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【家族葬の流れ】準備〜葬儀後までの日程と配慮すべき4つのポイント

はじめての家族葬。
流れや手順が分からず不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

家族葬の流れは一般葬と同じです。しかし、参列者が限られるため、心遣いや配慮が必要になります。

例えば、

「どうして自分が葬儀に呼ばれなかったんだ!」
「式が終わってから死んだ事を知らせるなんて非常識だ!!」

など参列できなかったことへの不満。

また、

「家族葬だから香典辞退と伝えたのに渡されてしまった」
「呼んでいない知人が突然、参列しに来た」

などなど、家族葬では行き違いや勘違いも起こりやすくなります。

ご紹介する家族葬の流れに含める4つの配慮するポイントを理解することで、慌てたり混乱することなく執り行えることが可能です。

本記事では、家族葬の準備から葬儀後までの日程ごとの流れや宗教ごとの違い。

また、参列者やお呼びしなかった方たちへの配慮、香典辞退まで余すことなくご紹介しています。

「家族葬を安心&スムーズに執り行いたい!」

という方。

是非、最後までご覧ください。

【この記事を読んで分かること】
・家族葬全体の流れ
・日程ごとの流れ(葬儀準備~葬儀後)
・宗教ごとの流れ
・抑えておくべき4つの配慮

INDEX

01
家族葬全体の流れ
02
葬儀準備(1日目)
03
通夜(2日目)
04
葬儀(告別式)・火葬(3日目)
05
葬儀後
06
宗教ごとの流れ
07
知っておきたい4つの配慮と対処法
08
家族葬は流れだけでなく配慮と気遣いも意識して進めよう!
09
まとめ
10
よく読まれている記事一覧

家族葬全体の流れ

家族葬全体の流れ

一般的な家族葬では、亡くなった当日はご遺体の搬送と安置後、葬儀の打ち合わせ。
2日目には、納棺と通夜。3日目に通夜、告別式、火葬の順番です。

年末年始や深夜にお亡くなりになった場合は、日程が前後する場合もあります。

また、下記は仏式葬儀の流れです。各宗教ごとの違いは「宗教ごとの流れ」でご紹介しています。

葬儀準備(1日目)

亡くなった当日は「葬儀の準備日」となります。

葬儀会社を決める(時期目安:亡くなった直後~3時間以内)

葬儀会社へ連絡します。ご家族が亡くなってから数時間で依頼するため、あらかじめ葬儀会社を決めておくとよいでしょう。

実は、葬儀を挙げた方の約40%の方たちが、故人が亡くなる半年前には葬儀社を決定しています。

葬儀社の依頼方法については、「お葬式の依頼方法はどうすれば良い⁉︎葬儀社手配の方法とは」もご参考ください。

葬儀社の選び方

葬儀社によって同じ「家族葬」でも金額や内容に差があるため、「見積もり」と「プラン内の詳細」はしっかりと確認することが大切です。

特に「式場料金上限額」は5万円以上の差があるため、上限額を超えた式場では追加料金が発生するので注意が必要です。

複数の葬儀社から見積もりをとって、内容を比較・検討するのが良いでしょう。

・家族葬プラン内容比較表(2021年12月現在)
※価格はHP記載税込み金額

   小さなお葬式   イオンのお葬式   よりそうお葬式   やさしいお葬式 
総額 438,900円~ 506,000円~ 405,900円~ 399,000円~
搬送 50km 30km
安置室利用 4日分 5日分 4日分
ドライアイス
式場使用料
上限額
100,000円 55,000円 50,000円 100,000円
会葬礼状 60枚 50枚 30枚 60枚

家族葬でかかる費用の総額と最大50万円以上安くする方法は、「プロ監修|家族葬の費用100万はウソ?葬儀にかかる”本当”の総額」「【令和3年】家族葬の費用を安く抑える8つの方法と注意をプロが解説」の記事を合わせてご参考ください。

ご遺体の搬送と安置【時期目安:葬儀社へ依頼後】

葬儀社が決まったらすぐにご遺体の搬送と安置です。

病院で亡くなった場合、霊安室へは半日ほどしか安置してもらえません。そのため、打ち合わせよりも先に、ご自宅や葬儀社の安置所に移動します。

安置所は既定の日数が過ぎると追加料金(平均相場:1日1万円)がかかりますが、平均安置期間は2~3日ほど。余裕を持って4日以上のプランを選びましょう。

葬儀の打ち合わせ【時期目安:安置後すぐ】

葬儀社との打ち合わせに入ります。

打ち合わせは最長で、6時間以上かかる方も!

聞かれることは決まっているので、事前に準備しておくと受け答えもスムーズかつご遺族の方の負担も少なくなるでしょう。

・打ち合わせで聞かれること

決めること 内容
参列者のおおよその人数 ・親戚は何人か?
・故人の交友関係などおおよその参列者の数
会食はするのか? ・食事の用意は必要か? 
故人の宗派 ・懇意にしているお寺はあるのか? 
お墓や仏壇の有無 ・納骨先の確認
・葬儀後のアフターフォローは必要か? 
葬儀会場の希望はあるか? ・葬儀を行う地域はどこか?
・希望の場所で予約はとれるかの確認 


葬儀社に聞かれることは「事前に知っておきたい、葬儀会社のスタッフに聞かれること」の記事もご参考ください。

宗教者の手配【時期目安:葬儀日程を決めるタイミングで】

仏式の葬儀では、僧侶による「読経」と「戒名」を付けるのが一般的。その場合、宗教者の手配が必要になります。

普段からお付き合いのあるお寺があれば直接連絡をし、僧侶の予定を確認しましょう。懇意にしているお寺がない場合は、葬儀社を通して宗教者を手配することも可能です。

一般的なお布施相場は25万円程です。

戒名はランクによって金額が変わります。

・戒名ランクと相場

戒名 お布施の相場
信士(しんじ)/信女(しんにょ) 10万~50万円
居士(こじ)/大姉(だいし) 50万~80万円
院信士(いんしんじ)/院信女(いんしんにょ) 30万円~100万円
院居士(いんこじ)/院大姉(だいし) 100万円~

 

「やさしいお葬式」の家族葬プランでは、「読経」と「戒名(一般的ランク)」で18万円で僧侶手配ができます。

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訃報連絡【時期目安:葬儀の日付決定後】

故人が亡くなったことをお伝えする訃報連絡は、家族葬ではお呼びしたい人だけに連絡します。

会社関係者など、早めに伝える必要がある場合は、「家族葬で親族のみで執り行う」ことをはっきりと伝えましょう。

伝え方のポイントは「訃報連絡は参列者だけにする」「参列者以外には「家族葬」であることをしっかり伝える」でご紹介しています。

訃報をスムーズに伝える方法は、「訃報のお知らせはどうする?訃報を出すタイミングや知らせる相手から知らせる方法から記載すべきことまで徹底解説!」の記事で例文も含めてご紹介しています。

死亡届の提出【時期:~7日以内】

死亡届の記載例

画像引用元:法務省「死亡届」記載要領・記載例 (2021年12月22日時点)

亡くなった後に、医師から死亡診断書を書いてもらい、役所へ死亡届の提出をおこない、火葬許可証を受け取ります。

この火葬許可証が無いと火葬がおこなえないため、早めに行う必要があります。記入は遺族がおこない、提出は葬儀社が代行してくれることが多いです。

死亡届は、下記記載すべき内容を事前に知っておくことで円滑におこなえるでしょう。

・死亡届に記載する内容
【故人の情報】
・氏名
・生年月日
・死亡日時
・死亡場所
・本籍
・夫または妻の年齢
・世帯の主な仕事や職業

【届出人の情報】
・故人との関係
・住所
・本籍地
・戸籍の筆頭者の氏名
・署名
・生年月日

死亡届の具体的な書き方や知識は下記記事で、くわしくご紹介しています。
死亡届の基礎知識を押さえておこう!書き方やその他の手続きについても解説

火葬許可証の発行手順やルール、紛失時の対応については下記記事もご参考ください。
火葬をするには火葬許可証が必要!発行の流れや再発行について解説

家族葬の分かりやすい流れは下記もご参考ください。
 やさしいお葬式の家族葬

通夜(2日目)

亡くなった翌日の通夜は、18時頃からおこなうことが多いです。

納棺【時期目安:通夜の3~4時間前】

「あの世への旅支度」として故人を棺へ納める「納棺」をおこないます。

準備や実際の作業は葬儀社のスタッフがおこなうことがほとんどですが、遺族も同席し手伝うことが可能です。

納棺の意味やしきたり、マナーについては「納棺とは?意味・流れ・入れるもの・マナーを完全解説!」をご参考ください。

通夜

通夜では、受付後、僧侶が読経をおこない、その後参列者が順番に焼香、僧侶からの法話と続き、最後に喪主挨拶で終了です。

・通夜の流れ(所要時間:2時間ほど)
1.受付(30分~1時間前)
2.僧侶の読経
3.参列者の焼香
4.僧侶の法話
5.喪主挨拶

 

家族葬では通夜を省略するケースも多い

家族葬では形式にこだわらないことが多く、読経や焼香など、いわゆる「通夜式」を行わない場合もあります。

省略する場合、葬儀1日だけとなるため費用やご遺族の負担を抑えることが可能です。

家族葬で通夜をおこなうべきかどうかは、「家族葬でもお通夜は行う?家族葬の特徴から注意点まで、家族葬の様々な形式を徹底解説!」の記事でもくわしくご紹介しています。

会食(通夜振る舞い)【時期:通夜後】

一般葬では通夜後にお酒や食事を振る舞い故人を偲びますが、参列者が少ない家族葬では、省略する方も多いです。

家族葬の分かりやすい流れは下記もご参考ください。
 やさしいお葬式の家族葬

葬儀(告別式)・火葬(3日目)

翌日の葬儀は、18時からはじまる通夜と異なり午前中に始まることが多いです。

葬儀(告別式)

僧侶の読経からはじまり、その後、故人と親交の深かった方お一人に弔辞を読んでいただきます。

その後は、焼香→僧侶の法話→喪主挨拶後、出棺となります。

・葬儀(告別式)の流れ
1.受付(30分~1時間前)
2.僧侶の読経
3.弔辞(ちょうじ)
4.参列者の焼香
5.僧侶の法話
6.喪主挨拶

弔辞の例文やスムーズな書き方や話し方、マナーについては「弔辞の例文10選!書き方・話し方・マナーを完全解説!」の記事もお読みください。

葬儀(告別式)の流れや焼香、立ち振る舞いのマナーについては、「御葬式とは?意外と知らない御葬式のマナーや流れ、お通夜・葬儀・告別式の違いまで完全解説!

出棺【時期:葬儀終了後】

葬儀後は火葬場へ向けての出棺となります。

このとき、棺に花や手紙、故人との思い出の品を納めますが、このような副葬品(ふくそうひん)は、お金やライターなど入れてはいけないものに注意しましょう。

副葬品の種類について、くわしく知りたい方は下記記事もご参考ください。
棺桶(御棺)とは?意味と選び方と副葬品に入れてよいものダメなものを解説!

火葬

故人と最後のお別れの場となる火葬場では、火葬炉の前で読経と焼香をおこなった後、火葬炉の扉が閉まる際に、全員で合掌をします。

所要時間は大人ですと約1時間ほどなので、待っている間は併設された控室で待機します。

火葬の流れや手続き、待ち時間の過ごし方などは「火葬の時間はどれくらいかかる?一般的な火葬の所要時間から火葬の流れ、待ち時間の過ごし方まで完全解説!」の記事でもご紹介しています。

骨上げ

火葬後は、骨壷(こつつぼ)にお骨を納めていく「骨上げ」をおこないます。

火葬場の係員の指示に従い、故人と縁の深い方から箸を使い、足から納めていきます。最後に喉仏の骨を納めて骨上げが終わります。

初七日(しょなのか)法要(繰上げ法要の場合)【時期:火葬後】

亡くなってから七日目に行う「初七日法要」では、故人が三途の川を無事に渡り切ることを祈ります。昨今では葬儀の日と同日に繰上げて執り行うことが多いです。

初七日の流れやマナーなど、さらに知識を得たい方は下記記事もご覧ください。
初七日とは?意味・数え方・お供え・お経・知っておきたい常識とマナー

会食(精進落とし)【時期:火葬・初七日法要後】

葬儀後の会食は、通夜振る舞いと同様に家族葬では省略されることが多いです。

メニューに決まりはなく、故人の好きだったものや懐石料理、仕出し弁当を用意することも。僧侶や参列者への感謝の場でもあります。

精進落としのメニューの決め方やマナーについては「精進落としとは?葬儀後に行われる食事の席の流れや内容から注意点やマナーまで徹底解説!」の記事をご参考ください。

僧侶が辞退された場合は御膳料(おぜんりょう)をお渡しする

僧侶の方が会食を辞退した場合は、代わりに5千円〜1万円ほどの「御膳料(おぜんりょう)」をお渡しするのがマナーです。

封筒の表書きに「御膳料」と名前を記載します。裏には住所と金額を書きます。お布施とは一緒にせず、御膳料だけでお渡ししましょう。

・御膳料の書き方例

御膳料

御膳料の渡すタイミングや渡し方などさらに細かいマナーは「御膳料とは?相場と渡し方と注意点とマナーを解説!」の記事でくわしくご紹介しています。

家族葬の分かりやすい流れは下記もご参考ください。
 やさしいお葬式の家族葬

葬儀後

 葬儀後の流れも一般葬と変わらず、参列者へのお礼や故人を供養するための法要や香典返しをおこないます。

香典返しの手配【時期目安:時期:忌明け~四十九日までに】

家族葬では、ご遺族が香典辞退するケースが多いですが、受け取った場合は香典返しを送る必要があります。

香典を辞退したにも関わらず受け取った場合の対応は、あらかじめ親族で相談しておきましょう。くわしくは、「香典を渡されたときの対処法」でご紹介しています。

香典返しのオススメ商品

香典返しの相場は、受け取った金額の半額~三分の一程度となります。

品物は食品や石鹸、洗剤など「消え物」が主流ですが、最近では自分で選べるカタログギフトも人気です。

・香典返しに適した品3選
1.食品
香典返し ギフト 仏事 お茶 緑茶 煎茶 YH2-25 八女茶の里¥2,700円

お茶は「消え物」であると同時に、消費期限が長く保存に適しているというメリットもあり、香典返しの代表商品です。

2.日用品
フロッシュ キッチン洗剤ギフト¥3,410円

フロッシュ キッチン洗剤ギフト 【満中陰志 香典返し 年忌法要お返し 仏事用 法事お供え物 引き出物 即日返し 一周忌 三回忌 七回忌 ギフトセット 詰め合わせ 粗供養 初盆 5000】

洗剤も香典返しの定番商品。上記商品は、自然由来の成分で手にも優しい洗剤で、贈り物に最適です。

3.カタログギフト
香典返し専用カタログギフト PREMIUM CHOICE (EOコース)¥5,500円

カタログギフトであれば、相手のタイミングで好きな商品を選んでもらえます。上記商品のようにあらかじめ香典返しの「のし」付きのものが便利ですね。

香典返しの決め方や送り方のマナーについては、「香典返しのマナーを完全解説!相場・時期・挨拶状・例文・品物も紹介!」の記事をご参考ください。

挨拶状の手配【時期:葬儀後~】

家族葬に参列しなかった方たちへは、葬儀後に挨拶状をお送りします。

故人が亡くなられたことや葬儀に呼ばれなかったことにショックを受ける方もいらっしゃるので、挨拶状ではマナーや心遣いに特に気を付けましょう。

挨拶状の具体的な書き方の例文や注意点は、「参列しなかった方たちへは挨拶状を送る」でご紹介しています。

四十九日法要【時期目安:亡くなってから四十九日まで】

四十九日法要では、読経と焼香、僧侶による法話をおこない故人が無事に極楽へ行けるように供養します。法要後は骨壷をお墓へ納める「納骨法要」をする人も多いです。

厳密には亡くなってから49日目が法要の日となりますが、親族の都合によっては、前倒しても問題ありません。

・四十九日法要の流れ
1.僧侶の読経
2.参列者の焼香
3.僧侶の法話
4.(納骨法要)

四十九日法要の意味や準備の流れについては「四十九日法要とは?四十九日の意味から法要の流れ、準備すべきものや費用まで完全解説!」の記事も合わせてお読みください。

納骨【時期:葬儀後~】

四十九日法要後に、ご遺骨をお墓にお納める納骨する人が多いですが、時期に決まりはありません。

四十九日法要後に納骨を行うのであれば、それまでに納骨先を決めておきましょう。

すでにお墓があれば問題ありませんが、ない場合は新しくお墓を立てたり、納骨堂や海への散骨、樹木葬という選択肢もあります。

納骨先の種類 相場目安 特徴
一般墓(墓石) 約150万円~約200万円 一般的な納骨スタイル。墓石タイプのお墓 
納骨堂 約50万円~約100万円 屋内の決められたスペースへ納骨
樹木葬 約20万円~約80万円 シンボルの樹木の下へ納骨
海洋散骨 約20万円~約30万円 パウダー状にしたお骨を海に撒く

納骨に向けての準備や費用、納骨式の案内については「納骨とは?納骨式の時期と準備・流れと費用を完全解説!」の記事でくわしくご紹介しています。

樹木葬や海洋散骨についてくわしくは下記記事もご参考ください。
最近人気の樹木葬とは?その歴史や種類から費用相場や注意すべきポイントまで徹底解説!
海洋散骨にかかる費用は?散骨方法・自分で行う際の費用相場と流れを完全解説!

海洋散骨は「やさしい海洋散骨」からもご依頼可能です。

ご家族に代わり散骨する「代理プラン」や船を貸切る「貸切プラン」や「ペット散骨」などからお選びいただけます。

宗教ごとの流れ

 故人の宗教によって、家族葬の流れが異なります。あらかじめ知っておくと、葬儀社との打ち合わせにも戸惑わないでしょう。

神式

神式の葬儀は神葬式(しんそうしき)といい、通夜は「通夜祭」、葬儀は「神葬祭」と呼びます。

仏式のような読経と焼香はおこないません。

読経ではなく神主が祝詞(のりと)を唱え故人に祈りを捧げ、焼香ではなく、玉串と呼ばれる木を捧げる「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」という儀式をおこないます。

また、「遷霊祭(せんれいさい)」の儀式では、故人の霊を仏式の位牌にあたる「霊璽(れいじ)」に移します。

・神式葬儀の流れ

【通夜祭】
1.神官の祝詞(のりと)
2.参列者の玉串奉奠(たまぐしほうてん)
3.遷霊祭(せんれいさい)
4.喪主挨拶

【神葬祭】
1.神官の祝詞(のりと)
2.弔辞
3.参列者の玉串奉奠(たまぐしほうてん)
4.喪主挨拶

その他、仏式では七日ごとに法要がおこなわれますが、神式では十日ごとに霊祭(れいさい)がおこなわれ、五十日で忌明けとなります。

【参考画像】霊璽(れいじ)
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神式では「ご冥福をお祈りいたします」はNG

また、「ご冥福」「成仏」「供養」はすべて仏教の言葉となるため、神式葬儀では使わず「御霊(みたま)のご平安をお祈りいたします」と伝えます。

神式葬儀の詳細な手順やマナーについては、「神式葬儀の流れとは?仏式との違いや基本的なマナーについても解説」の記事でもくわしくご紹介しています。

キリスト教

キリスト教でも読経と焼香はおこなわず代わりに、白いカーネーションなどのお花を捧げる「献花」をし、僧侶ではなく神父や牧師が教会でミサをおこないます。

同じキリスト教であっても、カトリックとプロテスタントで流れが違うため、どちらの宗派だったかを確認しておきましょう。

カトリック葬儀の流れ

カトリックの葬儀では、神父による聖書朗読がおこなわれた後、パンとぶどう酒を捧げる「聖体拝領(せいたいはいりょう)」がおこなわれます。

その後、「赦祷式(しゃとうしき)」で神父が故人のために祈りを捧げます。

・カトリック葬儀の流れ
1.神父の聖書朗読
2.言葉の典礼
3.聖体拝領(せいたいはいりょう)
4.赦祷式(しゃとうしき)
5.弔辞
6.献花
7.喪主挨拶

プロテスタント葬儀の流れ

プロテスタントでは牧師が聖書の朗読、説教をおこないます。

ちなみにカトリックの神父と牧師は宗派で呼び名が違うだけで、聖職者であることに変わりはありません。

・プロテスタント葬儀の流れ
1.牧師の聖書朗読
2.牧師の説教
3.弔辞
4.献花
5.喪主挨拶

無宗教

宗教者をお呼びしない無宗教の葬儀では自由形式にできる他、「読経」「戒名」に必要なお布施の費用を抑えられます。

ただし、僧侶の読経や戒名を付けない無宗教ではお寺での納骨を断られたり、親族とトラブルになるケースもあるので、注意も必要です。

「本当に無宗教にして良いのか?」は独断で決めず、家族や親族でよく話し合ってから決めましょう。

仏式葬儀と無宗教葬儀の違いや費用やメリット&デメリットは「仏教のお葬式と何が違うの?無宗教で行うお葬式」の記事をお読みください。

知っておきたい4つの配慮と対処法

訃報連絡

参列者が少ない家族葬では、いざこざや行き違いも多いため、あらかじめポイントや対処法を抑えておきトラブルを回避しましょう。

訃報連絡は参列者だけにする【時期:亡くなった直後~葬儀社へ依頼後】

家族葬の訃報連絡は、善意で駆けつけてくださる方もいるため、「参列して欲しい人にのみ」葬儀のお知らせします。

お呼びする方の範囲に決まりはありませんので、血縁者や故人の遺志を尊重しましょう。

参列者の範囲に迷われた場合は、「プロが伝授!家族葬とはどこまで呼ぶべきか迷ったときの最適な解決法」の記事もご参考ください。

参列者以外には「家族葬」であることをしっかり伝える

故人の会社関係者にはすぐに訃報を伝える必要があります。

連絡する際は、「家族葬で身内だけで執り行うこと」「参列(=弔問)は辞退して欲しい」旨をしっかりと伝えましょう。

あいまいにしてしまうと、混乱が生じてしまうきっかけにもなるからです。

・家族葬での訃報連絡の例

「〇〇部〇〇課の〇〇の長男です。

昨晩、父が亡くなりましたのでご連絡させていただきます。

本人の希望により葬儀は近親者のみで執り行います。

大変恐れ入りますが、弔問及びご厚志(ごこうし)※については辞退させていただきます。どうぞよろしくお願い致します」

※「ご厚志(ごこうし)」=香典・供物・供花・弔電などすべて

案内していない人が参列したときの対処法

家族葬では突然、参列される方もいらっしゃいますが、ご厚意で来られているため、帰って頂くのは事情がない限り「マナー違反」となります。

そのため、あらかじめ親族で「家族以外の方が参列したときの対応」を話しておきましょう。

例えば、会食は参加せず、焼香だけしてもらうなど決めておけば当日慌てることなく対応できます。受付の方との情報共有も大切なポイントです。

香典辞退は早めに伝える【時期:亡くなった直後~葬儀社へ依頼後】

家族葬は、香典を辞退されるケースが多く、参列者へは早めの連絡が必要です。

タイミングは、訃報連絡で香典辞退の旨も一緒に伝えるのがベスト。理由は、伝えるのが遅くなってしまうと既に香典を準備している可能性があるからです。

伝えるときは、参列と同様に「香典が不要」なことをはっきりと伝えましょう。

・香典辞退の例文
「誠に勝手ながら、ご香典は固く御辞退申し上げます」
「故人の遺志により、ご香典などのお気遣いは辞退させていただきます」

香典を渡されたときの対処法

香典辞退を伝えても、受付で香典を渡される場合もあります。

案内していない人が参列した場合の対処法」と同様に、「受け取る」か「辞退するか」をあらかじめ決めておくとスムーズです。

特に受付係の方には伝え忘れがないようにし、辞退するときは、感謝の気持ちを伝えつつ丁寧にお断りするようにしましょう。

・受付で香典辞退をする例文
「お気持ちありがとうございます。
大変申し訳ないのですが、故人の遺志によりご香典はご辞退させていただいております」

「お気遣い頂きありがとうございます。
勝手ながらご香典の儀は固くご辞退させていただきます」

香典辞退の方法やマナーについては、

最近増えている香典辞退という選択肢、その理由や辞退の仕方や辞退された場合の対処について徹底解説!
でくわしくご紹介しています。

喪主挨拶は省略しない方がよい

家族葬では、「喪主挨拶は不要」と考える方もいらっしゃいますが、可能であればおこなった方がよいです。

喪主挨拶は参列した方たちへの感謝を述べる大切な場面のため、例え身内だけであっても気持ちを伝えるべきでしょう。

家族葬の喪主挨拶は少し長めに話しても問題なく、故人のエピソードを盛り込むのも良いですね。

・喪主挨拶の例文
「本日は、(故人の名前)の葬儀に参列して頂き誠にありがとうございます。

(故人の名前)は、〇月〇日に享年〇歳で息を引き取りました。

生前は、ご参列のみなさまに大変お世話になりましたこと、故人に代わり、深く御礼申し上げます。

(故人の名前)も、皆さまがこうしてお集まりいただき喜んでいることと存じ上げます。
本当にありがとうございました」

家族葬の喪主挨拶で話す内容やタイミング、使ってはいけない言葉については、下記記事もご参考ください。
家族葬でも喪主の挨拶は必要?家族葬で喪主が挨拶する際の内容やタイミング、例文を完全解説!

参列しなかった方たちへは挨拶状を送る【時期:~四十九日後】

家族葬のお知らせをしなかった方たちへは後日、亡くなったことをお伝えする「挨拶状」をお送りします。

通常は挨拶状を送るタイミングは、忌明けとなる四十九日後ですが、家族葬では忌明けよりも早くお伝えしても問題ありません。

事前に挨拶状を送るリストを作成しておくと円滑に手配できるでしょう。

事後報告となったお詫びを含める

挨拶状には、「家族葬であったこと」と「事後報告となったお詫び」を含めるようにしたいです。

また、亡くなったことを知った方から香典やお花が贈られることもあるため、辞退する場合は不要であることも「はっきり」書いておきます。

挨拶状のルール

挨拶状には、守らなければいけないルールがあるため、マナー違反にならないように気を付けましょう。

・挨拶状のルール
1.忌み言葉に注意
忌み言葉とは「縁起の悪い言葉」で、葬儀や結婚式で使用するのはNGとされています。

「4(死)」や「9(苦)」の他にも、「たびたび」「くれぐれも」など、不幸が重なる「重ね言葉」もタブーです。

2.句読点は使用しない
挨拶状には「、」「。」のような句読点は不要です。

句読点を使わない理由は所説ありますが、葬儀を滞りなくおこなうため文章を切らないというものも。

3.時候の挨拶は不要
挨拶状では季節の挨拶は不要であるため、最初から本題に入ってしまって問題ありません。

 

・文章例
父 〇〇儀 去る〇月〇日に〇〇歳にて永眠いたしました

故人の生前の希望により 葬儀は近親者のみで相済ませました
本来ならばすぐにご連絡を申し上げるところではございましたが お知らせが遅れたことを心よりお詫び申し上げます

また○月×日に四十九日法要と納骨を済ませましたことも 合わせてご連絡申し上げます
なお 誠に勝手ではございますが香典 お花 供物はご辞退させていただきたくお願い

生前のご厚情に深く感謝し 心より御礼申し上げます

令和〇年〇月〇日
<喪主住所>
<喪主氏名>

家族葬は流れだけでなく配慮と気遣いも意識して進めよう!

身内だけで執り行う家族葬では、参列者だけでなく参列できなかった方たちへの感謝と敬意を忘れないことが大切です。

周囲の理解をしっかりと得た上で、故人をしっかりと見送ることを意識しましょう。

また、家族葬の流れやマナーで不安や心配があれば、葬儀社へ相談してみるのも手です。

「やさしいお葬式」では葬儀の事前見積から、葬儀マナーについても24時間365日いつでもご相談できます。 

まとめ

家族葬の流れについてご紹介しました。

家族葬の流れ

家族葬では、全体の流れを把握することも大切ですが、参列者・参列しなかった方たちへの配慮も忘れないようにしましょう。

1 訃報連絡は参列者だけにする ・参列者以外へは「家族葬」であることをしっかりと伝える
・参列された場合の対応は事前に決めておく
2 香典辞退は早めに伝える ・訃報連絡のタイミングで伝えるのがベスト
・香典を渡されたときの対応を決めておく
3 喪主挨拶は省略しない方が良い ・喪主挨拶は参列者への礼儀として行った方が良い
・家族葬では少し長めに話しても良い
4 参列しなかった方たちへは挨拶状を送る    ・家族葬の挨拶状は忌明け前に送っても良い
・挨拶状はルールがあるので注意
 -忌み言葉は使わない
 -句読点は使わない
 -時候の挨拶は不要

家族葬は、費用を抑えられご遺族の精神・肉体的負担も軽減できますし、昨今ではコロナ禍の影響もあり家族葬を選択される方たちが増えています。

どなたをお呼びするかも含め、しっかりと準備を進め、スムーズかつ心の込もった家族葬を執り行えるようにしたいですね。

やさしいお葬式」では、お客様のご要望に丁寧にお応えして業界最安値水準で家族葬をご案内しています。

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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

プロフィール

運営会社

会社概要

会社名 LDT株式会社
Life Design Technologies co.,Ltd


https://le-tech.jp/
資本金 11,930万円(資本準備金含む)
代表取締役 白石 和也
設立 2019年9月
所在地 〒105-0004
東京都港区新橋5丁目23-10片山ビル6階
TEL:0120-538-175
FAX:03-6800-5820
事業内容 AgeTech(エイジテック)プラットフォーム事業
AgeTech(エイジテック)関連のソフトウェア開発・提供事業
AgeTech(エイジテック)関連のコンサルティング事業

企業理念

ライフエンディング(葬儀)の後悔をなくす

私たちは超高齢社会に適した情報インフラとサービスインフラを構築することにより、人々のQOLの向上に寄与し、社会に貢献し続けます。

やさしいお葬式

「丁寧なお葬式を適正価格で」

私たちは後悔のない終活の
サポートに全力を注ぎます。

私たちはお客様がご納得いただける
まで真摯に向き合います。

私たちはお客様の「ありがとう」を
仕事のやりがいにします

私たちは誰もが知っていて誰もが
使いやすく誰もがなくては困る
そんなサービスを提供し続けます

私たちはこの仕事に誇りを持っています

やさしいお葬式監修

葬祭ディレクターとして10年以上培った経験を活かし、多様化する価値観の中でご相談者様にとって
どのようなご葬儀を選択することがよいのかを丁寧にヒアリングさせていただき、ご提案いたします。

お葬式セミナー講師
エンディングコンサルタント
栗本 喬一(くりもときょういち)
1977年 東京生まれ(名古屋育ち)
略歴
母の死をきっかけに葬儀業界に興味を持ち、大学卒業後、大手葬儀社へ入社、家族葬から大規模葬儀まで、幅広くお葬式を葬儀担当者(セレモニーディレクター)として活躍。その後、葬儀会館の店長、新規開拓を歴任。お客様からの「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとし、これまでに10年以上、5,000件以上の葬儀現場に立ち会う。
資格等
株式会社GSI グリーフサポート アドバンスコース修了。