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緊急課題:コロナなどの感染症で死亡した場合どう対応するのか?

2021/5/17 情報更新

コロナウィルスの影響で日本だけではなく世界が混乱しており、日々の生活に大きく影響を与えています。人が集まるイベントなどは軒並み中止、延期を余儀なくされ経済活動にも大きく影響が出ております。

葬儀においても「人が集まる式」にあたるため「会葬者を全く呼ばないお葬式」や海外では簡単な祈りだけで、すぐに埋葬を行ってしまうケースもございます。今回はコロナウィルスで注目をされた「感染症」や今回の「コロナでの葬儀の変化」についてお伝えしたいと思います。

人はコロナで死亡するとどのような状態になるのか?

人は悲しいのですが、お亡くなりになると腐敗が進行していきます。生き物であれば全てに共通することです。

そして体からのウィルスはご本人が死亡しても死滅するわけではありません。そのような衛生状態の悪化を抑えるため、ドライアイスやご安置所などで故人様のお体を保冷します。しかし腐敗が完全に止まるわけではありません。出来るだけ故人様のお身体を温めずに、お葬式当日を迎えて頂く形になります。

※一部地域では先に火葬を行ってからお葬式を行う場合もあります。

コロナ禍での葬儀については下記記事もご参考ください。
自宅葬とは?コロナ禍で注目の集まる自宅葬のメリットデメリットから葬儀の流れ、費用相場まで完全解説!
新型コロナ感染者はどのように火葬する?コロナ禍での火葬の疑問を完全解説!
コロナ禍で葬儀参列はどうすればよい⁈現状の葬儀参列・考え方について

特定感染症とは?

コロナウィルスで一気に注目されるようになった感染症ですが、コロナ以外の感染症は従来からございます。いわゆる「特定感染症」と呼ばれるものです。

特定感染症とは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に規定されている特定の疾病のことを指します。

そして感染力の強さなどを重篤性などに基づき、感染症を危険性が高い順に一類から五類に分類されています。

さらに感染症は既に一般的に認知されている感染症であっても、危険性が高いものと判定されたものに対しては政令により「指定感染症」に指定し対応することになっております。

既に知られている感染症と異なり、危険度が高いと考えられる新たな感染症が確認された場合「新感染症」と呼ばれています。

感染症の種類

昨今の社会情勢で「コロナウィルス」が一番認知のある感染症になりましたが、実は多くの感染症が世の中には存在します。下記はその一例となります。

「鳥インフルエンザ」なども感染症になります。

 
一類 エボラ出血熱
クリミア・コンゴ出血熱
痘そう
南米出血熱
ペスト
マールブルグ病
ラッサ熱
 
二類 急性灰白髄炎
結核
ジフテリア
重症急性呼吸器症候群
中東呼吸器症候群
鳥インフルエンザ(H5N1)
鳥インフルエンザ(H7N9)
 
指定 新型コロナウイルス感染症
 
三類 コレラ
細菌性赤痢
腸管出血性大腸菌感染症
腸チフス
パラチフス
 
四類 E型肝炎
ウエストナイル熱
A型肝炎
エキノコックス症
黄熱
オウム病
オムスク出血熱
回帰熱
キャサヌル森林病
Q熱
狂犬病
コクシジオイデス症
サル痘
ジカウイルス感染症
重症熱性血小板減少症候群
腎症候性出血熱
西部ウマ脳炎
ダニ媒介脳炎
炭疽
チクングニア熱
つつが虫病
デング熱
東部ウマ脳炎
鳥インフルエンザ(H5N1およびH7N9を除く)
ニパウイルス感染症
日本紅斑熱
日本脳炎
ハンタウイルス肺症候群
Bウイルス病
鼻疽
ブルセラ症
ベネズエラウマ脳炎
ヘンドラウイルス感染症
発しんチフス
ボツリヌス症
マラリア
野兎病
ライム病
リッサウイルス感染症
リフトバレー熱
類鼻疽
レジオネラ症
レプトスピラ症
ロッキー山紅斑熱
 
五類 アメーバ赤痢
ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く。)
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症
急性弛緩性麻痺(急性灰白髄炎を除く。)
急性脳炎
クリプトスポリジウム症
クロイツフェルト・ヤコブ病
劇症型溶血性レンサ球菌感染症
後天性免疫不全症候群
ジアルジア症
侵襲性インフルエンザ菌感染症
侵襲性髄膜炎菌感染症
侵襲性肺炎球菌感染症
水痘(入院例に限る)
先天性風しん症候群
梅毒
播種性クリプトコックス症
破傷風
バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症
バンコマイシン耐性腸球菌感染症
百日咳
風しん
麻しん
薬剤耐性アシネトバクター感染症

感染症で死亡すると早く火葬をしなければならない

日本ではお亡くなりになってから「24時間を経過をしないと」火葬ができません。しかし感染症に感染した方がお亡くなりになった場合、法律により別の定めがございます。

 一類感染症の方が亡くなった場合は「24時間以内」の火葬

一類感染症の方が亡くなった場合「予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律30浄第三項」の規定により亡くなった個人は24時間以内に火葬するものとする。とされています。またそれまでの間は患者に対応してきた保健所の職員が立ち会うことが望ましいとされています。

それだけ感染症に対して、元々敏感に対応をしなければならないことが、コロナウィルス流行以前から法律で定められております。

また、葬儀についての不明点や疑問はやさしいお葬式から24時間365日無料相談も承っています

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新型コロナウイルスにより死亡した故人は、24時間以内に火葬しなければならないのか?

厚生労働省の見解では、

新型コロナウイルスにより亡くなられた方の遺体は、24時間以内に火葬することができるとされており、必須ではありません

(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第30条第3項、新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令第3条)

感染拡大防止対策上の支障等がない場合には、通常の葬儀の実施など、できる限り遺族の意向等を尊重した取扱をする必要があります。

※参照:厚生労働省ホームページ

ご遺体から新型コロナウイルスに感染はするのか?

新型コロナウイルスは、飛沫感染や接触感染によって感染の可能性があります。ご遺体の場合は、飛沫感染は心配ありませんので、接触感染にのみ気を付ける必要があります。その為、非透過性の納体袋にご遺体を納め表面を消毒します。納体袋は開けずそのまま火葬となります。

ご遺族が濃厚接触者だった場合の対応

もし、ご遺族が濃厚接触者だった場合は例え症状が発生していなくても、葬儀への参列は控えた方が良いでしょう。オンラインでの参列などを検討しましょう。

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葬儀を行う際に必要な感染症対策

葬儀を行う際は下記の感染症対策を行うようにしましょう。もちろん体調不良であれば参列を控えるなど、感染症対策を徹底しましょう。

・検温を行う

・マスクを着用する
・消毒をする
・人数制限をおこなう
・納体袋を利用する
・参列者同士で一定の距離をとる

故人の身体には触れて良いのか?

故人の身体に触れて良いのか?(通常のご遺体の場合)

少しなら問題がないのですが、故人様のお体に必要以上に多く触れることは好ましくありません。衛生面や故人様のお身体を大きく動かしてしまいますと、体液が漏れてしまう可能性がございます。また触れることにより、保冷がうまくできず細菌が発生しやすい環境となってしまいます。

ご遺族は故人様に触れたいという気持ちがあるとは思いますが、故人様のお身体は労わる様に必要最小限で触れて差し上げてください。

故人の身体に触れて良いのか?(故人が感染症であった場合)

昨今メディアで放送されている通り、直接お身体へ触れることはご遠慮ください。ご遺族や家族の方が感染症になってしまっては、亡くなった故人様も悲しみます。残された家族が元気にこれから生きていくことを故人様は望んでおられます。病院関係者や葬祭関係者のアドバイスをしっかりと確認しておきましょう。

繰り返しますが、葬祭関係者の中にも故人様より感染症が移ってしまったという事例がございます。感染症は本当に気をつけなければなりません。

専門家のアドバイスはしっかりと聞いて守りましょう。 

故人の腐敗を防ぐ方法はないのか?

欧米からの技術である「エンバーミング」と呼ばれる技術を用いれば腐敗の進行を止めることができます。エンバーミングは身体の中にお薬を入れ、腐敗の進行や感染症を予防する処置を行うものです。

しかし日本は「火葬の国」であるため、亡くなり直ぐにお葬式を行い火葬をする日本では、なかなかこのエンバーミングの認知が進まなかったのですが、近年では死亡人口の増加の火葬場の待ち状態が常態化になり、首都圏を中心に直ぐにお葬式ができない事情や、衛生面の大切さの認知が広がり、選択をされる方が徐々に増えております。

事実上このエンバーミングが亡くなった故人の感染症からご家族の方への感染拡大を防ぐ唯一の方法なのです。

ご遺体のエンバーミングについては下記記事もご参考ください。
エンバーミングとは?聞き馴染みのないエンバーミングについてその役割や方法、長所短所まで徹底解説!

まとめ

今回のコロナウィルスの影響から、一般の方にも「感染症」に改めて気をつけなければならないこと、そして悲しい話ですが、亡くなった方には細菌などが死滅することなく生存し続け、そこから人に感染をする可能性はゼロではないことを知って頂きたいです。

お葬式の場で過剰に反応しすぎる必要はありませんが、やはり専門家などのアドバイスを聞き、知識として知っておくことは大切です。

新型のコロナウィルスで全世界が混乱する中、一刻も早い収束が望まれます。

葬儀・法事・法要での新コロナウイルス感染防止対応

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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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お葬式セミナー講師
エンディングコンサルタント
栗本 喬一(くりもときょういち)
1977年 東京生まれ(名古屋育ち)
略歴
母の死をきっかけに葬儀業界に興味を持ち、大学卒業後、大手葬儀社へ入社、家族葬から大規模葬儀まで、幅広くお葬式を葬儀担当者(セレモニーディレクター)として活躍。その後、葬儀会館の店長、新規開拓を歴任。お客様からの「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとし、これまでに10年以上、5,000件以上の葬儀現場に立ち会う。
資格等
株式会社GSI グリーフサポート アドバンスコース修了。