまうことのないようにしっかり対応しておくことが大事です。

忌引きについては「祖母の葬式には参列すべき?祖母の葬儀に参列する際の注意点や香典相場から忌引について徹底解説!」の記事もご参考ください。

訃報連絡の準備

危篤の状態では、回復せずにそのまま亡くなられてしまうかもしれません。そんな時には葬儀の手配などで、悲しんでいる暇もないくらいに慌ただしくなります。

危篤状態では親戚でも三親等までや、親しい友人までと限られた人数で済んでいた連絡も、訃報となれば、葬儀の方式によってはたくさんの方に連絡しなければならないでしょう。 

また、臨終の際に立ち会って下さった家族は、その後も葬儀に参列してもらうことになるでしょうから、そのお世話などもしなければなりません。

もしもの時に備え、葬儀に来ていただきたい方をリストアップしておくことも必要です。

また慌ただしい時ですから、自分以外にも連絡を回してもらうなど、協力してくれそうな方を考えておくことも大事になります。

訃報については下記記事もご参考ください。
訃報のお知らせを完全解説!文例集と書き方・マナー・送り方・返信の仕方を紹介!
お悔やみメールはあり?突然の訃報に返事をする際のマナーや注意点を徹底解説!

寺院・教会への連絡(宗教別)

家族が危篤状態となった場合は、親族など身近な人への連絡も急がねばなりませんが、もしもの時に備え、寺院や教会等への連絡も行います。

仏教徒であれば菩提寺に連絡しておきましょう。現状をお伝えしておけば、何かあった時にすぐに対応してもらえるでしょう。

キリスト教の場合では、ご本人が存命中に行う儀式がありますので、早めに教会へ連絡することが必要です。

また、同じキリスト教でも、カトリック信者である場合と、プロテスタント信者の方では行われる儀式が違います。 

菩提寺(ぼだいじ)とは、自分の先祖代々の位牌やお墓を管理してもらっているお寺のことです。昨今は、お寺とのお付き合いも薄くなってきており菩提寺を持っていない方も多いです。その場合は僧侶を手配することもできます。

僧侶手配についてはやさしいお坊さんでもご相談を受け付けております。急な葬儀のご相談でも365日24時間、電話・メール対応をしています。

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カトリックの方の場合

信者が危篤状態と診断されたらすぐに神父様をお呼びし、危篤の方の意識があるうちに「病者の秘蹟」といわれる過去の罪に許しをもらう儀式を執り行います。 

この儀式は、後に回復してまた容体が変わったときでも、繰り返し行うことのできるものです。

死の間際であるかもしれないと病人に知らせたくない場合であっても、信者であれば意識がある状態のうちに儀式を行うほうが、精神的な安定につながると考えられています。

・プロテスタントの方の場合

危篤状態の方が洗礼を受けた方であれば、すぐに所属する教会に連絡し、牧師をお呼びします。 

牧師は、「聖餐式」という、死期が迫っている信者に対してパンと葡萄酒を与えて魂に永遠の安息がもたらされるよう祈りを捧げる儀式を執り行います。

この聖餐式は本人が希望することで、いつでも行うことができるものです。

宗教者の手配については「寺院手配サービスとは⁉︎寺院(僧侶)を手配する方法とは?」「宗教者・お坊さんの手配の仕方とは⁉︎身内が亡くなった時・法事の時の宗教者手配方法」の記事もご参考ください。

葬儀業者への連絡

危篤の方が、残念ながら回復の見込みが薄くなった場合には、葬儀業者への連絡も行っておきましょう。

互助会や葬儀社の会員などに入っているのであれば葬儀社は決まっているかもしれませんが、決まった業者がない場合には探しておく必要もあります。

葬儀業者が決まれば、葬儀についての打ち合わせに時間が必要になることもあります。

亡くなってから準備するのでは、悲しみの中で重要な決め事を行わなくてはいけなくなります。落ち着いて判断できるうちに、もしもの時の準備を行っておくとよいでしょう。 

葬儀社の手配については「お葬式の依頼方法はどうすれば良い⁉︎葬儀社手配の方法とは」「葬儀屋/葬儀社の手配方法を完全解説!流れ・タイミング・費用を紹介!」の記事もご参考ください。

病院へ葬儀業者を紹介される場合も

また、病院で死亡診断書が出されるときに葬儀業者を紹介されることもあります。

悲しみの中、病院で紹介された業者に任せきりで葬儀を行い、葬儀後に費用が高額であったことに気づくというケースもなくはありません。

今は葬儀にもさまざまなプランが用意されていますから、後で後悔することのないように、できればいろいろな葬儀社で見積もりを取ってみて決めるのがよいでしょう。 

また、キリスト教の信者の方は、宗派によって葬儀の内容が違います。

葬儀社も含め、教会や牧師と打ち合わせを行うことが多いですから、キリスト教の葬儀実績がある葬儀業者を選ぶか、教会に紹介してもらっても良いかもしれません。

 

現金を用意しておく

病院で亡くなった場合、支払いが必要になります。その他、タクシー代やご遺体の搬送、駆け付けた親族や家族の食事代なども考えられます。あらかじめある程度の現金はおろしておいた方が良いでしょう。

故人が生命保険に入っていたとしても、保険金が下りるまでに日数がかかります。銀行口座も、相続が終わるまで自由に引き落としができなくなる可能性がありますので注意しましょう。

亡くなった後の手続きについては「死亡手続きを完全解説!するべきこと・期間・費用を一覧で紹介!」「家族が亡くなくなった時こそ冷静に!死亡に際して必要な手続き」の記事もご参考ください。

危篤時の連絡手段とマナー 

電話でのマナー・連絡内容例

危篤の状態を知らせるというのは、すぐにでも亡くなってしまうかもしれない緊急の用件を相手に知らせるという事ですから、まずは電話で連絡するようにします。

危篤である旨を、電話で連絡するのは、急いで用件を伝えるためでもありますが、相手の感情を和らげる効果や、様子を知ることにもつながります。

メールやチャットでの連絡

近頃はメールやチャットツールなどが普及し、文章で伝えることも増えましたが、すぐに読まれない可能性もありますし、緊急であることが伝わらないといったことにもなります。

電話が繋がらず連絡がつかない場合に、メール・チャットツール・FAX・電報などを活用し、連絡を入れてください。

用件をしっかり伝えるためにメールやFAXをした後には、再度確認の電話することも必要です。 

連絡する時間帯

連絡する時間帯ですが、日頃身近に付き合いのある間柄の方への連絡は、危篤状態という緊急性を考えれば、深夜や早朝に関わらずするとよいでしょう。

そのときは、まずお詫びなど一言添えてから、用件を話しましょう。また、病気や体調不良など相手方の状態で、緊急な用件であっても控えた方がいいと思われることもあるでしょう。

そんなときには時間帯や相手の状態にも配慮が必要であることも忘れないように、すぐ連絡するかどうかの判断をしてください。

必要事項はあらかじめメモしておく

電話する場合には、慌ててしまって連絡漏れをしてしまわないように気を付け、必要事項は連絡する前にメモしておくと、落ち着いて話すことが出来るでしょう。

まず連絡している本人の名前・危篤の方の名前・危篤である事実・病院名・病院の所在地・面会時間等は、必ずお伝えすべき内容です。

そのほかにも、深夜に連絡する場合には「夜分遅くに恐れ入ります」など、まずお詫びを添え、連絡を入れている本人の電話番号などの連絡先もお伝えします。

連絡する際の具体例

具体的に伝えることとしては、以下の通りとなります。

・危篤状態になってしまった方の名前と、連絡しているご本人の名前

  例:「○○の息子の□□と申します。」 

・危篤の方の今の状態の説明

  例:「○○は今、病院におり意識がない状態です。医師からの説明では一両日中が山であると言われています。」 

・病院名や病院の所在地、面会時間

  例:「もし面会していただけるのであれば、〇△病院の□号室に入院しておりますのでお願い致します。面会時間は〇時から〇時ですが、深夜でも夜間出入口から入る事ができます。」

・連絡した人の連絡先

  例:「何かありましたら携帯電話にご連絡下さい。私の番号は○○-○○-○○です。」

連絡した相手も、危篤の知らせを受けて、気が動転してしまうかもしれません。病院に来てくださるようであれば、落ち着いて慌てずに来ていただけるよう一言伝えましょう。 

連絡しない方が良い場合も

三親等にあたる方でも、危篤の連絡をあえてしない方が良いケースもあります。

例えば自身も闘病中の方や、産前産後のかな、精神的に大きなショックを受けやすい方にも配慮が必要となります。危篤の連絡を行う際は、体調を崩しそうな方への連絡は気を付けましょう。

電報の使い方とマナー・文例

電話が繋がらなかった場合に、メールやFAX以外に、電報を送ることも考えられます。

電報はかつて通信網が発達しておらず電話やFAXのなかった時代の連絡手段でしたが、最近では冠婚葬祭のメッセージを送るときに使われることが多いです。

NTTの電報サービス

NTTのサービスで、インターネットで申し込みができる「インターネット電報 D-MAIL」では、19時までの申し込みで、全国に当日配達してもらうことが可能です。 

また、NTTの電報サービスでは、局番なしの「115」番にかけると電報の依頼ができます。

定文を使った緊急連絡用の電報では、午前8時から午後7時までの受付は当日配達、午後7時以降午後10時までは、夜間配達料金をプラス2,000円支払うことで当日配達が可能です。

NTT加入電話やNTTドコモを利用している方であれば電報の支払いは電話料金の支払いに課金されます。

電話での電報申し込みであればオペレーターに繋がるので初めて利用する人は安心です。電話で連絡がとれない場合には電報を利用するのもよいでしょう。

電報の文例は以下の通りとなります。 

定文電報で危篤の連絡を送る場合の決まった文面

・危篤。(910)

・危篤、至急電話されたし。(911)

・危篤、至急連絡されたし。(912)

・危篤、至急来られたし。(913)

突然このような短い文が届くと相手方も驚かれるかもしれませんので、実際の文面としては、「○○危篤、至急連絡されたし。(電話番号)□□病院〇号室 発信者の名前」

など、連絡先などが分かるようにするとよいでしょう。 

メールでのマナー

電話での連絡が取れなかったとき、メールで危篤状態であるという連絡を行うこともあります。

危篤状態では、急いで状況を伝える必要がありますので、メールでの連絡だけに止めるのではなく、再度電話をいれるなど伝わっているかどうかの確認はするべきでしょう。

メールをする際は、長々と文章を書くのではなくなるべく簡潔に伝えたい内容をまとめて下さい。伝える内容のポイントは以下の通りです。 

・急にメールを入れる事に対してのお詫び

  例:「夜分遅くに失礼致します。」 「突然のご連絡で申し訳ございません。」

・危篤の方の名前、メールしている本人の名前

  例:「先程お電話致しました○○の息子の□□と申します。」

・危篤の方の症状や状態

 例:「○○が現在、意識がなく危篤の状態となっております。」 

・相手方への対応のお願い

 例:「このメールを確認していただけましたら、私の携帯電話までご一報お願い致します」 「もし可能であれば、息のあるうちに一目会っていただきたく思います。」

・危篤の方がいる場所の住所・電話番号・交通機関・病院の面会時間など

  例:「病院は、〇△病院の□号室で、電話番号は○○-○○-○○です。面会時間は〇時から〇時ですが、深夜でも夜間出入口から入る事ができますので、ご都合がつくようであれば、ぜひ一目お会いいただけないでしょうか。」

訃報のメールについては「訃報をメールで伝えるときの文例・マナーを完全紹介!マナーと注意点を解説!」「本当にいいの?お悔やみの言葉をメールで送る際の注意点を徹底解説!」もご覧ください。

SNSでのマナー

LINEやTwitter、InstagramなどのSNSツールを使って危篤情報を伝えることもできます。特にTwitterやInstagramは、全国に。LINEはグループの範囲によっては大勢の人に知られることになります。

不特定多数の人に知らせる必要が本当にあるのか?をよく考えてから投稿を行いましょう。

ある程度の人数制限が行われている場合であっても、「どの程度まで拡散してよいのか?」はきちんと、グループのメンバーに伝えておく必要があります。

危急時遺言を用意する場合

危急時遺言とは?

民法では病気や怪我などの理由で死期が迫っていて急がないと遺言を作ることができなくなる場合について、その遺言作成に関する規定があります。

そもそも遺言には、普通方式と特別方式があります。

特別方式の中には危急時遺言といわれる、遺言を残したい方が危篤の状態など死期が迫っていて署名や押印ができないときに、口頭で残す遺言があります。

この口頭での遺言は証人が代わりに書面化して残すことになります。 

危急時遺言の準備方法、手続きの流れ

危急時遺言を作成するためには、証人が3名以上必要であったり、家庭裁判所に出向き遺言確認請求を行ったりと、さまざまな要件や手続きがあります。

危急時遺言の全体的な手続きの流れは以下の通りです。 

  ・3名以上の証人立ち合いのもと遺言書作成

  ・遺言書を作成して20日以内に遺言確認請求

  ・遺言者、医師、看護師、証人への調査

  ・家庭裁判所による審判

  ・遺言者が死亡した後、検認手続きを行う

遺言書の作成時にはあたっては民法で定められた必要な要件がありますので、以下のことが守られた状態の遺言書でなければなりません。

  ・証人を3名以上立ち会わせ、そのうちの1名に遺言の内容を口授する。

  ・口授された証人は、口授の内容を筆記する。(話せない人であれば通訳の言葉を筆記)

  ・証人により筆記された内容を遺言者とその他の証人に確認させる。

  ・各証人が筆記された内容が正しいのを承認したら遺言書に署名押印する。

また、更に民法で証人や立会人になれない、欠格者も定められています。以下の条件に当てはまる方は証人や立会人にはなれませんので注意が必要です。

  ・未成年

  ・推定相続人と受遺者、また推定相続人と受遺者の配偶者及び直系血族

  ・公証人の配偶者、4親等内の親族、また、公証人の書記と使用人

作成された遺言書に署名押印があったとしても、その後の家庭裁判所での手続き等を行わなければ、危急時遺言に効力は発生しませんので注意してください。 

危急時遺言の注意点

作成された遺言書については、作成から20日以内に家庭裁判所に遺言確認請求を行いますが、請求を受けた家庭裁判所は、担当医師への確認や証人への面会などを行い、遺言者の意向のもとに作成された遺言書であることを細かく調査します。

この時に調査されるのは、あくまで遺言者の意志によって作成されたものであるかという点ですから、効力があるかどうかは、この時点では確認されません。

検認手続きで無効になる場合も

遺言確認請求が行われたものであっても、遺言者が死亡した後の検認手続きで内容の不備が確認されれば無効になることも考えられます。

トラブルを未然に防ぐためには、遺言作成時の状況を音声で残すことや、不備がないか弁護士に確認・相談するほうがよいでしょう。

危篤状態から回復された場合は6ヵ月で無効に

また危急時遺言は、緊急的に作成する遺言となります。

そのため、遺言を残された方が危篤の状態などから回復され、普通方式の遺言書を作成できるようになった場合には、その時から6ヶ月経過すると危急時遺言は無効になります。

危急時遺言を用意する際の費用

ここまで手順をまとめてきましたが、有効な遺言書を残すためには、民法の規定が守られた適法な書類を作成する必要があります。

法律の知識が少ない方が正しい遺言書を作成するのは、なかなか難しいことです。 

もし法律事務所などへ依頼するとなれば、家庭裁判所で必要になる手数料の実費負担はもちろんのこと、派遣される遺言の証人への日当、遺産金額に応じて遺言作成に対する報酬も必要になります。

死期が近い方からの遺言ですから、さまざまな手続きや、書類作成などを急いで準備しなければなりませんし、その分通常の遺言を作成するよりも高額の費用がかかる可能性があります。

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危篤の連絡を受けた時にするべきこと

危篤の連絡を受けた側も思わぬ連絡で驚いてしまうでしょうが、連絡をしてきた相手方は危篤の方のかなり近しい関係の方であるでしょうから、相手の様子を案じて慌てずに対応しましょう。

病院などの場所を確認する

相手方が取り乱しているようであれば、優しく言葉をかけて、まずは危篤の方がいらっしゃる場所の確認等をしてみましょう。

病院であれば病院名や住所を聞きます。危篤という事は、連絡を受けた側も急いで駆け付けなければなりませんから、電話で長々と話すことや、病状について伺うことは避け、手短に済ませるようにします。

地味な服装で向かう(喪服で向かうのはNG)

また、危篤状態である連絡を受け、病院やご自宅に駆け付けるときには、なるべく地味な服装で伺うようにしましょう。

地味な服装といっても、まだ亡くなったわけではありませんから、喪服を着ていくなどという事は決してしないでください。 

手土産などは不要

また、伺う時に手土産が必要なのではないかと思うかもしれませんが、通常のお見舞いに行くのではなく、危篤という命に係わる状態に駆け付けるわけですから、手土産の準備などしている場合ではなく、急いで伺うことの方が重要です。

手土産をお渡しすることで相手が不快な思いをすることも考えられます。例外的に、危篤の方を励ますことができるような品であるならば持参してもよいでしょう。 

家族にかける言葉にも気遣いを

相手方の元へ到着し、ご家族と面会する時には、かける言葉にも気遣いが必要になります。

家族が危篤状態であれば、不安で気持ちが落ち込んでいるのは当たり前のことでしょう。

そんなときに「頑張って」や「気を落とさずに」などと声をかけても、無責任であると取られてしまうことにもなりかねません。 

また、死後を思わせるような言葉にも気を付けましょう。

「葬儀のときは協力します」や「きっと天国へ行かれますよ」など、気遣いの気持ちから言ったことだとしても、危篤状態では回復の見込みが全くないということではありませんし、ご家族は希望をもって危篤の方に付き添われているのですから、死後の話をするのはやめましょう。

相手ことを考えて、言葉を選ぶことが大切です。

もし臨終を迎えてしまったらすること

危篤の状態から、残念ながら亡くなってしまったら、やらなければならないことが次々とやってきます。

葬儀の準備

遺族となれば、悲しみに暮れている暇もなく、訃報の連絡や、葬儀の準備などを行っていくことになります。 

死亡届の提出

臨終を迎えたら、医師から死亡診断書が出されます。この診断書は死亡届を役所に提出する際に必要なものになります。

末期の水

また故人となった遺体には、「末期の水」という儀式を行います。

これは、故人に旅立つ前にのどを潤して欲しいという思いなどが込められているものといわれ、葬式における最初に行う儀式です。

亡くなってすぐに行われる事もありますが、遺体を自宅などに安置した後に行われる事もあります。

エンゼルケア

その後は、エンゼルケアという遺体の処置が行われます。

遺体をアルコールで拭く「清拭」は、病院で看護師が行う事が一般的です。

遺体に脱脂綿を詰める「綿詰め」、治療の痕を目立たなくする「傷の手当」、死装束に着替えさせる「着替え」、男性の遺体であれば「髭剃り」、「死化粧」などは、葬儀業者が行ってくれることが多いです。

また、業者や地域の風習によってはエンゼルケアを遺族が手伝うこともあります。

葬儀社への連絡

このように故人が亡くなってからすぐに行わなければならないことも、葬儀業者へお願いすることになりますから、早めの連絡が必要です。

葬儀社への連絡は生前決めていた葬儀社があるのであれば、そちらへ連絡します。

もし生前に葬儀社を決めていなければ、急を要しますから病院から紹介された葬儀社に依頼し、病院からの搬送や、書類の手続き、葬儀準備までお任せしてもよいでしょう。

ただ、病院の紹介では、紹介料などがかかって費用が割高になることもあります。

自分で葬儀社を選ぶ余裕があれば、紹介された葬儀社をお断りしてもかまいません。

葬儀費用を抑えたいのであれば、複数の見積もりを取って比べるなどしてご自分で選んだ方がよいでしょう。

 

菩提寺がある場合

また、菩提寺がある場合は、葬儀日程を僧侶の都合に合わせなければならないこともあります。戒名をいただくなど、僧侶とも打ち合わせが必要ですから早めに連絡しましょう。 

同時に、なるべく早く訃報の連絡も行わなければなりません。葬儀日程が決まっていない状態であれば、近親者のみに亡くなったことを連絡します。

故人がお勤めだった会社や、友人、遠い親戚などには、葬儀日程が決まり次第連絡をいれてもかまわないでしょう。

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家族が危篤状態になった時についてのまとめ

 「危篤状態」について特に重要となるポイントを下記にまとめました。

【危篤とは?】
●危篤(きとく)とは、病気や怪我が重い状態になり、医師が手を施しても回復する見込みが薄いと診断される
●患者の生命に危機が迫っている状態

【危篤からの回復は?】
●危篤であると医師の診断を受けたとしても、絶対に亡くなってしまうという事ではない
●危篤状態からすぐに回復する可能性もある

【家族が危篤になった時の心構え】
●病院へは落ち着いて向かう
●持ち物はスマホや携帯電話、付属の充電器、連絡先が書いてある手帳、お財布
●可能であれば着替えなども持参し、泊まり込みができる用意もしておく

【家族が危篤になった時の準備や連絡】
●親族間では三親等まで連絡する
・両親・妻子・兄弟姉妹、祖父母、孫をはじめ、叔父や叔母などが三親等の範囲
●会社であれば職場の業務に支障が出ないように、早いうちからこまめに連絡を取るようにする
●もしもの時に備え、寺院や教会等への連絡を行います
・仏教徒であれば菩提寺に連絡
・菩提寺が無い場合は、やさしいお坊さんなどから僧侶手配を行う
・キリスト教の場合は教会へ連絡

【危篤時の連絡手段とマナー 】
●まずは電話で連絡するようにする
●電話が繋がらず連絡がつかない場合に、メール・チャットツール・FAX・電報などを利用する
●危篤状態という緊急性を考えれば、深夜や早朝に関わらずする
●電報であれば、「インターネット電報 D-MAIL」、局番なしの「115」番のサービスを利用する

【危篤の連絡を受けた時にするべきこと】
●病院などの場所を確認する
●電話で長々と話すことや、病状について伺うことは避け、手短に済ませるようにする
●地味な服装で向かう(喪服で向かうのはNG)
●手土産などは不要
●家族にかける言葉にも細心の注意を払う

 危篤状態とは、今すぐに亡くなってもおかしくない、命の危険が迫った状態です。

自分の家族がそのような状態にあると連絡があれば、気が動転してどうしたらよいか分からなくなってしまうのが当然です。 

しかし、落ち着いて状況を把握し、やらなければならないことに早急に対応することも必要です。

事前に家族で話し合っておければ、連絡もスムーズに行えるでしょう。危篤から回復する方も中にはいらっしゃいますから、気持ちを強く持ち、もしもの状況に備えましょう。 

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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

プロフィール

運営会社

会社概要

会社名 LDT株式会社
Life Design Technologies co.,Ltd


https://le-tech.jp/
資本金 11,930万円(資本準備金含む)
代表取締役 白石 和也
設立 2019年9月
所在地 〒105-0004
東京都港区新橋5丁目23-10片山ビル6階
TEL:0120-538-175
FAX:03-6800-5820
事業内容 AgeTech(エイジテック)プラットフォーム事業
AgeTech(エイジテック)関連のソフトウェア開発・提供事業
AgeTech(エイジテック)関連のコンサルティング事業

企業理念

ライフエンディング(葬儀)の後悔をなくす

私たちは超高齢社会に適した情報インフラとサービスインフラを構築することにより、人々のQOLの向上に寄与し、社会に貢献し続けます。

やさしいお葬式

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私たちはお客様がご納得いただける
まで真摯に向き合います。

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私たちはこの仕事に誇りを持っています

やさしいお葬式監修

葬祭ディレクターとして10年以上培った経験を活かし、多様化する価値観の中でご相談者様にとって
どのようなご葬儀を選択することがよいのかを丁寧にヒアリングさせていただき、ご提案いたします。

お葬式セミナー講師
エンディングコンサルタント
栗本 喬一(くりもときょういち)
1977年 東京生まれ(名古屋育ち)
略歴
母の死をきっかけに葬儀業界に興味を持ち、大学卒業後、大手葬儀社へ入社、家族葬から大規模葬儀まで、幅広くお葬式を葬儀担当者(セレモニーディレクター)として活躍。その後、葬儀会館の店長、新規開拓を歴任。お客様からの「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとし、これまでに10年以上、5,000件以上の葬儀現場に立ち会う。
資格等
株式会社GSI グリーフサポート アドバンスコース修了。