専門知識不要!オンライン葬儀で抑えておくべきポイントは4つだけ!
オンライン葬儀に興味はあるけれど、なんだか複雑で難しそう…
専門的な知識や操作が必要と思われがちなオンライン葬儀ですが、実はカメラとネット環境さえあれば誰でもすぐに行うことができます。
さらに、香典や返礼品の手配までもネットで完結するので、新型コロナの感染が心配な方や体調が優れない方、遠方に住んでおり出席が難しい方でも、自宅から参列することが可能です。
とは言っても、オンライン葬儀はまだ新しい葬儀の形です。費用をはじめ流れやマナーなど知っておくべきことが、いくつもあります。
そこで、本記事ではオンライン葬儀を行う上で必要になる情報をすべてご紹介します!
抑えておくべきポイントはもちろん、注意点も解説していますので、初めての方でも滞りなくオンライン葬儀をおこなう事ができるようになるでしょう。
「メリットの多いオンライン葬儀を完璧に滞りなく挙げたい!」という方にとって、有益な情報ばかりになっています。是非最後までお読みください。
オンライン葬儀・オンライン葬式とは?
オンライン葬儀とは、インターネットを使うことで参列者が遠隔で葬儀に参加することができる、現在に沿った新しい葬儀形態です。
オンライン葬儀、オンライン葬式、リモート葬儀、WEB葬儀、ネット葬儀などと呼ばれており、10年ほど前から試みがありました。
オンライン葬儀・オンライン葬式の特徴
必要な環境・設備
カメラとインターネット環境さえあれば、葬式のビデオ撮影して配信することが簡単に実現可能です。
香典から返礼品まで全てオンラインで完結することも可能に
オンライン葬儀では、葬儀会場からのライブ配信によって遠隔でも葬式に参列することを可能にし、香典・供花・供物・返礼品もクレジット決済でき、オンラインで完結できるオンライン葬儀システムもあります。
もちろん、そのようなオンライン葬儀システムでは返礼品も喪主がオンラインで手続きするだけ、とほぼ全てのことが顔を合わせずに完結します。
実際の会場に遺族や僧侶はいますが、それ以外の参列者は遠隔で全てを済ませることができる葬儀形態です。
香典・香典返しについては下記記事もご参考ください。
・香典を完全解説!意味・歴史・金額相場・書き方・包み方・渡し方を解説!
・葬式の香典を完全解説!マナー・金額相場・書き方・渡し方を紹介!
・香典の相場を完全解説!故人との関係別・書き方・包み方・渡し方も紹介!
・香典返しのマナーを完全解説!相場・時期・挨拶状・例文・品物も紹介!
会場に入れない人数でも参列が可能に
オンライン葬儀では、会場に入りきれない人数であっても参列可能です。大きな会場を借りる必要が無くリーズナブルな葬儀が可能です。
コロナ禍でオンライン葬儀の需要が高まる
オンライン葬儀は、元々は遠隔地での葬儀や高齢者の方の参列をサポートするために始まったものですが、昨今のコロナ禍による「三密を避ける」という面からも急速に注目され需要が高まってきています。
必要な機能を全てまとめたオンライン葬儀専用サービスもリリースされていますが、葬儀場や寺院が独自にzoomなどを使って葬儀をライブ配信する、といった取り組みも全国で徐々に行われています。
また、寺院によってはライブ配信に加えて、葬儀から納骨までを1日で完結させることで費用面の負担も減らすような取り組みも行なっています。
オンライン葬儀・オンライン葬式のデメリット
上記のようにメリットも多いオンライン葬儀・オンライン葬式ですが、下記のようなデメリットもあります。
撮影範囲が限られる
オンライン葬儀・オンライン葬式では、どこまで撮影すべきか?の問題もあります。ご遺体を撮影することに抵抗感を持つ方もいらっしゃる可能性があります。
また、火葬場は撮影不可となっていますので最後まで立ち会うことはできません。
パソコンやスマホに弱い方は参列できない
特に年配者の方でパソコンやスマートフォンの操作に慣れていない方は、オンライン葬儀・オンライン葬式に参列できない可能性があります。
事前に設定を行っていたとしても、当日なんらかの通信トラブルやネット環境によっても参列できない可能性も考えられます。
通信環境によっては葬儀が行えない場合も
オンライン葬儀にとって、通信環境は非常に重要な要素となってきます。会場によっては電波の入りが弱かったり、LANに接続できなかったりする場合もあります。
業者と入念に準備をして当日を迎えても、当日に会場で通信ができなければオンライン葬儀は行えず、大混乱を引き起こします。オンライン葬儀を行う際は、事前に葬儀社以外にも会場にしっかりと確認を行うようにしましょう。
オンライン葬儀のメリット・デメリットについては「必読!オンライン葬儀(リモート葬儀)のメリット・デメリットを解説!」「オンライン葬儀(リモート葬儀)を完全解説!流れ・マナーと費用・メリットを3分で紹介!」の記事もご参考ください。
オンライン葬儀・オンライン葬式の流れ
続いて、オンライン葬儀の流れについて順番に解説していきます。
葬儀社への相談
まずは、依頼予定の葬儀会社にオンライン葬儀の対応が可能か確認してみましょう。
大手に限らず、各地域の小さな葬儀会社でも、各社独自の方法でオンライン葬儀に対応するケースが増えてきています。
事前の情報収集をする際には、葬儀情報のポータルサイトをチェックすることで、オンライン葬儀ができる葬儀会社を見つけることもできます。
「オンライン葬儀 新宿」「オンライン葬儀 岡山」「オンライン葬儀 広島」「オンライン葬儀 大阪」「オンライン葬儀 札幌」などでGoogle検索してみるとオンライン葬儀に対応している葬儀社が出てきます。
オンライン葬儀・オンライン葬式の流れ
オンライン葬儀の流れは、通常の葬儀と同じで通夜・告別式・僧侶による読経も行います。
オンライン葬儀・葬式の参列者
ケースとしては近隣に住んでいる2頭身以内の親族が葬儀場で参列し、それ以外の親族、故人の友人、遠方の方、仕事関係の方、体の不自由な方、海外に住まれている方はオンラインで参列するケースが増えています。
オンライン葬儀・葬式を依頼するタイミング
故人が亡くなると、医師による「死亡診断書」が発行されます。
死亡診断書の用紙の左側が「死亡届」になっているので、必要事項を記入します。
死亡から7日以内に「死亡届」を各市区町村役場に提出します。
「死亡届」が受理されると、「火葬許可証」が発行されます。火葬を行う際には必ず必要なので、大切に保管しておきましょう。
>>意外と知られていない「死亡届の提出方法」につい徹底解説!
>>火葬するには火葬許可証が必要!発行の流れや再発行について解説
急な死亡の際は、行政手続きをしながら葬儀社にも連絡していきますが、危篤状態となっている場合には関係者への連絡も含めて先んじて事前に葬儀社へ相談しておくケースも多くあります。
オンライン葬儀を希望する場合は、この段階から葬儀社に伝えておくとよいでしょう。
葬儀の案内もオンラインで可能
葬儀の案内については、通常通りに電話やハガキを使うこともあれば、オンライン葬儀サービスについている訃報連絡機能を使うことも可能です。
葬儀当日の流れ
葬儀の当日は、喪主・遺族は通常と同じく会場で参列し進行していき、納棺、火葬、そして収骨、と順番に進行していきます。
会食は基本的にはありませんが、オンライン接続で会食を行い、故人を偲ぶという事例も増えてきています。
これは昨今の「オンライン飲み会」の広がりの影響もありそうです。
一般的な葬儀の流れについては「仏式葬儀とは?一般的なマナーや葬儀の流れについて徹底解説」の記事もご参考ください。
葬儀後の法要も行う
葬儀以降については、一般的な葬儀形式で行うのであれば、納骨や四十九日法要、一周忌法要などのその後の供養は行います。
もちろん、オンライン法要・オンライン法事で全てオンラインでの参列をされる方もいます。
このように、オンライン葬儀だからといって特別なことはあまりありません。
法要についての記事は下記もご連絡下さい。
・法事とは?日程とお布施と服装持物を徹底解説!
・3分で分かる法事のお金の相場(香典・お布施):お金の入れ方と袋の書き方!
・法事・法要を完全解説!法事の種類・数え方・マナーを紹介いたします!
オンライン葬儀・オンライン葬式の流れのまとめ
●通常の葬儀と同じで葬儀社へ葬儀の相談をする
●葬儀社へのオンライン葬儀対応の可否を確認する
●オンライン葬儀が可能な葬儀は一日葬、家族葬、一般葬、社葬
●火葬場内でのオンライン葬儀は不可※火葬場内は撮影禁止のため
●「オンライン葬儀 札幌」「オンライン葬儀 大阪」「オンライン葬儀 広島」「オンライン葬儀 福岡」などのオンライン葬儀+地域名で検索するとその地域でオンライン葬儀に対応できる葬儀社が表示される
オンライン葬儀・オンライン葬式の費用相場
オンライン葬儀は、葬儀社から提示されるプランの一部です。
どこまでのサービスを利用するか、利用するサービスがどこまで無料でどこから有料なのか、によって変動するため、できれば複数社から見積もりを取るのがよいでしょう。
参考例として、ごく少人数での葬儀とオンライン葬儀も行う場合の費用目安を紹介します。
一般的な葬儀費用
一般的な葬儀は地域により金額に差があり、一式で80万円〜150万円ほどが相場とされています。お葬式の種類は直送、火葬、1日葬、家族葬、一般葬に分かれていますが、オンライン葬儀を行う場合は葬儀の種類は一日葬、家族葬、一般葬になります。
一般的な葬儀の費用の目安はこちらの記事もよく読まれています。
・葬式の金額は?一般的な葬儀費用の平均から、葬儀費用の内訳、費用を抑える工夫まで徹底解説!
・葬儀費用はどうやって決めれば良い⁉︎葬儀に掛ける費用について
・葬儀を安くする5個の方法を解説!葬儀費用の相場と内訳を紹介!
内訳としては「葬儀一式の費用」「飲食の費用」「寺院の費用」の3つの項目が主になります。ここに、オンライン葬儀対応の費用がプラスされます。
オンライン葬儀ではシステム利用料が加算される
オンライン葬儀の費用相場としてはシステム利用料として、3,000円~50,000円程度の利用料が多くなっています。
zoomやGoogleハングアウトなどでの葬儀のライブ配信のみの場合は、葬儀社が無料で対応してくれる会社もあります。
これはあくまでも一般的な家族葬での相場になりますので、規模の大小や無宗教式・火葬式のようなよりシンプルなものにするか、などで費用は変わってきます。
オンライン葬儀・オンライン葬式の費用例
オンライン葬儀(リモート葬儀)の費用例をやさしいお葬式がオンラインご葬儀参列システム『スマート葬儀』を使用した場合でご紹介します。
各ご葬儀プランにプラスしてにオンライン葬儀システムの利用料が必要となっています。
イメージとしては通常の葬儀に葬儀を行う場所の近隣に住んでいる2親等以内の親族が葬儀場で参列し、関係の遠い親族、故人の友人・知人、仕事関係者、体の不自由な方などは自宅・職場・病院・介護施設・遠方・海外からオンライン(リモート)でご葬儀に参列してもらいます。
スマート葬儀:https://smartsougi.jp/
スマート葬儀CRM:https://crm.smartsougi.jp/
オンライン葬儀・オンライン葬式サービス5選
それでは、実際におすすめのオンライン葬儀サービスをご紹介します。
スマート葬儀
ライフエンディングテクノロジーズ株式会社がスマート葬儀の開発と提供を行っています。
>>オンライン葬儀・法事参列システム『スマート葬儀』
2020年6月から一般ユーザーへの提供と葬儀社への販売が開始されています。
葬式のライブ配信はもちろんですが、オンライン葬儀に関連するほとんどのことがサービス上で完結されるため、とても便利な内容になっています。
オンライン葬儀、オンライン葬式、リモート葬儀、WEB葬儀、ネット葬儀などと呼ばれるオンライン葬儀参列システムの中での機能の拡張性は最も高いシステムとなっています。
最大1ヵ月の無料使用期間を葬儀社へ提供しているのも特徴です。
スマート葬儀の機能一覧
・遺影、メモリアルアルバム(遺影写真の登録、メモリアルアルバムの登録・販売)
・動画ライブ配信サービス(VR視聴も可能)
・お葬式のムービーの閲覧と販売
・逝去のお知らせ機能
・お悔みの言葉送信(お悔みのメッセージ送信)
・オンライン芳名帳機能(オンライン記帳)
・香典のお預かり機能(香典のクレジットカード決済)
・弔電、供花、供物などの手配機能(弔電、供花、供物などのクレジットカード決済)
・香典返し(返礼品)手配機能(香典返し、返礼品のクレジットカード決済)
・個人情報保護(パスワード設定による個人情報保護)
・出欠確認機能(同伴者人数通知)
・QRコードによる受付(バーコード読込によるペーパーレス受付)
・弔電、供花、供物、返礼品のワンクリック受発注機能
・カスタマイズ・API連携(マネーフォワード、feee、キントーン、ムスビスなどとの連携)
スマート葬儀の特徴
スマート葬儀の特徴1
動画ライブ配信サービス(VR視聴も想定)
葬儀(通夜・告別式)当日の映像をオンライン葬儀システム上でzoom、YouTubeライブ、Googleハングアウトなどを使って配信が可能です。撮影した動画を加工編集して喪主様や会葬者様へ提供することもできます。
スマート葬儀の特徴2
1日葬、家族葬、一般葬、社葬を動画撮影し、リモートで配信したり、撮影した動画を保存することが可能です。
スマート葬儀の特徴3
お葬式のムービー制作
お葬式のムービーを制作して、喪主様、会葬者様へ販売することも可能です。制作したムービーをDVDやウェブ上のサイトから販売することができます。
スマート葬儀の特徴4
逝去のお知らせ機能
オンライン葬儀システム上で自動で依去のお知らせが生成され、親戚、故人様の友人、知人、ご家族様の友人、知人にメールやLINE等のSNSを通じて、逝去のお知らせやお悔み情報、ご葬儀情報を効率的に案内できます。お知らせの中にはオンライン葬儀のへ参列するためのURLが表示され、設定したパスワードも自動で差し込まれるようになっています。
スマート葬儀の特徴5
オンライン芳名帳機能
オンライン葬儀への参列者、葬儀会場へ参列者のデータはオンライン芳名帳で記帳、一括管理でき、ワンクリックでダウンロードできるため、手書きの芳名帳のようなまとめの作業も不要です。
スマート葬儀の特徴6
香典のお預かり機能
オンライン葬儀システム上の専用URLから、メッセージとともにクレジット決済、銀行振込にて遠隔での参列者から香典をネット上で送ることが可能です。
もちろん、喪主側での香典辞退を設定することもでき、現地での現金で香典のお渡しも可能です。
スマート葬儀の特徴7
弔電、供花、供物などの手配機能
オンライン葬儀システム上の専用URLから、弔電、供花、供物などもクレジットカード決済にて送ることができます。
スマート葬儀の特徴8
香典返し(返礼品)手配機能
いただいた香典に対して、web上で香典返し(返礼品)の注文が可能です。香典のお預かり金額ごとに一括で香典返し(返礼品)を選択しクレジット決済することができます。
スマート葬儀の特徴9
遺影・メモリアルアルバム
故人を偲ぶ思い出の写真や葬儀中のお写真などを喪主様と葬儀社両方から遺影写真、メモリアルアルバムのページへアップすることが可能です。参列者の方へのメモリアルアルバムを冊子にしての配布もできます。
スマート葬儀の特徴10
個人情報保護
オンライン葬儀システムからパスワード付きのURLにて招待した方のみ専用サイトを期間限定にて閲覧できので、個人情報流出を防止することができます。
スマート葬儀の特徴11
出欠確認機能
芳名帳へオンライン記帳した式場への来場希望者にはQRコードが発行され、QRコードを提示することでペーパーレス受付が可能です。同伴者人数の連絡も事前に喪主様、葬儀社様へすることができ、葬儀場へ実際に参列する人数を事前に把握することができます。
スマート葬儀の特徴12
弔電、供花、供物、返礼品のワンクリック受発注機能
オンライン葬儀システムを導入した各葬儀会社様の取引先を登録し、参列者様の注文した品物をワンクリックで発注、発注受付することが可能です。
スマート葬儀の特徴13
カスタマイズ・API連携
スマート葬儀と葬儀会社様の使用している顧客管理システム、キントーン、マネフォワード、freeeなどのクラウドサービスとのAPI連携も可能です。
スマート葬儀がお勧めの方
喪主様・参列者向け
・高齢で斎場への参列が難しい方
・入院中で移動が難しい方
・遠距離で葬儀に間に合わない方
・海外にいて斎場への参列が難しい方
・3密を避けたい方
・仕事の予定が調整できず都合がつかない方
・香典、弔電、供花、供物などをキャッシュレス決済で手配したい方
・香典返し、返礼品をキャッシュレス決済で手配したい方
葬儀社様向け
・オンライン葬儀参列システムを導入するのが初めての葬儀社様
・他社のオンライン葬儀システムを導入したが使用感が悪いと感じた葬儀社様
・他社のオンライン葬儀システムをが高いと感じた葬儀社様
・オンライン葬儀システムをお試しで利用してみたい葬儀社様
・弔電、供花、供物、香典返し、返礼品などの発注を効率化したい葬儀社様
・オンライン葬儀システムを自社開発しようとされている葬儀社様
アット葬儀(@葬儀)
アット葬儀(@葬儀)は株式会社マイクロウェーブが運営しています。2020年4月からサービスの提供が始まっていて、主な機能としては、以下の内容です。
>>アット葬儀(@葬儀)公式
アット葬儀(@葬儀)の機能一覧
・訃報案内(訃報案内がアット葬儀(@葬儀)上で作成できます。紙の訃報案内と違い、SNSやメールでの共有もしやすく、葬儀社様の連絡先も記載できます。)
・香典のクレジット決済(実葬儀に参列できない方でも、アット葬儀(@葬儀)上からクレジットカード決済でご遺族に香典を送れます。)
・メッセージの送信(追悼メッセージや、ご遺族へのお悔やみの言葉を、アット葬儀(@葬儀)上でお届けできます。)
・参列情報の確認、ダウンロード(アット葬儀(@葬儀)でのオンライン参列者のデータは一括でダウンロードできます。)
スマートセレモニー
埼玉県と東京都内で葬儀場を運営している埼玉セレモニー社のオンラインご葬儀サービスです。
葬儀中継から供花の受け付け、香典の預かり、返礼品の注文までオンラインで総合的に会葬できます。
スマートセレモニーは、ウェブ上に葬儀を執り行う家が専用ページを設け、訃報案内や弔問・会葬、供花・弔電、香典、返礼品などそれぞれの受け付けページを案内する仕組みになっています。
香典や供花はクレジットカード決済、葬儀会場に行く場合でも、事前にQRコードで受け付けの記帳と香典渡しを済ませることも可能になっています。
オプションでメモリアルムービーの制作なども依頼できます。
こちらは、セレモニー社での葬儀進行・運営する葬儀場での葬儀の場合に、利用できるサービスになっています。
>>スマートセレモニー公式
スマートセレモニーの機能一覧
・ご葬家様専用ページ
・レポートページ
・ご供花受付
・ご弔電受付
・お香典お預かり
・返礼品受付
・ご葬儀中継
・動画配信
・ご会葬受付
スマートセレモニーの特徴
スマートセレモニーの特徴1
ご葬家様専用ページをご用意することで、スマートセレモニー上でご覧になれる方を限定することができるので安心です。
スマートセレモニーの特徴2
ご葬儀にオンラインで弔問・会葬することができます。ご葬家様より案内のあったQRコード、またはURLより専用ページにアクセスすることで、スマートセレモニー上で弔問・会葬することができます。
スマートセレモニーの特徴3
クレジットカード決済で供花・弔電・香典などを受付することができます。供花・弔電のお手配、香典のお預かりをスマートセレモニー上のクレジットカード決済で受付することができるようになっており、弔問・会葬者様からのお申込み内容もスマートセレモニー上で確認することができます。
スマートセレモニーの特徴4
お申込みのあった供花・弔電、お預かりした香典に合わせて返礼品をご用意。スマートセレモニー上で弔問・会葬者様が選べる返礼品となっています。
スマートセレモニーの特徴5
オンラインご葬儀サービス『スマートセレモニー』を通してご弔問・ご会葬してくださった方々に、スマートセレモニー上でご遺族様の想いをお伝えする御礼動画やメモリアルムービーの演出があります。
スマートセレモニーの特徴6
オンラインご葬儀サービス『スマートセレモニー』を通してご弔問・ご会葬された方にはQRコードが発行されます。葬儀式場にご来場をご希望される方は、事前に発行されたQRコードを提示することで、お香典の受付や芳名帳のご記入をされる必要がなくなります。
スマートセレモニーのご利用がお勧めの方
スマートセレモニーの運営会社の埼玉セレモニーの会員の方で下記の要件に当てはまる方はご使用がお勧めです。
・ご高齢でご会葬が困難な方
・遠距離でご葬儀に間に合わない方
・入院中でご移動が難しい方
・過密を避けたい方
・外せない仕事で都合がつかない方
アルファLIVE
アルファLINEは冠婚葬祭関連の事業を手掛ける互助会であるさがみ典礼が運営するオンライン葬儀システムです。
>>アルファLIVE公式
アルファLIVEの機能一覧
・お通夜、告別式の模様をライブで配信
・SNSでの訃報配信
・生花・供花のオンライン注文
・弔電オンライン注文
・読経のLIVE配信
葬儀webトータルサービス
葬儀webトータルサービスは冠婚葬祭関連の事業を手がけるメモリード社が運営。
>>葬儀webトータルサービス公式
葬儀webトータルサービスの機能一覧
・事前の連絡先登録
・訃報の一斉案内
・香典、供花・供物、弔電のオンライン決済
・葬儀のライブ配信
・参列情報の確認・ダウンロード
メモリード社の運営する施設で葬儀を行う場合に、無料でオンライン葬儀サービスの利用が可能になっています。
お葬式オンライン参列
仏事関連総合サービスの株式会社メモリアルアートの大野屋(東京都新宿区、代表取締役社長 奥田実氏、以下「メモリアルアートの大野屋」)が、2020年6月23日(火)から提供開始しています。
>>お葬式オンライン参列公式
お葬式オンライン参列の機能一覧
・弔電、供花、供物、香典のWEB決済
・「お悔みページ」の喪主様への「QRコード」でのご案内
・メモリアルアルバム
・お葬式のライブ配信
・SNS(Facebook、LINEなど)での訃報のご案内
お葬式ライブ
お葬式ライブは株式会社つばさ公益社(本店所在地:長野県佐久市、代表取締役:篠原憲文氏)が、2020年5月1日提供を開始したオンライン葬儀サービスです。
>>お葬式ライブ公式
お葬式ライブの機能一覧
・YouTubeライブでのお葬式のライブ配信
・香典、弔電、供物などのオンライン決済
お葬式ライブの料金は29,800円(税別)での提供となっています。
ビンクのオンライン葬儀システム
株式会社ビンクの運営するオンライン葬儀システムです。
>>ビンクのオンライン葬儀システム公式
ビンクのオンライン葬儀システムの機能一覧
・葬儀の動画配信
・訃報配信
・ご遺族へのお悔やみの言葉のお届け
・香典のキャッシュレス決済
・弔電・供花・返礼品などの受注・発注
・遺影撮影
・メモリアルアルバムのアップロード
・喪主の御挨拶動画、オンライン参列、参列者データの管理など
人材派遣会社のビンクの運営するオンライン葬儀システムで、2020年11月から運用を開始する予定とのことです。
オンライン葬儀・オンライン葬式サービスのまとめ
・オンライン葬儀システムには「スマート葬儀」「スマートセレモニー」「アット葬儀」「アルファLIVE」「webトータルサービス」「お葬式ライブ」「ビンクのオンライン葬儀システム」の8つがある
・ZoomやYouTubeライブで葬儀の動画を配信するだけのものから、香典・供花・供物・返礼品などのクレジット決済やオンライン芳名帳への記帳までできる多機能なオンライン葬儀システムまである
・公開されている情報で最も多機能なオンライン葬儀サービスはスマート葬儀
オンライン葬儀・オンライン葬式に対応している葬儀社
オンライン葬儀に対応している葬儀社として確認できているのは「やさしいお葬式」「公益社」「メモリード」「埼玉セレモニー」「福祉葬祭」「アーバンフューネス」「さがみ典礼」「天国社」などが確認できています。
やさしいお葬式へのオンライン葬儀、オンライン葬式、リモート葬儀、ネット葬儀、WEB葬儀のお問い合わせはこちらで受け付けております。
オンライン葬儀・オンライン葬式の注意点
続いて、オンライン葬儀での注意点について解説します。
喪主は、関係者からの理解を得るよう配慮する
オンライン葬儀は、最近になってようやく理解されはじめたものです。
インターネット環境に慣れた人たちとしては当然の感覚でも、まだまだ抵抗感を示される可能性が高いです。
オンライン葬儀を行いたいのであれば、しっかりと理解を得るようにしましょう。
見えないからといって気を抜かない
オンラインで参列する場合、参列者側は映らないからといってどんな服装でもいい、ということはありません。
故人そして遺族への気持ちとして失礼がないよう、喪服を着て参加するのがよいでしょう。
喪服については「急な葬儀での服装はどうする?注意点の多い女性の喪服を徹底解説!」「ユニクロで喪服を用意できる?ユニクロで喪服を用意する際のメリットやデメリット、注文方法を完全解説!」の記事もご参考ください。
香典の送り方
オンラインでの参列だとしても、香典を送る方は多いです。
ただし、喪主から香典辞退があった場合は従うようにしましょう。
オンライン葬儀サービスを使う場合には、サービスに沿って送るようにしましょう。
サービスによっては香典のクレジット決済、銀行振込へ対応しています。
オンラインで会食をする場合に失礼なことはしない
遠隔で会食を行うケースも出てきています。こちらも通常の会食同様、故人の思い出話など場に相応しい会話をするようにしましょう。
また、服装も場に相応しいものにするよう気をつけましょう。
火葬場の火葬炉前での撮影はできない
火葬場の火葬炉前での撮影は火葬場により禁止されているため、火葬炉前でのお別れ、収骨はライブ配信できません。
また、場所によってはインターネット回線の不具合などにより、ライブ動画、音声の途切れなども起こる可能性があります。
火葬場については「火葬場の使用料金とは?地域で大きく違いのある火葬場の使用費について」「葬儀・葬式の心付けとは⁉火葬場や霊柩車の運転手などに渡していた心付けについて」の記事もご参考ください。
オンライン葬儀・オンライン葬式の注意点のまとめ
・オンライン葬儀でもマナーは通常の葬儀と同様に守る必要がある
・火葬場の火葬炉前でのライブ動画配信はできない
・インターネット環境によってはライブ動画や音声の途切れが起こることがある
オンライン葬儀を始め、各種葬儀プランのご相談は『やさしいお葬式』から24時間365日無料相談も承っています。電話でもメールでも行えますのでお気軽にご連絡下さい。
葬儀関連のオンラインサービス
葬儀以外でも新型コロナウイルスの影響で3密を避けるために、様々なオンラインサービスが登場しています。
オンライン事前相談
葬儀社への事前相談もオンライン化が進んできています。コロナ感染への不安などから対面で相談することへの抵抗感がある方が多くなってきていることもあり、PCやスマートフォンでのオンライン(リモート)相談も増えてきています。
オンライン打ち合わせ
葬儀の打ち合わせもオンラインでの相談に対応している葬儀社があります。
喪主様と葬儀担当者がPCやスマートフォンからオンライン(リモート)で葬儀当日の流れなどの打ち合わせを実施しています。
葬儀の記録
葬儀社によっては、オンライン葬儀に参列できなかった方達ように、DVDを作成し配送してくれる場合もあります。
オンライン法事・オンライン法要
オンライン法事・オンライン法要も進んできています。
築地本願寺などの寺院もオンライン方法に対応しており、僧侶の読経のオンライン(リモート)対応も可能になってきています。
オンライン法事・オンライン法要についてはこちらの記事もよく読まれています。
・オンライン法事・法要を完全解説!お布施・流れ・マナーを紹介!
・3分で分かるオンライン葬儀!香典・お布施・費用を完全解説!
・オンライン葬儀(リモート葬儀)を完全解説!流れ・マナーと費用・メリットを3分で紹介!
・供養の選択肢の多様化⁉︎オンライン法要の対応を行いました!
オンラインお墓参り
ご葬儀だけでなく、オンラインでのお墓参りなどの周辺サービスも増えてきています。
スマートフォンやタブレットでお墓参りの動画を確認し、オンライン(リモート)でお墓参りするお墓参り代行もあります。
オンライン葬儀・オンライン葬式についてのまとめ
オンライン葬儀について解説してきました。ここで改めてわかりやすくまとめておきます。
【オンライン葬儀(リモート葬儀)とは?】
●オンライン葬儀(リモート葬儀)とは、インターネットを使うことで、斎場にいくことができなくてもリモートでお葬式の動画を確認し、参列することを可能にした葬儀の方法の一つ
●オンライン葬儀(リモート葬儀)の登場によって入院中の方、体の不自由な方、遠方の方、海外にいる方、新型コロナウイルスの影響で参列できない方でも参加することができるようになった
●オンライン葬儀、オンライン葬式、リモート葬儀、WEB葬儀、ネット葬儀などが総称としてオンライン葬儀と呼ばれている
【オンライン葬儀(リモート葬儀)の流れ】
●オンライン葬儀(リモート葬儀)の流れは通常の葬儀と同じ
【オンライン葬儀(リモート葬儀)を依頼する場合】
●オンライン葬儀(リモート葬儀)は対応できる葬儀社が限られているため事前に対応の可否を葬儀社に確認する必要がある
【オンライン葬儀(リモート葬儀)の費用】
●オンライン葬儀(リモート葬儀)の費用は0円~50,000円程度で通常の葬儀費用にプラスしてオンライン葬儀の対応費用が必要となる
【オンライン葬儀(リモート葬儀)での使用ツール】
●オンライン葬儀(リモート葬儀)で葬儀の動画をライブ配信するツールはZoom、LINE、YouTubeライブ、Googleハングアウトなどを使用する場合が多い
【オンライン葬儀の注意】
●火葬場の火葬炉前でのオンライン葬儀(リモート葬儀)の動画配信は火葬場に禁止されているためできない
●一般的な葬儀と同様に、オンライン葬儀(リモート葬儀)でも会場費用やお布施などはもちろん必要となるので用意する必要がある
●服装やマナーは、たとえ会場からは見えないとしても、オンライン葬儀(リモート葬儀)でも故人を弔う気持ちをしっかり持って場に相応しい気持ちと行動をする
【オンライン葬儀での香典や芳名帳】
●オンライン葬儀のシステム(リモート葬儀)によっては香典のクレジット決済、供花・供物・香典返し(返礼品)などのクレジット決済での手配も可能
●オンライン葬儀参列システム(リモート葬儀)によっては芳名帳へのオンライン記帳ができ、QRコードでのペーパーレス受付も可能
【オンライン葬儀(リモート葬儀)のシステム】
●オンライン葬儀(リモート葬儀)は葬儀社によって使用しているシステムが異なっており「スマート葬儀」「アット葬儀」「スマートセレモニー」「アルファLINE」「webトータルサービス」「お葬式ライブ」「ビンクのオンライン葬儀システム」などがある
●オンライン葬儀(リモート葬儀)に対応していることを公表している葬儀社は主に「やさしいお葬式」「公益社」「メモリード」「埼玉セレモニー」「福祉葬祭」「アーバンフューネス」「さがみ典礼」「天国社」などがある
【オンライン葬儀(リモート葬儀)を行う上で大切なこと】
●オンライン葬儀(リモート葬儀)だけでなくオンライン法事やオンライン法要もあり、オンラインでも故人を思う気持ちや先祖を敬う気持ちを大切にする文化ができつつある
これまでは、葬儀や法要をオンラインで済ますということに対してタブー視されることも多かったですが、コロナ禍の中で一気に「オンラインでもいいじゃないか」という考えが広まってきています。
大事なのは形態にとらわれずに故人を偲び、残された人たちの気持ちを整理することです。
故人を送り出すための様々な選択肢の中の一つとしてオンライン葬儀も考え、遺族・親族も納得できるものにするようにしましょう。
【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)
- 略歴
- 栗本喬一(くりもと きょういち)
- 1977年生まれ
- 出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)
- 株式会社東京セレモニー 取締役
- ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
- 「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
- 株式会社おぼうさんどっとこむ
- 常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
- 株式会社ティア
- 葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。
- 著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)
プロフィール