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密葬

密葬とは「参列者が限られる葬儀」費用や直葬・家族葬との違いを解説

「密葬って、どんなお葬式?」

「密葬の費用や流れが知りたい」

「密葬と家族葬ってなにが違うの?」

『密葬』という言葉を聞いたことはあっても、具体的にどんな葬儀なのか疑問を持つ方も少なくありません。

密葬は、本葬(社葬やお別れ会)を行うことを前提とした、一般の参列客を呼ばず、故人の家族や近親者のみで行われる30人以下で行う小規模の葬儀スタイルです。

また、葬儀の規模から家族葬と混同されることもありますが、家族葬との違いは「本葬やお別れ会が後日あるか?」となります。

密葬を行う人は、一般的に会長や社長などの社会的地位が高い方や、俳優業・ミュージシャンなど、知名度が高い方や、生前に大きな業績を残された方が多い傾向にあります。

故人の生前の交友関係が広いために一般的な葬儀では参列者が膨大な数になってしまうことが理由として挙げられており、後日に本葬やお別れ会を行うことで、多くの参列者に参加してもらうという形にしています。

近年は下記のように、様々な葬儀スタイルがあるので、内容や注意点をよく把握していただき、最良のスタイルを選ぶのが良いでしょう。

【葬儀形式の特徴】

葬儀形式 参列者目安 費用目安 特徴
一般葬

30~100人

150~280万円

通夜、葬儀(告別式)を2日かけて行う
家族葬

〜30人

40~160万円

近しい親族のみで、通夜、葬儀(告別式)を2日かけて行う
密葬

40~160万円

※別途、お別れ会や社葬の費用も必要

家族葬と同じ流れだが、後日、本葬やお別れ会が行われる
一日葬

5~30人

30~150万円

通夜を省略し、葬儀(告別式)を一日でおこなう
直葬(火葬式)

〜100人

20~100万円

通夜・葬儀を行わず、火葬のみ(直葬)を行う

※葬儀形式の項目をクリックすると、費用の詳細記事が開きますので、合わせてご参考ください。

密葬の費用相場は、家族葬と同じ40〜160万円です。

しかし、密葬では後日、お別れ会や社葬を開催するため、プラス費用として50万円以上を加算されるケースもあります。

特に、社葬の場合は、希望によりますが、大規模な葬儀ですと1千万円以上になることもありますので、事前に葬儀社と打ち合わせをしましょう。

本記事では、密葬の特徴や他の葬儀との違い、気になる費用相場から葬儀の流れや注意点までをわかりやすく紹介しています。

密葬を考えている方、詳しい内容を事前に知っておきたいという方はぜひ、ご参考にされてください。

「密葬」とは『小規模で、後日本葬が執り行わる』葬儀

密葬は、様々な葬儀スタイルの中で

・小規模

・後日、本葬またはお別れ会が執り行わる形式

であり、後日に執り行われる本葬または、お別れ会の規模は様々です。

【密葬の概要】

総費用の目安 40~160万円 ※お別れ会や社葬の費用も必要
費用の内訳 葬儀に必要な費用 約100万円
お布施 約20万円
参列者の飲食や返礼 約40万円
参列者数 ~30人
密葬の流れ
  1. 1.ご臨終
  2. 2.自宅や斎場など安置先に搬送
  3. 3.葬儀社との打ち合わせと訃報の案内
  4. 4.納棺
  5. 5.通夜
  6. 6.葬儀式(告別式)
  7. 7.火葬
  8. 8.精進落とし
  9. 9.初七日法要

相場参考:プロが教える葬儀種類の”正しい”選び方!6つの特徴〜費用の全情報

密葬のメリットとデメリット

密葬は参列者を制限することで、近親者だけで故人を静かにお見送りできるなどのメリットがありますが、葬儀と本葬を別に執り行うことが前提のため、ご遺族様の負担が大きいなどのデメリットもあります。

2つを理解し、よく検討してから行うと良いでしょう。

密葬のメリット 密葬のデメリット
・近親者だけで静かに葬儀を行うことができる。

・本葬または、お別れ会で一般会葬者がお別れすることができる。

・密葬から本葬まで時間の余裕がある。

(本葬は一般的に死後1ヶ月後や、四十九日に併せて執り行われる)

・本葬のプランニングや見積り、場所の選定など、準備を落ち着いて行うことができる。

・主に喪主や家族の精神的または身体的な負担、経済的な負担が大きい。

・葬儀と別に本葬を執り行うことが前提であるケースが多く、2回葬儀を行うことになる。

・本葬に参列する人数によっては費用負担が大きくなりがちである。

・本葬やお別れ会を執り行わない場合は、葬儀に参加できなかった方の弔問があるので、その都度香典返しを用意しなければならないという手間がある。

密葬に向いているのは「交友関係の多い人」

密葬を行う人は、一般的に会長や社長などの社会的な地位が高い人や、俳優業・ミュージシャンなどの生前に大きな業績を残した人が多い傾向が見受けられます。

これは故人の生前の交友関係の広さによるもので、一般的な葬儀では参列者が膨大な数になってしまうことが理由として挙げられます。

後日お別れ会や本葬を執り行うことで、密葬に呼べなかった多くの参列者に参加してもらうという形にしています。

そのため、社会的地位が高い人や、生前に大きな業績を残した人以外にも、単純に交友関係が広くて、参列者への連絡などが大変だという人も密葬を選ぶ場合があります。

費用相場と内訳(相場目安:40〜160万円)

密葬の全国相場は、40〜160万円です。

費用の内訳として、以下の3つの項目にそれぞれに費用がかかるため、高額になる場合があります。

費用の内訳 内容
葬儀に必要な費用
(約100万円)
  • ・安置に必要な搬送、安置室利用、ドライアイス、棺、枕飾り、線香など
  • ・葬儀で使用する祭壇、遺影、受付など
  • ・葬儀スタッフ、司会などの人件費など
お布施
(約20万円)
  • ・僧侶へお渡しする「読経」と「戒名」の御礼
参列者の飲食と返礼
(約40万円)
  • ・通夜と葬儀後の会食費用
  • ・参列して頂いた方へお渡しする「会葬御礼」
  • ・香典を頂いたお返しの「香典返し

社葬の相場と内訳

社葬とは、会社にとって多大な功績を残した方や、会社の役員が亡くなった場合に会社側が執り行う葬儀のことです。

社葬の施主(=費用を負担し、葬儀を運営する立場)は企業になります。

社葬を行う場合、多くの費用が発生します。具体的には訃報通知状の作成・送付から葬儀・火葬施設の利用料、祭壇や供花に返礼品などが挙げられます。

社葬費用の相場と内訳

費用の内訳 内容
社葬費用 約500〜2,000万円ほど(500人規模の場合)
内訳 ・会場利用費

・祭壇設置費

・飲食接待費用

・人件費

・寺院へのお布施

・香典返し

費用負担の割合 社葬費用の大半は企業が負担することが一般的。

ただし、会計・税務上の理由から、寺院へのお布施(戒名料など)のような宗教関連の費用は、宗旨宗派の指定者である、遺族が負担することが一般的である。

参考引用元:社葬にかかる費用は?内訳や負担割合についても解説

社葬は会社としては絶対に成功させたい社内行事となります。社葬に関する基礎知識から準備する内容、流れなどを事前に知っておくことで、スムーズな葬儀を行えますので、「社葬とは?意味・流れ・マナー・費用を完全解説!」を合わせてお読みください。

お別れ会の相場と内訳

お別れ会は「偲ぶ会」とも呼ばれており、開催時期・場所・内容などは様々です。

葬儀のように宗教上のルールや地域の慣習にとらわれないこと、準備の時間が長く取れることから、自由度を高くすることができるのも特徴です。

近年は葬儀の小規模化に伴い、一般の方の間でも、お別れ会を行うケースが増えています。

お別れ会費用の相場と内訳

費用の内訳 内容
お別れ会費用 一般的には招待する人数一人につき、1〜2万円程度の費用

会費制のパーティー形式で行われることもあります。その場合、一人当たり8千円〜15千円の範囲で行われることが多い

内訳 ・会場利用費

・祭壇設置費

・飲食接待費用

・人件費

・寺院へのお布施

・香典返し

費用参考元:日比谷花壇のお葬式 お別れ会の費用相場Story お別れ会・偲ぶ会とはー特徴、費用相場、開催の流れをご紹介

お別れ会はあくまで、故人の死を悼む場であるため、最低限のマナーも必要です。せっかくのお別れ会を台無しにしないためにも、「お別れ会を検討する前に抑えておきたいポイント5選と必須マナー3選」を合わせてお読みください。

参列者数の目安(目安:〜30人)

密葬の参列者数の目安は、〜30人です。

密葬は大勢の参列者が集まる事による混雑やトラブルを避けるための葬儀であり、故人をゆっくり送りたい家族や近親者のため内々に執り行われる必要があり、参列者数は少なくなります。

密葬が終わった後は日を改めて一般の参列者なども参加できるお別れ会や本葬などが執り行われることが一般的です。

密葬の流れ

密葬の主な流れは以下となります。

【密葬の流れ】

1.ご臨終 医師により死亡確認後、死亡診断書が発行
2.自宅や斎場など安置先に搬送 亡くなった場所から移動する
3.ご遺体の安置 安置所や自宅へ葬儀までの間、安置する
4.葬儀社との打ち合わせ 葬儀プランや見積などの決定
5.訃報(ふほう)の案内 参列者へ本葬またはお別れ会の案内を出す
6.納棺 ご遺体を棺に納める
7.通夜 僧侶による儀式。読経と焼香を行う
8.葬儀式・告別式 僧侶による儀式。読経と焼香を行い、その後、最後のお別れを行う
9.火葬 ご遺体を火葬する
10.精進落とし 葬儀後の会食
11.初七日法要 僧侶による読経と焼香を行う。本来であれば7日目に行われるが、繰上げ法要となることが多い

ご臨終

[出典:厚生労働省 / 令和3年度版 死亡診断書 (死体検案書)記入マニュアル]

臨終とは本来「死を迎える直前の時期」を指す言葉ですが、一般的には「息を引き取った」際に使われています。

その後、医師による死亡確認が行われ、病院から死亡診断書が発行されます。

死亡診断書は、死亡届と一体になっているA3サイズの届出書ですが、火葬許可証をとる際に役所に提出する必要がありますので、大切に保管しておいてください。

また死亡届は、保険や年金などの手続きでの必要となります。分かりづらい点などについては「死亡届の基礎知識を押さえておこう!書き方やその他の手続きについても解説」にてまとめていますので、参考になさってください。

ご家族の臨終の時は、大きな悲しみや喪失感に襲われるのは当然です。しかし泣いてばかりいるわけにもいきません。

臨終の意味や、やるべきこと、進め方などを知っておくことで、いざという時に落ち着いてお見送りができます。「臨終とは?臨終の意味から前後の流れ、家族が亡くなった際にすべきことまで完全解説!」「臨終の前にはどのような症状があるの?臨終前の症状を体と心に合わせてわかりやすく解説」の記事をご一読されておくことをおすすめします。

搬送

故人を自宅や斎場の安置室などに搬送します。搬送を頼む業者は、必ずしも葬儀を依頼する葬儀社である必要はありません。

臨終の時点で葬儀社が決まっていなければ、搬送だけを依頼することを検討しても良いでしょう。またご自身で自家用車を使って運ぶことも法律では禁止されていません。

ただし、その場合にはリスクを伴いますので「遺体搬送は自分でしても法律違反でない!知るべき3つのリスクと注意」をよくお読みいただき、正しい判断をしていただきたいと思います。

安置

安置場所としては、主に以下が考えられます。

  • ・自宅
  • ・葬儀社に用意してもらった安置室
  • ・遺体保管専門施設など

ご遺体は、温度が上がることで損傷が速くなる為、18度以下で保存する必要がある為、葬儀までの間、故人の身体を保全できるように空調設備のある場所が望ましいです。

それぞれの安置場所についての費用目安や特徴についてまとめていますので、ご参考にされてください。

安置場所 費用目安 特徴
自宅

0円

【メリット】

・施設利用料が不要の為、費用を大きく抑えることができる

・住み慣れた家で、故人とお別れの時間を持つことができる

【デメリット】

・ご遺体を安置するために、ある程度のスペースが必要

・室温の調整などご遺体の管理が難しい

・アパートやマンションなど搬送が難しい可能性がある

安置室

1~3万円(1日あたり)

【メリット】

・ご遺体の管理を施設スタッフに任せられる為、遺族の負担が軽くなる

【デメリット】

・施設の規定や設備によって、面会時間が限られる

・安置期間によって高額になる可能性がある

遺体保管所

1万円(1日あたり)

【メリット】

・ご遺体の管理を施設スタッフに任せられる為、遺族の負担が軽くなる

・面会時間に制限のない施設が多いので比較的自由に故人とお別れの時間を持てる

【デメリット】

・施設数が少なく、空き状況がない可能性がある

・安置期間によって高額になる可能性がある

亡くなった方をできるだけ長く偲んでいたいと思われる気持ちもあるかもしれませんが、安置期間や方法については、あらかじめ知っておくべき点もございます。

故人をきれいな姿でお見送りできるよう、遺体の安置期間や方法について事前に知っておくことで、いざというときに落ち着いて対処できます。「遺体を安置できるのは3日?期間と場所や方法・費用まで疑問を全解説」の記事がお役に立つと思います。

また、ご自宅で安置する場合の注意点などをお読みいただくことで、安心してご自宅での安置ができると思います「ご遺体を自宅安置する3つの条件とは?期間やメリット・注意点も解説」ので、合わせてご一読ください。

葬儀社との打ち合わせ

葬儀社と以下の点などについて打ち合わせを行います。2時間ほどを予定しておきましょう。

【葬儀スタッフに聞かれる内容】

参列者の目安の人数 ・親族の人数

・故人の交友関係

葬儀プランの希望 ・一般葬、家族葬、一日葬、直葬の希望プランがあるかなど
会食の有無 ・通夜振る舞いや、精進落としが必要かどうか
故人の宗派 ・懇意にしているお寺(菩提寺(ぼだいじ))はあるかどうか

・葬儀の宗派の希望はあるか?

お墓や仏壇について ・納骨先の確認

・仏壇やお墓の案内が必要かどうか?

斎場の希望 ・葬儀を行う希望の斎場はあるか?

これらを決めていくにあたって、葬儀社の方から色々と質問されることになりますが、親族に確認するなど、単独では答えられないこともあると思います。

さらに詳しくお知りになりたい方は、「事前に知っておきたい、葬儀会社のスタッフに聞かれること」を確認しておくことで、打ち合わせをスムーズに進める役に立ちます。

訃報(ふほう)案内

【訃報案内例文】

(父/母) 〇〇〇〇 儀 病気療養中のところ(交通事故により・不慮の事故により)

 〇月〇日午前/午後 〇時 〇〇〇(病名)のため 享年〇〇歳にて永眠(急逝)いたしました

生前のご厚意を感謝いたしますとともに 謹んでお知らせさせていただきます

通夜 葬儀につきましては 故人の希望にて密葬にて執り行いますことをお知らせいたします

〇〇様にはぜひご参列していただきたく ご連絡いたしました

他の方へは 後ほどご案内いたしますので何卒ご承知おきください

・通夜日時

令和〇年〇月〇日(午前/午後)〇時〇分から〇時〇分

・通夜場所

〇〇〇斎場(〇〇〇葬儀場/自宅)

〇〇〇県○〇○市〇〇〇丁目〇‐〇

・葬儀及び告別式日時

令和〇年〇月〇日(午前/午後)〇時〇分から〇時〇分

・葬儀(告別式)場所

〇〇〇斎場(〇〇〇葬儀場/自宅)

〇〇〇県○〇○市〇〇〇丁目〇‐〇

・喪主

〇〇 〇〇〇

<<訃報案内例文のダウンロードはこちら>>

密葬は基本的に、近親者のみで通夜や葬儀、火葬を執り行う葬儀です。このため、参列する人を厳選して通知します。その際、拡散しないように情報規制をしっかり行うことが重要です。

よって、密葬に参加しなかった人たちには故人が亡くなったことは伏せておき、後日お別れ会や本葬の日程を連絡する際に訃報も伝えるようになります。

お別れ会や本葬の連絡をする前に訃報を流してしまうと、密葬に参加しない人たちからの連絡や弔問が殺到してしまう可能性があるためです。

そうなると密葬の準備だけではなく、連絡や弔問の対応で慌ただしくなってしまうので、本葬の日程が決まるまでは訃報は外部に流れないようにする必要があります。

1.故人の名前 ・亡くなった方のお名前

・自身との関係

2.亡くなった日時 ・亡くなった日時
3.葬儀の情報 ・本葬またはお別れ会の日時、場所、交通手段など
4.喪主の名前と連絡先 ・喪主の名前

・連絡先の電話番号

5.その他 ・香典辞退

・上記以外に伝えたいこと

訃報を伝える時には、どうしても動揺してしまう可能性もあります。こちらの記事も参考にされて漏れなく伝えるようにしましょう。「訃報の連絡はどう送る?伝えるべき内容から範囲、例文まで徹底解説!

納棺

基本的に近親者のみで、通夜が始まるまでに納棺を行います。宗派や慣習による違いがある場合もありますが、納棺の儀式には準備するものや決まった手順があります。

【納棺の儀の流れ】

1.故人の唇を濡らす「末期(まつご)の水」を行う

参考記事:【末期の水(まつごのみず)】儀式の流れから宗派による違いまで解説

2.お湯やアルコールで故人の身体を清める「湯灌(ゆかん)」をおこないます。
3.「エンゼルメイク」とも呼ばれる死化粧(しにげしょう)を行い、故人のお顔や身なりを整えます。

参考記事:エンゼルケアとは?聞いたことはあっても詳しくは知らないエンゼルケアについてその目的や内容を徹底解説!

4.「死装束(しにしょうぞく)」を着せます。この際、故人のお気に入りの服や着物でも構いません。

参考記事:死装束とは?意味と着せ方と注意点を徹底解説!

5.お花や手紙などの「副葬品(ふくそうひん)」を納めます。

一般的には葬儀社の方が執り行ってくださいますので、お任せして問題はありませんが、「納棺とは?意味・流れ・入れるもの・マナーを完全解説!」をご一読されておくことで、滞りなく進めることができると思います。

通夜

通夜では、受付後、僧侶が読経をおこない、その後参列者が順番に焼香、僧侶からの法話と続き、最後に喪主挨拶が行われます。

【通夜の流れ】

所要時間:2時間ほど

流れ 内容
喪主・遺族集合 ・親族は開始時間の約1時間前に斎場に入り、参列者を待ちます

・受付は、親族以外の方(葬儀社スタッフの場合もあります)に頼みます

着席 ・一般的には、祭壇に向かって右側が喪主とその家族や親族席

・その他の参列者は(友人、知人、会社関係者)左側に座ります

読経・焼香 ・僧侶が入場し読経を行います

・参列者は順に焼香を行います
※焼香の作法、宗派による違いなどは「焼香とは?よく聞くけど以外と知らない焼香の意味や種類、宗派ごとにことなる焼香の作法まで完全解説!」の記事をご参照ください

法話 ・大抵の宗派では、読経後に僧侶からの法話があります
喪主挨拶 ・喪主や故人に近しい遺族が祭壇前に並び、喪主から参列者に参列のお礼を述べます

※「喪主の挨拶ってどんなことを話せばよいのか?」という不安がおありでしたら「【例文付き】喪主挨拶で『上手!』と思われる6つのコツと注意を解説」が参考になります

通夜振る舞い ・故人の供養と列席者のおもてなしを目的とした食事会を行います

なお密葬では、形式にこだわらないことが多く、読経や焼香など、いわゆる「通夜式」を行わない場合もあります。

省略する場合、葬儀1日だけとなるため、費用やご遺族の負担を抑えることが可能です。

通夜を行うべきかどうかについて、迷いが出ることもあります。そんな時は、「家族葬でもお通夜は行う?家族葬の特徴から注意点まで、家族葬の様々な形式を徹底解説!」の記事を参考にされてください。

葬儀式(告別式)

告別式は社会的な別れの儀式とされ、僧侶の読経からはじまり、その後、故人と信仰の深かった方お一人に弔辞を読んでいただきます。

その後は、焼香→僧侶の法話→喪主挨拶後、出棺の運びとなります。

【葬儀式・告別式の流れ】

流れ 内容
喪主・遺族集合 ・親族は開始時間の約1時間前に集合します

・会葬礼状、会葬御礼品を用意し、弔辞や弔電の名前、読み上げる順番についても確認します

※会葬礼状の意味や例文はこちらの「会葬礼状とは?意味と必要なケースと例文一覧!」でご紹介しています

着席 ・通夜と同じように着席します
読経・焼香・弔辞、弔電の奉読 ・僧侶が入場し読経を行います

・参列者は順に焼香を行います
・司会者から弔事・弔電の紹介が行われます

閉会 ・司会者による閉会の宣言
出棺 ・柩の蓋を開け、生花や生前に愛用していた品で故人の周りを囲み、
参列者と故人の最後のお別れになります

・柩の蓋が閉められ、遺族や親戚、親しい友人などで柩を霊柩車まで運びます

・出棺の際にも喪主による挨拶が行われます。出棺の儀の流れや喪主の挨拶は「出棺の挨拶のポイントは?出棺の挨拶のポイントから出棺のマナーまで徹底解説!」を参照ください

火葬場へ ・故人を霊柩車に乗せて火葬場へ

弔辞の例文や、スムーズな書き方、話し方、マナーについては「弔辞の例文10選!書き方・話し方・マナーを完全解説!」がお役に立ちます。

葬儀(告別式)の流れや焼香、立ち振る舞いのマナーについては、「告別式とは?知っておくべき遺族側・参列者側必読のマナー!」をご参考ください。

火葬


画像引用先:川崎市

最後のお別れの場となる場所となり、火葬場にて故人の身体を火葬します。

この時の注意点は、火葬をするには「火葬許可証」が必要であり、死亡した時刻から24時間が経過していないと行えないということで、許可証はお住まいの市区町村によって様式が異なります。

火葬許可証のルールなどにつきましては「火葬をするには火葬許可証が必要!発行の流れや再発行について解説」にまとめていますので、ご一読ください。

火葬場では火葬炉の前で、ご遺体との最期のお別れである「納めの式(おさめのしき)」が行われます。僧侶が同席していましたら読経をお願いし、遺族は焼香を行います。

【火葬の流れ】

流れ 内容
火葬許可証の提出 ・火葬場に到着したら、受付に火葬許可証を提出します
納めの式と火葬 ・宗派による違いがありますが、僧侶が同席していない場合でも、大抵は係員の方が指示をしてくれます
骨上げ ・火葬が終わると収骨のアナウンスが流れます。係員から遺骨についての説明を聞いた後、遺骨を骨壷に収めていきます

火葬に立ち会うことは滅多にありませんから「骨上げ(こつあげ)」などの独特のマナーに戸惑うことも多いかもしれません。

所要時間は、大人の場合ですと約1時間ほどなので、併設された控室で待機します。その時間も故人を偲ぶ大切な時間にしていただきたいと思います。

火葬の流れや手続き、待ち時間の過ごし方などは「火葬の時間はどれくらかかる?一般的な火葬の所要時間から火葬の流れ、待ち時間の過ごし方まで完全解説!」の記事をご参考ください。

精進落とし

葬儀後の会食は、通夜ぶるまいと同様に家族葬では省略されることが多いです。

メニューに決まりはなく、故人の好きだったものや懐石料理、仕出し弁当を用意することもあります。僧侶や参列者への感謝の場でもあります。

火葬後は、葬祭ホールや料理店などに移動して「精進落とし(しょうじんおとし)」と呼ばれる飲食の席を設け、参列くださった方々を労い、感謝の気持ちを伝えます。僧侶が参加する場合もあります。

精進落としは、地域によっては「精進あげ」「忌中払い」と呼ばれることもあります。また精進落とし特有のマナーや挨拶などに戸惑うこともあるかもしれません。

精進落としのメニュー決め方や、マナーについては「精進落としとは?葬儀後に行われる食事の席の流れや内容から注意点やマナーまで徹底解説!」を読んでおくことで、事前準備にお役立ていただけると思います。

僧侶が辞退された場合は御膳料(おぜんりょう)をお渡しする

僧侶の方が会食を辞退された場合は、代わりに5千円〜1万円ほどの「御膳料(おぜんりょう)」をお渡しするのがマナーです。

封筒の表書きに「御膳料」と名前を記載します。裏には住所と金額を書きます。お布施とは一緒にせず、御膳料だけお渡ししましょう。

【御膳料の書き方例】

御膳料を渡すタイミングや私方など、さらに細かいマナーは「御膳料とは?相場と渡し方と注意点とマナーを解説!」の記事で詳しくご紹介しています。

初七日(しょなのか)法要

初七日法要は、本来であれば亡くなった日を含めて7日目に行う法要ですが、近年では繰上げ法要として、葬儀式・告別式当日に行うことが多くなりました。

【初七日法要とは】

  内容
読み方 ・以前は「しょなぬか」と読まれることもあったが、近年は「しょなのか」が多い
お経について ・初七日を繰上げ法要にし、葬儀式(告別式)と同日にした場合でも、僧侶に初七日のお経をあげてもらいます
初七日法要の場所 ・繰上げ法要にした場合は、葬儀を行った斎場にて行うことが多い
精進落とし ・繰上げ法要にした場合は、通常は火葬後に行われる精進落としを省略し、初七日法要後にまとめて行うことがほとんど

初七日などの法要日は、独特な数え方をするために何日後かなどを勘違いしている方も多く見受けられますし、僧侶へのお布施など細かな約束事があって分かりづらいものです。

こちらの「初七日とは?意味・数え方・お供え・お経・知っておきたい常識とマナー」を読んで正しい知識を持つようにしておきましょう。

密葬の注意点

このように密葬は一般的な葬儀とはスタイルが少し異なるため、注意点がいくつかあります。その中でも特に注意しておきたいものをまとめてみましたので、ご参考にされてください。

訃報は流さないようにする

親族側が勝手に訃報を流してしまうリスクがある為、事前に密葬について親族から理解を得ておくことが重要です。

密葬に参加しなかった人たちには故人が亡くなったことは伏せておき、後日お別れ会や本葬の日程を連絡する際に訃報を伝えるようになります。

密葬は基本的に、近親者のみで通夜や葬儀、火葬を執り行うものであるため、お別れ会や本葬の連絡をする前に訃報を流してしまうと、密葬に参加しない人たちからの連絡や弔問が殺到してしまう可能性があるためです。

そうなると、密葬の準備だけではなく、連絡や弔問の対応で慌ただしくなってしまうので、本葬の日程が決まるまでは、訃報は外部に流れないようにする必要があります。

親族やお寺に理解をもらう

密葬では訃報を流さないようにすることが大切なのですが、このことに対して親族が不満を持ってしまう場合があります。

また、本葬に寺院が来る場合は、寺院側にも密葬を執り行うこと、本葬やお別れ会と分ける意図を事前に説明し、その旨を依頼しておくことが必要となっています。

一般会葬者には意図をつたえる

訃報を知った一般会葬者からの問い合わせや弔問がくることもあるのですが、その際は、密葬と本葬を分ける意図を明確に伝えて、理解を得ておくと納得してもらうことができます。

どんなに訃報を外部に漏らさないように対応していたとしても、何らかの理由で外部に漏れてしまうこともあります。

この時に、後日本葬を執り行うことや、そちらに参列していただくようにお願いしておくことで、トラブルなく対処することが可能です。

密葬でよくある「香典」についての質問

Q1. 密葬に参列するときに香典は必要ですか?

密葬で香典を準備するかどうかは、遺族が「香典辞退の申し出を行なっているか否か」で変わります。厳密なルールがないため、最善の方法は喪主に確認することです。

・香典辞退の連絡があった場合:喪主や遺族の方のお気持ちや状況に配慮して、香典を持って参列するのは控えましょう。

香典辞退の連絡がない場合:とりあえず香典を持参して、会場に到着してから香典を渡すかどうかの判断を行うことが良いです。

香典を持参しないで会場へ到着し、他の参列者が香典を持参していた場合、対応できなくなってしまうので、とりあえず準備しておくことで余裕を持って対応できます。

また、会場で喪主や遺族から香典辞退の申出があれば、素直に従いましょう。無理矢理に香典を渡すと失礼になりますので、注意が必要です。

香典の書き方・渡し方などマナーがあります。事前に知っておくことで不安なく準備ができます。「葬式の香典を完全解説!マナー・金額相場・書き方・渡し方を紹介!」の記事で詳しく解説しておりますので、合わせてお読みください。

Q2. 密葬のおける香典の金額相場はいくらですか?

密葬における香典の金額相場は以下の通りです。

故人 香典の金額相場
両親(義両親) 3万円〜10万円
祖父母 1万円〜5万円
兄弟姉妹 3万円〜5万円
叔父叔母 1万円程度
その他の親族 3千円〜
勤務先の社員 5千円〜1万円
勤務先の社員の家族 5千円〜1万円
友人や知人 5千円〜1万円
ご近所 3千円〜1万円

相場参考元:密葬や家族葬で香典は必要?金額相場は?香典自体の場合は?

なお、故人との関係性や密葬であるという理由から、相場よりも香典を多めに包んでも問題ありません。

また、社葬を前提に行われる密葬においては、主催者(故人が勤めていた会社)は密葬の際

遺族に香典(弔慰金)を渡すことがほとんどです。

この場合、会社名や社長名で出した方が良い場合もあります。

会社名や社長名で香典(弔慰金)を出す場合、一般的な相場は3万円〜10万円になりますので、事前に会社に確認しましょう。

香典は地域によって相場も変わります。香典金額の相場を完全解説!地域別の金額・書き方・包み方・渡し方も紹介!の記事で地域相場の確認をされることをおすすめいたします。

Q3. 香典以外で弔意を伝える方法はありますか?

香典以外のものを送って弔意を伝える方法があります。香典辞退の旨を聞いてはいるものの、どうしても弔意を伝えたい場合は、以下を送るのが一般的です。

・「供花」ー場所を取らない程度のもの

・「供え物」ー宗教・宗派に合ったもの

ただし、これらに関しても事前の案内で辞退されている場合もあります。お渡しする際に、「お返しは不要です」と簡単なメッセージなどを添えることを忘れないようにしましょう。

密葬は「家族葬」プランのある葬儀社へ相談を!

密葬は大勢の参列者が集まることによる混雑やトラブルを下げるための葬儀であり、故人をゆっくり送りたい家族や近親者のため内々に執り行われる必要があります。

そのため、家族葬プランのある葬儀社を選ぶことをおすすめいたします。費用も比較的安く抑えられますし、経験が豊富な分、安心して任せることができます。

また、密葬をする場合は訃報が外部に漏れないように気をつけることが大切ですし、万が一訃報が外部に漏れてしまっても冷静に対応することが必要です。

トラブルを避けるためにも、斎場や葬儀社は慣れているところを選びましょう。

『密葬』についての不明点や疑問は『やさしいお葬式』から24時間365日無料相談も承っています。電話でもメールでも行えますのでお気軽にご連絡下さい。

密葬、家族葬はもちろん、社葬やお別れ会、火葬後に行う後葬もすべて対応可能です。

1級葬祭ディレクター在籍で、お客様満足度97%を誇る安心の葬儀会社で、しつこい勧誘等も行いません。

※(株)ドリームプランナー調査「2020年 葬儀サービス調査より」

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まとめ

密葬は、本葬(社葬やお別れ会)を行うことを前提とした、一般の参列客を呼ばず、故人の家族や近親者のみで行われる30人以下で行う小規模の葬儀スタイルです。

また、葬儀の規模から家族葬と混同されることもありますが、家族葬との違いは「本葬やお別れ会が後日あるか?」が判断基準となります。

密葬を行う人は、一般的に会長や社長などの社会的地位が高い方や、俳優業・ミュージシャンなど、知名度が高い方や、生前に大きな業績を残された方が多い傾向にあります。

・密葬の費用と流れ

総費用の目安 40~160万円 ※お別れ会や社葬の費用も必要
費用の内訳 葬儀に必要な費用 約100万円
お布施 約20万円
参列者の飲食や返礼 約40万円
参列者数 ~30人
密葬の流れ
  1. 1.ご臨終
  2. 2.自宅や斎場など安置先に搬送
  3. 3.葬儀社との打ち合わせと訃報の案内
  4. 4.納棺
  5. 5.通夜
  6. 6.葬儀式(告別式)
  7. 7.火葬
  8. 8.精進落とし
  9. 9.初七日法要

・密葬後に社葬やお別れ会をする場合の費用と内訳

【社葬】

費用の内訳 内容
社葬費用 約500〜2,000万円ほど(500人規模の場合)
内訳 ・会場利用費

・祭壇設置費

・飲食接待費用

・人件費

・寺院へのお布施

・香典返し

費用負担の割合 社葬費用の大半は企業が負担することが一般的。

ただし、会計・税務上の理由から、寺院へのお布施(戒名料など)のような宗教関連の費用は、宗旨宗派の指定者である、遺族が負担することが一般的である。

参考引用元:安心葬儀 社葬にかかる費用は?内訳や負担割合についても解説

【お別れ会】

費用の内訳 内容
お別れ会費用 一般的には招待する人数一人につき、1〜2万円程度の費用

会費制のパーティー形式で行われることもあります。その場合、一人当たり8千円〜15千円の範囲で行われることが多い

内訳 ・会場利用費

・祭壇設置費

・飲食接待費用

・人件費

・寺院へのお布施

・香典返し

費用参考元:日比谷花壇のお葬式 お別れ会の費用相場Story お別れ会・偲ぶ会とはー特徴、費用相場、開催の流れをご紹介

密葬は大家族や近親者のみで内々に執り行われる葬儀のため、訃報が外部に漏れないように気をつけることが必要です。万が一訃報が外部に漏れてしまっても冷静に対応することが必要です。

トラブルを避けるためにも、斎場や葬儀社は「家族葬プラン」のある葬儀社を選ぶことをおすすめいたします。費用も比較的安く抑えられますし、経験が豊富な分、安心して任せることができるでしょう。

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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

プロフィール

運営会社

会社概要

会社名 LDT株式会社
Life Design Technologies co.,Ltd


https://le-tech.jp/
資本金 11,930万円(資本準備金含む)
代表取締役 白石 和也
設立 2019年9月
所在地 〒105-0004
東京都港区新橋5丁目23-10片山ビル6階
TEL:0120-538-175
FAX:03-6800-5820
事業内容 AgeTech(エイジテック)プラットフォーム事業
AgeTech(エイジテック)関連のソフトウェア開発・提供事業
AgeTech(エイジテック)関連のコンサルティング事業

企業理念

ライフエンディング(葬儀)の後悔をなくす

私たちは超高齢社会に適した情報インフラとサービスインフラを構築することにより、人々のQOLの向上に寄与し、社会に貢献し続けます。

やさしいお葬式

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やさしいお葬式監修

葬祭ディレクターとして10年以上培った経験を活かし、多様化する価値観の中でご相談者様にとって
どのようなご葬儀を選択することがよいのかを丁寧にヒアリングさせていただき、ご提案いたします。

お葬式セミナー講師
エンディングコンサルタント
栗本 喬一(くりもときょういち)
1977年 東京生まれ(名古屋育ち)
略歴
母の死をきっかけに葬儀業界に興味を持ち、大学卒業後、大手葬儀社へ入社、家族葬から大規模葬儀まで、幅広くお葬式を葬儀担当者(セレモニーディレクター)として活躍。その後、葬儀会館の店長、新規開拓を歴任。お客様からの「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとし、これまでに10年以上、5,000件以上の葬儀現場に立ち会う。
資格等
株式会社GSI グリーフサポート アドバンスコース修了。