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終活とは?意味・終活の準備・タイミングなどを解説します!

2021/8/17 情報更新

近年耳にすることが増えた「終活」ですが、終活とはいったいどのようなことを指すのかご存知でしょうか?

終活とは自身が死を迎えるに当たって、介護やお葬式、遺産の相続についてなどについてあらかじめ準備をしておくことです。

それでは実際に終活をする上で何をすれば良いのでしょうか。

この記事では、終活の準備の方法やいつ始めれば良いのか、タイミングなどについて解説していきます。

終活とは?

「終活」とは、自分自身がいつか死を迎えるという事実に向き合い、生前のうちに死後の準備を整える活動のことを指します。

例えばどこでお葬式を挙げるのか、お墓はどのようなものが良いのか、遺産はどのように分割させるのかなどをあらかじめ決めておくことです。

終活に取り組む動機として、今までお世話になってきた周囲の人たちに迷惑をかけないようにするために行うということが多いですが、そのほかにも自分が老後の生活をより健やかにして最後まで充実した気持ちで過ごすという目的で行うことも多いです。

終活の背景

終活という言葉自体は2000年代初頭に週刊誌の中で初めて登場しました。

終活が広く認知されるように

その後、終活に関する多くの書籍が発売、「エンディングノート」という映画の公開、そして2012年には「ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10を受賞するなどによって世間に広く認知されていきました。

その他にも団塊世代と呼ばれる人々の定年退職や少子高齢化が日本の社会問題として浮き彫りとなってきた時代でした。

それに伴い孤独死や高齢の単身者が増加していき、TVやマスコミで取り上げることで日本人のなかで介護や相続など今までタブーとされてきた死後についての関心が高まっていきました。

終活のメリット

メリット①残りの人生を前向きに過ごせる

終活のメリットとして、一つ目は自分の残りの人生に対して前向きに過ごせるということです。

終活を行うことで自分の中で整理ができ、そのため自分が何をしたかったのか、誰と会っておきたいかなどを洗い出すことができます。

やりたいことを書き出すことで、残りの人生を充実したものにできるでしょう。

メリット②家族への負担を減らす

二つ目は、残された家族への負担を減らすことができるということです。

自分が死を迎えた後に、どのようなお葬式にしたいかやどんなお墓に入りたいかなどの希望をエンディングノートに書いておくことで、残された家族は突然の死に混乱している中でも冷静に判断を下すことができます。

メリット③遺産相続がスムーズに行える

相続は「争続」と呼ばれることもあるほど、親族同士での争いがおこることが多いです。終活で遺言書を書くことで、将来の遺産相続争いを回避し、相続自体をスムーズにおこなうことができます。

介護やお葬式など、本来は家族間で話しにくい話題をノートに残しておくことで、余計なトラブルを引き起こすことを避けることができるため、終活を検討することはとても大切です。

終活については下記記事もご参考ください。
終活を完全解説! 準備・本人や家族がやることを全てまとめました!
真剣に考えなければならないLGBTカップルの終活・お葬式・お墓の問題について

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終活をはじめるタイミング

終活を始めるタイミングですが、特に決まったものはありません。

しかし、終活の準備にはある程度の体力と時間が必要となってくるのでなるべくなら早めが良いでしょう。

早めに準備を行うことで、お墓やお葬式の予算の見積もりを出すことができるので、家計を管理しやすくなるといったメリットがあります。

いつから終活をするか?

終活を始める時期は人によって異なりますが、時間・体力的余裕が必要です。

例えば、定年を迎えたタイミングや配偶者が亡くなった時に始める方が一般的に多いようです。

理由としては、定年を迎えることで仕事がなくなり時間的な余裕を持つことができます。

また、配偶者が亡くなることで死が訪れることを再認識し、終活の必要性を感じるためです。 

年代別での準備内容

終活を始める方が多い年代は60代だと言われていますが、30代と早くから終活に取り掛かっている方もいます。

30〜40代ではエンディングノートの準備や生前整理を行うと良いでしょう。

>>エンディングノート最新人気ランキング20選!書き方も完全解説!

しかし、お墓や葬儀の契約はまだ早いと言えます。40〜50代では親の終活について意識すると良いでしょう。

親の終活をサポートすることで、自分の終活の進め方も見えてくるかもしれません。

また、50代以上は終活の最適年齢ですので、全ての準備をしてしまって問題ないでしょう。

>>生前整理とは?意外と大事な生前整理の方法やコツ、行うべきタイミングを完全解説!

葬儀については下記記事もご参考ください。
葬儀屋/葬儀社の手配方法を完全解説!流れ・タイミング・費用を紹介!
葬式の準備はどうすればよい?ご臨終から葬儀後の法要まで、必要な準備を完全解説!
御葬式とは?意外と知らない御葬式のマナーや流れ、お通夜・葬儀・告別式の違いまで完全解説!

準備すること:エンディングノート

終活を始めるうえで、まずはエンディングノートから準備すると良いでしょう。

エンディングノートは特に決まりもなく、自由に書いて良いため、いつ始めても問題ありません。

また、エンディングノート自体は書店やインターネットでも販売していますので、自分が描きやすいと思ったものを使用しましょう。

エンディングノートとは?

エンディングノートとは、自分の老後や死後に備えて介護やお葬式、お墓の希望や家族への感謝について書き残すノートです。

エンディングノートを準備しておくメリットは、本来は遺族が行わなければならない死後の手続きの負担を減らすことができるというものと、自身の気持ちを整理することで老後の生活をより豊かにすることができるというものが挙げられます。

エンディングノートに書くこと

エンディングノートへの書き方にルールはないので、比較的何を書いても問題ありません。実際に書いておくと良い項目は下記の通りです。

・自分の情報
名前、生年月日、血液型、住所、本籍

・自分の歴史
学歴、結婚記念日、出産日、思い出の土地

・所有している財産
契約している銀行と口座番号、借金の有無、貸金の有無、不動産、有価証券、貸金庫やトランクルームの有無

・医療や介護の希望
かかりつけ医、入居したい介護施設や希望の介護方法、延命措置、臓器提供の有無
>>臨終とは?臨終の意味から前後の流れ、家族が亡くなった際にすべきことまで完全解説!

・葬儀
喪主をお願いしたい人、葬儀の希望、希望の遺影写真、参列してほしい人の名前と連絡先
>>喪主とは?喪主の決め方と役割、服装、マナー、挨拶を解説!

・お墓
希望の供養方法、入りたい霊園・寺院、お墓の継承人になってほしい人 
>>墓標とは?意味と時期と価格相場の詳細解説!

このほかにも家族に対する想いやメッセージ、ペットのかかりつけ医や好きな食べ物などを記載することが多いようです。

エンディングノートの詳細は『エンディングノート最新人気ランキング20選!書き方も完全解説!』 もよく読まれています。

遺言書との違い

エンディングノートと遺言書の違いは、法的効力の有無です。

エンディングノートには法的効力がないため、法律が関わる相続についての記載は止めておきましょう。

また、個人が特定できる誹謗中傷などはトラブルを招く恐れがあるため控えましょう。

準備すること:遺言書

自分に相続させる財産などがある場合には、遺言書を準備しましょう。

そうすることで、相続人間での揉め事を避けることができます。

また、相続人側でもどのように分割するかを悩まずに済むため、できる限り生前に準備しておくと良いでしょう。

遺言書の意味と歴史

遺言制度が日本で初めて出てきたのは、奈良時代の「養老律令」という法律の中だと言われています。

遺言書の目的は、自分の財産を配偶者や息子など誰に相続するか、どう分配するかを明らかにすることです。

遺言書は法的効力を持つため、その形式はとても細かく決められているので、作成にも注意する必要があります。

遺言書の種類

遺言書には自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言の3種類があります。

ではそれぞれの遺言書にはどのような特徴があるのでしょうか。以下で詳しく解説していきます。

自筆証書遺言

自筆証書遺言は自筆で遺言書を作成する方法です。PCやワープロで作成した場合には無効になります。

また、名前や作成した日付を記載する必要があります。

作成費用を抑えることはできますが、自分で作成しなければならないため不備が見つかると無効になってしまう恐れがあります。

公正証書遺言

公証役場で公証人が作成して発行、保管を行なってくれる遺言書です。法律の専門家が作成するため、無効となる可能性はほぼありません。

しかし、作成するまで日にちがかかることと費用がかかります。

>>公正証書遺言を完全解説!書き方・流れ・費用を紹介!

秘密証書遺言

遺言書を自分で作成した後に公証役場で保管してもらう遺言書です。

遺言の内容を外部に漏らさない、自分で役場に持ち込むため自分が作成した証拠があるという利点がありますが、公証役場で遺言の内容を確認しないために遺言書にミスがあれば無効になってしまうこと恐れがあります。 

遺言書の例文

遺言書はどのように書かれているのでしょうか。例文を下記に示すので、実際に遺言書を書くときの参考にしてみてください。

遺言者○○○○は、以下の通り遺言する。

1. 遺言者は、遺言者の有する下記の財産を、遺言者の妻である××××(昭和×年×月×日生)に相続させる。      

  建物

  所在    東京都千代田区霞ヶ関◯丁目◯番地◯

  家屋番号  ◯番◯

  種類    居宅

  構造    木造

  床面積   1階 58平方メートル 2階 33平方メートル 

2. 遺言者は、遺言者の所有する下記の財産(株式、債券を含む金融資産)を、遺言者の長男である△△△△(昭和xx年x月x日生)に相続させる。

(1)預貯金

  ○○銀行 ○○支店 普通預金 #0000000 

(2)有価証券

  xxxx株式会社 1,500株

3.遺言者は、遺言執行者に次の者を指名する。

 東京都千代田区霞ヶ関◯丁目◯番地◯

 xxxx弁護士事務所

    令和xx年xx月x日

    遺言者の住所及び氏名 押印

4.付言事項

病気で体が不自由な自分のために最後まで介護や病院への付き添いをしてくれたことに感謝しています。本当にありがとう。財産を少しだけですが残しました。どうか揉めないように仲良く暮らしてください。

遺言書の注意点、無効にならないようにするためのポイント

遺言書は種類によって無効になる条件があります。それぞれの種類について下記で解説していきます。

自筆証書遺言が無効になる場合

自筆証書遺言は自筆ではない箇所がある、もしくは日付や署名がない場合には無効になります。

そのほかに自分で作成するため不備が見つかった場合なども無効となります。

公正証書遺言が無効になる場合

公正証書遺言は、遺言者が認知症などで遺言能力がない状態で作成された場合は無効になる恐れがあります。

もしくは証人にではない人物が立ち会った場合や、証人に不備がある場合にも無効になる恐れがあります。

秘密証書遺言が無効になる場合

秘密証書遺言は、遺言作成時の日付が記載されていない場合や署名がない場合、あるいは公証役場での立会人に証人不適格者がいた場合などには無効になる恐れがあります。 

遺言書については下記記事もご参考ください。
遺言書を完全解説!種類・効力・扱い時・費用を紹介!
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遺言とは?意味・種類・書き方・効力を紹介!

相続についてのご相談はやさしい相続でも無料で承っていますので、お気軽にご連絡下さい。24時間365日無料で専門オペレーターが対応致します。

準備すること:葬儀

葬儀をするにあたって、どのくらいの規模や費用をかけて行うのかや誰を参列に呼ぶのかなど大まかな計画を立てておくことが重要です。

葬儀をあげる費用の平均は地域や規模にもよりますが、100万円前後だと言われています。

急な出費で慌てないためにも貯蓄、生命保険、葬祭保険、互助会、葬儀会社の会員制度といった葬儀費用へのリスクを分散させておくことが大切です。 

葬儀費用については下記記事もご参考ください。
葬式の金額は?一般的な葬儀費用の平均から、葬儀費用の内訳、費用を抑える工夫まで徹底解説!
葬式の費用はどれ位?予算内で希望の葬儀を行うための方法も紹介
葬儀費用がない時にどうすればいい?葬儀費用の相場から、費用がない場合の対処法を徹底解説!

葬儀の生前予約

葬儀を生前に予約しておくことで、葬儀に関する大体の費用を把握できます。

また、葬儀業者によって生前予約をすると割引をしてくれる業者もあるため葬儀の費用を抑えることができます。

やさしいお葬式でも事前の会員登録(年会費・入会費無料)でお葬式プランが20,000円の割引となる制度を行っています。

葬儀社の選び方

では、葬儀業者を選ぶ時は何に注意すれば良いのでしょうか。

葬儀社を選ぶポイント

葬儀業者を選ぶポイントとして、見積もり金額が明確になっているかとスタッフの対応に注意すると良いでしょう。

葬儀の費用は固定費用と変動費用に分かれており、変動費用は当日の参列者によって変わります。

そのため、ある程度の費用感を具体的に明示してくれる業者は安心だと言えます。

また、葬儀を行うにあたって担当者と打ち合わせを複数回行いますので、丁寧な対応をしてくれるかなども大切です。

また、生前契約を締結し契約金を前払いした場合、葬儀をあげるまでに倒産して返金されないような事例もあるようです。そのため、契約金は後払い可能な葬儀社を選ぶと良いかもしれません。

葬儀社手配については下記記事もご参考ください。
葬儀屋/葬儀社の手配方法を完全解説!流れ・タイミング・費用を紹介!
葬儀の手配方法とは⁉︎いざと言う時に困らないお葬式の手配方法について
お葬式の依頼方法はどうすれば良い⁉︎葬儀社手配の方法とは

準備すること:お墓

できれば、お墓についても生前のうちに決めておくと遺族への負担を減らすことができます。

しかし、霊園や墓地によっては生前に契約することができず場所の制約ができてしまうため注意が必要です。

お墓を決めるメリット

お墓を生前に決めておくメリットとしては、家族からの意見を聞くことができるという点が挙げられます。

お墓を管理するのは遺族です。そのため、お墓参りに行きやすい場所なのか、予算はどのくらいなのかについて検討することができお互いに納得することができます。 

お墓の種類と特徴・費用の目安

公営墓地

公営墓地は各都道府県や市町村が管理しています。

自治体によって規制が異なりますが、一般的には公営墓地の所在地と同じ地域の住民でなければ利用することができません。

また、公営のため費用が安価であることが特徴です。

民営墓地

民営墓地は公益・宗教法人が運営しています。

特徴として、公営墓地と比べて申し込みが容易で宗派による制限が少ないというものがあります。ただし、費用は少し高くなります。

寺院墓地

寺院墓地は、寺院が運営している墓地です。お墓の管理などを任せられるのがメリットですが、お布施や永代使用料、檀家になる場合は入檀料などの費用がかかります。

永代供養墓地

永代供養墓地は、自分に子供がおらずお墓の管理をしてくれる人がいない場合やお墓の管理をするのが困難な方が利用します。

遺骨を契約期間の間は墓地を管理している霊園や寺院が供養をしてくれます。

しかし、最終的に合祀(ごうし)することになるため、遺骨は二度と取り出すことはできません。

永代供養は「合祀型」と「個別型」に分けることができます。

合祀型は最初から他人の遺骨と合わせて供養する方法で、費用を他の供養方法に比べて安価に抑えることができます。

個別型は納骨堂のような形式で個別のスペースを設け、供養をする方法です。個別型でも最終的に合祀することになるので注意しましょう。

永代供養墓地に関する詳細は下記の記事もよく読まれています。
永代供養料を完全解説!相場・手続きの流れ・お布施との違いを紹介!
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お墓の決め方と注意点

お墓を決める際には、下記に挙げる点に注意しなければなりません。 

宗派

公営墓地や民営墓地では、宗派の制約を設けていることは少ないので心配はいりませんが、寺院墓地にはその寺院が所属している宗派でなければならないことがほとんどです。

そのため、寺院墓地に入る場合には自分の宗派と寺院の宗派を確認しておきましょう。

費用

お墓を新しく建てる場合には、だいたい150万円ほどかかると言われています。

もしお墓の費用を抑えたい場合には、永代供養などの違う方法を検討することが良いでしょう。

永代供養の場合には、契約時に支払う金額で済むので何年にも渡って支払う必要がないということもメリットです。

お墓の場所や墓地の設備

契約した霊園や寺院にお墓参りに行く際に、電車の乗り換えやバス停が近くにないなどアクセス面での不便さについて後から気づくことが多いです。

そのため、事前に公共交通機関を利用してアクセスしやすいのかはチェックしておくことが重要です。

また、自分が老後にもお墓参りに行くことを考えて、バリアフリー設備が整っているかも注意しておくと良いでしょう。

お墓については下記記事もご参考ください。
墓標とは?意味と時期と価格相場の詳細解説!
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お墓についての一番の悩み:墓じまいを完全解説

準備すること:断捨離

終活で行う断捨離は、死後に他人に見られたくないものや価値がある重要な骨董品などを整理しておくために大切な行為です。

しかし、物によっては処分に手間がかかることもあるのである程度体力がある時期に済ませておくと良いでしょう。 

断捨離のメリット

遺品は通常遺族が全て処理することになっています。遺族が、本来価値があるような貴金属や骨董品を価値がわからないため処分してしまう恐れがあります。

そのため、遺族への負担を少しでも軽減させるために、断捨離は生前に行っておくと良いでしょう。

>>遺品整理の料金はどのくらい?業者に遺品整理を依頼する際の相場や注意点、安く抑える工夫などを完全解説!

断捨離のやり方

断捨離の進め方は、まずは身近にあるものから処分するとスムーズに進めやすいです。

本やCD・DVDのような雑貨などから手をつけることがおすすめです。抵抗なく気軽に処分できるものから進めていきましょう。

もし捨てて良いものか悩んだ時には、一時的な保管用の箱を用意してそこにしまっておきましょう。

勢いで大事なものまで捨ててしまうことを避けるためです。ある程度断捨離が進んだ時に、その箱をもう一度確認して捨てて良いものかどうか判断しましょう。

断捨離の注意点

断捨離を進めていく上で注意しなければならないことは、骨董品や貴金属などの本来価値があるものや、形見分けをするべきものを処分しないようにすることです。 

また、土地の権利書など大切な書類は間違って処分しないようファイリングなどをして管理しておきましょう。

そのほかにも他人に見られたくないようなデータは消去しておいたり、PCのパスワードなどは遺族がわかるようにメモなどに残しておくことが重要です。

終活年賀状

人間関係の断捨離ともいえる終活年賀状についてもご紹介します。

終活年賀状とは?

終活年賀状とは、以降の年賀状のやり取りをやめる旨を伝える年賀状のことです。普段は連絡を取らず、年賀状だけのやり取りをしている知人や義理で送りあっている人たちを整理することで、年賀状を送る手間や費用を減らすことができます。

終活年賀状の書き方

終活年賀状には高齢の為、年賀状の作成が困難なことや古希、喜寿など年齢の節目などを理由にしましょう。その際、「どなた様にも控えさせて頂く~」「皆様へ失礼させて~」のように、個人にではなく全員に対して年賀状を出さないことも付け加えましょう。

また、代わりにメールやLineでの挨拶に変える場合は、その旨もお伝えしましょう。

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準備すること:介護施設

高齢になれば体が不自由になったり認知症などを患ったりする可能性があるため、介護施設や老人ホームなどの入居を検討しなければなりません。

自分が老後に生活するかもしれない施設なので、見学に行ったり、打ち合わせを入念に行い決めておきましょう。 

事前に介護施設を選ぶメリット

生前のうちに介護施設を決めておくことで、家族の精神的なストレスを軽減させることができます。

自分が自宅で介護されるのか、介護施設に入るのかについて、なかなか話しにくい内容ですが、子供にとっては自分が介護するのかなどの心配を抱えているため精神的負担を取り除くことができます。

介護施設の費用目安

介護施設には受けられるサービスや自分の身体的な状態によって入る施設の種類が異なります。

施設によって費用も異なりますので、どのような介護施設があるのかについて解説していきます。

介護老人保健施設

介護老人保健施設は、自宅の生活を送れるようにリハビリを受けることができる施設です。相場は月額10万円前後となります。 

介護療養型医療施設

介護療養型医療施設は、一般的に医療法人によって運営される施設です。

入居者100名に対して医師は3名常勤しなければならないという規則があるため、医療サービスは充実しています。相場は月額10万円前後ほどです。

特別養護老人ホーム

公的機関が運営する老人ホームで、要介護の方を対象にした施設です。公的機関が運営しているため費用を安価に抑えることが可能です。相場は月額6〜15万円ほどです。

軽費老人ホーム

軽費老人ホームは身寄りがない場合や家族との同居が困難な方向けの施設です。費用は施設の中でも比較的安く、相場は月額数万〜十数万円ほどです。 

有料老人ホーム

有料老人ホームは介護付型と住宅型の2種類に分けられます。介護付型は介護が必要だと認められている方しか入居ができません。

住宅型は生活支援サービスを受けることができますが、介護サービスを受けることはできません。相場は月額15〜35万円です。

ケアハウス

ケアハウスは生活支援を受けつつ自立した生活を送れる施設です。

また、介護型のケアハウスもあり、その施設は要介護状態になった場合でも入居できます。相場は月額15〜30万円ほどです。 

介護施設の選び方

介護施設は入居時、月額の費用や立地条件、サービス内容の充実性や医療体制に注意して選ぶことが大切です。

また、自分が暮らすということを踏まえて選ぶのが重要です。一度実際に足を運んで施設の雰囲気をチェックし、見学してみることをおすすめします。 

亡くなった後の手続きについては下記記事もご参考ください。
親が亡くなったら何から始めれば良い?必要な手続きについて解説
死亡手続きを完全解説!するべきこと・期間・費用を一覧で紹介!
家族が亡くなくなった時こそ冷静に!死亡に際して必要な手続き

準備すること:遺影

お葬式の時、そして家の仏壇に飾る遺影ですが、こちらも生前に準備しておくことが大切です。

今までは遺族がアルバムなどから遺影にふさわしい写真を探す必要がありました。

しかし、思ったよりも遺影にふさわしい写真が見つからないことや、そもそも写真が少ないといった可能性があります。

そのため、生前に自分で準備することで自分のお気に入りの写真を遺影にすることと、遺族への負担を減らすことができます。

遺影の意味

遺影は、お葬式の際に飾られてそのあとに床の間に飾ることが一般的です。

自分たちで撮影しても特に問題ないですが、葬儀業者や写真館などでプロに撮影してもらうことができます。

また、遺影の歴史としては、日清・日露戦争の時に自宅に故人の肖像写真などを飾ったことが由来だとされています。

遺影のトレンド、選び方

遺影は多くの場合写真館や葬儀業者で撮影してもらいます。

遺影はもともと白黒写真が使用されていましたが、今はフルカラーの写真を使用することが一般的です。

また、業者によって様々なサービスがあり、中には化粧やヘアセット、衣装の貸し出しを行ってくれるところもあります。相場としては、数万円が一般的です。

>>遺影写真の原稿で悩まないようにするには

終活をする上での注意点

終活で準備しなければならないことと費用や進め方について解説してきました。

ここでは終活をする上で特に注意しなければならないことについてまとめていきますので、参考にしてみてください。

・終活を始めるタイミングに決まりはないが、最も多い世代は60代である。また、終活には体力、時間的余裕があった方が良いため定年退職を迎えたタイミングで始めた方が良い。

・エンディングノートは遺言書と違い法的効力は持たないため、遺産相続について書くのは避けた方が良い。また、個人が特定できる範囲の誹謗中傷はトラブルを起こす可能性があるため注意する必要がある。

・遺言書は細かくルールが決まっているため、自分だけで作成した場合には無効になる恐れがある。そのため、司法書士などの法律の専門家に依頼するのを検討するのが良い。 

・葬儀の生前契約では、前払いをすると実際の葬儀までに会社が倒産した時に返金されない可能性がある。

・断捨離は自分しか価値がわからないような骨董品が誤って処分されないように注意する必要がある。

終活についてのまとめ

終活とは、自分の死と向き合うことで生前に老後や死後についての準備活動を行うことです。

終活を行うことで自分の余生をより豊かにするだけでなく、遺族への精神的・身体的負担を減らすことができます。

今までは家族と死について話し合うことはタブーとされており、かつ話しにくい内容ではありますが、お互いの不安を解消させるために必要な話し合いです。

自分だけでなく、自分が今までお世話になってきた人たちのためにも終活について今一度考えてみてはいかがでしょうか。 

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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

プロフィール

運営会社

会社概要

会社名 LDT株式会社
Life Design Technologies co.,Ltd


https://le-tech.jp/
資本金 11,930万円(資本準備金含む)
代表取締役 白石 和也
設立 2019年9月
所在地 〒105-0004
東京都港区新橋5丁目23-10片山ビル6階
TEL:0120-538-175
FAX:03-6800-5820
事業内容 AgeTech(エイジテック)プラットフォーム事業
AgeTech(エイジテック)関連のソフトウェア開発・提供事業
AgeTech(エイジテック)関連のコンサルティング事業

企業理念

ライフエンディング(葬儀)の後悔をなくす

私たちは超高齢社会に適した情報インフラとサービスインフラを構築することにより、人々のQOLの向上に寄与し、社会に貢献し続けます。

やさしいお葬式

「丁寧なお葬式を適正価格で」

私たちは後悔のない終活の
サポートに全力を注ぎます。

私たちはお客様がご納得いただける
まで真摯に向き合います。

私たちはお客様の「ありがとう」を
仕事のやりがいにします

私たちは誰もが知っていて誰もが
使いやすく誰もがなくては困る
そんなサービスを提供し続けます

私たちはこの仕事に誇りを持っています

やさしいお葬式監修

葬祭ディレクターとして10年以上培った経験を活かし、多様化する価値観の中でご相談者様にとって
どのようなご葬儀を選択することがよいのかを丁寧にヒアリングさせていただき、ご提案いたします。

お葬式セミナー講師
エンディングコンサルタント
栗本 喬一(くりもときょういち)
1977年 東京生まれ(名古屋育ち)
略歴
母の死をきっかけに葬儀業界に興味を持ち、大学卒業後、大手葬儀社へ入社、家族葬から大規模葬儀まで、幅広くお葬式を葬儀担当者(セレモニーディレクター)として活躍。その後、葬儀会館の店長、新規開拓を歴任。お客様からの「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとし、これまでに10年以上、5,000件以上の葬儀現場に立ち会う。
資格等
株式会社GSI グリーフサポート アドバンスコース修了。