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墓,いらない

「お墓がいらない」は大丈夫?7つの注意点と後悔しない供養先を紹介

「跡継ぎがいなければ、お墓はいらない?」

「子どもに迷惑をかけないためには、お墓を持たない方がいいよね?」

「遠い故郷のお墓はいらないでしょう?」

最近、次のような理由で「お墓はいらない」と考える方がたいへん増えています。

【お墓がいらないと感じる5つの理由】

1.お墓の維持に費用負担や手間がかかる

2.お墓の後継者がいない・子や孫に負担をかけたくない

3.お墓までの距離が遠い・交通が不便

4.墓石代や永代使用料が高い

5.お寺との付き合いやお布施の支払いが重荷

それでは、お墓を所有していれば、困ることはないのでしょうか?

▼お墓を所有していることでの悩み事ランキング


引用元:「お墓の悩み事」全国石製品協同組合

▼お墓についての心配事


引用元:「令和4年度第1回インターネット都政モニターアンケート結果 都立公園及び霊園について」My TOKYO(東京都公式SNS)

上記のアンケート結果のように、実は、お墓は所有していてもいなくても、困ることが同じような原因であることが分かります。

子を思う親心として次世代に迷惑をかけたくない気持ちや、お墓の維持に費用や手間をかけたくないのは、誰もが同じといえるのかもしれませんね。


引用元:「衛生行政報告例 / 令和2年度衛生行政報告例 統計表 年度報」総務省統計局(e-Stat)

実際、上のグラフのように、近年は不要になったお墓の撤去処分などにより、お墓を引っ越す『改葬』が急増し、その件数は全国で年間10万件以上にも及んでいます。

さらに、価値観や生活スタイルの変化に伴い、お墓を持たない方々における遺骨の供養方法では選択肢が大幅に増えました。

その数、ナント!『全11種類』。

供養方法 分類 費用 特徴
初期費用 年間管理費
1.合祀墓 永代供養 約3~30万円 0円 他の人の遺骨と一緒に土へ埋葬する
2.樹木葬 約30~100万円 0~約1万円 樹木や花々の元へ遺骨を納骨するのが特徴
3.納骨堂 約80~200万円 約1~2万円 ロッカー型・仏壇型・自動搬送式がある
4.個別墓付き永代供養墓 約80~150万円 約1~2万円 納骨できるお墓が単独で確立されている
5.海洋散骨 散骨 約5万円~ 故人の故郷や所縁のある土地の散骨ができる海や山林で遺骨を撒く
6.山林散骨 約5万円~
7.祭壇へ置く 自宅保管 約1万円~ 市販の祭壇や、後飾り祭壇へ遺骨を置く
8.仏壇へ収納 約5万円~ 骨壷収納型のお仏壇へ遺骨を収納する
9.家具へ収納 0円~ 湿気の少ない家具の中へ骨壷を収納する
10.骨壷で飾る 約1万円~ 骨壷へ入れ替えてインテリアとして飾る
11.手元供養 約2万5千円~ 遺骨を位牌やアクセサリー等にして持ち歩く

木々や花々の元へ遺骨を納骨する『樹木葬』や、故人の故郷の海へ遺骨を撒く『海洋散骨』はご存知の方も多いと思いますが、その他にも様々な供養方法が選べます。


画像引用:みんなのお墓チャンネル(公式YouTube)


リンク先:やさしい海洋散骨

代々にわたってお墓を継ぎ、納骨するお墓のない家庭は新たに墓石を建立していた昭和の時代から一転!

お墓のいらない方々にとっては、喜ばしい時代の到来ですね。

そもそも、遺骨に関しては次のとおり、『必ずお墓に埋葬しなければならない』という法律が存在しません。

(1)「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない。」

引用:「墓地、埋葬等に関する法律 第4条」厚生労働省

(2)「死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する。」

引用:「刑法190条 死体損壊等」デジタル庁

つまり、遺骨はご自宅の庭に埋葬することはできないものの、ご家庭で保管するなら問題なし!

…とはいえ、気になりますよね。

「お墓がないと、どんな問題があるの?」

「いらないお墓はどうすればいい?」

「遺骨の対処、11種類って具体的には?」

そこで、この記事では、お墓がいらない方のため、事前に知っておくべき注意点や、お墓の処分、お墓を持たずに遺骨を供養する方法を丸ごと伝授いたします!

遺骨は、土に埋葬したり散骨したりすると、二度と取り戻すことができません。

最近、納骨堂が倒産してしまった事件が報道されましたが、遺骨の所有者はお墓を持たないからといって、決して油断できない状況でもあります。

引用元:「経営破綻した納骨堂 札幌市東区 御霊堂元町」HTBニュース(北海道テレビ)

「こんなことになるなら、お墓を用意すべきだった!」「聞いてない、知らなかった!」と、後悔してしまっては、ご先祖様や故人に対して、罪深い気持ちになりますよね。

お墓がなくても、安心して大事な遺骨を供養してゆけるよう、ぜひ最後までご覧ください。

INDEX

01
お墓がいらないと感じるのには5つの理由がある
02
「お墓がいらない」って大丈夫?世間はどうしてる?
03
お墓がいらない場合に気を付けるべき7つの注意点
04
お墓がいらない場合は『墓じまい』と『遺骨の対処法を全11種類から選ぶ』
05
お墓のいらない人のよくある質問
06
お墓以外への遺骨の納骨や処分は『無料相談窓口』を利用しましょう!
07
まとめ

お墓がいらないと感じるのには5つの理由がある

一般的にお墓がいらないと感じる理由を優先順にご紹介しますので、きちんと問題点を解消できるよう、まず自分自身の『お墓がいらない理由』を明瞭にしましょう

1.お墓の維持に費用負担や手間がかかる

2.お墓の後継者がいない・子や孫に負担をかけたくない

3.お墓との距離が遠い・交通が不便

4.墓石代や永代使用料が高い

5.お寺との付き合いやお布施の支払いが重荷

お墓の維持に費用負担や手間がかかる

お墓には年間5千?2万円程度の管理料や護持費とも呼ばれる管理費が必要となり、これらは水道代や電気代などの共益費として使用される大事な運営資金となります。

しかし、たとえ年間管理費を支払っても、所有する区画の土地や墓石は、各自で維持管理しなければなりません。

お墓の多くは緑豊かな環境にあり、雨水や砂ぼこりで汚れやすく、清掃に手間がかかるため、これらの負担をネックに感じる方はたいへん多くいらっしゃいます。

つまり、管理費の支払いを滞らせてしまったり、雑草や落ち葉などの放置で近隣のお墓へ迷惑をかけたりするのは、他の利用者に対する迷惑行為にあたります。

また、墓石にヒビや破損などのトラブルが生じた場合には、補修メンテナンスの費用も自己負担が必要で、墓地全体の品位を損ねないことも大切なマナーです。

お墓の後継者がいない・子や孫に負担をかけたくない

お墓を維持し続けるには後継者が必要で、子どもがいないご家庭や、子どもが承継を拒むと、お墓は処分するしかありません。

お墓はかつて、家系の資産として大事に扱われていましたが、現在は子どもや孫にとってリスクに繋がる存在とみなされるようになりつつあります。

1898年7月から1947年5月までの約49年間、日本には家制度という仕組みがあり、家督(かとく)相続によって家長にあたる長男が家やお墓を承継するのが通例でした。

一方で、現在の資産相続では配偶者が優遇され、子どもたちは平等に扱われるようになったため、ある意味、子どもたちは誰でもお墓を継ぎやすくなっています。

しかし、現状は子どもたちが承継を拒否する以前、親が率先して「子どもに継がせたくない」と、声を挙げているのが実態です。

つまり、お墓は『世代交代によって負の財産へ変化するもの』になったといえるでしょう。

お墓との距離が遠い・交通が不便

遠く離れた故郷などにお墓がある場合、なかなかお墓参りに行くことができないことから、お墓の撤去処分にあたる『墓じまい』を行う方が多くいらっしゃいます。

高齢になると、遠方にあるお墓は、電車やバスを乗り継いだり、自家用車を気軽に走らせたりと、思うようにお墓参りをすることが難しくなるのが一般的です。

そのため、近年は遠くにあるお墓を墓じまいして、近隣の墓地へ引っ越しをする『改葬』を行う方が急増しています。

改葬がどれほど増加しているかについては、『墓じまいなどによりお墓を『改葬』をする人が急増中』にて分かりやすく図解でご紹介しますので、ぜひご覧ください。

墓石代や永代使用料が高い

【墓石のお墓の建立と維持にかかる費用】

項目 内容 費用の目安
墓石 墓石そのものにかかる費用 約150万円

(上下幅あり)

永代使用料 墓地の区画を使用するための費用 約70万円

(土地代と広さによって異なる)

管理料 墓地の管理者に対して払う維持費用 約5千~2万円程度/年
納骨作業費 納骨する費用 約2~3万円
開眼供養 新しいお墓に魂を宿す儀式 約3~5万円
入檀料 墓地のある寺の檀家になる費用 約10~30万円

墓石を建立して納骨する場合、墓石代や彫刻代のほか、土地代にあたる永代使用料や納骨費用により、初期費用として約230万円もの支払いが必要となります。

墓石の相場費用については『墓石の値段相場は約150万円!必要な費用や選ぶ際のポイントを解説』の記事で費用削減のコツまで解説していますので、お墓を用意するかどうか迷っている方はぜひご覧ください。

なお、遺骨の供養方法には豊富な種類があり、『墓石』『永代使用料』『管理料』がいらない納骨方法もあるため、費用でお困りの方はどうぞご安心なさってください。

詳しくは、後述の『お墓を持たない遺骨の対処方法は全11種類 3万円?にて、お墓を持たない場合の遺骨の供養方法を一挙、ご紹介いたします。

お寺との付き合いやお布施の支払いが重荷

特定の宗教者とのお付き合いでは、お葬式や法要によるお布施の支払い以外にも、寄付金を求められるケースや、掃除やイベント活動への参加が必要なことがあります。

そのため、寺院などへ納骨する際は、「檀家になる必要がありますか?」と事前に尋ねて、先々の出費の必要性やお付き合いについて確認しておくことが大切です。

お寺を支えるご家庭は『檀家』のほか、浄土真宗では『門徒』、浄土宗では『神徒』とも呼ばれ、ご先祖様や故人を手堅く供養をしてもらいたい家族に適しています。

檀家とは?最近あまり聞かなくなった檀家制度について、その由来から長所短所まで徹底解説!』の記事では、檀家のメリットから檀家を辞める離檀の方法まで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

「お墓がいらない」って大丈夫?世間はどうしてる?

お墓はいらないと考える方はたいへん増えており、新たな時代の常識的な考え方になりつつあるため、インターネット上で目立つ順に具体的な事例をご紹介いたします。

1.お墓がいらない人たちのニュースや情報は多く配信されている

2.インターネット上では「お墓はいらない」という声が多い

お墓がいらない人たちのニュースや情報は多く配信されている

お墓が不要な人たちに関してのニュースや記事はさまざま配信されているため、一般的に世間の認知度が高い順に情報をご提供します。

1.墓じまいなどによりお墓を『改葬』をする人が急増中

2.お墓のいらない『永代供養(えいたいくよう)』が人気上昇中

3.約9割の散骨会社で散骨希望者が増加中

4.遺骨の自宅保管『手元供養(てもとくよう)』も一般化

墓じまいなどによりお墓を『改葬』をする人が急増中


引用元:「衛生行政報告例 / 令和2年度衛生行政報告例 統計表 年度報」総務省統計局(e-Stat)

上のグラフのように、2016年以降、いらなくなったお墓を処分する『墓じまい』などを伴い、年間10万人を超える人たちがお墓を移動する『改葬』を行っています。

よくあるケースでは、故郷などの遠方にあるお墓を墓じまいして、自宅近くの霊園や快適な環境の納骨堂など、お墓参りのしやすい場所へと遺骨を移す改葬です。

お墓のいらない『永代供養(えいたいくよう)』が人気上昇中

▼過去にお墓を購?した?の?較


▼お墓の購?を検討している?のお墓の種類の内訳


引用元:「お墓購入についてのアンケート調査」全国石製品協同組合

▼「後悔したことがない」と回答した人の推移



引用元:「お墓を建てた後に後悔した事のアンケート調査」PR TIMES/全国石製品協同組合

2021年のアンケート調査結果によると、2016年以降の5年間において、一般的な墓石を建立するお墓へのニーズが減少し、永代供養墓の人気が急増しています。

永代供養とは、所有者に代わり、永代にわたって故人の遺骨を墓地やお寺などの納骨先に供養してもらう仕組みです。

昔ながらの個人ごとの墓地区画に墓石を建てるお墓とは異なり、特定の場所へ複数の遺骨を納骨しやすい構造が特徴のため、費用面でメリットが得られます。

約9割の散骨会社で散骨希望者が増加中

▼海洋散骨の問い合わせ件数の5年前との比較


▼海洋散骨を希望する理由


引用元:「約9割の散骨会社が散骨希望者が増えたと回答」PR TIMES/ライフエンディングテクノロジーズ株式会社

遺骨は海や山林へ撒く『散骨』がしやすくなったため、故人の遺志や家族の思いから、近年、故郷など思い入れのある土地で散骨する方がとても増えています。

散骨は、わずかな量の遺骨でも問題なく、たとえば遺骨を少しだけ散骨して、残った遺骨を永代供養するなど、納骨と併用して利用することも可能です。

さらに、海洋散骨では、お気に入りの海を自分で選択し、業者へ一任して散骨してもらうこともできるため、船が苦手な方でも問題ありません。

遺骨の自宅保管『手元供養(てもとくよう)』も一般化

▼手元供養という言葉を知っていたか?


▼自分の大切な人の遺骨をペンダントなどで身近に持っておくことに抵抗があるか?


引用元:「手元供養商品を持つことに「抵抗を感じない」人が全体の6割」PR TIMES/メモリアルアートの大野屋

遺骨を身近で供養することを『手元供養』といい、遺骨を自宅で保管したり、アクセサリーなどにして持ち歩く方が年々増えています。

お洒落な骨壷へ入れ替えてインテリア志向で室内に飾る方法は、犬や猫などのペットでもたいへん人気の供養方法です。

さらに、遺骨はネックレスや指輪にすることも可能なため、故人の形見として常に身に付けて携帯することもできます。

インターネット上では「お墓はいらない」という声が多い

有名な投稿サイトでは、「お墓はいらない」という声に賛同する方々の声が多く見受けられるため、話題性の高い順にその具体例をご紹介します。

1.Twitter

2.Yahoo! 知恵袋

Twitter

Yahoo! 知恵袋

 

仏壇もお墓もいらないと思っています。

その場合はどのようにすればいいのでしょうか?

子供は嫁に行くので、仏壇や墓を守ってもらうようなことはさせたくありません。

お墓代など払ってもらいたくありません。

できれば骨は自然に埋めてもらって、仏壇も位牌もないようなのが理想です。

でも色々と法律的に問題があるなら知っておきたいです。

たとえば自分の位牌だけ作ったとしても、子どもが亡くなったらそれはどうなるのでしょうか?

私の義理親の家には仏壇があるのですが、もし義理親が亡くなったら仏壇なども引き継がなければならないのでしょうか?

▼ベストアンサー

樹木葬とか、海洋散骨とか、自然葬なら

経費もかからず、嫁に行く娘に負の遺産も残りません。

火葬の時には、簡単なお別れの儀式をしてくれる

経費のかからない「小さなお葬式」というものがあります。

宗派にこだわらないなら、海洋散骨協会にお任せして

海の底に眠ることができます。娘さんは、命日に海に向かって

手を合わせればいいでしょう。位牌も墓石も一切不要です。

仏壇も墓も、無縁仏となれば、片付けられます。

多くの墓が無縁仏となっています。

檀家制度が続くのも時間の問題です。

結婚式や葬式に高額な費用をかける時代は終わるでしょう。

引用元:「仏壇もお墓もいらないと思っています。その場合はどのようにすればいいのでしょうか?」(Yahoo!知恵袋)

お墓がいらない場合に気を付けるべき7つの注意点

お墓がないことによるトラブルや後悔を未然に防ぐため、事前に知っておくべき7つの注意点を優先順にご紹介しますので、家族のためにもよく読んでご理解ください。

1.遺骨は最終的にどうするかを決めて対処しなければならない

2.トラブルを回避するため家族や親族の同意が必要

3.お付き合いのある宗教者がいる場合は許可が必要

4.お墓の土地は個人で転売できず復旧して返還する必要がある

5.故人の供養が自由にできない可能性がある

6.故人との絆を感じる場所がなくなると寂しさを感じる

7.祖先や家族への感謝の気持ちを育む機会を失ってしまう

遺骨は最終的にどうするかを決めて対処しなければならない

遺骨に関しては次の2つの法律があり、ゴミとして廃棄することが法律で禁じられているため、遺骨は最終的に『納骨』するか『散骨』することが必要となります。

1.「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない。」

引用:「墓地、埋葬等に関する法律 第4条」厚生労働省

2.「死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する。」

引用:「刑法190条 死体損壊等」デジタル庁

遺骨を自宅に置くこと自体は法律上で問題ありませんが、『必ずいつかは納骨や散骨をしなければならない』ことを知っておきましょう。

所有者に万一のことがあると、引き取り手がいない遺骨は無縁仏として処分されてしまいます。

「もし自分に万一のことがあったら」という危機感を持ち、できるだけ存命中に遺骨の行方を決めて、永代供養墓への納骨や散骨を行うように注意しましょう。

より詳しい理由や対処方法については、『ご遺骨を自宅保管する5つの方法と費用!知るべき供養後の埋葬方法』の記事で解説していますので、ぜひご参考になさってください。

また、永代供養墓に関しては、『永代供養墓とは「継ぐことを前提としないお墓」!種類と費用を全解説』の記事で、種類や費用をご紹介していますので、併せてご覧いただければと思います。

散骨を検討する可能性がある方は、事前に知っておくべき注意事項があるため、『散骨にかかる料金は?散骨の種類から相場、散骨の注意点まで徹底解説!』の記事をお目通しください。

トラブルを回避するため家族や親族の同意が必要

親族と円満に良好な関係を継続できてこそ、ご先祖様や故人のご供養になるため、近親者への事前の相談と対処後の報告は欠かさないようにしてください。

遺骨には所有権がないため、基本的にはお葬式を行った喪主が所有者になることが一般的です。

しかし、所有者だからといって勝手にお墓や遺骨の移動や処分をすると、特に故人の血縁者にあたる親族と揉め事になる可能性があるため、注意しなければなりません。

お付き合いのある宗教者がいる場合は許可が必要

檀家の方はお寺の墓地や納骨堂へ遺骨を納めることが一般的のため、異なる選択をする場合や墓じまい、遺骨を移動する場合は事前にお寺へ相談する必要があります。

同じお寺を利用する親族にも迷惑をかけてしまったり、ご先祖様などのお墓や遺骨が維持できなくなったりと、お寺とのトラブルにはくれぐれも注意しましょう。

なお、檀家の場合は墓じまいの際、これまでのお礼として離檀料を支払うことが一般的のため、事前に『墓じまいのお布施について、費用相場からマナーまでを徹底解説!』の記事をご覧いただくと安心です。

お墓の土地は個人で転売できず復旧して返還する必要がある

お墓の所有区画は、永代使用料によって代々にわたって利用する権利(永代使用権)を得ているため、不要な場合は更地にして墓地へ返還する必要があります。

つまり、墓地から借りている土地にあたるため、お墓がいらないからといって、他人へ転売や貸与することはできません。

お墓や土地を放置したり、年間管理費を滞納すると他の利用者へも迷惑をかけてしまうため、きちんとルールを守って、不要なお墓は墓じまいをする必要があります。

永代供養と永代使用との違いについては、『永代供養とは?永代使用との違いから永代供養の種類・メリットデメリットまで徹底解説!』の記事にて解説していますので、迷いがある方はご確認いただき、疑問を解消してください。

故人の供養が自由にできない可能性がある

永代供養を行う際は、申し込み条件から後々のお墓参りの利用条件に至るまで、事前に詳細をきちんと確認することが大切です。

たとえば、多くの永代供養墓は仏教のお寺が経営主体となっているため、仏教以外の供養方法を望むなら、公営墓地や財団法人などの団体が営む物件を選択します。

しかし、公営墓地は住まいの地域が限定され、生前予約や分骨した遺骨はNGなどの申し込み条件があるほか、抽選などにより必ずしも納骨できるとは限りません。

また、お寺の場合は「宗教自由」であっても、永代供養では納骨先の宗教に則って供養する必要が多くあるため、ご注意ください。

故人との絆を感じる場所がなくなると寂しさを感じる

「お墓や遺骨が無い方が子どもにとって気楽」と思っても、子どもや孫にとっては手を合わせる場所がないことに寂しさを感じるケースがあるため、ご注意ください。

よくあるのが、「遺骨は海に撒いてくれたらいい」と、お墓に関する費用や維持面を懸念しての家族への遺言です。

しかし、遺族の立場では、遺骨を棄てるイメージに罪悪感を抱いたり、思いを寄せる対象のお墓やお仏壇がないことに寂しさを感じて悩む方もいらっしゃいます。

また、故郷へのお墓参りやお手入れが面倒と感じるのは親の立場であり、子どもや孫にとっては小旅行という楽しみの一つの場合もあるでしょう。

現在は、お墓の費用や維持の心配は無用の納骨方法もあるため、家族や親族へ悲しい思いをさせないように、考慮してあげてください。

祖先や家族への感謝の気持ちを育む機会を失ってしまう

お墓参りは、先祖を敬う古くからの日本の習わしでもあり、子どもに対して、親への感謝の気持ちを育む役割があることをしっておきましょう。

お墓やお仏壇の存在により、子どもたちが命の儚さを学ぶご家庭は多く、先祖供養では、なぜ自分がいるのか、今日を生きていることへの感謝の気持ちが育まれます。

もし不安要素があれば、お参りのできる永代供養や、身近な手元供養を選択するのも一つの方法です。

ぜひ家族揃って、手を合わせる習慣づくりをご検討ください。

お墓がいらない場合は『墓じまい』と『遺骨の対処法を全11種類から選ぶ』

お墓がいらない場合は、次の2つの手順によって、不要なお墓を処分して納骨済みの遺骨の供養を行うことができます。お墓がなければ「2」の遺骨の対処方法を選択してください。

1.いらないお墓は『墓じまい』で処分する 約30万円~

2.お墓を持たない遺骨の対処方法は全11種類 3万円~

いらないお墓は「墓じまい」で処分する 費用:約30万円~

不要になったお墓は、次の10項目の手順で手続きを行うと、不明点について確認や相談をしながら、スムーズに墓じまいを行えます。

1.墓じまい後の遺骨の納骨先を決める

2.墓じまいする業者を決めて相談する

3.元のお墓へ墓じまいすることを伝える

4.新たな納骨先へ「受入証明書」を発行してもらう

5.元のお墓へ「埋葬証明書」を発行してもらう

6.申請者が墓地の名義人と異なる場合は「承諾書」を準備する

7.元のお墓を確認する管轄している市区町村役場から「改葬許可申請書」を取得のうえ必要事項を書き、書類を提出して「改葬許可証」を発行してもらう

8.閉眼供養(へいがんくよう)により墓石から魂を抜く

9.墓石を解体撤去のうえ更地にする

10.新たな納骨先へ「改葬許可証」を提出して納骨する

墓じまいに関する書類や詳細は、『墓じまいのスムーズなタイミングと進め方!必要書類やマナーを全解説』で詳しくご紹介していますので、どうぞご参考になさってください。

お墓を持たない遺骨の対処方法は全11種類 3万円~

供養方法 分類 費用 特徴
初期費用 年間管理費
1.合祀墓 永代供養 約3~30万円 0円 他の人の遺骨と一緒に土へ埋葬する
2.樹木葬 約30~100万円 0~約1万円 樹木や花々の元へ遺骨を納骨するのが特徴
3.納骨堂 約80~200万円 約1~2万円 ロッカー型・仏壇型・自動搬送式がある
4.個別墓付き永代供養墓 約80~150万円 約1~2万円 納骨できるお墓が単独で確立されている
5.海洋散骨 散骨 約5万円~ 故人の故郷や所縁のある土地の散骨ができる海や山林で遺骨を撒く
6.山林散骨 約5万円~
7.祭壇へ置く 自宅保管 約1万円~ 市販の祭壇や、後飾り祭壇へ遺骨を置く
8.仏壇へ収納 約5万円~ 骨壷収納型のお仏壇へ遺骨を収納する
9.家具へ収納 0円~ 湿気の少ない家具の中へ骨壷を収納する
10.骨壷で飾る 約1万円~ 骨壷へ入れ替えてインテリアとして飾る
11.手元供養 約2万5千円~ 遺骨を位牌やアクセサリー等にして持ち歩く

合祀墓(ごうしぼ) 約3~30万円


画像引用:永代供養墓「六角堂ひかり」|樹木葬「ひかりの塔」(公式サイト)

紹介ページ:真清浄寺 神楽坂霊廟 3万円~(東京都新宿区)

合祀墓とは、他の人の遺骨と一緒に土へ埋葬する方法をいい、永代供養の中でも最もリーズナブルで費用を抑えられる供養方法です。

費用の詳細や選び方は、『合祀墓(ごうしぼ)の種類と値段を解説!失敗しない4つのコツと注意』の記事でご紹介していますので、ぜひご参考になさってください。

樹木葬 約30~100万円


画像引用:みんなのお墓チャンネル(公式YouTube)

紹介ページ:金剛宝寺「天空陵」樹木葬 45万円(熊本県阿蘇郡)

樹木葬とは、樹木や豊かな花々に囲まれた環境が特徴の永代供養で、合祀タイプと個別に納骨するタイプとがあり、全国的に人気が高い納骨方法です。

ただし、選び方に注意が必要なため『最近人気の樹木葬とは?その歴史や種類から費用相場や注意すべきポイントまで徹底解説!』の記事をお目通しのうえ、知識を学んでください。

納骨堂 約80~200万円

納骨堂とは、骨壷や専用の収容箱で遺骨を保管する施設のことをいい、『ロッカー型』『仏壇型』『自動搬送式』の3種類があります。

どんな納骨堂が適しているかは、『納骨堂のメリットデメリットを知ろう!後悔しない選び方と参拝マナー』の記事をご覧になり、後々のお参りまで失敗しないよう理想的な納骨堂を選択してください。

ロッカー型納骨堂


画像引用:ひびき灘園墓地(公式サイト)

紹介ページ:ひびき灘公園墓地 屋外型納骨堂 55万円~(福岡県北九州市)

ロッカー型納骨堂は納骨壇とも呼ばれ、室内にある場合と屋外にある場合とがあります。多くの施設では、個別に対面してお墓参りができるメリットがあります。

仏壇型納骨堂


画像引用:大仏山 玉泉寺(公式サイト)

紹介ページ:玉泉寺 永代供養墓 100万円/年間管理費5千円~(愛知県岡崎市)

仏壇型納骨堂は、遺骨以外にもご本尊や掛軸、お位牌などを置くことができる納骨堂です。お寺の檀家用のお墓として利用されているケースが多く、手堅く供養してもらえます。

自動搬送式納骨堂


画像引用:さくら陵苑(公式サイト)

紹介ページ:さくら陵苑 380,000円/年間管理費1万2千円~(福岡県北九州市)

自動搬送式納骨堂は、専用カードをかざすと自動で遺骨が運ばれてくる近代的なシステムです。お洒落で快適な建物が多く、駅近や交通アクセスも比較的便利です。

個別墓付き永代供養墓 約80~150万円


画像引用:川口元郷聖地(公式サイト)

紹介ページ:川口元郷聖地 caro(カーロ) 98万円/年間管理費7,920円~(埼玉県川口市)

個別墓付き永代供養墓とは、従来のような墓石のお墓でありながら、一定期間を過ぎると合祀される仕組みになっているため、後継者はいらず、墓じまいも必要ないお墓です。

永代供養すべきかどうか迷う方は、『永代供養とは5つの判断基準で決定すべき!費用や6つの注意点を全解説』の記事で自己判断できるため、まずは適しているかどうかをご確認いただければと思います。

海洋散骨 約5万円~


海洋散骨とは、故人の故郷の海などへ遺骨を撒く供養方法です。業者へ一任して散骨してもらうことから、船をチャーターしてお別れ会を兼ねた儀式を行うことまで可能です。

散骨にあたっての流れは、『散骨とは?流れや注意点、メリットデメリットなど散骨の全てを徹底解説!』の記事で具体的に解説していますので、どうぞご参照ください。

山林散骨 約5万円~


山林散骨とは、緑に囲まれた環境へ遺骨を撒く供養方法で、地域によっては条例で散骨が禁じられている場合も多く、水源となる場所は特に注意が必要です。

自分で散骨をしたい方は、『自分で散骨をするには?ルールから散骨方法、流れまでを徹底解説!』の記事で、事前に注意点をしっかりと学び、違法にならないようご注意ください。

祭壇へ置く 約1万円~


遺骨は宗教のマナーに則って、祭壇へ祀(まつ)る方法もあります。祭壇は市販もされており、お葬式で後飾り祭壇を用いた場合には、そのまま骨壷を置いておいても構いません。

具体的な遺骨の置き方は、『遺骨の自宅への置き方【イラスト図解】知るべき重要課題と6つの注意』の記事をご覧いただき、事前に注意点までしっかりと知識を習得してください。

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仏壇へ収納 約5万円~


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骨壷収納型のお仏壇を準備すれば、遺骨は骨壷のままお仏壇の中へ収納することができます。

なお、仏教や神道では、お仏壇の見える場所へ遺骨を置くことがNGのため、ご注意ください。

家具へ収納


ISSEIKI サイドボード ナチュラル 幅80cm キャビネット 22,990円(Amazon)

標準 骨壷 桐箱の寸法目安 骨壷カバーの寸法目安
分骨 3寸 高さ145×幅118×奥行118mm 高さ203×幅123×奥行123mm
4寸 高さ172×幅148×奥行148mm 高さ288×幅153×奥行153mm
関西 5寸 高さ193×幅182×奥行182mm 高さ300×幅187×奥行187mm
  6寸 高さ229×幅210×奥行210mm 高さ385×幅215×奥行215mm
関東 7寸 高さ277×幅240×奥行240mm 高さ460×幅245×奥行245mm
  8寸 高さ310×幅281×奥行281mm 高さ520×幅286×奥行286mm

※サイズは製造メーカーにより異なります

骨壷のサイズは、関東7寸、関西5寸、分骨3?4寸が標準のため、湿気が少なくスペースがあれば、ご自宅の家具の中へ収納しても構いません。

骨壺で飾る


ミニ骨壺 奏(kanade)31,900円

遺骨はお洒落な骨壷へ遺骨を入れ替えてインテリアとして飾ることで、暗いイメージを払拭し、来客者へも不信感を与えません。

骨壷はサイズも材質も色柄もさまざまあるため、お気に入りの骨壷を探してみるとよいでしょう。

手元供養


画像引用元:TOMONi

取扱店:やさしい海洋散骨

遺骨はダイヤモンドやサファイアなどの宝石にすることができるうえ、指輪やペンダント・ネックレスなどのアクセサリーに加工できるため、故人を身近に感じることができます。

遺骨ジュエリーに関しては、『【遺骨から作る宝石】種類・製作方法・金額・依頼先・注意点を全解説』『遺骨ダイヤモンド|値段は32?300万円!カラット数で変わる金額』の記事でもご紹介していますので、気になる方はチェックしてください。


画像引用元:遺骨リング 50,600円

お墓のいらない人のよくある質問

お墓のいらない人たちにはさまざまな戸惑いがあると思いますので、よくある質問をまとめてご紹介します。気になる事項があれば、今すぐ悩みを解決してください。

1.お葬式もしない、お墓もいらない場合はどうしたらいい?

2.独身や単身者でお墓がいらない人はどうするの?

3.お墓を持たずに家にお墓を作ることはできる?

4.古いお墓が嫌でいらない場合はどうしたらいい?

お葬式もしない、お墓もいらない場合はどうしたらいい?

お葬式を望まない場合、直葬(ちょくそう)と呼ばれる方法を選択すれば、ご遺体の火葬のみを行うことができます。

直葬に関しては、『【直葬の費用と流れ】シンプルな葬儀でも後悔しない!注意点を全解説』の記事で費用や内容をご紹介していますので、どうぞご参照ください。

もし遺骨を処分したい場合は、地域によって、火葬場で遺骨を受け取らずに処分してもらう「ゼロ葬」が選択できるため、事前に葬儀社へ確認しておくとよいでしょう。

なお、お葬式やお墓に関する自分の要望を家族へ伝えるなら、エンディングノートがオススメです。

コクヨ エンディングノート もしもの時に役立つノート B5 LES-E101 ¥1,329円(Amazon)


自分に万一のことがあったときに、お葬式やお墓に関することから、銀行口座・クレジットカードなどの個人情報まで、分かりやすくまとめられるエンディングノート。

また、近年は『終活』によって、万一に備える方も増えていますので、『40代からの終活方法5選!早すぎない3つの根拠とメリットを紹介!』の記事をぜひご覧ください。

独身や単身者でお墓がいらない人はどうするの?

生前に『死後事務委任契約』を行うことによって、万一のことがあったとき、火葬や遺骨を要望どおりに実現することができます。

身寄りがいないことで困るのは、孤独死や無縁仏だと思いますので、『孤独死は防げる!家族が不幸にならない為の9つの対策法と原因を紹介』『無縁仏とは?無縁仏になる理由や無縁仏にならないためにできることを完全解説!』の記事を参考に、ぜひ対策いただければと思います。

また、司法書士や行政書士などの専門家を頼る前に、まずは『無料相談』を利用して、どんなことをすべきか、必要事項を確認することをオススメします。

お墓を持たずに家にお墓を作ることはできる?

ペットの遺骨は廃棄物とみなされるため、注意すれば自宅にお墓を作って埋葬できますが、人骨は自宅に埋葬することが法律によって禁じられています。

そのため、骨を納骨しない記念碑やモニュメントとしてなら、墓石も自宅へ建立することができます。

自宅にお墓を作る方法は、『【図解で簡単】家に墓を作る方法!知るべき遺骨の行方と10の注意点』の記事でご紹介していますので、どうぞ参考になさってください。

古いお墓が嫌でいらない場合はどうしたらいい?

お墓は建て替え以外にも部分的なリフォームが可能なため、複数の石材店へ見積依頼とデザインを提案してもらい比較検討するとよいでしょう。

お墓の構造や石材の選び方のポイントは『失敗しない墓石デザインの決め方!流れ・費用・注意・ポイントを解説』『墓石の種類は300以上!失敗&後悔しない見極めポイント5つを紹介』でご紹介していますので、ぜひご覧いただければと思います。

お墓以外への遺骨の納骨や処分は『無料相談窓口』を利用しましょう!

お墓がいらない場合、遺骨は永代供養や散骨や手元供養などにより、法律に則って対処しなければならず、お葬式や墓じまいを伴う場合は『無料相談』を利用すると、より良い方法を検討するのに便利です。

相談先を選ぶときの3つのポイント

相談先を選ぶときは、次の優先順位で3つのポイントを抑えておくと、無駄な費用や時間の削減に繋がり、スムーズに対処してもらえます。

1.お葬式の時点で遺骨の問題を提案解決してくれる

2.お墓の墓じまいに対応している

3.遺骨の対処法を永代供養・散骨・手元供養など多くの選択肢から選べる

オススメの相談先

3つのポイントを抑えたオススメの相談先3社をご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

やさしいお葬式


・永代供養3万円?!墓じまい対応!

・粉骨3万円?・散骨5万円?・遺骨アクセサリー製作対応!

・僧侶手配OK!位牌などのお焚き上げ対応!

・成年後見制度・生前整理・相続、法律相談対応!

小さなお葬式


・永代供養5万5千円?!墓じまい対応!

・散骨5万5千円!

・僧侶手配OK!位牌&仏壇通販サイト有!

・成年後見制度・生前整理・相続、法律相談対応!

イオンライフ(イオンのお葬式)


・永代供養対応!墓じまい217,800円?!

・散骨5万5千円?!僧侶手配OK!

・成年後見制度・生前整理・相続、法律相談対応!

まとめ

1.お墓がいらないと感じるのには5つの理由がある

1)お墓の維持に費用負担や手間がかかる

2)お墓の後継者がいない・子や孫に負担をかけたくない

3)お墓との距離が遠い・交通が不便

4)墓石代や永代使用料が高い

5)お寺との付き合いやお布施の支払いが重荷

2.「お墓はいらない」は令和時代の新常識!?

1)お墓がいらない人たちのニュースや情報は多く配信されている

(1)墓じまいなどによりお墓を『改葬』をする人が急増中

(2)お墓のいらない『永代供養』が人気上昇中

(3)約9割の散骨会社で散骨希望者が増加中

(4)遺骨の自宅保管『手元供養』も一般化

2)インターネット上では「お墓はいらない」という声が多い

3.お墓がいらない場合に気を付けるべき7つの注意点

1)遺骨は最終的にどうするかを決めて対処しなければならない

2)トラブルを回避するため家族や親族の同意が必要

3)お付き合いのある宗教者がいる場合は許可が必要

4)お墓の土地は個人で転売できず復旧して返還する必要がある

5)故人の供養が自由にできない可能性がある

6)故人との絆を感じる場所がなくなると寂しさを感じる

7)祖先や家族への感謝の気持ちを育む機会を失ってしまう

4.お墓がいらない場合は『墓じまい』と『遺骨の対処法を全11種類から選ぶ』

1)いらないお墓は『墓じまい』で処分する 約30万円~

(1)墓じまい後の遺骨の納骨先を決める

(2)墓じまいする業者を決めて相談する

(3)元のお墓へ墓じまいすることを伝える

(4)新たな納骨先へ「受入証明書」を発行してもらう

(5)元のお墓へ「埋葬証明書」を発行してもらう

(6)申請者が墓地の名義人と異なる場合は「承諾書」を準備する

(7)元のお墓を確認する管轄している市区町村役場から「改葬許可申請書」を取得のうえ必要事項を書き、書類を提出して「改葬許可証」を発行してもらう

(8)閉眼供養(へいがんくよう)により墓石から魂を抜く

(9)墓石を解体撤去のうえ更地にする

(10)新たな納骨先へ「改葬許可証」を提出して納骨する

2)お墓を持たない遺骨の対処方法は全11種類 3万円~

供養方法 分類 費用 特徴
初期費用 年間管理費
1.合祀墓 永代供養 約3~30万円 0円 他の人の遺骨と一緒に土へ埋葬する
2.樹木葬 約30~100万円 0~約1万円 樹木や花々の元へ遺骨を納骨するのが特徴
3.納骨堂 約80~200万円 約1~2万円 ロッカー型・仏壇型・自動搬送式がある
4.個別墓付き永代供養墓 約80~150万円 約1~2万円 納骨できるお墓が単独で確立されている
5.海洋散骨 散骨 約5万円~ 故人の故郷や所縁のある土地の散骨ができる海や山林で遺骨を撒く
6.山林散骨 約5万円~
7.祭壇へ置く 自宅保管 約1万円~ 市販の祭壇や、後飾り祭壇へ遺骨を置く
8.仏壇へ収納 約5万円~ 骨壷収納型のお仏壇へ遺骨を収納する
9.家具へ収納 0円~ 湿気の少ない家具の中へ骨壷を収納する
10.骨壷で飾る 約1万円~ 骨壷へ入れ替えてインテリアとして飾る
11.手元供養 約2万5千円~ 遺骨を位牌やアクセサリー等にして持ち歩く

5.お墓のいらない人のよくある質問

1)お葬式もしない、お墓もいらない場合はどうしたらいい?

2)独身や単身者でお墓がいらない人はどうするの?

3)お墓を持たずに家にお墓を作ることはできる?

4)古いお墓が嫌でいらない場合はどうしたらいい?

6.お墓以外への遺骨の納骨や処分は『無料相談窓口』を利用しましょう!

1)相談先を選ぶときの3つのポイント

(1)お葬式の時点で遺骨の問題を提案解決してくれる

(2)お墓の墓じまいに対応している

(3)遺骨の対処法を永代供養・散骨・手元供養など多くの選択肢から選べる

お墓はいらないとはいえ、墓じまいに費用がかかってしまうと心配な方もいらっしゃるでしょう。

しかし、そのような方ほど、ぜひ無料相談へ悩みを打ち明けてみてください。

たとえば、地域によっては墓じまいで補助金がもらえる制度があるため、『墓じまいで40万円得する!補助金の貰い方と費用の抑え方5つを紹介』の記事では、対象地域の調べ方をご紹介しています。

たとえ無料でも、侮るなかれ…!

この記事を通じて、お墓のいらない方々が、安心して暮らしてゆけますよう、切に願っております。

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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

プロフィール

運営会社

会社概要

会社名 LDT株式会社
Life Design Technologies co.,Ltd


https://le-tech.jp/
資本金 11,930万円(資本準備金含む)
代表取締役 白石 和也
設立 2019年9月
所在地 〒105-0004
東京都港区新橋5丁目23-10片山ビル6階
TEL:0120-538-175
FAX:03-6800-5820
事業内容 AgeTech(エイジテック)プラットフォーム事業
AgeTech(エイジテック)関連のソフトウェア開発・提供事業
AgeTech(エイジテック)関連のコンサルティング事業

企業理念

ライフエンディング(葬儀)の後悔をなくす

私たちは超高齢社会に適した情報インフラとサービスインフラを構築することにより、人々のQOLの向上に寄与し、社会に貢献し続けます。

やさしいお葬式

「丁寧なお葬式を適正価格で」

私たちは後悔のない終活の
サポートに全力を注ぎます。

私たちはお客様がご納得いただける
まで真摯に向き合います。

私たちはお客様の「ありがとう」を
仕事のやりがいにします

私たちは誰もが知っていて誰もが
使いやすく誰もがなくては困る
そんなサービスを提供し続けます

私たちはこの仕事に誇りを持っています

やさしいお葬式監修

葬祭ディレクターとして10年以上培った経験を活かし、多様化する価値観の中でご相談者様にとって
どのようなご葬儀を選択することがよいのかを丁寧にヒアリングさせていただき、ご提案いたします。

お葬式セミナー講師
エンディングコンサルタント
栗本 喬一(くりもときょういち)
1977年 東京生まれ(名古屋育ち)
略歴
母の死をきっかけに葬儀業界に興味を持ち、大学卒業後、大手葬儀社へ入社、家族葬から大規模葬儀まで、幅広くお葬式を葬儀担当者(セレモニーディレクター)として活躍。その後、葬儀会館の店長、新規開拓を歴任。お客様からの「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとし、これまでに10年以上、5,000件以上の葬儀現場に立ち会う。
資格等
株式会社GSI グリーフサポート アドバンスコース修了。