葬儀屋になるには資格が必要?葬儀屋になる方法と費用・年収・将来性を徹底解説!
人は誰でも人生の終わりを迎えます。故人を弔い、遺族が穏やかに見送るために、葬儀があります。そんな葬儀屋/葬儀社になりたいと考えている方もいるでしょう。この記事では、葬儀屋/葬儀社になりたい人に向けて、どんな仕事なのかを徹底解説します。
葬儀屋とは?
葬儀屋は、葬儀の全てを執り行う仕事です。例えば故人のご遺体の管理をしたり、遺族からの葬儀に関する相談を受けたり、通夜や告別式などの支度・手配をしたり。想像されるのは葬祭専門の業者かと思いますが、実は最もシェアが多いのは冠婚葬祭互助会です。
冠婚葬祭互助会とは?
冠婚葬祭互助会とは、毎月消費者がサービスに対する掛け金を払い、冠婚葬祭に対するサービスが受けられるという仕組みのこと。他にはJAや石材会社、仏壇仏具会社なども葬儀業を行っています。
葬儀屋に求められるもの
葬儀は地域の文化や習慣も根付いており、地域との付き合いも大切です。また、日本は無宗教の人も多く、さまざまな宗教・宗派に対応する知識も必要です。さらに、時代に合わせて葬儀の形態も変化しているため、情報力も求められます。
人を亡くして心を痛めている遺族に寄り添いながら、日程通りに実務もこなすなど、ホスピタリティ精神や体力、実行力が必要とされます。広い視野が求められる職業です。
葬儀屋を呼ぶタイミング
葬儀屋を呼ぶのは葬儀を行いたい方が亡くなってから、できるだけ早く手配する必要があります。理由は地域の火葬場によっては混雑しており、葬儀や火葬に時間がかかる場合があるからです。
病院から葬儀屋を紹介されるケースもありますが、断っても問題はありません。
急な葬儀についての不明点や疑問は『やさしいお葬式』から24時間365日無料相談も承っています。電話でもメールでも行えますのでお気軽にご連絡下さい。『やさしいお葬式』では葬儀の見積もり、遺影写真、参列者のリストアップなど事前準備をおすすめしています。葬儀の作法や服装などについてもご相談できます。
葬儀屋/葬儀社の主な仕事
葬儀屋にはさまざまな仕事があります。順を追って具体的にご説明します。
葬儀の依頼・相談を受ける
病院や介護施設などで人が亡くなり、連絡が来るところから葬儀屋の仕事が始まります。ご遺体を搬送するための寝台車やドライアイスを手配し、故人の元へと向かいます。
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ご遺体を清める
ご遺体をきれいなまま安置しておくために、ご遺体を清める作業があります。
例えば清拭(せいしき)。アルコールやアルコールを薄めたお湯をガーゼに含ませて、ご遺体を拭くケアです。
他には湯灌(ゆかん)といって、ご遺体をお風呂に入れて、体や髪を洗い、清める儀式もあります。
ドライアイスで保冷したり、エンバーミングという遺体の腐敗を防止する処置を施したりすることもあります。
病院でご遺体を清める作業を済ませている場合もありますが、もちろんしていない場合もあるため、葬儀屋の仕事の一つと考えておきましょう。
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ご遺体の引き取り・安置
ご遺体を清めたら引き取り、自宅や葬儀場など遺族が指定した場所に搬送して、安置します。
葬儀が終わるまで故人の枕元に飾る枕花(枕飾り)や、葬儀が終わった後に祭壇を飾る後飾りなど、葬具の準備や手配、貸し出しをするのも葬儀屋の仕事です。
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葬儀の打ち合わせ・見積もり
続いて遺族と葬儀の打ち合わせです。大切な人が亡くなって心を痛めている遺族に寄り添いながら、きちんと仕事を進めていく手腕が問われます。
葬儀の打ち合わせ
お通夜や告別式の日程や場所の確認や手配、社葬や家族葬、密葬など葬儀形態を決めてもらいます。宗教や宗派などの確認も忘れずに。受付や準備など、葬儀当日にお手伝いをしてもらう遺族への依頼など、喪主との連携も大切に。
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葬儀の見積もり
どのようなプランにするのか、予算などの見積もりも合わせて提案します。人の死を前にしてお金の話をするのはぶしつけなように感じられるかもしれませんが、葬儀屋も仕事で遺族側にも準備が必要なので、お金の話はとても大切です。
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納棺
納棺はお通夜の前に故人を棺に納める儀式です。納棺を専門とする納棺師という仕事もあります。
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葬儀を統括する立場なら、人が亡くなったという連絡が来た最初の時点で、納棺師を手配しておきます。同時に納棺で必要となる棺や死装束も手配。
故人の棺に入れたい物などがあるか遺族に聞き、可否や注意点なども伝えます。
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お通夜・告別式前の準備
お通夜や告別式の前には、当日必要となる物の手配や準備をします。
祭壇の設置
祭壇の設営は当日に行う場合もありますが、前日から取り組む業者もあります。遺族のイメージや故人の思いを汲んで、祭壇を作ります。別に祭壇業者を呼ぶ場合は、時間や場所を指定して依頼します。遺族の思いやイメージを伝えて、一緒に祭壇を作りながら指示をするなども葬儀屋の役割です。
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葬儀で必要になるものの手配
祭壇に供える供花・供物や、線香・ローソクなど消耗品の手配もします。当日に受付で必要となる会葬御礼や、葬儀後に送る香典返しも用意。物だけでなく人の準備も葬儀屋の仕事です。葬儀に呼ぶ僧侶の手配もします。
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他にも、遺影や霊柩車・移動車、火葬場、骨壺なども手配します。葬儀の前には、喪主と最終確認の打ち合わせもして、当日に備えます。
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お通夜当日の手配・進行
葬儀の当日はさまざまな仕事があるので、チームワークが必要とされます。順を追ってどのような業務があるのか見ていきましょう。
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会場の準備
遺族や参列者が来る前に、会場の準備をします。供花や供物を設置したり、会場の椅子を並べたり、祭壇作りの仕上げをしたり、献花をするなら業者に連絡して時間に間に合うように花を持ってきてもらったり。早朝から作業を始める葬儀屋もあります。
受付
受付は遺族に担当してもらう場合が多いので、葬儀屋は受付業務について説明します。香典などお金の管理も必要となるので、回収するタイミングなども合わせて伝えます。葬儀の返礼品である会葬御礼を用意して、受付に設置するのも仕事です。
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誘導・案内
遺族が来たら、控室へ案内します。参列者が来たら、会場への案内や誘導を行います。
司会進行
葬儀屋は段取りをよく理解しているため、司会進行を務めると葬儀を円滑に進められます。司会では葬儀の始まりやお経の始まり、焼香の呼びかけ、献花のタイミングを誘導するなどの進行を務めます。
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また司会をする人は、会場の場所をよく把握するのも大切です。司会は全ての参列者に見られて顔を覚えられており、「トイレの場所はどこですか?」など会場場所について尋ねられるもこともあるからです。
通夜振る舞い
お通夜の後に、参列者が会食をしながら故人を偲ぶのが通夜振る舞いです。参列者はほぼ全て通夜振る舞いに参加します。参加する人数を確認し、料理を手配するのも葬儀屋の仕事です。
葬儀・告別式当日の手配・進行
葬儀や告別式もお通夜と同じように葬儀屋が手配や進行をします。実務的な作業はほぼお通夜と同様です。
あとは少し気が引けてしまいますが、必ず告別式の当日中に葬儀の請求をします。喪に服して遺族も心の整理がついていないとはいえ、後々に金銭トラブルになってしまうのも後味が悪いものです。
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ご遺体が火葬場へ向かったら撤収作業
告別式が終われば、出棺をして故人は霊柩車で運ばれて、遺族も一緒に火葬場へと向かいます。火葬の間に、葬儀屋は祭壇の撤収など会場を片付けます。
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葬儀後のサポート
遺族が火葬場から戻ってきたら、精進落としの会食が執り行われます。精進落としの準備も葬儀屋の仕事です。
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精進落としが終わってから、遺族が骨壺や遺影を持ち帰れるように用意もしておきます。
葬儀後の初めての法要である、初七日法要での会食の準備や返礼品の手配なども、葬儀屋が行います。
遺族から相談があれば、仏壇やお墓、喪中はがきなどのお手伝いもします。四十九日で忌明けとなるまでの法要や今後の法事についても説明しておくのがベターです。
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以上が葬儀屋の仕事です。葬儀のありとあらゆる実務をこなし、総合的なサポートをする仕事だとおわかりいただけたでしょうか。
葬儀屋の歴史
葬儀の歴史
葬儀自体は旧石器時代や縄文時代など、非常に古くからありました。人が亡くなって穴を掘り、埋葬するのが日本における葬儀の始まりです。
古墳時代では、名前の通り権力の大きさを古墳で誇示するようになり、豪華な副葬品なども飾られるようになりました。飛鳥時代になると墓の規模は制限されて、簡素な墓へと変化していきます。同じ時代には中国から仏教が伝来し、現在にもつながる火葬の考えも広まりました。
時代に伴う葬儀屋/葬儀社の変化
一方で、葬儀屋が出てきたのはずいぶんと最近のこと。今のように葬儀屋が全てを執り行うようになったのは1990年代です。
葬儀屋が出てくるようになった理由は、時代の流れを見るとわかるので、再び葬儀の歴史を振り返ります。
昔は家族だけで葬儀を行っていた
遡ること鎌倉時代、葬儀は穢れという考え方から血縁者のみで執り行われていました。埋葬するお金も必要なので、豊かな人のみが葬儀ができ、他の人は遺体を置いて遺棄葬するしかありませんでした。
室町時代になると、農民たちが惣村という共同体の仕組みを作り、自治を始めます。惣村が豊かになると、村にある寺院を経済的に支えるようになりました。寺院は農民たちの葬儀を司り、力を持たない人々も葬儀ができるようになったのです。当時、葬儀は村の共同で執り行われるものでした。
江戸時代にお寺が葬儀や法要を行うようになった
江戸時代に入ると寺請制度ができ、全ての人が寺の檀家となってお布施をして、葬儀や法要を寺院に取り仕切ってもらうようになりました。
明治時代になってからは寺請制度がなくなりました。家制度ができ、“家督を継ぐ”という考え方から“墓を受け継ぐ”という考え方も生まれます。したがって家族が中心となって、寺院での葬儀を執り行うようになりました。
葬儀会社は戦後に出始めた
戦後になると家制度もなくなり、家族が葬儀を全てこなすのは難しくなり、代わりに業務を務める者として葬儀会社が出始めます。
地方の人は都市部へと出て行き、葬儀における地域のしきたりを知らない人も増えています。しきたりを知っている地域の人との関わりも希薄です。遺族が葬儀の全てを取り仕切るのが難しいため、地域のつながりや宗教などの知識もある葬儀屋に任せることが多くなりました。
徐々に葬儀社の実務的な仕事も増えて、今や葬儀社が全てを取り仕切るケースが多くなっているというのが今日の葬儀屋の成り立ちです。
社会の変化と共に葬儀は形を変えています。今は葬儀社が最も必要されている時代ともいえるでしょう。
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葬儀屋関連の著書・映画
ノンフィクションライターの井上理津子氏の著書『葬送の仕事師たち』。2015年に刊行された当時の葬儀業界の実情や、葬儀の仕事に携わる人たちを追ったノンフィクションです。
納棺師やエンバーマー(エンバーミングのライセンスを取得している人)、火葬場職員など葬儀の現場で働く人たちにスポットを当てています。また、地域とのつながりが深い古くからの葬儀屋から、葬儀のプロを目指す若者に関する章も。葬儀業界の過去と現在、そして未来を知ることができる一冊です。
>>葬祭ディレクターとは?資格取得の方法と費用・年収・将来性を徹底解説!
ご遺体を清めて、棺に納める納棺師を描いた、本木雅弘さん主演の映画『おくりびと』。第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したことで大きな話題となり、納棺師という仕事が注目されるきっかけにもなりました。
遺体を安らかにお送りする、家族との最後の時間を作るのが納棺師の仕事。生きている人と亡くなった人をつなぐ、葬儀の役割を知ることができる作品です。
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納棺師とは?資格取得の方法と費用・年収・将来性を徹底解説!
おくりびととは?資格取得の方法と費用・年収・将来性を徹底解説!
実家が葬儀屋というだけでからかわれていた子ども時代の記憶があり、全く葬儀とは関係ない人生を送っていた葬儀屋の次男が、父親や従業員の死をきっかけに葬儀屋として遺族に向き合っていく作品。主人公が父親の仕事や家族、葬儀、遺族について向き合う内容になっています。主演は山下智久さん。葬儀屋/葬儀社が主人公のドラマという珍しい作品。
シンガーソングライターの活動を続けるために始めたに過ぎなかった葬儀屋のアルバイトから、葬儀の仕事のやりがいに目覚め、遺族や葬儀業界に向き合い、自身で葬儀屋/葬儀社を起業し旧態依然の葬儀業界に向き合っていく作品。リアルな体験談も多く書かれている。東証1部葬儀社:株式会社ティア代表取締役:冨安徳久氏の著書
葬儀屋をやっている・やっていた有名人
タレント・壇蜜さん
タレント・女優として活躍する壇蜜さんは、葬儀屋で働いていた経験があるそうです。
大学を卒業してから職を転々としていた壇蜜さん。お店に出資していただいた恩師が亡くなったことをきっかけに死について考えるようになり、エンバーマーの専門学校に通うようになりました。エンバーミングの資格を取得してからは、葬儀屋で働いたり、大学の研究所で解剖助手を務めたりもしたそうです。
>>エンバーミングとは?聞き馴染みのないエンバーミングについてその役割や方法、長所短所まで徹底解説!
お笑い芸人・おくりびと青木さん
おくりびと青木さんは、お笑い芸人として活動しながら、福島県にあるご実家が葬儀屋を営んでおり、ご自身も納棺師として働いています。
>>納棺師とは?資格取得の方法と費用・年収・将来性を徹底解説!
お笑いコンビ・ぺこぱ 松陰寺太勇さん
2019年のM-1グランプリで3位となり、新しいスタイルの漫才としてブレイクを果たしたお笑いコンビ・ぺこぱさん。V系のルックスと全肯定ツッコミという強烈キャラの松陰寺太勇さんが、売れない時代には葬儀のアルバイトもしたとインタビューで語っています。
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葬儀屋の一般的な生活
人がいつ亡くなるかは誰にもわからないので、葬儀屋は365日24時間営業している場合が多いです。当番制で朝や夜に待機している職員もおり、いつ連絡が来ても応対できるようにしている会社も。
葬儀がない日でも、朝9時に出勤して夕方5時に退勤するなど、一般的な会社と同じ勤務形態を取る会社もあります。
シフト制が多い
葬儀がある日は準備や片付けのために、早朝や夜間の出勤など不規則な勤務形態となります。正社員やアルバイト、パートなど雇用形態に関わらず、シフト制が多いです。
友引が休日になることも多い
休日は週休2日、あるいは月6日など会社によって異なります。葬儀が行われない「友引」が休日になることも多いです。ちなみに「友引」は、本来の意味とは違いますが「友を引き寄せる」という迷信から、葬儀にするのは縁起が悪いと考えられて避けられているのだとか。
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葬儀屋になるために持っていると役立つ資格
葬儀屋になるために公的な資格や免許はありませんが、持っていると役立つ資格もあります。
納棺師
映画『おくりびと』でも有名になった納棺師。ご遺体を清めて棺に納めて、火葬までご遺体の管理する仕事です。「湯灌師(ゆかんし)」「復元納棺師」ともいいます。
葬儀屋の仕事として最もよく知られていますが、実は資格などはありません。葬儀の学科がある専門学校や、納棺師に特化したスクールなどで学べます。
納棺師になるには?
納棺師になりたい場合は、葬儀会社で就職し、担当になれば叶います。ただ別の業務を担当する可能性も高く、必ずしも納棺師になれるわけではありません。納棺師を目指したいなら、納棺を専門とした会社で働くのがベターです。
納棺師は1人ではなく、2~3人のチームで仕事をするケースが多いです。
納棺師の仕事内容
仕事内容は、まず清拭や湯灌などで遺体を清めます。
亡くなった人に着せる白装束の経帷子(きょうかたびら)に着替えさせるのも納棺師の仕事。遺族から要望を聞き、故人が気に入っていた服や小物を身につけさせることもあります。
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口に含み綿を入れて表情を整える作業もします。鼻にも綿を詰めるのは、ニオイや汚物が出てしまうのを防ぐためです。
死に化粧や顔そりをして、整髪もして、身支度も整えて。できるだけきれいな姿へと導けば、遺族も穏やかな気持ちで納棺し、お見送りできるでしょう。納棺の儀は計30~1時間ほどです。
葬儀が多いと、1日5件など多くの納棺をするときもあります。死に向き合う現場でもあり、腐敗が進んだご遺体に対応するなど、精神的にも体力的にも厳しいと感じる人もいます。生きている人と亡くなった人をつなぐという、仕事への強いやりがいを感じている人も多いです。
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葬祭ディレクター
公式サイト「厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査」
葬祭ディレクターは、葬祭業界で働く人が必要な知識や技能のレベルを審査し、認定する民間の制度です。葬祭業界で働く人の知識や技能の向上を目指しています。国家資格ではありませんが、制度としては厚生労働省から認定されています。
葬祭ディレクターになるには?
1級と2級があり、それぞれ学科試験と実技試験があります。2級は個人葬の相談や基本的な葬儀の知識と技能を問われる試験です。1級は個人のみならず社葬など全ての葬儀における相談から、より専門的な知識と技能を問われる試験が課せられます。
葬祭ディレクターの特徴
葬儀業界は今、ただ実務をこなすだけでなく、人の心に寄り添うサービスとしての質も求められています。葬祭ディレクターは非常に多岐にわたる葬儀の実務を的確にこなしつつ、人の死というとてもつらい心情の遺族に寄り添い、葬儀を任せられる人だと認定されている資格なのです。
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相続診断士
公式サイト「一般社団法人 相続診断協会」
相続診断士は民間の資格ですが、法務大臣認証ADR調停人の基礎資格の認定を受けています。ADRとは「Alternative Dispute Resolution」の略で、「裁判外紛争解決制度」と訳されます。裁判手続きによらずに紛争を解決する手法を指します。
遺産相続について疑問があっても、いきなり法律の専門家に相談するのは一般の人にとってハードルが高いものです。また相続はお金だけでなく土地などによって法律が細かく分かれているため、どの専門家に相談するべきなのかがわからない人もいるでしょう。
相続診断士の役割
そんな相続で困っている人により気軽に相談してもらい、専門家に取り次ぐのが相続診断士の役割です。
相続の基本的な知識があるため、相談に乗り、一般的にどのような方法があるのか提示できます。ただし問題を解決する資格はないため、あくまでヒアリングのみです。相続の悩みに合わせて有資格者の専門家の紹介もできます。
例えば、相続税の申告が必要なら税理士に、土地や建物の相続のために鑑定してもらうなら不動産鑑定士に、土地の名義変更は司法書士に、相続で争うことになりそうなら弁護士に、というように。
また、相続診断士は相続によるトラブルを未然に防ぐ役割も担っています。自身が亡くなった後に相続の問題が起きないように、遺言を残すなどスムーズに相続できるようなアドバイスもできるのです。
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遺品整理士
公式サイト「終活士資格試験|終活の専門家 日本終活士協会」
人が亡くなった後は、遺族が故人の家や部屋を整理しますが、時間がないからと業者に頼む方もいるでしょう。もちろんきちんと仕事をしてくれる業者もありますが、遺品整理に関する法整備が整っていないため、なかには不法投棄する業者などもあるのが現状です。
遺品整理士の役割
そこで頼ってほしいのが、民間の資格である遺品整理士です。遺品整理に関連する法律など専門的な知識があるため、安心して遺品整理を任せられます。かつ遺族の代わりに部屋の片付けや掃除など遺品整理の実務もこなします。
遺品を整理することで、残された遺族も心の整理ができ、供養への思いにもつながる仕事です。
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終活カウンセラー
公式サイト「一般社団法人 終活カウンセラー協会」
自分の死に備えて準備をする「終活」。遺族に任せるのではなく、自分の死を自分で考えるという人が増えています。
そこで注目されているのが「終活カウンセラー」という民間の資格です。葬儀や墓、相続、遺言、保険、介護、健康など終活に関わるあらゆる知識を持っています。相談してもらえば、専門家への橋渡しもスムーズにできます。
自分自身が終活について学びたいなら「初級 終活カウンセラー」、人の終活をサポートしたいなら「上級 終活カウンセラー」。葬儀の仕事をする上で資格を取得したいなら上級がベターです。さまざまな分野の知識を学べば、葬儀で相談を受けた際も、広い視野でアドバイスできるでしょう。
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お墓ディレクター
公式サイト「お墓ディレクター」日本石材産業協会
故人のお墓について相談を受けられるのが「お墓ディレクター」です。民間の資格で、お墓の種類や形状、歴史、石材の種類、埋葬に関する法律など、お墓に関する幅広い知識と教養を兼ね備えています。
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仏事コーディネーター
公式サイト「仏事コーディネーター」
お墓や仏壇を持っていても、仏具のことはよくわからないという人は多いです。「仏壇や仏具はどう選ぶの?」「お盆やお彼岸はどう迎えるの?」「ご本尊がわからない!」「葬儀後はどうお寺と付き合うの?」など仏事のあらゆる疑問に答えるのが、「仏事コーディネーター」です。
仏事コーディネーターの特徴
仏事コーディネーターは民間の資格で、仏教という宗教や慶弔、仏壇仏具などの知識や、仏具に関する法令などあらゆる仏事に関する豊富な知識が必要とされます。また仏事に関わる心構えや仏具の販売や接客技術など、実践的な技能も兼ね備えています。
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葬儀屋になる方法と費用
葬儀屋になるための資格はありません。ご紹介したような資格を持っていると実務に役立ちますが、必須ではありません。
葬儀会社で働くのが一番早い方法
葬儀屋になりたければ、葬儀会社で働くのが一番早い手段です。知識や経験が全くないまま働くのに不安があるなら、葬儀について学べる学校に通うのも一つの手。
葬儀の専門学校もある
日本ヒューマンセレモニー専門学校という、葬儀業界で働く人材を育てる学校があります。他に葬儀の専門学校はあまりなく、観光や看護、福祉などの短期大学・専門学校などで葬祭ディレクターについて学び、受験資格を得られる学科やコースはあります。
葬儀屋になる費用としては、学校に通うなら学費が必要です。
葬儀屋の給与・年収
上場企業などの有価証券報告書に基づき、業界の動向をリサーチしている「業界動向サーチ」によると、葬儀業の平均年収は616万円。とはいえ一部の企業のみで、地域や会社の規模によっても給与は大きく違います。あくまで大手の葬儀社の年収だと参考までに考えておきましょう。
具体的な金額を知りたいときは、葬儀社の求人広告や企業口コミを確認するのがベターです。
葬儀屋の将来性
葬儀屋の現状
経済産業省による特定サービス産業動態統計調査によると、葬儀業の売り上げは、2019年で6000億6300万円と、2000年の約2.3倍にもなっています。この5年ほどは横ばいです。
死亡者数は年々増加傾向にあり、2019年は137万6000人。葬儀の取扱件数も2019年は446,724件と、ここ20年で約2.5倍となっています。将来推計では死亡者数は2040年に167万9千人とピークを迎えて、徐々に減少していくと考えられています。
また、事業所数は2000年から一度も減らずに増え続けています。
葬儀は必要な業務であり、将来的に見て大きく衰退する業界ではないといえるでしょう。
【追記】2020年の死亡者数と葬儀の取り扱い件数
コロナ禍となった2020年の死亡者数は138万4,544人。葬儀の取扱件数は442,290件となっています。新型コロナの感染対策によるマスクや手洗いの推奨が影響し、新型コロナ以外でのインフルエンザや感染症による死亡者が減っています。
葬儀の小規模・簡素化
葬儀の取扱件数が増加し、事業所数も増加しながら、売り上げは横ばい傾向にある理由として、葬儀の小規模・簡素化が挙げられます。
昔は大きなホールを貸し切って多くの人が参列する葬儀が行われていていました。しかし、今ではホールを小分けにして斎場を設営することもあります。地域的なつながりも希薄で、高齢化が進み亡くなった人の知り合いもすでに亡くなっているなど、社会的なつながりがある故人がそもそも少なく、葬儀に参列する人も少なくなっているようです。
>>斎場とはどんな場所?斎場の選び方・種類・火葬場との違いを目的別に完全解説!
またお通夜や告別式、初七日法要を全て1日で終わらせるワンデイセレモニーなど、簡素な葬儀も増えています。遺族も高齢で、なるべく簡素に済ませたいという要望も多いようです。
>>初七日とは?意味・数え方・お供え・お経・知っておきたい常識とマナー
葬儀の多様化
葬儀が小規模・簡素化する一方で、地域密着型の葬儀が完全になくなるわけではありません。今でも盛大な葬儀はありますし、周囲の人とのつながりが密な葬儀もあります。
自ら生前に葬儀をプロデュースしたり、亡くなる前に葬儀をする生前葬が執り行われたりと、時代やニーズに合わせた多様な葬儀の形も増えています。
>>生前葬のメリット・デメリットとは?併せて検討したい供養方法も紹介
他業種からの参入も多い業界で、今までにはない視点での葬儀も増えていくかもしれません。
葬儀屋の未来
将来的に見て、死亡者数は増加傾向にあります。また現段階でAIやロボットにとって代わられる仕事ではないという観点からも、近い将来葬儀屋の仕事がなくなる可能性は低いでしょう。
小規模・簡素化するなど売り上げの横ばいは気になりますが、大きな減少ではありません。また葬儀の多様化という点に着目すれば、さまざまな葬儀の形態を模索し、差別化すれば新たな需要も生まれる可能性があります。
葬儀は、人を取り巻く時代の変化によって形を変えてきました。従来の葬儀の形式にとらわれず、時代に合わせた葬儀の未来を見据えれば、十分に将来性がある仕事だといえるのではないでしょうか。
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きっとあなたもそう思っている「葬儀会社はどこも同じ」ではない
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葬儀屋になるのを迷っている方へ
最後に葬儀屋へなろうか迷っている方達へ向いている人や、葬儀屋のやりがいについてご紹介します。
葬儀屋に向いているのはどんな人?
葬儀屋はかけがえのない家族を亡くし悲しんでいるご遺族を支える大切な仕事です。その為、相手に気遣いができ臨機応変に対応できる真面目な方が向いているといえます。
また、宗教によっては葬儀で使ってはいけない言葉や作法も異なります。その為、弔事における知識も積極的に取り入れることも大切になります。
女性も葬儀屋はできる?
女性で葬儀屋として活躍している人もたくさんいます。特に女性で優しく細やかな心遣いができる方はご遺族の心強い支えとなるでしょう。
やりがいを感じるのは?
人はいつ亡くなるのか分かりません。その為、24時間365日対応をする必要があります。大変な仕事ではありますが、滞りなくご遺族が故人を見送る手助けができるのは、大きなやりがいとなるでしょう。
また、葬儀は一人では行うことができません。仲間と力を合わせ、ご遺族が喜ぶ葬儀を執り行うことは達成感も得ることができるでしょう。
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葬儀屋についてのまとめ
「葬儀屋」について特に重要となるポイントを下記にまとめました。
【葬儀屋とは?】
●葬儀屋は、葬儀の全てを執り行う仕事
●最もシェアが多いのは冠婚葬祭互助会
【葬儀屋/葬儀社の主な仕事】
●葬儀の依頼・相談を受ける
-ご遺体を搬送するための寝台車やドライアイスを手配し、故人の元へと向かう
●ご遺体を清める
-清拭(せいしき)や湯灌(ゆかん)
-ドライアイスで保冷したり、エンバーミングという遺体の腐敗を防止する処置を施す
●ご遺体の引き取り・安置
-自宅や葬儀場など遺族が指定した場所に搬送して、安置
●葬儀の打ち合わせ・見積もり
-お通夜や告別式の日程や場所の確認や手配、社葬や家族葬、密葬など葬儀形態を決める
●納棺
-祭壇の設置
-葬儀で必要になるもの(供花・供物や、線香・ローソクなど消耗品)の手配
●お通夜・告別式前の準備
●お通夜当日の手配・進行
●会場の準備
●受付
●誘導・案内
●司会進行
●通夜振る舞い
●葬儀・告別式当日の手配・進行
●ご遺体が火葬場へ向かったら撤収作業
●葬儀後のサポート
-精進落としの準備
-遺族が骨壺や遺影を持ち帰れるように用意
-初七日法要での会食の準備や返礼品の手配
-遺族から相談があれば、仏壇やお墓、喪中はがきなどのお手伝い
【葬儀屋になるために持っていると役立つ資格】
●納棺師
●葬祭ディレクター
●相続診断士
●遺品整理士
●終活カウンセラー
●お墓ディレクター
●仏事コーディネーター
【葬儀屋になる方法と費用】
●葬儀会社で働くのが一番早い方法
●専門学校に通うのであれば学費が必要
【葬儀屋の給与・年収】
●大手の葬儀社の年収だと平均年収は616万円
【葬儀屋の将来性】
●葬儀が小規模・簡素化する一方で、地域密着型の葬儀が完全になくなるわけではない
●将来的に見て、死亡者数は増加傾向にある
●従来の葬儀の形式にとらわれず、時代に合わせた葬儀の未来を見据えれば、十分に将来性がある仕事だといえる
人間は誰でも、どんな時代になっても、いつかは死を迎えます。心穏やかに故人を見送りたいと思うのは、どんな時代でも多くの人にとって共通の願いです。葬儀は人の最期を見送る大切な瞬間に立ち会う仕事だと知っていただければ幸いです。
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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)
- 略歴
- 栗本喬一(くりもと きょういち)
- 1977年生まれ
- 出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)
- 株式会社東京セレモニー 取締役
- ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
- 「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
- 株式会社おぼうさんどっとこむ
- 常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
- 株式会社ティア
- 葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。
- 著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)
プロフィール