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膵臓癌ステージ4と余命|終活のプロが伝える4大不安の解消法を紹介

「膵臓(すいぞう)癌ステージ4で余命3か月と宣告され、不安で仕方がない」

「これから、なにをどう行動すれば良いのか分からない…」

「自分と家族のためにできることはある?」

膵臓癌とは、発症しても症状が出にくく、早期発見や治療が難しい癌として知られ、たとえ診断ができたとしても手術できる患者は約20%程度で、再発率も他の癌よりも高い傾向にあります。

また、女性よりも男性の方が発症率が高く、特に60歳以降から発症率が高まるため、現代の高齢者社会に伴い、さらに増加するでしょう。

情報引用元:一般社団法人 日本肝胆膵外科学会|膵臓がん

ステージ4と余命を宣告されると、「末期がん」というイメージを抱く方が多いですが、あくまで膵臓から離れた場所に転移している状態であるだけで、治療によって余命は変化し、医師に告げたれた余命以上生きる方も多くいます

実際に「がんになっても|皆さんからの体験談」より、4年前に膵臓癌ステージ4で手術不可能と宣告されたにも関わらず、奇跡的に手術を行い、3か月ごとに通院しているものの、現在も再発はしていないという方もいるのです。

本記事では、癌を宣告された方が必ず抱える「癌への不安」「治療費への不安」「家族への不安」「自分への不安」といった4大不安を解消するために、以下の4つのことを順番に解説していきます。

  1. 1.膵臓癌に限らず、癌患者が抱える心の問題を解消する方法
  2. 2.膵臓癌治療にかかる高額な医療費を軽減8つの制度
  3. 3.膵臓癌ステージ4で余命宣告されても家族を守る方法2つ
  4. 4.万が一の時に自分が後悔しないための行動3つ

老後を謳歌した方であっても、命と向き合うことは非常に難しいことです。突然癌と余命を宣告されたら、なおさら向き合うことは難しいでしょう。

しかし、上記の方法や制度を知っておけば、気持ちの整理や不安を緩和させることにも繋がりますので、ぜひ最後まで読了ください。

膵臓癌ステージ4で余命宣告されても年齢で左右されない

膵臓癌ステージ4で余命宣告をされたとしても、高齢などの理由で、余命や治療法が左右されることはありません。

そもそも、余命とは医師が様々な統計や経験を元に予測して告げています。余命を気にしないということは難しいですが、あくまで目安と考え、病気と向き合いながら治療に向き合うことが大切です。

また、現代の高齢者の定義である65歳以上の方ですが、身体が健康な方は大勢いますし、手術可能と判断されれば、原則治療を勧められます。

しかし、以下の症状を抱える方は例外となりますので、担当医としっかりと話し合ってください。

  • ・持病がある
  • ・身体的に衰えを感じている
  • ・認知症といった精神疾患がある
  • ・複数の薬を飲んでいる

膵臓癌とは

膵臓とは、胃の後ろにある左右に伸びた細長い臓器のことで、一般的に膵臓癌と呼ばれるものは膵管の細胞にできた癌のことを指します。

発症しても症状が出にくく、早期発見や治療が難しい癌として知られ、進行してくると腹痛や食欲不全、お腹が張るような感じであったり、黄疸、腰や背中に痛みが起こったりします。

主に60歳以降の男性に多く、40人に1人に膵臓癌にかかるとされ、診断されたとして手術できる患者は20%程度しかいない難しい病気です。

情報引用元:一般社団法人 日本肝胆膵外科学会|膵臓がん

生存率

以下の表からステージⅣでの症例数が多いため、膵臓癌の早期発見が難しいことが分かります。また、ステージⅣでの生存率は極めて低いですが、手術を行えば5年生存率は約10%まで上昇するのです。

上記で紹介した通り、手術症例数自体全体の約20%と少ないです。しかし、手術以外にも薬物療法や放射線治療といった治療法がありますので、医師と相談しながら決めていってください。

2011年~2013年全がん協5年相対生存率の診断症例

膵臓癌 症例数 実測生存率
ステージⅠ 407人 46.1%
ステージⅡ 1,608人 20.1%
ステージⅢ 928人 6.4%
ステージⅣ 3057人 1.8%

情報引用元:全がん協部位別臨床病期別5年相対生存率 (2011-2013年診断症例)

2011年~2013年全がん協5年相対生存率の手術症例

膵臓癌 症例数 実測生存率
ステージⅠ 313人 52.7%
ステージⅡ 1,206人 25.0%
ステージⅢ 180人 21.0%
ステージⅣ 168人 10.9%

情報引用元:全がん協部位別臨床病期別5年相対生存率(2011-2013年手術症例)

ステージや治療法について詳しい情報が知りたい場合は、「がん情報サービス|膵臓がん 治療」をご参照ください。

膵臓癌に限らず、癌患者が抱える心の問題を解消する方法

膵臓癌に限らず、癌患者は主に以下のような4大不安を抱えていることがほとんどです。

癌への不安 悪化、転移、必ず完治する保証がない病気の恐怖、今の治療が最善なのかといった不安
治療費への不安 癌の治療は高額と聞くが、今後の生活もあるのにどうするのかという不安
家族への不安 自分に万が一のことが起こった時、家族がどうなってしまうのか、本当に大丈夫なのかといった不安
自分への不安 明日死ぬかもしれないという恐怖や余生をどう過ごすべきなのか、最後の瞬間に後悔したくないという不安

ここでは、まずは自分の現状とどのように向き合っていけばいいか解消するために、以下の項目を順番に紹介していきます。

周囲から意見をうまく取り入れられない方は、ぜひ参考にしてみてください。

  1. セカンドオピニオンを受ける
  2. 同士を見つける

セカンドオピニオンを受ける

セカンドオピニオンとは、現在かかっている医療機関とは全く異なる医療機関に、「第2の意見」を求めることをいいます。

まず、セカンドオピニオンと聞くと、「転院」を思い浮かべる方もいますが、治療は現在の担当医の元で受ける事実は変わりません。

癌の診断や治療は、自分だけではなく家族も納得して受けなければ、病に勝つことは難しくなります。そんな時こそ、必ずセカンドオピニオンを受けてください。

病院側は現時点で最も効果があるとされる、安全性にも確立した一番いい治療を勧めるため、病院や医師によって意見が大きく異なることは少ないです。

しかし、同じ意見であっても、他方面から意見を聞くことで、病気や治療への理解が深まり、納得して治療に臨めるでしょう。

セカンドオピニオンを行っている病院は、以下より参考にしてください。

  1. 1.がん相談支援センター

    0570-02-3410または03-6706-7797(平日10時~15時土日・祝日除く)

    がん診療連携拠点病院や小児がん拠点病院、地域がん診療病院といった病院の紹介や相談といった、癌に関する相談の窓口

    1. 2.国立がん研究センター 東病院

      04-7134-6991(平日8:30~16:30)

      対面とオンラインが選べ、費用はどちらも30分33,000円~

セカンドオピニオンにはやり方があり、正しい方法を理解しておけばスムーズにセカンドオピニオンを受けられます。詳しくは「セカンドオピニオンの”正しい”やり方!3つのポイントと6つの注意」を参考にしてください。

同士を見つける

癌と宣告され、精神的に不安定になる人は少なくありません。そうした場合、担当医は治療などの話し合いを行いながら、心の専門家(心理士など)を紹介することもあります。

しかし、心の専門家であっても癌と宣告された方は、思うように意見を受け入れられない可能性もあるでしょう。

心の問題は非常に難しいため、まずは焦らず、同じ境遇の方を見つけるところから始めてください。

同じ膵臓癌と診断された方が、どんな治療を受けていて、どんな心境なのか、どんな思いで日々を生きているかを知れるだけでも、「自分も同じように頑張ろう」と思えるでしょう。

以下、膵臓癌と診断された方々の声やブログを3件紹介しますので、ぜひ一度読んでみてください。

  1. 1.がんになっても|皆さんからの体験談|全てのがん種

    ブログではありませんが、癌と診断された方々の生の声を検索することができます。患者本人や家族目線といった風に分かるようになっているので、同じ境遇の方に出会えるかもしれません。

    1. 2.すい臓がんと闘うひとりもののブログ

      2018年膵臓癌ステージⅢと56歳の時に診断された方で、現在も再発していないそうで、細かく経過をまとめているので、非常に参考になるブログです。

      1. 3.☆膵臓癌ステージ4 koyoriママの闘病の記録☆

        2021年9月に膵臓癌ステージⅣと診断された女性の方で、闘病記録を書かれていたり、日々の生活を綴っていたり、日々を楽しまれている方なので、勇気を貰えるブログです。

膵臓癌治療にかかる高額な医療費を軽減8つの制度

癌の治療は高額です。癌のステージや部位によっ様々で、月7万円以上かかり、先進医療を選択すれば、1回の治療で300万円以上かかることもあります。

人によっては治療費が払えないため、治療を断念する方も少なくありません。しかし、以下の制度を知れば、医療費の心配はなくなります。

また保険に加入している場合は、生前に保険金を貰える可能性もあるのです。以下の順番に紹介していきますので、参考にしてください。

  1. 事前に申請可能な制度
  2. 事後に申請可能な制度
  3. 保険会社で利用できる特約

申請可能な制度一覧

※公的医療保険:健康保険組合、協会けんぽ、国民健康保険、共済組合などのこと

事前に申請可能な制度
制度 申請可能な方
1.限度額認定証

医療費が高額になる場合、予め公的医療保険に認定証を交付してもらい、医療機関の窓口で提示しておくと支払いが軽減される制度。

申請場所:公的医療保険(※)

医療費が高額になると分かっている方
2.高額療養貸付制度

医療費の支払い困難である場合、高額療養費が払い戻されるまでの間、還付金の8〜9割程度を無利子で借りられる制度。

申請場所:公的医療保険(※)

医療費の支払いが困難な状況である方

 

事後に申請可能な制度
制度 申請可能な方
3.高額療養費制度

1か月で支払った医療費が高額な場合、収入や年齢に応じて、後から支払った医療費の一部が払い戻される制度。

上限などについては、厚生労働省|高額療養費制度を利用される皆さまへを参照。

申請場所:公的医療保険(※)

参考記事:知らないと損!高額療養費を『確実』に受け取るポイントと計算方法

69歳未満の方は21,000円以上の支払いがあった場合で、70歳以上の方はは全部の自己負担額の合計が21,000円以上である場合
4.医療費控除

毎年行われる確定申告時に、医療費だけではなく、ドラッグストアなどで購入した医薬品、寝たきりの人のおむつ代を含めて一部還付を受けられる。

申請場所:税務署

年間の医療費合計が10万円以上の方

※別の医療保険の給付金を受けた場合、その分は控除対象から差し引かれて還付される。

5.傷病手当金

加入者本人が病気や怪我で4日以上仕事を休んだ場合、1日給与の3分の2程度を最長1年6か月間補償する制度。

申請場所:公的医療保険

仕事を休職せざる負えない方
6.障害年金

病気や怪我によって、日常生活に支障が出た時に受けられる制度で、医師による診断書が必要。

申請場所:年金事務所か役所の国民年金担当窓口

病気で生活や仕事などが制限されてしまった方

 

保険会社で利用できる特約
制度 利用可能な方
7.先進医療特約

厚生労働大臣が認可した先進医療を受けた時に、特約の上限内で保証される特約。保険会社によっては、かかった費用が全額給付される場合もある。

申請場所:加入している保険会社

先進医療を受けた、または受けたい方
8.リビング・ニーズ特約

余命6か月以内と診断された時に、死亡保険金の一部または全部を生前に受け取れる特約で、仮に余命よりも長く生きたとしても返金不要。

申請場所:加入している保険会社

余命6か月以内と宣告された方

※余命期間は保険会社によって多少前後する

膵臓癌ステージ4で余命宣告されても家族を守る方法2つ

余命宣告されて、今後自分に万が一のことが起こった時、家族を守るために以下の2つの方法を行っておくといいです。

  1. 1.エンディングノートの作成
  2. 2.遺言書作成

「そんなものはまだだろう」と考えてしまう方もいますが、癌患者の方々に限らず、健康な方にもおすすめしています。

なぜかというと、「人生何があるか分からない」からです。上記2つを残しておけば、家族が、あなたにもしものことがあった時に狼狽えることなく対応でき、遺産相続問題といったトラブルに巻き込まれる心配がなくなります。

書くべき順番に紹介しますので、大切な人が困らないように、しっかり準備を行っておきましょう。

エンディングノートの作成

エンディングノートは、終活をするためにこれまでの人生や自分の考え、家族に伝えたい気持ちなどをまとめて、残す目的で書いていきます。

手紙や普通の大学ノートなど、自分が書きやすいものを利用するといいでしょう。また、遺言書に比べて法的効力がないので、気軽に書けるのが利点です。

家族に自分の思いを託したり、今後の延命処置などのこと、財産、個人情報などを記載したりすれば、家族への負担も軽減されるので、記しておくといいでしょう。

以下、エンディングノートに記載しておきたい項目を重要な順番に7つ挙げていきます。

  1. 1.自分の情報

    名前、生年月日、住所(本籍地)、血液型、家族構成、個人情報(運転免許証や保険証、マイナンバー、パスポート、年金など)

    1. 2.財産について

      相続遺産となる物(預金や有価証券、クレジットカード、不動産、貴金属など)、住宅ローンなどの負債、遺言書の保管場所、作成相談した弁護士の連絡先、実印、通帳の場所など

      1. 3.契約状況

        携帯電話、契約している保険会社と担当者名、電気、ガス、水道、SNSなどのデジタル情報のIDとパスワードなど

        1. 4.兄弟関係や友人の連絡先

          自分の兄弟関係など親族や連絡をしてほしい友人の住所と電話番号など

          1. 5.医療に関すること

            延命措置などを行うか、どういった治療をしてほしいかなど

            今後癌が進行し、意思疎通ができなくなった場合、家族が延命措置などの判断を迫られるため、事前に決めておくと家族の精神的負担を軽減できる

            1. 6.葬儀やお墓

              生前予約をした場合は、契約した葬儀社の社名や連絡先、担当者を書き、規模や呼んでほしい人の連絡先、遺影、お墓について菩提寺の有無、納骨場所など

  1. 7.ペットのこと(ペットがいる場合のみ)

    飼育の状況、加入保険、かかりつけの獣医、餌、自分の死後にどうしてほしいかなど

上記だけではなかなか書き出せないでしょう。「エンディングノートは難しくない!スラスラと書ける5つのポイント!」では、書き方のポイントやエンディングノートが書けるサービスを紹介していますので、参考にしてください。

遺言書作成

エンディングノートで財産や負債の確認ができたら、法的効力がある遺言書を作成してください。遺言書とは、自分の死後に財産の分け方を書き記したものです。

渡したい人に財産を譲れるようになるので、親族間での相続問題に発展しにくくなります

さらに、遺言書には自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言の3種類ありますが、今回は多くの方が選択される「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」の2種類について紹介します。

自筆証書遺言 費用:0円

※遺言書保管制度を利用する場合、手数料3,900円

内容
  • ・内容確認はされないため、不備があった場合無効となる
  • ・本人の自筆のみ(代筆は不可)
  • ・遺言書に日付・署名・押印(できれば実印)が必須
  • ・保管制度を利用する場合、本人が必ず行かなければいけない

 

公正証書遺言 費用:2万円~5万円

※財産価格によって手数料は変動

内容
  • ・公証役場の公証人に内容を伝え作成してもらう
  • ・不備による遺言書の無効といったトラブルがない
  • ・作成までに最低2~3週間程度かかる
  • ・文字が書けなくても遺言が可能

近年、相続のトラブルを避けるため、公正証書遺言で残す方が増えています。費用はかかりますが、万が一のことを考えると非常に安心なので、おすすめです。

情報引用元:日本公証人連合会|令和元年(平成31年)の遺言公正証書作成件数について

公正証書遺言を作成したい方は、以下のサイトから探せます。また、公証役場に出向けない場合、行政書士に依頼するとスムーズです。

遺言書を書くことは非常に難しいですが、「【文例付き】相続プロが教える!有効な遺言書の書き方完全マニュアル」では、例文付きで書き方を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

万が一の時に自分が後悔しないための行動3つ

自分自身が余生を後悔なく過ごすために、以下の順番に3つの行動をしてください。

  1. 1.身の回りの物を整理する
  2. 2.やりたいことをリスト化する
  3. 3.葬儀や墓の希望や生前予約を考える

家族がいると、つい自分のことを後回しに考えていたり、独身であっても今まで好きに生きてきたので「大丈夫」と考えていたりすると、死を目前にした時に後悔する方が多くいます。

自分を見つめ直すきっかけにもなりますので、騙されたと思ってやってみましょう。

身の回りの物を整理する

まずは、万が一の時に備えて、身の回りの整理をする「生前整理」を行います。エンディングノートでお話したのは、あくまで財産に関することです。ここでは身の回りの思い出となるような物を指します。

多くの方が家族が亡くなって困ることが遺品整理です。近年では、家を出て自身で自宅を購入していて、実家を継ぐことを考えていない方が多くなっています。

自分にとっては大切なものであっても、他の方にとっては使えない物になる場合がありますので、今から「断捨離」をして物を減らすようにしていきましょう。

さらに、「デジタル遺品」も同様です。パソコンやスマートフォンに保存しているデータは、予め整理しておいてください。見られてはマズイものなどを事前に処分をしておくと自分にとっても思い出を見返しながら、気持ちの整理にも繋がります。

ただし、デジタル遺品は近年多くの問題を抱え、相続人を悩ませています。知らないと大きなトラブルにも発展しますので、「デジタル遺品の落とし穴!相続問題に発展する4つの問題と対策を解説」を合わせてご参照ください。

やりたいことをリスト化する

まずは、やりたいことを100個書き出します。リストを作れば、「何をやりたいのか」「何を夢見ているのか」が分かり、気持ちの整理だけではなく、生きる意欲にも繋がるのです。

100個書き出すためのポイント3つ

  1. 1.実現できるかどうかは考えずに、やりたいことをそのまま書く
  2. 2.「美味しい物が食べたい」ではなく「〇〇のケーキが食べたい」と具体的に書く
  3. 3.リストが完成したら、定期的に確認して、目標を意識する

ポイントを抑えたら、実際に書き始めます。リストの作り方は非常に簡単で、ノートなどの紙に箇条書きに書き出していきましょう。

【参考例】

  • ・〇〇のケーキが食べたい
  • ・自由の女神を実際に見たい
  • ・京都の清水寺に行きたい
  • ・ボルダリングをしたい
  • ・ホットヨガをしたい など

文字にすることで、記憶に残りやすく、達成したい意欲が湧いてきます。また、1日で完成させようとせずに、1週間程度かけて作成していくといいでしょう。実際に医療現場で活用されているところもありますので、ぜひ実践してみてください。

葬儀や墓の希望や生前予約を考える

葬儀の「生前予約」とは、自分が存命中に葬儀の施行を葬儀会社に予約しておくことをいいます。あくまで、葬儀を予約した葬儀会社に任せることなので、日程確定済みの予約ではありません。

メリット デメリット
  • ・自分が納得できる葬儀にできる
  • ・身寄りがなくても安心
  • ・費用を把握できる
  • ・家族の負担を軽減できる
  • ・家族が知らないと実行不可
  • ・家族と意見が食い違う可能性がある
  • ・前払いのリスクがある
  • ・家族に反対される可能性がある

生前予約は、自分の思いを改めて見つめ直すきっかけにもなります。しかし、まだまだ浸透していないため、家族から反対されるケースも少なくありません

家族としっかりと話し合い、生前予約と一緒に葬儀費用信託サービスを提供している葬儀社も検討しましょう。葬儀費用信託とは、葬儀にかかる費用を金融機関または弁護士に預けておけるサービスです。

たとえ葬儀会社が倒産したとしても、お金が返金されるので非常に安心できます。さらに、生前予約した場合でも、ある程度予備費用も用意しておくといいでしょう。

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まとめ【膵臓癌ステージ4余命宣告されても向き合う心が大切】

膵臓癌は発症しても症状が出にくく、早期発見や治療が難しい癌として知られています。

たとえ診断ができたとしても手術できる患者は20%程度で、再発率も他の癌よりも高い傾向にあるとされているのです。

情報引用元:一般社団法人 日本肝胆膵外科学会|膵臓がん

そこで今回、癌を宣告された方が必ず抱える「癌への不安」「治療費への不安」「家族への不安」「自分への不安」といった、4大不安を解消するために以下の方法を紹介しました。

  1. 1.膵臓癌に限らず、癌患者が抱える心の問題を解消する方法
  2. ・セカンドオピニオンを受ける

    違う医療機関で第2の意見を求め、診断結果や癌への知識を得て、自分が納得できるようにする。

    • ・同士を見つける

      癌への不安に対して同じ境遇の方を見つけて、共感を得ながら今後の治療や生活に希望を見出す。

      2.膵臓癌治療にかかる高額な医療費を軽減8つの制度
      1. ・限度額認定証
      2. ・高額療養貸付制度
      3. ・高額療養費制度
      4. ・傷病手当金
      5. ・医療費控除
      6. ・障害年金
      7. ・先進医療特約
      8. ・リビング・ニーズ特約

         

        3.膵臓癌ステージ4で余命宣告されても家族を守る方法2つ
        1. ・エンディングノートの作成

          万が一の時に、家族に自分の思いを伝えながら、戸惑うことなく延命治療の選択や相続について把握できる。

          • ・遺言書作成

            法的効力のある遺言書を作成しておけば、親族間でのトラブルがなくなり、自分の遺産を誰に渡すかを明確にできる。

            4.万が一の時に自分が後悔しないための行動3つ
            1. ・身の回りの物を整理する

              事前に整理しておくと、気持ちの整理や思い出を感じられる。

              • ・やりたいことをリスト化する

                100個のやりたいことをリスト化して、自分がやりたかったことや目標を明確化すれば、今後の余生を後悔なく過ごせるようになる。

                • ・葬儀や墓の希望や生前予約を考える

                  自分の意思で葬儀の形などを決めておくと、家族の負担を軽減しながら、自分が思い描く葬儀にできる。

癌と宣告されただけでも、相当なショックで今後のことを考えられないかもしれません。しかし、治療方法の選択や医療費、相続、葬儀など余命宣告されても、やらなければいけないことはたくさんあるのです。

医師であっても、残された時間は明確には分かりません。しかし、上記のことを行えば、手続きのみならず、後悔しないための行動もできるでしょう。1日1日をよりよい時間を過ごすために、納得のいく方法を探してみてください。

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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

プロフィール

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運営会社

会社概要

会社名 LDT株式会社
Life Design Technologies co.,Ltd


https://le-tech.jp/
資本金 11,930万円(資本準備金含む)
代表取締役 白石 和也
設立 2019年9月
所在地 〒105-0004
東京都港区新橋5丁目23-10片山ビル6階
TEL:0120-538-175
FAX:03-6800-5820
事業内容 AgeTech(エイジテック)プラットフォーム事業
AgeTech(エイジテック)関連のソフトウェア開発・提供事業
AgeTech(エイジテック)関連のコンサルティング事業

企業理念

ライフエンディング(葬儀)の後悔をなくす

私たちは超高齢社会に適した情報インフラとサービスインフラを構築することにより、人々のQOLの向上に寄与し、社会に貢献し続けます。

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サポートに全力を注ぎます。

私たちはお客様がご納得いただける
まで真摯に向き合います。

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やさしいお葬式監修

葬祭ディレクターとして10年以上培った経験を活かし、多様化する価値観の中でご相談者様にとって
どのようなご葬儀を選択することがよいのかを丁寧にヒアリングさせていただき、ご提案いたします。

お葬式セミナー講師
エンディングコンサルタント
栗本 喬一(くりもときょういち)
1977年 東京生まれ(名古屋育ち)
略歴
母の死をきっかけに葬儀業界に興味を持ち、大学卒業後、大手葬儀社へ入社、家族葬から大規模葬儀まで、幅広くお葬式を葬儀担当者(セレモニーディレクター)として活躍。その後、葬儀会館の店長、新規開拓を歴任。お客様からの「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとし、これまでに10年以上、5,000件以上の葬儀現場に立ち会う。
資格等
株式会社GSI グリーフサポート アドバンスコース修了。