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家族葬,流れ

家族葬の流れを決める3つのポイント!喪主がやる&押さえるべきこと

「故人の遺志をくんだ自分たちらしい家族葬がしたい」

「家族葬の流れは、葬儀社が提案したものから変更できないの?」

少人数で落ち着いた雰囲気の中送り出す「家族葬」の人気が高まる中、葬儀の「流れ」についてのお悩みが多く聞かれます。

大切な家族が亡くなり、バタバタと慌ただしく物事が進んでいく中で「よくわからないまま流れを決めてしまった」というケースも少なくありません。

葬儀という慣れない事柄だからこそ、何から考えればいいのか分からないと感じる方も多いのでしょう。

家族葬の基本的な流れは、一般的な葬儀と大きく変わりません。

参列者の人数が少ない分、全体の所要時間が短縮できる等の違いはあるものの、大まかな流れは同じです。


そんな家族葬には、故人や遺族の希望に沿った葬儀がしやすいという特徴があります。参列者が限られているからこそ、一般的な形式や周囲の目にとらわれることのない「自分たちらしい葬儀」を行いやすいのです。

そこで当記事では、家族葬の流れはもちろん、喪主・遺族としてやるべきこと、考えていく上で大切な3つのポイントについても解説します。

1.故人の遺志

2.家族の意思

3.地域性や家計の風習

このようなお悩みを解決し、後悔のない葬儀を執り行いましょう。家族葬の流れの中で喪主や遺族がやるべきことについても紹介していますので、葬儀前にしっかりと心構えを作ることにもつながります。

最後までお読みいただき「基本となる家族葬の流れを元に、自分たちらしい温かみのある葬儀」の作り方を理解し、後悔のないお別れに向けて進んでいきましょう。

尚、家族葬の概要については「 家族葬は小規模な葬儀!費用相場や人数・流れや注意点などすべて解説」の記事があります。家族葬を選ぶメリット・デメリットや費用面について具体的に分かりやすく解説しています。

一般的な家族葬3日間の流れ

家族葬は、故人の亡くなった日を含め3日間の日程で行われることが一般的です。

3日といっても、1日目は打ち合わせやご遺体の搬送が主で、2日目に納棺・弔問を受けての通夜・3日目に葬儀・告別式を行います。

日程 主な事柄
1日目 ・葬儀社への連絡

・ご遺体の搬送

・葬儀社との打ち合わせ

2日目 ・納棺

・通夜

3日目 ・葬儀、告別式

・火葬

葬儀後

(3日目の後に行う場合もある)

・精進落とし

・初七日法要

現在、葬儀業界において主流とされているスタンダードな流れは上の表の通りです。

1日目に「仮通夜」を行う・火葬を行ってから葬儀をするという地域もありますが、全国的に見るとあまり多くはありません。

3日間の流れについて、日ごとに詳細を解説します。

1日目:ご遺体の搬送・通夜、葬儀の準備


ご臨終が分かったら、素早く葬儀社を決めてご遺体を安置場所に搬送させましょう。

葬儀社と連絡をとり、ご遺体を搬送させこの先のスケジュールを相談します。

葬式の会場や火葬場の空き状況によっては、希望の日取りで予約できない場合もあります。

地域や時期によっては、火葬の予約が取りにくいこともあるでしょう。

また、僧侶をお呼びする際は、僧侶の予定と日取りを合わせることになります。

搬送は、搬送車と呼ばれる寝台車で行われます。自宅に搬送してゆっくりとお別れすることもできますが、衛生面や周囲の目に配慮して葬儀社や斎場の安置室を利用することが一般的です。

また葬儀に向けての話し合いは電話口で行われることが多いです。時間に余裕がある場合は、実際に葬儀場に出向いて話をするのも良いでしょう。

遺体搬送を自家用車で行う方法については「 遺体搬送は自分でしても法律違反でない!知るべき3つのリスクと注意」の記事で解説しています。法律上問題はなく、大型の車であれば可能ですが、リスクや手間がかかるので推奨はされていません。

2日目:納棺~お通夜


通夜が始まる前に「納棺」を行います。納棺とは、ご遺体を清めて思い出の品と共に棺に納める儀式のことで、故人に触れお別れをする大切な時間です。

簡略的に行えば30分程で終わりますが、「湯灌(ゆかん)」や「死化粧」など正式な工程をふむと1時間半?2時間程度かかるでしょう。近年では、葬儀社にお任せするケースも増えています。

納棺が終わると、ご遺体は安置所から葬儀会場に移されます。お通夜は夕方?夜にかけて行うことが一般的で、家で行うことは稀で葬儀場のホールを借りるのが主流です。

通夜+通夜振る舞い(通夜後の食事会)の所要時間は、一般葬で2時間?3時間程度が目安です。家族葬であれば、人数が少ない分焼香の時間が短くなる為、2時間程度で通夜~通夜振る舞いを終えることができるでしょう。

納棺の具体的な流れについては「 納棺とは?意味・流れ・入れるもの・マナーを完全解説!」の記事で解説しています。ご遺体と一緒に入れて良い物・悪い物や服装のマナーなど知っておきたい情報をまとめました。

3日目:葬儀~火葬


3日目は、「葬儀」と「火葬」の2つを行います。所要時間の目安は、葬儀に1時間半~2時間・火葬に1時間と言われています。移動時間距離や火葬にかかる時間に個人差があることなども考慮し、家族葬であっても3時間程度はかかるものと考えておきましょう。

まずは、葬儀場にて葬儀と告別式が行われます。儀式の内容によって2つの名称がありますが、葬儀の後そのままの流れで告別式が執り行われます。

葬儀・告別式が終わると、次は火葬です。「火葬」「骨上げ」「収骨」といった一連の流れを行い、終わり次第解散です。

火葬について詳しくは「 火葬の時間はどれくらいかかる?一般的な火葬の所要時間から火葬の流れ、待ち時間の過ごし方まで完全解説!」の記事もあります。火葬場での手続き方法や火葬場についてからの流れについて詳しくかいせつしています。併せて参考にしてください。

葬儀後

葬儀後にやるべき事柄としては「精進落とし」や「初七日法要」があります。精進落しは、忌明けの区切りとして四十九日後に行うもので、初七日法要とは亡くなった日から7日目に行います。

いずれも、本来は葬儀3日間の流れの中で行う事柄ではありません。しかし、以下のような理由から、2日目や3日目に前倒しで行う人が増えています。

・遠方に住んでいるなど、親族が頻繁に集まりにくい

・忌引き休暇が何日もとれない

・宗教観にこだわらない人が増えてきている

・葬儀の疲れを労うもの、葬儀の区切りとして行うものという意味合いが強まっている

関東では、告別式の中で初七日法要を行い火葬後に精進落としをし、関西では火葬後に初七日法要→精進落としという流れで行うのが一般的です。

初七日法要については「 初七日とは?意味・数え方・お供え・お経・知っておきたい常識とマナー」の記事で詳しく解説しています。法要の内容や、お布施・香典返しなど、喪主や遺族が知っておくべき内容をわかりやすくまとめています。

通夜を省略した「1日だけの家族葬(一日葬)」も可能

一般的な家族葬は、ご臨終から3日かけて行うと解説してきましたが、一日葬という形での家族葬も可能です。

一日葬とはお通夜を省略し、「葬式・告別式」のみを行うスタイルの葬儀です。お別れの儀式を実質的に1日終わらせることができるため、体力的・時間的な負担軽減につながります。

一日葬の流れは、家族葬でも家族以外の人を招く場合でも全体のスケジュールや所要時間に大きな違いはありません。

一日葬について詳しくは「 葬儀の1日葬とは?1日で行うお葬式の特徴について」や「 一日葬を選択する前に!知るべき3つのデメリットと4つの注意を解説」の記事があります。

一般的な葬儀との違いや費用・マナーについて分かりやすく解説しています。併せて参考にしてください。

やさしいお葬式」では、お客様のご要望に丁寧にお応えして業界最安値水準で家族葬をご案内しています。

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家族葬の流れと喪主・遺族のやるべきこと

家族葬の中で「喪主」や「遺族(親族)」のやるべきことは多岐にわたります。葬儀社のスタッフによるサポートもありますが、挨拶や心付けのお渡しなど自分たちでやらなければならないこともあります。

日程 主な事柄
1日目 ・葬儀社への連絡+打ち合わせ

・死亡診断書or死亡届けの提出

・火葬許可証の受け取り

・ご遺体の搬送

・親族、友人、会社への連絡

2日目 ・納棺

・通夜(受付、挨拶、僧侶への心付け)

3日目 ・葬儀、告別式(受付、挨拶、僧侶、運転手への心付け)

・出棺(挨拶、遺影・位牌を持つ、棺を運ぶ)

・火葬(火葬許可証の提出、火葬場スタッフへの心付け、埋葬許可証の受け取り)

・引き出物のお渡し

必要なタイミングで対応 ・精進落とし

(店の予約、移動手段の確保、食事前後の挨拶)

・初七日法要

(葬儀社or僧侶との打ち合わせ、挨拶)

・香典返し

スケジュールに沿って、詳細を確認しましょう。

1日目:打ち合わせ・ご遺体の搬送

ご臨終が分かった時から、遺族は慌ただしく動かなくてはなりません。1日目となるこの日は、各方面への連絡や打ち合わせが主となります。

日程 主な事柄
1日目 ・死亡届の提出

・火葬許可証の受け取り

・葬儀社への連絡+打ち合わせ

・ご遺体の搬送

・親族、友人、会社への連絡

死亡届の提出と火葬許可証の受け取り

まずは、医者や警察の発行する「死亡診断書」を元に、役場に出向いて死亡届けを提出します。この際、火葬で必要となる「火葬許可証」が発行されますので、忘れずに受け取りましょう。

火葬許可証について詳しくは「 【火葬許可証】申請手順と注意点から保管・再発行の方法まで徹底解説」の記事があります。

人の死に関係した書類だからこそ厳しいルールに基づいて発行されるため、予め手順や注意点を知っておくと安心です。是非参考にしてください。

葬儀社へ搬送の連絡と打ち合わせ

同時進行で葬儀社に連絡をとり、ご遺体を安置所に運ぶ手配をとります。特に夏場などは、厚さで腐敗が進んでしまうので素早く対応してください。

葬儀社との相談の中で、お通夜・葬儀の日程が決まり次第、葬儀に呼びたい人へ連絡をとりましょう。遠方から来てくれる方がいる場合には、ホテルの手配など寄り添った対応をすることが求められます。

葬儀日程の決め方については「 プロが解説!スムーズな葬式日程を決める為の7つのポイントと注意点」の記事を参考にしてください。友引や大安といった六曜の考え方やスムーズに日程を決める具体的な手順について解説しています。

他にも、火葬後すぐに「初七日法要」や「精進落とし」をするケースも増えています。法要の打ち合わせや精進落としで使うレストランの予約も、喪主や遺族のやるべきことの1つです。

2日目:納棺、お通夜

2日目にあたるこの日は納棺とお通夜が行われ、本格的にお別れの儀式がスタートします。

日程 主な事柄
2日目 ・納棺

・通夜(受付、挨拶、通夜振る舞い前後の挨拶、僧侶への心付け)

納棺

喪主や遺族は、お通夜の前に納棺を行うため早めに式場に出向かなくてはなりません。納棺にかかる時間については、行う内容により変わってくるため葬儀社の案内に従います。

納棺については「 納棺の儀式とは何?儀式の流れで知っておきたいことについて」の記事も参考にしてください。服装や用意するべきものなど、喪主や遺族の知っておくべき内容をまとめています。

通夜

納棺の儀式が終わったら、お通夜の流れや焼香の手順などを葬儀場スタッフと確認します。家族葬の為参列人数は限られますが、受付業務や席案内は必要となるため遺族内で分担してください。

受付開始後は、実際にお通夜が始まるよりも前に着席して弔問客の挨拶に対応します。そのため、葬儀社のスタッフに質問をするのは難しくなります。分からないことがあれば、受付開始前に聞いておきましょう。

お通夜の後には、通夜ぶるまいとして食事が行われます。喪主と遺族も参加し、弔問客を接待します。この際、開始前後には喪主が一言参列への感謝をこめて挨拶するのが一般的です。

僧侶がお帰りになる際には、心付けをお渡しするのを忘れないようにしましょう。

また、お通夜については「 【プロ監修】通夜の疑問を全解消!知るべき時間?流れ・マナーの全て」の記事があります。開始から終了までの具体的な流れから、服装・髪型のマナーまで、参列に必要な知識をすべて解説しています。

自信を持ってお通夜に望むため、是非参考にしてください。

3日目:葬儀、告別式、火葬

ご臨終から数えて3日目にあたる日は、「葬儀」「告別式」「火葬」とやるべきことが多く慌ただしい1日となります。1つ1つの事柄でやるべきこと・気を配るポイントをおさえて上手に立ち振る舞いましょう。

日程 主な事柄
3日目 ・葬儀、告別式(受付、挨拶、僧侶、運転手への心付け)

・出棺(挨拶、遺影・位牌を持つ、棺を運ぶ)

・火葬(火葬許可証の提出、火葬場スタッフへの心付け、埋葬許可証の受け取り)

・引き出物のお渡し

葬儀、告別式

喪主と遺族は開始の1時間前には式場に到着してください。葬儀場の担当者と1日の流れを確認し、受付や控室での接待など役割を決め動きましょう。

葬儀では、会葬者1人1人の対応に丁寧に対応します。故人との関係性に関わらず、どの弔問者にも平等に会葬の御礼を伝えましょう。また、儀式の中で喪主の挨拶の場が設けられます。

葬儀・告別式のルールについては「 今更聞けない葬儀・告別式のマナーと費用を地域別に徹底解説!」の記事を参考にしてください。地域によって異なる風習やしきたりについて分かりやすく解説しています。大切な場で恥をかかないよう事前に学んでおきましょう。

葬儀場~火葬場

火葬場までの移動時にも「出棺の挨拶」として喪主が一言挨拶をします。喪主が位牌を持ち、遺族は遺影を持ってそのまま霊柩車で火葬場まで移動します。

一般葬儀では、葬儀場から火葬場までの移動には、マイクロバスが用意されることが多いです。しかし、家族葬では参列者が少ないため「各々の車で移動」という形にしてバスの手配料を節約するケースも少なくありません。

マイクロバスを手配しない場合には、車がない方の乗り合わせや火葬場までの道案内など、気を配った対応が求められます。

また、霊柩車の運転手経の心付けのお渡しも忘れずに行いましょう。

心付けの具体的な金額やマナーについては「 葬儀・葬式の心付けとは?火葬場や霊柩車の運転手などに渡していた心付けについて」の記事を参考にしてください。渡すべきかどうか迷った時の考え方のコツなど、ためになる情報をまとめています。

火葬場にて

火葬場に着いたら、「火葬許可証」を提出します。これがないと、火葬ができないので忘れずに持参してください。また、係員への心付けとして5千円程度包むのが一般的です。忘れずにお渡しできるよう、予め用意しておき渡す人も決めておくとよいでしょう。

火葬後に骨上げなどの儀式を終えた後は、参列者に引き出物をお渡しします。

骨壺と一緒に「埋葬許可証」が発行されます。骨を埋葬する際に必要となるので、大切に保管してください。

埋葬許可証について詳しくは「 埋葬許可証の意味とは?発行から提出までの流れや紛失時の対処法を解説」の記事を参考にしてください。正確な意味での埋葬許可証というものを理解するために役立つ内容をまとめました。

必要なタイミングで対応:精進落とし・初七日法要・香典返し

どのようなスケジュールを組むかによって執り行う日程が異なりますが、「精進落とし」「初七日法要」「香典返し」にてやるべきことを解説します。

日程 主な事柄
必要なタイミングで対応 ・精進落とし

(店の予約、移動手段の確保、食事前後の挨拶)

・初七日法要

(葬儀社or僧侶との打ち合わせ、挨拶)

・香典返し

精進落としは、お店の予約から移動手段の確保まで喪主や遺族が行います。近年では、精進料理と呼ばれる肉や魚を含まない料理に強くこだわる必要はありません。皆が美味しく食べられることを意識してお店を選びましょう。

葬儀社に手配を依頼し、葬儀場でお弁当形式になった食事を取り精進落としをすることもできます。「精進落とし」について詳しくは、「 精進落としの疑問を全解説!意味と出すべき料理~喪主の挨拶とマナー」の記事があります。

喪主がやるべき挨拶や献杯の合図など、知っておくべきマナーを具体例を交えて分かりやすく解説しています。

また「初七日法要」を行う場合には、葬儀社や僧侶との打ち合わせや前後の挨拶を行いましょう。法要の詳しい内容については「 初七日とは?意味・数え方・お供え・お経・知っておきたい常識とマナー」の記事があります。

葬儀後落ち着いたタイミングで、「香典返し」についても検討を進めなくてはなりません。

火葬後にお渡ししている引き出物と香典返しは別物です。一般的には、香典返しは四十九日法要後1ヶ月以内を目安に行いましょう。

香典返しのマナーについては「 香典返しのマナーを完全解説!相場・時期・挨拶状・例文・品物も紹介!」の記事を参考にしてください。おすすめの品物や挨拶状の書き方など、役立つ情報をまとめています。

家族葬の流れを決めるポイント3つ

家族葬は、参列者が限定的で故人と近しい人だけで行う小規模な葬儀です。

「一般的な葬儀の流れ」にとらわれ過ぎる必要はありません。自分たち家族が希望する無理のない流れで葬儀を行いましょう。

家族葬の流れを決める上で大切にするべきポイントは「特に重要なもの」から順に、下記の通りです。

1.故人の遺志

故人は、どのような規模・形式の葬儀を望んでいたのか?

2.家族の意思

家族にとって無理のない日程・予算の葬儀とはどのようなものか?

3.地域性や家計の風習

地域ごとの風習や家柄による仕来りなど、受け継いでいくべきものはあるか?

これらを踏まえて、葬儀社に希望を伝え「自分たちらしい葬儀」「後悔のない葬儀」を作っていきましょう。3つのポイントを組み込んだ葬儀にする為には、下記2つを意識するだけで大丈夫です。

1.家族葬の流れに明確な決まりはない

2.基本となる流れに希望を組みこむ

具体的な考え方を、詳しく解説します。

家族葬の流れに明確な決まりはない

家族葬は配偶者、子、孫など近しい人だけで行うため必要以上に世間体を気にする必要はありません。

参列者の年齢や持病・体調などにも配慮して、タイトすぎないスケジュールを組み、無理のない流れで葬儀を進めていきましょう。

葬儀社側としても、故人の遺志や家族の意思を汲んだ流れで葬儀を執り行うことは珍しいことではありません。大切なのは、故人を偲ぶ気持ちです。

基本となる流れに希望を組みこむ

基本となる流れに「故人や家族の希望」を組みこみ、自分たちらしい家族葬に仕上げていきましょう。具体的なカスタマイズの例をまとめてみました。

・家族団らんが好きだった故人のために、厳かな雰囲気ではなくアットホームでお別れ式のような葬儀にしたいと思った。明るい雰囲気の曲を流して宗教儀式は控えめに、会食等に時間を割くようにした。

・「堅苦しい儀式は生に合わない」と言っていた故人の意見を汲んで、通夜は行わず葬儀・告別式のみを簡易的に行った。葬儀会場も、ホールというよりも部屋のような温かみのある場所でできる葬儀社を選んだ。

・信仰心が強かった祖母のために、葬儀社さんが提案するプランよりも手厚く段取りを踏んだ弔いの儀式を行った。お坊さんも、祖母が生前から懇意にしている方をお呼びして、丁寧に対応していただいた。

・普通のお葬式では断られるかもしれないが、家族だけということもあり、故人の好きだった歌を流し歌う場を設けてもらった。明るい気持ちで弔いができて、家族皆満足のいく葬儀になったと思う。

ご臨終から通夜・葬儀までは時間が慌ただしく過ぎていきます。葬儀の流れを決める以外にもやらなければならない事は多く、1からすべてカスタマイズしていくのは大変でしょう。

一般的な家族葬3日間の流れ」で紹介した、基本的な流れをベースに取捨選択しながら決めていくのがおすすめです。「やりたいもの」「やらなくてもいいと思うもの」「基本的な流れ以外に取り入れたい事」を考えましょう。

家族葬の流れを決める上で大切にするべき「故人の意思」「家族の意思」「地域性や家計の風習」を上手に組み込んで、心に残る温かい葬儀にしてください。

やさしいお葬式」では、お客様のご要望に丁寧にお応えして業界最安値水準で家族葬をご案内しています。

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家族葬の流れに関するよくある3つの質問

家族葬の流れに関するよくある質問をQ&A方式で紹介します。

質問 答え
1.家族葬は流れによって費用は変わる? 参列者の人数や儀式が多くなるほど、費用はかかる傾向にありますが、具体的な金額は葬儀社に確認しましょう。
2.通夜無しの家族葬はできる? はい。多くの葬儀社から、通夜なしの1日葬プランの家族葬が提供されています。
3.葬儀の中で、葬儀社の人はどこまでフォローしてくれる? 通夜・葬儀・告別式が円滑に進むよう葬儀社のスタッフが働いてくれます。ただし喪主や遺族でないとできないこともあります。

それぞれの内容について詳しく確認しましょう。

家族葬は流れによって費用は変わる?

家族葬に限った話ではありませんが、基本的にはやることが多くなるほど費用はかかる傾向にあります。

葬式の種類 概要 プラン費用の相場
家族葬 遺族と親族のみで通夜・葬式を行う

50万円

一日葬 通夜と葬式を分けず、1日で完結させる

44万円

直葬 通夜や葬式は行わず、必要最低限の内容のみをお別れの儀式として行う

18万円

※各項目をクリックすると詳細記事が開きますので、合わせてご参考ください。

近年では、需要の多いプランをパッケージ化して提供している葬儀社も見受けられます。

パック化されているものは、自分で一からカスタマイズするよりも安価で多くのことができる場合もあります。

葬儀社を選ぶ際は、予め自分の希望を決めたうえで複数社に問い合わせをして相見積もりを取って決めましょう。

具体的な金額は、葬儀社によって異なるため、プラン内容だけでなく金額についてもしっかりと比較することが大切です。

通夜無しの家族葬はできる?

お通夜を行わず、「葬儀・告別式」と「火葬」のみを1日で終わらせるスタイルを「1日葬」と呼びます。1日葬スタイルの家族葬は、近年需要が高まっている葬儀形式の1つです。

特徴
・葬式、告別式のみを行う

・通夜は行わない

費用相場 44万円
メリット ・1日で葬式が終わるので、体力的・時間的な負担が少ない

・費用を抑えて葬儀ができる

デメリット ・儀式を簡略化することへの理解が得られない場合もある

・心の整理が付かないまま火葬となってしまうことも

【1日葬が向いている方】

・親族が遠方から集まるなど、時間的に余裕がない方

・高齢の親族が多い場合など、体力的に2日間の開催が厳しい場合

・価格を抑えながらも、ある程度の儀式は行いたい方

一日葬の詳しい内容は「 【一日葬の流れとタイムスケジュール】後悔を避ける為の2つの注意点」にて紹介しています。一日葬を選ぶべきなのはどのような方なのか・選ぶ際に配慮するべき点など分かりやすく解説しており、検討の参考になるでしょう。

葬儀の中で、葬儀社の人はどこまでフォローしてくれる?

通夜・葬儀・告別式に慣れている人というのは少数です。葬儀社のスタッフもそれを分かっているので、丁寧な説明や手厚いサポートをしてくれるでしょう。

しかし、葬儀社のスタッフが手伝えない「喪主や遺族がやらなければならないこと」というのも一定数ありますので、全て丸投げでお任せというのはできません。

葬儀社のできること 喪主・遺族でないとできないこと
・ご遺体の搬送と安置

・死亡届の提出代行

・葬式会場の手配

・火葬場への問い合わせ、手配

・遺影の準備

・会場の準備

・通夜、葬儀の運営

・死亡届の記入

・葬儀社、葬儀の流れの決定

・参列者を決める

・親戚、故人の友人等への連絡

・儀式内での挨拶

・遺影写真の提供

喪主と家族のやるべきことで大切なのは「物事を決定すること」です。これは、葬儀社にお任せすることはできません。また、要所要所での挨拶も非常に重要となります。

一方、葬儀社のできることは「家族の決定をサポート」することです。経験とノウハウを生かしたアドバイスや提案をし、大切なお別れの儀式を素敵な時間にするために動いてくれるでしょう。

まとめ

当記事では、一般的な家族葬の流れや喪主・遺族のやるべきことについて解説しました。

「家族葬の流れ」は、一般葬と変わりません。しかし、家族や親しい人だけの限られた人数で行うからこそ、故人や遺族の意思に沿った自分たちらしい葬儀にカスタマイズしやすいという特徴があります。

【家族葬の一般的な流れ】

日程 主な事柄 目安所要時間
1日目

(死亡日当日)

・葬儀社への連絡

・ご遺体の搬送

・葬儀社との打ち合わせ

2~3時間
2日目 ・納棺

・通夜

3時間
3日目 ・葬儀、告別式

・火葬

・精進落とし

・初七日法要

3時間~半日

【家族葬の流れを考える上で大切にしたいポイント】

1.故人の遺志
故人は、どのような規模・形式の葬儀を望んでいたのか?
2.家族の意思
家族にとって無理のない日程・予算の葬儀とはどのようなものか?
3.地域性や家計の風習
地域ごとの風習や家柄による仕来りなど、受け継いでいくべきものはあるか?

3日間という日程や一般的な流れに強くとらわれすぎることなく、親族や親しい友人の体力や体調、居住地域などを考慮して柔軟に対応しましょう。

葬儀は、残された家族が心の整理をし、故人を送り出す大切な時間です。満足できる温かいお別れができるよう、慎重に検討を進めることが推奨されます。

やさしいお葬式」では、お客様のご要望に丁寧にお応えして業界最安値水準で家族葬をご案内しています。

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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

プロフィール

運営会社

会社概要

会社名 LDT株式会社
Life Design Technologies co.,Ltd


https://le-tech.jp/
資本金 11,930万円(資本準備金含む)
代表取締役 白石 和也
設立 2019年9月
所在地 〒105-0004
東京都港区新橋5丁目23-10片山ビル6階
TEL:0120-538-175
FAX:03-6800-5820
事業内容 AgeTech(エイジテック)プラットフォーム事業
AgeTech(エイジテック)関連のソフトウェア開発・提供事業
AgeTech(エイジテック)関連のコンサルティング事業

企業理念

ライフエンディング(葬儀)の後悔をなくす

私たちは超高齢社会に適した情報インフラとサービスインフラを構築することにより、人々のQOLの向上に寄与し、社会に貢献し続けます。

やさしいお葬式

「丁寧なお葬式を適正価格で」

私たちは後悔のない終活の
サポートに全力を注ぎます。

私たちはお客様がご納得いただける
まで真摯に向き合います。

私たちはお客様の「ありがとう」を
仕事のやりがいにします

私たちは誰もが知っていて誰もが
使いやすく誰もがなくては困る
そんなサービスを提供し続けます

私たちはこの仕事に誇りを持っています

やさしいお葬式監修

葬祭ディレクターとして10年以上培った経験を活かし、多様化する価値観の中でご相談者様にとって
どのようなご葬儀を選択することがよいのかを丁寧にヒアリングさせていただき、ご提案いたします。

お葬式セミナー講師
エンディングコンサルタント
栗本 喬一(くりもときょういち)
1977年 東京生まれ(名古屋育ち)
略歴
母の死をきっかけに葬儀業界に興味を持ち、大学卒業後、大手葬儀社へ入社、家族葬から大規模葬儀まで、幅広くお葬式を葬儀担当者(セレモニーディレクター)として活躍。その後、葬儀会館の店長、新規開拓を歴任。お客様からの「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとし、これまでに10年以上、5,000件以上の葬儀現場に立ち会う。
資格等
株式会社GSI グリーフサポート アドバンスコース修了。