冠婚葬祭の靴はどうすればよい?お葬式の場合を中心に靴のマナーから男女別の靴選びのポイントまで徹底解説!
みなさんは、冠婚葬祭の場合に、どのような服を来てでかけますか。結婚式のようなお祝い事の席とお葬式のような席では、また違った服装をする必要があるでしょう。
加えて、普段着ている服と違って、冠婚葬祭は、年に何度もあるようなものではありません。いざ出かけようとすると、どのような服を来ていけば良いかわからなくなることも多いと思います。
今回は、そんな冠婚葬祭の際の服装、その中でもお葬式の場合の靴を中心に解説します。
冠婚葬祭での靴のマナー
皆さんは、冠婚葬祭の際に、靴のマナーを意識するでしょうか。結婚式やお葬式自体、それほど頻繁にあるものではないので、服装を含め困ってしまうことが多いと思います。
そのようななかで、靴にまで気を配ることのできる方は少ないかもしれません。今回は、服装の中でも、特に靴に注目して解説します。
おしゃれは二の次、マナーを優先する
まず、大事なことは、おしゃれは二の次であるということです。何よりもマナーを優先しなければなりません。服装も自己表現の一環ですので、普段であれば、自分の好きな格好をしても何の問題もありません。
しかし、それが冠婚葬祭などの場になれば話は変わってくるでしょう。冠婚葬祭には、それぞれの目的があります。その場に赴くということは、その目的に沿う必要があるでしょう。
ですから、冠婚葬祭の場に赴く際には、その場のマナーを守った服装、つまり目的に沿った服装が重要になります。
靴の色は原則「黒」
このような場に赴く際の最も基本的なマナーとして、色が挙げられます。結婚式であっても、お葬式であっても、基本的に靴の色は「黒」を選ぶようにしましょう。基本的に明るい色はNGですので注意しましょう。結婚式などの際は、少し暗めの茶色でも許容範囲と言えるでしょう。
靴の素材にもマナーがある
加えて、靴の素材にもマナーがあります。靴の素材としてふさわしくないものが、ワニ革などのスエード素材です。お葬式では喪に服す必要がありますし、結婚式では主役は新郎新婦ですので、あまり目立たないようにしましょう。
冠婚葬祭については下記記事もご参考ください。
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男性の靴選びポイント
靴は男性と女性で大きく形などが変わってくるものです。ここではまず男性に的を絞って、靴選びのポイントを解説していきます。
男性の靴選びは選択肢が少ない
男性の靴選びの際は、女性に比べて選択肢の幅が狭く、一見して違いが分かりづらいために、判断が難しいことが格段に増えます。これなら大丈夫だろうと思っていても、厳密にはあまり好ましいものではない可能性も十分にあるのです。
一般に、選択肢が狭ければ狭いほど、選ぶことが簡単に思われるかもしれません。しかしこれは逆で、種類が少ないからこそ、細かな判別の難しい違いが多くなってしまい、靴選びがより困難になってしまうのです。
細かな違いを判別して、お葬式に適した靴を選ぶことは、難しいことかもしれませんが、一つ一つ確認しながら、最も良い靴を選べると良いでしょう。
靴の種類
初めに解説するのは、靴の種類についてです。先程解説したように、男性の靴の種類は、女性に比べてそこまで多いわけではないのです。
基本的には革靴を用意する
端的に説明すると、冠婚葬祭の際に履いてくると良い靴は基本的に「革靴」になります。
スニーカーなどは好ましくないので、できる限り履かないようにしましょう。喪服にスニーカーは想像しただけで違和感がありますよね。サンダルはもってのほかになります。
みなさんの中には、靴の種類ってそういうこと?全然難しくないじゃん。革靴履いていけばよいのでしょ?と思われる方もいるかも知れませんが、この革靴がなかなかの曲者なのです。詳しくは、次で解説します。
靴のデザイン
さて、続いてご説明するのは、靴のデザインについてです。
男性の冠婚葬祭での靴を探す際に最も苦慮するのは、このデザインであると言っても過言ではありません。そんな靴のデザインについて解説します。
お葬式で履くのに適している男性の靴のデザインはずばり「内羽根タイプのストレートチップもしくはプレーントゥ」になります。
革靴について詳しく知っている人はあまりいないでしょうから、少し聞いただけでは、なにそれ呪文?と思われる人もいるかも知れません。もう少し詳しく解説します。
内羽根タイプとは?
まず内羽根ですが、男性の革靴には「内羽根」と「外羽根」があります。これは同じ部位を指しているのですが、どの部位かをご存じの方はいるでしょうか。靴に羽根なんてついていたかなと思われる方が大半なのではないでしょうか。
この部位は、いわゆる「靴の紐を通す穴」がついている場所になります。
この部位は、後付けされたように縫い付けられている場合と、そうでない場合に分けられます。
ここまでくればなんとなく察していただけたかもしれませんが、前者が外羽根、後者が内羽根というわけです。そう言われてみると、たしかに羽根のように見えるかもしれません。
ストレートチップとプレーントゥとは?
つぎに、ストレートチップとプレーントゥです。なんだか、美味しそうなお菓子の名前みたいですね。
それでは、この部位はどの部分なのでしょうか。少し靴に詳しい方であればお気づきかもしれませんが、これは靴の爪先の部分なのです。ちなみにこの「トゥ」というのは、つま先の部分のことを意味しています。
まず、ストレートチップですが、トゥのデザインの中でも、最もフォーマルなものとなっています。形状でいうと、これは、靴の爪先に革が押し当てて縫い合わされているデザインのものになります。
それに比べて、プレーントゥは1枚の革からできた、つま先に何もついていないデザインになっています。
こうやって比べてみると、なんだか1枚の革から作ったもののほうが、フォーマルなような気もしてきます。では、なぜストレートチップが最もフォーマルなのでしょうか。
これには、様々な説がありますが、当時の技術では、1枚の革からつま先も含めてすべてを作ることは難しかったようです。ですので、どちらかというとプレーントゥのほうが、後進のデザインなのです。
靴の色
さて、難しい革靴のデザインについては以上になります。次に注意したいのは、色です。ひとえに革靴と言っても、そのカラーリングはさまざまあります。間違ってもピンクに染められた革靴を履いてくることの無いようにしましょう。
色は黒か茶色
冠婚葬祭にふさわしい革靴の色は、もちろん黒色になります。加えて、結婚式の場合は、少し焦げ茶のような色でも良いかもしれませんが、お葬式の場合には、そのした地味であっても色付きの靴も避け、できれば黒色の靴を履けると良いでしょう。
靴の素材
最後に解説するのは、靴の素材になります。ひとえに革靴と言っても、その素材は非常に様々あります。基本的な素材は革になりますが、どのような革を用いるのかによって、適するのかそうでないのかが分かれるため、注意するようにしましょう。
動物性の革でも一般的な素材であれば問題ない
本来は、動物性の革は殺生を感じさせるものであるため、お葬式の場には向きません。ですので、本革製の靴は避けられてきました。
しかし、現代では、そのあたりは少し柔軟に考えられる様になり、動物性の革でも、一般的な素材であれば問題視されないようになってきました。
ただし、革のなかでも、動物の殺生を連想させやすい、ワニ柄などの型押し素材は避けるべきでしょう。加えて、革でなくとも、艶の強い素材は避けるべきです。
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女性の靴選びのポイント
ここまで男性の靴選びのポイントについて解説しました。次に、女性の靴選びのポイントについて解説します。男性に比べて女性の場合は、靴のバリエーションが豊富で、そもそもどれを選べばよいのかが難しいかもしれません。
今回は、しっかり理由と一緒にポイントを抑えていきますので、もし迷った際には、参考にしてもらえればと思います。
靴の種類
まず確認するのは、靴の種類です。女性の靴のバリエーションは非常に多く、どの種類を選べばよいのかと言った入り口の時点ですでに大変です。
もっとも基本的な部分になりますので、大変だからといって「なあなあ」にするのではなく、しっかりと確認しながら選べると良いでしょう。
女性はパンプスが一般的
冠婚葬祭、特にお葬式に適した靴の種類は、ずばり「パンプス」になります。一方で適さないものとして、サンダルなどの露出が多いものや、ヒールの高い華美なものは避けるべきでしょう。
お葬式はそもそも故人の死を悼み弔い、遺族を慰め、故人を供養するための場です。
そのような場で目立つ要素は一切不要であると言っても過言ではないでしょう。そのような場で目立ってしまっても何の意味もありません。
同様に、結婚式などの慶事においても、主役は別にいるわけですが、あえて目立つ必要は無いのです。
どのような場面であったとしても、靴をはじめとした服装を選ぶ際には、その場がどのような意味を持つのか、どんな目的のもとに開かれているのかを十分に考えるようにしましょう。
靴のデザイン
続いて、女性の靴のデザインについて解説します。パンプスには、あまり違ったデザインのものはありません。しかし、ものによっては刺繍が入っていたり、おおきな飾りがついていたりと、華美なデザインのものも少なくないでしょう。
結婚式などの慶事の場合には、ある程度はプラスアルファの飾りがついていてもいいかもしれませんが、お葬式の場合は、無地のものを選ぶようにしましょう。
先程も説明したように、お葬式はあくまで故人を供養するための場です。ですので、着飾る必要はまったくないのです。
靴の色
次に解説するのは、女性の靴の色についてです、こちらに関しては、男性と一緒で、黒色が最も望ましいと言えます。
靴の素材
パンプスの素材は様々考えられ、布製、合皮製、本皮製など、何でも大丈夫ですが、艶の無いものを選ぶようにしましょう。
お葬式の場合には、基本的に光り物はNGになっています。靴に関しても、しっかりとそのあたりを踏襲して、式の雰囲気にあったものを選ぶことができるようにしましょう。
ストッキングにも注意が必要
靴と同時に検討したいものとして、ストッキングがあります。お葬式においては、素肌を見せることはあまり良いとはされていません。ですので、素肌を隠すようにストッキングを履くことが求められるのです。
さて、そうなると気になるのは、どのようなストッキングを履けばよいのかです。お店のストッキングコーナーに行くと、棚一面にストッキングが並んでいることも珍しくありません。
このように、ストッキングには、色、厚さ、素材など無数の種類があるのです。それでは、早速どのようなストッキングを履くとよいかを解説します。
葬儀では黒色で薄手のものが良い
端的に説明すると、望ましいものは「黒色で薄手のもの」になります。
もう少し具体的に言うと50デニール以下のものを選ぶようにしましょう。男性にとってはあまり聞かない単位かもしれませんが、女性にとっては馴染みのあるものかもしれません。
お店に行った時にどうしても迷ってしまう場合には、店員さんに少し尋ねてみると、丁寧に教えてくれることでしょう。一人で悩まずに、近くの人に聞いてみることも大事かもしれません。
子供の靴選びポイント
ここまで男性と女性の靴について解説してきました。さて、では子供の靴はどのようなことに注意して決めればよいのでしょうか。
子供はとても成長が早いもので、最近買った服も、あっという間に着ることができなくなってしまうことも多いのではないでしょうか。買っても、買っても、終わりが見えないなんてこともざらにあると思います。
そして、衣料品の中でも、靴は高い傾向にあります。そんな靴を高い頻度で買い換える余裕があるお家は非常に少ないのではないでしょうか。
子供でも原則フォーマルな黒靴が望ましい
子供の場合でも原則として、黒色のなるべくフォーマルな靴を履くことが望ましいでしょう。
一方で子供は制服を着用して出席することがほとんどですので、制服に合わせた普段履いている靴であまり問題はありません。
ただし、普段履いている靴が著しく華美である場合には、落ち着いたデザインのものを履くように注意するようにできると良いでしょう。
靴の費用相場
続いては、そんな靴の相場について解説します。ざっくりと相場を見てみると、男性の靴も女性の靴もおよそ5,000円程度で買うことができるようです。
こだわりがある場合や、ふだんからフォーマルな格好をする場合は、しっかりとした、価格のそれなりにする靴を買っても良いかもしれませんが、ほとんどの人にとっては、お葬式などの場合のみに履く靴になるのではないでしょうか。
そんな靴に何万もかけられないよといった方がほとんどだと思いますので、そこまで高価なものは用意しなくても良いでしょう。
自分の普段の生活などに合わせて、適切な価格帯のものを見つけられると良いのではないでしょうか。
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靴下にもマナーがある
さて、ここまでは靴を中心に解説してきました。そんな靴と切っても切りきれない関係にあるのが靴下です。ここからは、そんな靴下のマナーについて解説します。
男性の場合
まずは男性の靴下についてです。これは、お葬式に限った話ではありませんが、基本的に靴下は靴の色に合わせるようになります。
黒色の靴下を履く
ですから、できるだけ黒色の靴下を履くようにしましょう。白色の靴下を履くことは絶対にやめましょう。
また、しっかりと長い靴下を履くようにしましょう。くるぶしまでや足首までしか長さの無い靴下などは避けるようにしましょう。
せっかく、しっかりと靴を揃えておいても、靴下がしっかりとしていないと、それだけで残念な格好になってしまいます。相手に敬意を払うためにも、きちんとした格好を心がけるようにしましょう。
女性の場合
続いて女性の靴下についてです。先程もご説明したように、女性はストッキングを履けるようにできると、良いでしょう。具体的には黒色で、少し肌が透けるぐらいの厚さのものが好ましいと言うことができます。
お通夜、葬儀や告別式とは?
ここまで、冠婚葬祭、その中でも特にお葬式に参列する際の靴のマナーについて、靴下なども含めて解説してきました。ここでは、改めて、そもそもお葬式とはどのようなものなのかについておさらいしていきます。
服装は、その場面をしっかりと理解することによって、TPOをわきまえた正しい服装選びができるようになります。この点に注意しながら確認できると良いでしょう。
お通夜とは?
はじめに解説するのはお通夜についてです。お通夜は、葬儀の前日に夜を通して、故人のご遺体を囲み、お別れをする儀式になります。
以前は、本当に夜を通して親戚などが明かりと線香を絶やさずに寄り添っていました。現在でも、葬儀会館などに宿泊設備が整えられているのは、こうしたお通夜のためになります。
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しかし、現代では、夕方から3時間程度で行うことが多くなっており、その3時間の間の一連の儀式をお通夜と呼ぶことが多くなってきています。
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葬儀、告別式とは?
続いて、お通夜の翌日にあるのが、葬儀と告別式になります。葬儀を通して、宗教者に宗教的儀式を執り行ってもらい、故人の供養が行われます。また、告別式にて、故人に最後の別れを告げることになるのです。最後の別れを告げる儀式なので告別式と言われております。
告別式を終えると、出棺、火葬と進められていきます。
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一緒に確認したい喪服のマナー
最後に、靴のマナーと一緒に確認したい、喪服のマナーについて確認していきます。基本的には、完全な喪服で参列できると良いですが、場合によっては、少しだけ柔軟な服装でも大丈夫な場合があります。
ここでは、そんな喪服関係のマナーについて解説していきます。靴のマナーと合わせてしっかりと確認をしていきましょう。
喪服とブラックフォーマルの違い
まず確認したいのは、喪服とブラックフォーマルの違いです。喪服とは、葬儀の際に着るための、本当に真っ黒の洋服のことを指します。
紳士服店などに行くと、喪服としてしっかりと販売されています。他のスーツと比べてみても、本当に真っ黒であることがわかるのではないでしょうか。
続いて、ブラックフォーマルですが、いわゆる準喪服がこれに当たります。
なお、このブラックフォーマルとは、冠婚葬祭全般に着用できる服装のことをまとめた総称となっているのです。
お葬式の喪服マナー
最後に喪服のマナーを確認します。喪服のマナーですが基本的に、光り物はNGになります。
女性であればネックレスなどのアクセサリー、男性の場合はネクタイピンなどに十分に注意する必要があります。
少し細かい事かもしれませんが、こうした少しずつの積み重ねが大きな失礼に繋がりますので注意するようにしましょう。
喪服については下記記事もご参考ください。
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冠婚葬祭の靴についてのまとめ
「冠婚葬祭の靴」について特に重要となるポイントを下記にまとめました。
【冠婚葬祭での靴のマナー】
●おしゃれは二の次、マナーを優先する
●目的に沿った服装が重要になる
●靴の色は原則「黒」
【男性の靴選びポイント】
●冠婚葬祭の際に履いてくると良い靴は基本的に「革靴」
●男性の靴のデザインはずばり「内羽根タイプのストレートチップもしくはプレーントゥ」
●色は黒か茶色
●動物性の革でも一般的な素材であれば問題ない
【女性の靴選びのポイント】
●女性はパンプス靴が一般的
●結婚式などの慶事の場合には、ある程度はプラスアルファの飾りがついていてもいいかもしれませんが、お葬式の場合は、無地のものを選ぶようにする
●男性と一緒で、黒色が最も望ましい
●パンプスの素材は様々考えられ、布製、合皮製、本皮製など、何でも大丈夫ですが、艶の無いものを選ぶようにする
●ストッキングは50デニール以下のものを選ぶ
【子供の靴選びポイント】
●子供であっても原則フォーマルな黒靴が望ましい
【靴の費用相場】
●男性の靴も女性の靴もおよそ5,000円程度で買うことができる
さて、今回は冠婚葬祭の靴のマナーについて、お葬式の事例を中心に解説しました。男性の場合は、黒色の革靴、女子の場合は黒色無地のパンプスを着用できると良いでしょう。
加えて、靴には様々な種類やデザインがあり、少しずつ違ったものになるので、こうした点には十分な注意が必要です。もしわからないことがあれば、正直にお店の方に質問できると良いでしょう。何に必要なものかを伝えれば最適なものを教えてくれるはずです。
ちょっとしたことではあるかもしれませんが、どのような場面であっても、その場面に沿った正しい格好ができるように注意できると良いでしょう。
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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)
- 略歴
- 栗本喬一(くりもと きょういち)
- 1977年生まれ
- 出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)
- 株式会社東京セレモニー 取締役
- ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
- 「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
- 株式会社おぼうさんどっとこむ
- 常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
- 株式会社ティア
- 葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。
- 著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)
プロフィール