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故人を気持ちよく送り出すために!お葬式の基本的な知識を解説

Jan 18 2020

お葬式は人生における最後のイベントです。しかし、参列者となることはあっても、喪主や遺族となることは、人生においてそう多くはありません。そこで本記事ではお葬式は何をするかなどの流れの他に、服装などマナーについてもご紹介していきます。

2021/7/19 情報更新

お葬式は人生における最後のイベントです。しかし、参列者となることはあっても、喪主や遺族となることは、人生においてそう多くはありません。そこで、この記事ではお葬式をひらく側が持っておきたい基本的な知識や、前もって準備すべきものなどについて説明します。自分が喪主・遺族としてお葬式を取り仕切ることになった際、故人を気持ちよく送り出せるよう、ぜひ参考にしてみてください。

なぜお葬式を行うのか?

誰かが亡くなると、お葬式を行うのが一般的です。しかし、お葬式は法律上定められた儀式ではありません。なぜ人はお葬式を行うのか、その理由を3点説明します。

気持ちの整理をつけるため

基本的に、身近な人の死は残された人にとって非常に辛いものです。人によっては、亡くなったという事実がなかなか受け入れられないということもあります。いつもすぐ近くにいた人がある日を境にいなくなり、2度と会えなくなるということは、それだけ心に重くのしかかる事実なのです。そんなとき、お葬式やその後の初七日、四十九日といった法要を行うことによって、身近な人の死を事実として少しずつ受け入れ、心の整理をつけられるようになります。

>>初七日とは?初七日までしてはいけないことや期間を徹底解説!
>>四十九日法要とは?四十九日の意味から法要の流れ、準備すべきものや費用まで完全解説!

また、身近な人の死を通して、命の大切さや死への理解を深めることができる。何気ない日常はあって当たり前のものではないことに気が付き、今まで以上に毎日の生活を大事にしていこうと思うことでしょう。なお、お葬式は親戚が集まる場でもあります。故人を送り出すことによって、残された遺族や親族の絆を深めるという意味も持っています。

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宗教的な意味を重んじるため

宗教によって死生観や世界観は異なるものの、お葬式はどの宗教においても、死者を供養してあの世に送り出すという意味を持っています。お葬式は日本人が宗教と接する数少ない機会のひとつです。また、お葬式の9割が仏式である通り、お葬式と宗教は切っても切り離せない部分があります。

>>仏式とは?意味・流れ・マナー・神式との違いを解説!

日本人はときに無宗教と言われるほど、普段は宗教にこだわることが少ない民族です。さまざまな宗教のイベントを取り入れる文化などから、その国民性が見てとれます。しかし、ことお葬式に関しては、古くからの慣習やしきたり、地域に伝わる風習などに基づき、厳格に行うことが多い傾向にあることも特徴です。宗教的な意味を重んじながら、故人の新たな旅路を見送る意味合いが込められています。一方で、特定の宗旨・宗派に則った作法ではなく、自由な形式で執り行う無宗教葬儀を行う人もいます。

無宗教葬儀については下記記事もご参考ください。
仏教のお葬式と何が違うの?無宗教で行うお葬式
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社会的に必要な手続きであるため

人が亡くなると、訃報によって親戚や友人知人に知らせることとなります。そのため、お葬式は故人の死を関係者へ認識、把握させる機能を持っているとも言えるでしょう。また、お葬式を行うことによって、遺族・親族以外の人にも、故人との最後のお別れの機会をもってもらうことができます。また、死亡届や戸籍、相続に関する届出なども、お葬式に付帯する手続きと言えます。

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急な葬儀についての不明点や疑問はやさしいお葬式から24時間365日無料相談も承っています電話でもメールでも行えますのでお気軽にご連絡下さい。やさしいお葬式では葬儀の見積もり、遺影写真、参列者のリストアップなど事前準備をおすすめしています。葬儀の作法や服装などについてもご相談できます。

 

葬儀の種類

葬儀にはさまざまな形式があります。葬儀の種類と特徴についてご紹介します。

一般葬

一般葬では、亡くなった日の翌日に通夜、翌々日に葬儀と告別式をおこないその後、火葬となります。昔からある葬儀の形式で皆さんにとても一番馴染みのある葬儀です。

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家族葬

家族葬はその名の通り、家族だけで行うごく小規模な葬儀形式となります。規模が小さいだけで、通夜や葬儀などの儀式は行います。参列者が少ないため、葬儀費用が抑えられるメリットがありますが、後日、弔問客の対応をしなければいけない、香典額が少なくなるなどのデメリットもあります。

家族葬については下記記事もご参考ください。
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一日葬

一日葬では通夜は行わず葬儀・告別式を一日だけでおこなう葬儀形式です。通夜を省略することで時間的な余裕と葬儀費用の軽減に繋がります。一日だけの葬儀となるので参列者の都合がつけにくくなるデメリットもあります。

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直葬(火葬式)

直葬(火葬式)は、通夜や葬儀のような宗教的な儀式は省略し、火葬のみをおこなう葬儀形式です。葬儀費用を大きく抑えられるメリットがありますが、しっかりとしたお別れができず親族とトラブルになる可能性もあります。また、お経をあげないことにより、お寺から納骨を拒否される可能性もあります。

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社葬

会社が主体となっておこなう葬儀形式です。亡くなった方が会長や社長など会社にとって重要な役割であった場合に社葬が執り行わることが多いです。

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一般的なお葬式の構成

宗派や葬儀の種類によって異なるものの、一般的なお葬式の構成は通夜、葬儀・告別式、火葬・収骨、初七日法要に分けられます。ここでは、それぞれの特徴を説明します。

ご臨終

故人がご臨終を迎えると、悲しみの中で慌ただしく葬儀の準備をしなければいけません。葬儀手配はもちろん、死亡届を出すなど事務的な手続きも多くしていくことになります。できるだけ早めに葬儀会社に連絡をとり、今後の流れを確認しましょう。病院から葬儀社を紹介される場合もありますが、断っても特に問題はありません。

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搬送と安置

お亡くなりになった後は、どこにご遺体を安置するか決めなければいけません。病院にも霊安室がありますが、できるだけ早めに安置場所を確保する必要があります。特に都心部では安置場所を探すのが難しいケースが多いです。

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葬儀の打ち合わせ

続いては、葬儀社との打ち合わせです。一般葬から家族葬、一日葬など葬儀形式によってかかる費用やおこなうことが変わります。ご家族だけでなく親族とも相談し、どのような内容で故人を見送るか比較検討しましょう。

>>事前に知っておきたい、葬儀会社のスタッフに聞かれること

葬儀日程の決め方

一般葬では、亡くなった翌日に通夜。翌々日に葬儀と告別式をおこないます。しかし、火葬場の空き状況によっては、この日程通りに予約がとれない場合があります。火葬は、葬儀と告別式の後に行う為、火葬場が予約できた日を優先して日程を決めていくのです。

また、葬儀日程の日にお経をあげてもらう僧侶が空いているかどうかの確認も必要です。

どうしても都合がつかない場合は、僧侶手配をすることもできます。

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納棺

通夜の前に納棺の儀が行われます。故人と親しかった人たちが死装束を着せ、一緒に副葬品もいれます。

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通夜

もともと通夜は、故人が火葬される前日に家族や親族が故人の側で、故人を偲びながら夜をまたいで過ごすことでした。現在は、告別式に参加できない人と故人との別れの場として執り行われています。1~3時間程度の半通夜として行われることが多いでしょう。故人との思い出を振り返るとともに、きちんと故人を送り出すための気持ちの整理をつける意味合いを持っています。

通夜でおこなうこと

通夜では僧侶の読経にはじまり、喪主、親族、参列者が順番に焼香を行います。通夜が終わった後は、僧侶や弔問客にお酒・食事などをふるまう通夜振る舞いが行われます。なお、消防法の関係上、夜通しろうそくの火をつけたままにできないことや、遺族・親族は連日の葬儀対応で疲れがたまり体調を崩しやすいことなどから、斎場に泊らず自宅に帰るケースも多くなっています。

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葬儀・告別式

葬儀とは通夜の翌日に故人を見送る儀式の中でも、特に宗教的な意味合いが強い部分があり、主に僧侶の読経によるひとときがそれに該当します。なお、告別式は、親族や友人知人と、故人との最後の別れの場という意味があります。かつては葬儀のあとに告別式を行っていましたが、現在は葬儀と告別式を同時に行うことが多い傾向にあります。

葬儀・告別式でおこなうこと

葬儀や告別式でも、僧侶の読経と共に、喪主や親族、参列者の焼香が行われます。その後、棺の前でのお別れを経て、出棺という流れです。棺の前のお別れでは、遺族・親族・参列者が故人の周りに花を飾るなどをした後、棺に蓋がされます。喪主が参列者に挨拶をし、棺が霊柩車に乗せられます。

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火葬・収骨

喪主や親族、特に親しかった人は、火葬場へ向かいます。火葬場では役所から交付された火葬許可証を提示し、火葬が始まります。

>>火葬するには火葬許可証が必要!発行の流れや再発行について解説

火葬、収骨でおこなうこと

ただし、いきなり火葬を行うのではなく、火葬前にもう一度、お別れをする場が設けられます。火葬炉の前に棺を置き祭壇を設け、焼香を行います。また、僧侶がいる場合は読経なども行われます。

火葬にかかる時間は1~2時間程度です。火葬が終わるまでは、火葬場にある待機スペースで食事などをしたり、祭壇に焼香したりしながら過ごします。火葬が済み、火葬場の職員からのアナウンスの後に収骨です。骨だけの状態を確認した後、喪主、故人と縁の深い人の順に骨上げを行い、骨壺に遺骨を納めていきます。

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初七日法要・精進落とし

初七日とは?

初七日とは、故人の命日から数えて7日目のことです。亡くなってから三途の川にたどり着くまでの期間と考えられています。川を無事に渡りきれるように祈り、供養することを目的として、初七日法要が行われます。7日目が平日にあたる場合、都合が付かないというケースもあるため、葬式にあわせて初七日を執り行うことが多いでしょう。

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精進落としとは?

法要が終わったら、精進落としとして膳を準備し振る舞います。僧侶に対するねぎらいや、故人を供養するという目的があるため、単なる宴会とならないように注意が必要です。なお、火葬に時間がかかる場合、待っている間に精進落としを済ませる場合もあります。

>>精進落としとは?葬儀後に行われる食事の席の流れや内容から注意点やマナーまで徹底解説!

葬儀後におこなうこと

葬儀が終わった後は、続いて故人のお骨を埋葬・供養する納骨をおこないます。

納骨と四十九日法要

納骨は四十九日法要のタイミングで行われることが多いです。これは死者の魂は四十九日で成仏とされている仏教の教えによるものです。四十九日法要では、僧侶に読経してもらいます。その後、用意したお墓に埋葬します。

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お葬式の日程

お葬式に必要な日程は、準備期間も含めると一般的には3日ほどです。

亡くなった当日

亡くなった当日は、遺体の清めや死化粧といったエンゼルケアを行います。

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また、法律上、遺体は死後24時間が経過してからでないと火葬できないため、病院などから自宅や斎場へ故人を移動し、安置します。並行して、喪主や世話役を決めるとともに、葬儀担当者と打ち合わせを行います。関係者への連絡、喪服の準備、供花や供物などお葬式の準備を進めていきます。

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葬儀についての不明点や疑問はやさしいお葬式から24時間365日無料相談も承っています

2日目

2日目には通夜が執り行われます。開始時間は18時頃が一般的です。その後、通夜振る舞いと呼ばれる食事会が開かれることもあります。

3日目

3日目に葬儀、告別式、そして火葬が執り行われます。葬儀の開始は午前中が多いでしょう。

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お葬式までに準備しておきたいもの

前もってお葬式の準備するのは不謹慎だと感じるかもしれませんが、実際お葬式をしなければならないときに少しでも心の余裕を保つためにも、先に用意できるものは押さえておきましょう。お葬式までに準備しておきたいものを5点紹介します。

遺影に使用する写真

遺影は参列者の目に触れるとともに、葬儀後も残る大切なものなので、これだと思うものを選んでおきたいものです。できれば生前の元気なうちに、プロのカメラマンに頼んで撮影してもらうのが望ましいでしょう。

写真を加工して遺影を用意することも

やむなく事前に準備できなかった場合でも、顔がはっきりと分かり、ピントが合っている高解像度の写真があれば、加工してきれいに仕上げることも可能です。背景や服装など、細かいところも加工で修正できるので、故人の人柄がよくわかるような写真を使用しましょう。

>>遺影写真の原稿で悩まないようにするには

故人の衣装

故人に着せる衣装は白い経帷子が一般的です。しかし、生前に着ていた服やお気に入りの服を着せるというケースも増えています。また、死装束として故人がドレスなどを事前に自分で準備している場合もあります。経帷子は葬儀社が手配してくれますが、ほかに希望がある場合はあらかじめ準備しておく必要があでしょう。なお、燃えにくい素材や金属があると火葬できないため、葬儀担当者に一度チェックしておいてもらうことをおすすめします。

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費用

葬儀費用はそれなりの金額となるため、まとまったお金を準備しておきたいところです。金融機関は故人の死亡を確認すると口座を凍結するため、口座を動かせる生前に引き出しておくことも大切です。故人の生命保険を充てる場合、請求から振り込みまでに数日かかることもあるので、葬儀担当者に支払いを待ってもらえるかも確認しておきたいポイントです。また、お布施のように当日現金で渡すものもあるので注意が必要でしょう。

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喪服

喪主や遺族は喪服のなかでも正式礼装が基本となります。洋装、和装はどちらでも構いません。子どもの場合は制服が礼服代わりになります。喪服はそう何度も着用するものではないため、保存状態には気を配っておきましょう。虫食いや色あせなどのほか、サイズが合っているかどうかも確認しておきたいところです。なお、準備が間に合わない場合は、レンタルするという手段もあります。服から小物までセットですぐに借りられるサービスがあるので、チェックしておくのもよいでしょう。

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その他

一般葬や家族葬といった葬儀の形式、参列者数に基づく葬儀の規模、葬儀の場所、そのほかこだわりたいことなどについても、できれば決めておくと段取りしやすいでしょう。お葬式の期間はとても忙しくなります。また、精神的なショックに見舞われている可能性も多分にあります。なかなか普段通りに考えをまとめられない場合もあります。もし挨拶にこだわるなら、あらかじめ文面も用意しておくとよいでしょう。

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葬儀に参列する際のマナー

最後に葬儀に参列する際のマナーについてご紹介します。

香典を持参する

一般葬、家族葬など葬儀形式に関係なく、香典辞退の連絡ない限り香典は必ず持参しましょう。香典の金額相場は故人との親しさによって異なりますが、一般的には5千円~3万円ほどになります。

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香典は袱紗(ふくさ)に包む

香典は必ず袱紗と呼ばれる布に包んで持参しましょう。弔事では暗い色の袱紗を使用します。

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参列者の服装

通夜、葬儀に関わらず参列する場合はブラックフォーマルが基本です。男女ともに黒のスーツやワンピースを着用し、カバンや靴も黒を基調としたものにします。

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お通夜、葬儀・告別式はどちらを優先すべきか?

仕事の都合によっては、通夜や葬儀・告別式への参列が難しい場合があります。どちらかにしか行けない場合は、葬儀・告別式を優先しましょう。通夜は本来は故人と親しい人たちが最後にお別れをする場でもあったからです。

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まとめ:少しずつお葬式の知識を深めておこう

「お葬式」について特に重要となるポイントを下記にまとめました。

【なぜお葬式を行うのか?】
●身近な人の死を事実として少しずつ受け入れ、心の整理をつけるため
●死者を供養してあの世に送り出すという宗教的な意味あいでのため
●社会的に必要な手続きであるため

【一般的なお葬式の構成】
①ご臨終
②搬送と安置
③葬儀の打ち合わせ
④納棺
⑤通夜
⑥葬儀・告別式
⑦火葬・収骨
⑧初七日法要・精進落とし
⑨(葬儀後)納骨と四十九日法要

【お葬式の日程】
亡くなった当日:遺体の清めや死化粧といったエンゼルケアを行う
2日目:通夜が執り行われます。開始時間は18時頃が一般的
3日目:葬儀、告別式、そして火葬が執り行われる

【お葬式までに準備しておきたいもの】
●遺影に使用する写真
 -事前に準備できなかった場合でも、顔がはっきりと分かり、ピントが合っている高解像度の写真があれば、加工してきれいに仕上げることも可能
●故人の衣装
●費用
 -金融機関は故人の死亡を確認すると口座を凍結するため、口座を動かせる生前に引き出しておく
●喪服
 -喪主や遺族は喪服のなかでも正式礼装が基本

喪主側は限られた日数の間に、せわしなくお葬式の準備をしなければなりません。気持ちの整理が付いていない状態で、いきなりお葬式を取り仕切るのは非常に難しいことです。もしものときのため、今回紹介した内容を参考にしながらお葬式の知識を深めるとともに、できるだけ余裕があるうちにお葬式の準備を進めておきましょう。

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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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