祖母の葬式には参列すべき?祖母の葬儀に参列する際の注意点や香典相場から忌引について徹底解説!
みなさんは、どこまでの範囲の葬儀なら、学校や会社を休んで葬儀に参加すべきか迷われたことはありませんか。
今回は、祖母の葬儀にスポットを当てて、祖母の訃報が届いた時にどうするべきか、参列する際の注意点や香典などの相場、忌引きについて解説してまいります。
祖母の葬式には参列すべきか?
皆さんは、親族の突然の訃報に参列を迷われたことはありますか?
両親などの葬儀の場合、会社や学校などを休んで葬儀に参加することが一般的ですが、もう少し離れた親戚の突然の訃報となると迷うことも多いのではないでしょうか。
基本的に、お通夜や告別式、火葬といった葬儀は、故人が亡くなってから比較的すぐに行われるものであるため、遠方での突然の訃報となると、すぐに対応することが難しくなる傾向があるでしょう。
今回は、祖母の突然の訃報に対して葬儀に参列すべきかについて解説してまいります。
基本的には参列すべき
結論としては、基本的に親類の葬儀には参列すべきでしょう。葬儀は、元来親類が集まる儀式です。
祖母となれば、2親等の親類になりますから、お通夜には基本的には参列するべきものです。祖母がご存命の際の関係性にもよりますが、ご自身の祖母がお亡くなりになったのであれば、すぐに駆けつけて、お通夜はもとより翌日の葬儀にも参列するケースが多いでしょう。
しかし、海外などの遠方ですぐには駆けつけられない場合や健康上の理由、仕事の都合などのやむを得ない事情などの際は、どのようにすればいいか悩んだりすることも少ないと思います。まずは、やむを得ない事情で参列できないときの作法やマナーなどの基本事項について丁寧にご案内してまいります。
参列できないときのマナー
葬儀に参列はしたいけれども、お悔やみは伝えたいというときは、弔電や香典、供花を送ることが一般的です。
血合い親族ですし、生前にお世話になったこともあるでしょうから、お悔やみの気持ちを何らかの形で伝えるべきでしょう。
次は、これらの弔電と香典などの送り方や注意すべきことなどを紹介してまいります。
弔電を送る
弔電の送り方や注意すべきことなどを案内してまいります。
弔電を送る際のマナー
まず弔電を送る際についてのマナーです。
①弔電の送り先
弔電を送る際は、基本的に送り先は葬儀会場、宛名を喪主の名前にして送ります。
②遅くとも開始の数時間前には届くようにする
通夜もしくは葬儀・告別式までに必ず届くように送りましょう。
一般的にはお通夜や告別式で読み上げられるので、遅くとも開始の数時間前には届くよう、訃報を受けたら迅速に手配することを心掛けましょう。ご遺族の方々にできるだけ負担をかけないように慮ることが大切です。万が一、喪主の名前が分からないときは「故〇〇様 ご遺族様」とすれば問題ありません。
③敬称に注意する
また自分の祖母の訃報を受けて弔電を打つ際に、気をつけなければならないのが敬称です。弔電は喪主に対して送るものなので、敬称は差出人と故人の間柄によるものではなく、喪主と故人の間柄を表す敬称・呼び方を用います。
うっかりご自身との間柄で弔電を打つと、失礼に値するケースが少なくありません。そのため、たとえ亡くなったのが自分の祖母であっても、喪主が伯父(叔父)や伯母(叔母)の際は、「ご尊父さま・ご母堂さま」「お父さま・お母さま」「お父上さま・お母上さま」という敬称になります。
ですが、ご自身の親や祖父母が喪主の場合は上記のような敬称は他人律儀で不自然な印象を与える為、「おじいさま・おばあさま」「おじいちゃん・おばあちゃん」などとすることが好ましいでしょう。
弔電のメッセージ
送り先や宛名、敬称の次は弔電のメッセージについてです。
弔電のメッセージを作成する前に、まずは、基本的なマナーを押さえていきましょう。
たとえ近い身内であっても、マナーとして間違った言葉遣いなどには大変失礼に値するので細心の注意を払うべきでしょう。
忌み言葉を避ける
特に弔電では、不幸を連想させる言葉や数字などの不吉な意味を持つ「忌み言葉」は避けましょう。代表的なものは、「たびたび」「再び」などの不幸が重なったり繰り返されたりすることを連想させる言葉や「九(9・苦)」「四(し・死)」などの音が不吉な言葉です。
このように弔電を送る際は、故人やご遺族を慮り、丁寧に言葉を考えていきましょう。
弔電については「どうやって送るの?弔電の送り方から費用・注意点までを徹底解説!」の記事もご参考ください。
香典を送る
お通夜や告別式などに参列できない場合でも、香典を送ることでお悔やみを伝えられます。詳しくは後述しますが、祖母への香典の相場は1~5万円程度が多いです。
香典の相場については下記記事もご参考ください。
・香典を完全解説!意味・歴史・金額相場・書き方・包み方・渡し方を解説!
・意外と相場がわからない!一周忌の香典の相場やマナーを完全解説!
・七回忌とは?意味とお布施・香典の相場と出席マナーを解説!
・葬式の香典を完全解説!マナー・金額相場・書き方・渡し方を紹介!
供花(きょうか)を送る
供花(きょうか)とは、故人の供養を目的として、式場や祭壇に飾るお花(生花)のことを言います。
供花を送ることで、お悔やみを伝える方法もあります。こちらも後述しますが、供花は葬儀の形態などにも影響するので、送る場合は事前に喪主に確認してから送るようにしましょう。
花は一基7,500円から1万5,000円程度です。一対にして贈るならその倍の金額になるため、1万5,000円から30,000円ですが、主流は一対20,000円のものとなっています。
供花については「知らないと恥をかく!供花の手配方法や相場を徹底解説!」「供花の手配方法!供花の意味と費用相場と宗教ごとのマナーを紹介!」の記事もご参考ください。
祖母の葬式での香典
祖母のお通夜には香典を包んで持参するのがマナーです。故人が自身の祖母であっても、それは同じです。お通夜に参列する場合は、香典を持参していきましょう。
ただし、香典を包まなくて良いとされるケースもあります。参列者が未成年である、あるいは喪主のときです。祖母のお通夜の際、孫が喪主を務めるケースはあまりありませんが、まだ未成年であるということは、よくあることです。
香典は家族単位で包むとされているので、孫が未成年の場合は親が香典を包めば問題ありません。
香典とは?
香典(こうでん)とは、線香や花の代わりに故人の霊前に備える金品のことを指します。「香」の字の通りお香を意味しており、「典」の字はお供えを意味しています。
香典の由来
香典の由来は、線香が開発される以前の日本において、関係者の持ち寄った「お香」であると言われています。
線香がまだ存在しない時代では、お香の煙を使用し、故人があの世に向かう際の道しるべを示していました。煙を絶やすことなく焚き続けるには大量のお香が必要となるため、故人と縁のある人がお香を持ち寄り、遺族の負担を軽減していました。このお香が現在は現金に形を変わり、今のような形に至ります。
現在でも香典は、大切な人を亡くした遺族の状況を慮り、金銭的に援助するためのものです。遺族への気遣いや故人を弔う気持ちを大切にし、持ち寄るものであることは、今の昔も変わらないものです。
だからこそ、香典袋の書き方など形式的なマナーを守って、失礼のないようにしましょう。
香典の金額相場
葬儀やお通夜、告別式の準備や実施はお金や時間がかかり、非常に負担が大きいものです。
そんなお通夜・葬儀を主催する側の負担を葬儀に参列する人が少しでも軽くするために、米やお酒などの食料を持ち寄ったのが香典の始まりでした。
現在では金品を香典として渡すようになりましたが、どれくらい香典で金銭が必要なのか正直悩む方も多いのではないのでしょうか。
香典は年代によっても変わる
香典には、包む側の年代によっても金額が変わるという特徴もありますが、香典の金額を決める際に重要なのは、生前どれだけ交流があったか、どれだけお世話になったかということです。
祖母と親しく、生前とてもお世話になった場合はやはり多めに香典を包むべきでしょう。年代などにもよりますが、基本的には3~5万円程度を目安にすると良いでしょう。
反対に、遠方に住んでいたり、実家を早くに出ていたりするなどの事情などであまり面識がないケースもあると思います。その場合の香典は、少し金額を押さえても問題ありません。基本的には、1~3万円の目安にすると良いでしょう。
もし、具体的な金額を決めかねるようであれば、親や兄弟、回りの親族にもよく相談をしましょう。
香典袋の書き方
次に香典袋の書き方のマナーについて案内してまいります。
香典袋の種類(宗教)
香典袋は宗教によって使える袋が違います。仏教の葬儀であれば無地か、蓮の花が描かれたもの、キリスト教の場合は十字架や百合の花が描かれたもの、神道であれば無地のものを使います。
香典袋の種類(金額)
また、包む金額によっても香典袋は違います。1万円までの少額であれば、水引の印刷されているタイプのもの、1万円を超える場合は水引が付いているもの、5万円を超える高額の場合は水引が双銀のものを選ぶようにします。
香典袋の書き方
香典袋を準備したら、次は書き方についてです。代表的な書き方は表書きです。
仏教では「御霊前」が一般的ですが、同じ仏教でも浄土真宗の場合、故人は死後すぐに成仏していくと考えられているため「御霊前」ではなく、「御仏前」と書くので注意しましょう。
香典の渡し方
次に香典の渡し方について案内してまいります。
お金の向きを揃える
まず香典袋は包み方にもマナーがございます。今では市販されている香典袋を使う場合が多いでしょう。お金は同封されている中袋に直接入れますが、その場合は向きを揃えて入れるのがマナーです。
香典袋は袱紗(ふくさ)に包む
香典袋を会場に持参する場合は、袱紗(ふくさ)に包むのがマナーで、受付で渡す直前まで袱紗から出さないようにしましょう。
お悔やみの言葉を添える
加えて、受付で香典を渡す際には、お悔みの言葉を同時に添えるようにしましょう。その際、あまり長々と話し込んでしまわないように注意しましょう。長く話し込んでしまっては忙しい遺族の迷惑になりますから、簡潔にお悔みだけを伝えるようにしましょう。
香典の書き方については「香典袋の正しい書き方を完全解説!表書き・中袋・名前・その他のマナーも紹介!」「香典の袋の書き方を完全解説!金額相場・書き方・渡し方を紹介!」の記事もご参考ください。
お悔やみの言葉については「本当にいいの?お悔やみの言葉をメールで送る際の注意点を徹底解説!」の記事もご参考ください。
孫が葬儀で手伝えること
小さい頃からお世話になった祖母の葬儀に参列することは、多くの方が経験するものです。
ご両親が通夜や葬儀の手配で忙しくしている様子を目の当たりにしながらも、孫として困惑どうしていいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは孫としてお通夜、葬儀に参列する時にできること、気をつけるべきマナーについて紹介してまいります。大切な祖母のお通夜、葬儀がきちんと行われ、お別れができるように確認をしましょう。
受付
一定以上の年齢で参列する孫の場合は、お通夜、葬儀会場の受付としてお手伝いをすることも少なくありません。
受付の役割
受付では来場者に対して芳名帳へのご記入を案内、香典をお預かりする役割を担います。受付に入る前には一連の流れを把握してから入るようにしましょう。
また、受付として対応する際には孫とはいえ、年齢などは関係なく遺族の代表となります。「本日はお忙しい中お越しいただきありがとうございます」といった労いの言葉を伝え、来てくださった来場者に失礼がないように誠心誠意対応しましょう。
受付については「葬儀の受付を頼まれたら?葬儀の受付の流れから注意点まで完全解説!」「あなたもお願いされるかもしれない。お葬式の受付係について紹介します!」の記事もご参考ください。
会計
受付を行う際に、参列者から香典を渡されるので両手で受け取ります。「ありがとうございます」や「お預かりします」と言葉を添えて受け取るようにしましょう。また、後から誰から頂いたものか分からないと大変なので、わかるようにしましょう。名字だけ記載されている場合は 下の名前も聞き 、メモを取るようにして、こちらもしっかり後からわかるようにしましょう。
接待
来場者や僧侶へのお茶出しも積極的に行うとよいでしょう。現在では葬儀スタッフがお茶出しをしてくれるケースも多く見られますが、顔なじみの方には、ご挨拶を兼ねてお茶出しをすると喜ばれるはずです。お茶を飲みながら故人との思い出話などを行う中で、心が和む方もいらっしゃるはずです。
駐車場の整理
会場には多くの方が参列するため、駐車場が混み合う場合があります。駐車場入り口で案内をすることで訪れた来場者も入場がしやすく、お通夜や葬儀の進行をスムーズに行うことができます。
こちらも遺族の代表として案内をする役割であるため、失礼のないように対応しましょう。
祖母の葬式で注意すべきこと
祖母のお通夜に参列する際は、服装など心がけるべきマナーがいくつかございます。
ここでは祖母の通夜で注意してもらいたいことを紹介してまいります。
赤ちゃんを連れて行ってよいか慎重に判断する
ご自身に幼い子どもや赤ちゃんがいる場合、喪主に連れて行ってよいかを相談し、慎重に判断しましょう。
幼い赤ちゃんや子どもがしんみりとしたお通夜の場で赤ちゃんが泣き始めてしまったら、やはり式の進行を妨げてしまう恐れがあります。またお通夜や葬儀では、あまり途中退席ができません。
そのため友人などに預けることが可能であれば、赤ちゃん・子どもは預けて参列を控えることがいいでしょう。
ただ家族や親族のお通夜であれば、赤ちゃんを連れて参列しても問題ないと考える方もいるので、親族とよく相談して決めるようにしましょう。
供花を送る場合は事前に確認する
供花を送る際は、まず供花を送っていいかをご遺族に了承を得てからにしましょう。ご遺族のなかには、故人の遺志を尊重して辞退される方や、斎場のスペースに余裕がないなどの理由で辞退される方もいます。
そのため、無理に送るとかえって迷惑をかけてしまうケースがあるので、「ご厚志お断り」などのお知らせが来た場合は、供花を送ることは控えましょう。加えて、宗派や供花のサイズなども、併せて確認しておくとスムーズに手配できるでしょう。
しっかりと喪服を着る
お通夜に参列する場合の服装は、喪服を着るようにしましょう。一口に喪服と言っても、実は様々な種類があります。大きく分けると、正喪服・準喪服・略式喪服の三つで、順に格式が決まっています。
正喪服もしくは準喪服を着用する
加えて、参列者は遺族よりも格下を着るのがマナーとされています。祖母のお通夜であれば、遺族として参列するケースが多いですから、正喪服もしくは準喪服を着用するのがマナーとなります。
男女ともに黒を基調としたフォーマルな格好が基本となります。可能であればブラックスーツではなく、しっかりとした喪服を準備するようにしましょう。
葬儀の服装については「急な葬儀での服装はどうする?注意点の多い女性の喪服を徹底解説!」「ユニクロで喪服を用意できる?ユニクロで喪服を用意する際のメリットやデメリット、注文方法を完全解説!」の記事もご参考ください。
祖母がなくなったときの忌引
祖母が突然亡くなった場合、社会人であれば会社・学生であれば学校に忌引きの手続きをして葬儀に参列するための準備が必要です。ただ忌引き休暇を申請する際に、どのように申請するかなど悩んだことがあるのではないでしょうか。
ここでは、忌引きの意味や忌引き休暇が申請する際に必要なことなどを紹介してまいります。
忌引とは?
忌引きとは、家族や親族などの近親者がお亡くりになった際、喪に服し故人を悼むことを指します。
一般的に社会人や学生の間では、「身近な人が亡くなった際に、会社や学校を休むもの」というイメージが強いのではないでしょうか。「忌引き」と「忌引き休暇」を同じ意味で捉えてしまうことが多いですが、もともとは「喪に服す」という意味であることを忘れずにしましょう。
一般的な忌引日数
忌引き日数は、故人との間柄や関係性によって決まります。一般的な会社では、福利厚生として忌引き休暇が設定されています。ですが、やはり会社や団体によって「慶弔休暇」「特別休暇」など、呼び方や取得できる休暇日数に差があります。
祖母の忌引きは1~3日間ほど
ここでは一般的な祖母の忌引き休暇日数が与えられるのかをご紹介してまいります。祖母が亡くなった場合の忌引き休暇日数は、1~3日間の休暇を与えられることが多いです。
心理的にも辛いのに1~3日間は少ないように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、会社などによっては相談次第で心情的な配慮から休暇日数を伸ばすことを認めている場合もあります。
忌引休暇を申請する際に注意すること
忌引き休暇が必要になった場合は、無断で休む訳にはいきません。関係者に連絡や相談したり、各種届出を提出したりする必要性があります。ここでは忌引き休暇が必要になった際に、誰に・どのような方法で・何が必要なのかという点についてご紹介してまいります。
まずは直属の上長に連絡・相談
会社員であれば忌引き休暇が必要になったときには、まず直属の上長に連絡・相談するようにしましょう。もし入社して間もない状況で連絡相手に迷うことがあれば、教育係になっている先輩などにまずは相談してみましょう。
可能な限り口頭で連絡を行う
忌引きの連絡は一般的には急ぎの連絡となるため電話や口頭でまずは連絡をしましょう。決して、メール連絡のみをすることはないようにしましょう。
ただ休日や深夜など連絡がどうしても必要になった場合は、取り急ぎメールでの連絡でもいいとされています。ただし必ず口頭での連絡は必要になってくるので、相手に配慮した確認を忘れず連絡しましょう。
書類を提出する場合も
また忌引き休暇として認められるためには、訃報や死亡診断書、火葬許可証、会葬礼状などの必要書類を会社に提出する必要があります。
会社によってどんな必要書類が必要かは変わってくることが多いので、忌引き休暇の連絡を上長にした際に必要書類についても合わせて相談・確認すると良いでしょう。
忌引明けには上司や同僚に挨拶する
忌引き明けで復帰する際には、職場なら上司や周りの社員に、学校であれば担任に、「緊急の連絡に対応してくれたこと」「休みを頂いたおかげで、お別れを遂げることができたこと」に対する感謝の気持ちを伝えましょう。
社会人の場合は特に、自分が休んだ分を他の誰かがカバーしてくれたことには、葬儀を無事に終えられたことへの感謝と今日から再び頑張っていくという意思を伝えることで、誠意のある印象を与えることができます。
喪中については「喪中の正月の過ごし方とは?やること・控えることを完全解説!」「喪中に寒中見舞いを出してもよい?時期・マナー・文例集を紹介!」の記事もご参考ください。
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祖母の葬式についてのまとめ
「祖母の葬式」について特に重要となるポイントを下記にまとめました。
【祖母の葬式には参列すべきか?】
●基本的に親類の葬儀には参列すべき
●お通夜はもとより翌日の葬儀にも参列するケースが多い
【祖母の葬式に参列できないときのマナー】
●弔電を送る
・基本的に送り先は葬儀会場、宛名を喪主の名前にして送る
・遅くとも開始の数時間前には届くようにする
・敬称に注意する
・弔電のメッセージには忌み言葉を避ける
●香典を送る
・香典の相場は1~5万円程度
・祖母と親しかったら場合は3~5万円程度
・祖母と疎遠だった場合は1~3万円
・未成年の場合は親が香典を包めば問題ない
●供花を送る
・事前に喪主に確認してから送る
・花は一基7,500円から1万5,000円程度
・主流は一対20,000円のもの
【祖母の葬式での香典】
●香典袋の袋
・仏教の葬儀であれば無地か蓮の花
・キリスト教の場合は十字架や百合の花
・神道であれば無地
●香典袋の表書き
・仏教では「御霊前」が一般的
・浄土真宗の場合「御仏前」と書くので注意
●香典の渡し方
・お金の向きを揃える
・香典袋は袱紗(ふくさ)に包む
・お悔やみの言葉を添える
【孫が葬儀で手伝えること】
●受付、会計、接待、駐車場の整理など
【祖母の葬式で注意すべきこと】
●赤ちゃんを連れて行ってよいか慎重に判断する
●供花を送る場合は事前に確認する
●しっかりと喪服を着る
【祖母がなくなったときの忌引】
●一般的な祖父母の忌引日数は1日~3日
【忌引休暇を申請する際に注意すること】
●まずは直属の上長に連絡・相談
●可能な限り口頭で連絡を行う
●忌引明けには上司や同僚に挨拶する
さて、ここまで祖母の葬式について、参列すべきなのか、参列する場合はどのようなことに注意すべきかについて詳しく解説してまいりました。
突然の訃報に、遠方に住まわれている、勤務の縛りの強い職場に務めているなどの場合には、なかなか身動きが取れない場合もあると存じます。
しかし、祖母の葬式の場合は、なるべく参列できると良いでしょう。会社によってはしっかりと忌引休暇の制度を整えている場所もあります。そうした制度があるかどうか、もしもの際はすぐに上司に相談しましょう。上司も親身に相談にのってくれるはずです。
また、どうしても祖母の葬儀に出られない場合には、供花や供物を送って弔意を伝える方法も存在します。こうした場合には、供花や供物を送ってもよいか、事前に喪主に相談するようにしましょう。
加えて、祖母の葬儀の場合は、遺族の一員として葬儀のお手伝いができると良いでしょう。そうした点でも、祖母の葬儀に出るか判断する場合には、喪主などの親戚にしっかりと相談して置けると良いでしょう。
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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)
- 略歴
- 栗本喬一(くりもと きょういち)
- 1977年生まれ
- 出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)
- 株式会社東京セレモニー 取締役
- ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
- 「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
- 株式会社おぼうさんどっとこむ
- 常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
- 株式会社ティア
- 葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。
- 著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)
プロフィール