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デジタル遺品の落とし穴!相続問題に発展する4つの問題と対策を解説

「デジタル遺品って何?」

「デジタル遺品が相続問題になるって本当?」

「今からできる対策法ってどんなこと?」

そんな疑問を抱えていませんか?

65歳を超えた本人に限らず、高齢者の両親を持つ方にとって、相続問題は不安に感じてしまいますよね。

デジタル遺品とは、パソコンやスマホなどのデジタル機器に保存されたデータやアカウントのことです。

中でも相続問題に発展しやすいものが、オンライン上に存在するネットバンキングやモバイル電子決済サービスなどが挙げられます。

しかし、生前に以下4つの解決法を行うことで、未然にトラブルを回避することが可能です。

    • 1.IDやパスワード・契約先内容を書き留める
    • 2.定期的にデジタル遺品を整理する
    • 3.デジタル遺品整理業者へ依頼する
    • 4.事前に相続人全員の同意を得ておく

本記事では、デジタル遺品の種類を詳しく紹介しながら、「なぜ生前に整理しなければいけないか?」その理由と、さらに今すぐできる解決法について詳しく解説していきます。

生前に対策を行えば、相続問題も未然に防ぐことができ、残される人たちも無駄な争いは避けることができるでしょう。

5分程度で読み終わる記事なので、不安を解消するためにも、ぜひ最後までお読みください。

デジタル遺品の大きな2つの分類

パソコンやスマートフォンなどの本体には、写真や動画などの保存されたデータや、インターネット上には支払いやカードなどのアカウントといった様々な情報が記録され保存されています。

これらの情報の所有者が死亡し、遺品となったもの全てを「デジタル遺品」というのです。

さらに、「オフライン」と「オンライン」の2つに分類できます。

デジタル遺品での「オフライン」とは外部のネットワークに繋がっていない状態で使用できるデータを指し、「オンライン」とはWi-Fiやネット回線を通じて外部に保存されたデータのことです。

以下、2つを詳しく説明していきます。

オフラインのデジタル遺品(スマホやパソコンに直接保存されたデータ)

オフラインのデジタル遺品とは、以下のような手元にあるデジタル機器の本体に保存されたデータのことです。

スマートフォンやパソコンがネットワークを通して外部と接続がない状態で見られる写真や動画は、本体に直接保存されているため、「オフラインのデジタル遺品」に該当します。

そのため、把握しやすいので、相続問題や情報漏洩といったトラブルにも発展しにくいでしょう。

    • 1.スマートフォンに直接保存された写真や動画
    • 2.パソコンに直接保存されたファイル
    • 3.USBメモリ
    • 4.デジカメ内のSDカード
    • 5.外付けハードディスク
    • 6.DVD
    • 7.CD-ROM
  1. オンラインのデジタル遺品(共有アプリ・モバイル決済・ネット銀行のデータ)

オンラインのデジタル遺品とは、インターネット上に保存された以下のようなデータのことです。

オンラインデータはインターネット上で分散しているため、全体を把握しにくく、長期的に放置してしまうとアカウントの乗っ取りや金銭的被害にあう可能性があります。

相続対象になるものが多く、遺品整理の際に見落としてしまい、後々トラブルになりやすいので注意してください。

    • 1.クラウドやアプリに保存した写真や動画(GoogleフォトやAmazon Photosなど)
    • 2.オンライン上の共有ファイル(GoogleドキュメントやWord OnlineやOneDriveなど)
    • 3.TwitterやInstagram、LINE、FacebookなどのSNSアカウント
    • 4.モバイル決済やクレジットカード情報
    • 5.インターネットバンキング(ネット銀行やネット証券、FXなど)
    • 6.メールアドレス
    • 7.ネットショッピングなどの利用履歴
  1. 生前にデジタル遺品を整理すべき4つの理由

実態のないデジタル遺品は、把握や管理が難しく、相続問題にも大きな影響を与えるほど重要なポイントです。

たとえば、パソコンやスマートフォンのパスワードが特定できなければ、データも削除できないため、情報漏洩の問題から本体を処分することができません。

こうした理由を元に、以下「なぜ生前にデジタル遺品を整理しなければいけないのか」を4つ、重要度が高い順に紹介していきます。

    • 1.スマートフォンはセキュリティが厳しく解除が難しい
    • 2.故人の友人関係が把握できず、葬儀の連絡ができない
    • 3.預金やモバイル決済が把握できておらず、後々相続問題に発展
    • 4.契約先が把握できず、支払いや解約手続きができない
  1. スマートフォンはセキュリティが厳しく解除が難しい

スマートフォンのアプリなどでモバイル決済やインターネットバンキングなどが主流になっている今、2段階パスワードといったセキュリティが年々厳重になっています。

特にiPhoneは、パスコードを10回間違えると、データが初期化(消去)される機能があり、Androidにも機種によっては同様な機能がついているのです

多くの方がこの機能を設定しており、心当たりのあるパスワードを何度も入力してロック解除をしようとすれば、初期化される恐れがあるため試せません。

店舗でロックを解除してもらうことはできますが、原則解除はしてもらえないので注意してください。

iPhoneなどのアップル製品であれば自社にて、「死亡証明書(地域によって裁判所命令などの書類が必要)」を提出すれば故人の保管データへのアクセスや削除申請ができるサービスを行っています。

参考:Apple|故人の Apple ID とその保管データへのアクセスまたは削除を申請する方法

最初は頑張って解除しようと試みますが、途中で面倒になってしまい、諦めてしまうケースも多いので根気強く行う必要があるのです。

故人の友人関係が把握できず、葬儀の連絡ができない

スマートフォンにアクセスできないと、連絡先を把握できずに友人や知人に連絡しないでいると後日、うわさで訃報を耳にしたと言って訪れるケースも少なくありません。

1人に1台スマートフォンが当たり前になった現在では、連絡先は全て個人のスマートフォン内にある電話帳に保存し、家族も知らない内に個人的な付き合いをしていることが多いです。

一昔前には、各家庭に手書きの電話帳があり、また直接的な付き合いばかりで家族全体が見知った仲で把握の必要はありませんでした。

今は時代に合わせて電話帳アプリ内を整理し、連絡を入れてほしい相手が分かるように管理しておくことが大切です。

訃報連絡は、亡くなってからすぐにおこなうものです。「いざ」というときに慌てないように、連絡の仕方やマナーは心得ておきましょう。

スムーズな訃報案内については「訃報の連絡はどう送る?伝えるべき内容から範囲、例文まで徹底解説!」の記事もご参考ください。

預金やモバイル決済が把握できておらず、後々相続問題に発展

故人がモバイル決済を行っていたり、インターネット上で預金や証券投資をしていたりする場合、残高があれば相続の対象になります。

しかし、多くの場合が家族に内緒で行われており、遺産の実態を把握することは困難です。

把握していないと、故人の財産を話し合う遺産分割協議後に、ネット証券取引や預金、モバイル決済の残高などの存在が明らかになった場合、面倒な事態に発展するケースも少なくありません

最悪の場合、疑心暗鬼になり「他にも意図的に故人の財産を隠しているのではないか」と疑われ、相続紛争に発展した事例もあります。

さらに、後日判明した遺産について取り決めがされていない場合、改めて遺産分割協議を行う必要があり、残された人たちにとって非常にリスクが伴うのです

契約先が把握できず、支払いや解約手続きができない

今や電気代やガス代、インターネット回線、定額サービスなどの支払いは、引き落としまたはクレジットでの支払いがほとんどです。

引き落としであっても、紙の通帳が存在していればいいのですが、ネット銀行の場合は紙の通帳がないため、確認するにも故人のスマートフォンからログインして確認する必要があります。

特に怖いのが、株式やFXの取引をしていた場合、放置している間に為替変動による損失や金利が増えてしまうといった金銭的被害が起こる可能性があります

知らず知らずの間に引き落としされていて、残高がなくなり契約先から催促状が来て、現状を知ることもよくあるケースなので十分に注意してください。

今すぐできる”デジタル遺品の相続問題を解決する4つの方法

デジタル遺品は、放置していると相続の申告漏れや親族間で相続問題に発展してしまう可能性があるのです。

トラブルを未然に回避するために、以下行うべき順番に紹介していきます。

  1. 1.IDやパスワード・契約先内容を書き留める
  2. 2.事前に相続人全員の同意を得ておく
  3. 3.定期的にデジタル遺品を整理する
  4. 4.デジタル遺品整理業者へ依頼する

    IDやパスワード・契約先内容を書き留める

契約先の会社名やID、パスワード、登録していたメールアドレスを一覧にまとめて、紙に残しておくことでデジタル遺品は整理しやすくなります。

しかし、生前にネット証券や預金などについて言いたくない方もいるでしょう。

良かれと思って伝えたら、逆に相続問題とは別でトラブルの原因になる場合もあるので、エンディングノートや遺言書にまとめることをオススメします

エンディングノートには、上記パスワードの他、葬儀への希望やお世話になった方たちへのメッセージを残すこともできます。

詳しくは「エンディングノート最新人気ランキング20選!書き方も完全解説!」の記事もご覧ください。

防犯上、自宅に置いておくことが不安に思う場合、弁護士や公証役場、法務局、貸金庫で年1万円〜2万円で管理を委託することも可能です。

保管場所 費用目安
公証役場

0円

法務局

0円
※申請時のみ3,900円

弁護士などの土業事務所

年0円~1万円

貸金庫

年1万円~2万円

事前に相続人全員の同意を得ておく

デジタル遺品に限らず、緊急時にパスワードを解除する時は、トラブルの原因を作らないために1人で対応せずに、前もって家族や相続人全員に前もって同意を得ておきます。

故人のスマートフォンやパソコン内に保存されているデータは相続対象であり、自分一人の判断でパスワードを解除し閲覧すると、他の相続人が異議申し立てに発展するケースがあるからです。

最悪の場合は、民事訴訟に発展した事例があります。

相続人全員の同意があれば、故人のデジタル遺品のロックを解除したり、データを閲覧したりすることも法的問題はありません。

今まで普通に仲が良かった親族関係が壊れる恐れもあるので、しっかりと前もって対処しておくことをおすすめします。

定期的にデジタル遺品を整理する

スマートフォンやパソコンに保存されているデータは、1ヶ月に一回程度見直し、こまめに削除します。

また、連絡先に関しても、誰が見ても分かるようにグループ化して「葬儀に呼ぶ人」と分けておくことで、遺族も慌てることはありません。

不要なデータは削除して、使わないサービスや口座は解約するといったことを徹底すれば、残された家族の負担の軽減にも繋がるのです。

しかし、整理の途中で家族にどうしても見られたくないデータが出てきたけど、まだ削除したくないデータもあるでしょう。

ファイルを自分で消さなくても、誰かが指定のファイルを操作したり、一定期間経過したりすると自動的に削除されるツールもあります。

以下、2種類のツールを紹介します。

【死後のパソコン内データを削除するフリーソフト】

  1. 1.僕が死んだら..

     指定した「家族に見られたくないファイル」を、利用者のパソコン(ハードディスク上)から完全削除するツール。

     ディスクトップ上にある「僕が死んだら」のショートカットを誰かが実行すると、「削除対象ファイル・フォルダ」を削除する。

  1. 2.死後の世界

     見られたくないデータを自動で削除したり、大切な人に遺言を残すことができるツール。

     指定日の日数前に削除警告しつつ、一定時間が経過したら削除し、実行後にメッセージを表示する。

最近では、若年層でも「終活」「生前整理」を意識されている方が多いです。もしものときに備えることで今をより良く生きることにも繋がるでしょう。

終活や生前整理については「生前整理とは?意外と大事な生前整理の方法やコツ、行うべきタイミングを完全解説!」「40代からの終活方法5選!早すぎない3つの根拠とメリットを紹介!」もご参考ください。

デジタル遺品整理業者へ依頼する

どうしても自分たちでパスワードのロック解除ができない場合、データ復旧専門業者に依頼することもできます。

スマートフォンのパスワードの解除は技術的にも難しく、20万円〜30万円で高いものだと50万円以上の高額な費用がかかる場合があるほどです。

さらに、解除まで半年以上かかる場合があり、諦めてしまうケースも少なくありません。

以下、デジタル遺品も整理してくれる業者を3社を費用と合わせてまとめます。

  1. 1.マレリーク

     TEL:0120-994-287(24時間365日OK)
     基本プラン:53,000円~
     別途費用でSNSや有料サービスなどの退会手続きを行います。

    1. 2.メモリーズ

       TEL:0120-232-580
       ログインパスワードの解除など:各19,800円~
       通常の遺品整理のオプションサービスなため、単体での依頼は受け付けてないので注意してください。

      1. 3.AOS データ復旧サービスセンター

         TEL:0120-194-119
         費用目安:10万円~
         無料で見積もり診断を行っているので、あくまで目安の参考にしましょう。

デジタル遺品だけでなく、死後の遺品の処理に困る方は非常に多いです。事前に良い遺品業者の見分け方や相場を知ることで、スムーズに依頼できるでしょう。

遺品整理全般については「遺品整理の料金はどのくらい?業者に遺品整理を依頼する際の相場や注意点、安く抑える工夫などを完全解説!」の記事もご参考ください。

まとめ【デジタル遺品を整理して相続問題も解決する】

生前から遺品整理を行うと「整理なんて面倒」「まだ元気なのに不謹慎だ」といった声をよく耳にします。

しかし、以下の理由から前もって行っておくことが大切です。

1.

スマートフォンはセキュリティが厳しい

手当たり次第に数字を入力して、パスワードロックを解除しようとすると初期化され大切なデータが消える恐れがある。
2.

故人の友人関係が把握できず、葬儀の連絡ができない

内部にアクセスできないと連絡先が分からず、友人や知人に直接連絡ができない。
3.

預金やモバイル決済が把握できておらず、後々相続問題に発展 

家族に内緒で行われていることが多く、後日発覚し再度財産分割協議を行う必要が出てきたり、疑心暗鬼に陥り相続紛争に発展する場合もある。
4.

契約先が把握できず、支払いや解約手続きができない

電気代やガス代、インターネット回線、定額サービス、特に株式やFXは、放置すると損や金利が増えてしまうといった金銭的被害が起こる可能性がある。

さらに、トラブルを未然に回避するために、以下4つの解決法があります。

1.

IDやパスワード契約先内容を書き留める 

契約先の会社名やID、パスワード、登録していたメールアドレスを一覧にまとめて、紙に残す。

自宅では不安な場合、弁護士や貸金庫で年間1万円〜2万円で管理を委託できる。

2.

事前に相続人全員の同意を得ておく

1人でロックを解除してしまうと、他の相続人が異議申し立てに発展する場合がある。
3.

定期的にデジタル遺品を整理する

1ヶ月に一回程度見直し、誰が見ても分かりやすいようにしておく。

使わないサービスや口座は解約しておけば、残された家族の負担の軽減になる。

4.

デジタル遺品整理業者へ依頼する

スマートフォンのロック解除は、20万円〜30万円で高いものだと50万円以上の高額な費用がかかる場合がある。

デジタル遺品の量によっても異なるので要相談。

デジタル遺品は、今後も大きな課題となることが予想されます。

万が一の時を考え、残される家族や友人が困らないようにしながら、自分自身も「あの時やっておけばよかった」と後悔しないために、可能な範囲で備えておくことが大切です。

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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

プロフィール

運営会社

会社概要

会社名 LDT株式会社
Life Design Technologies co.,Ltd


https://le-tech.jp/
資本金 11,930万円(資本準備金含む)
代表取締役 白石 和也
設立 2019年9月
所在地 〒105-0004
東京都港区新橋5丁目23-10片山ビル6階
TEL:0120-538-175
FAX:03-6800-5820
事業内容 AgeTech(エイジテック)プラットフォーム事業
AgeTech(エイジテック)関連のソフトウェア開発・提供事業
AgeTech(エイジテック)関連のコンサルティング事業

企業理念

ライフエンディング(葬儀)の後悔をなくす

私たちは超高齢社会に適した情報インフラとサービスインフラを構築することにより、人々のQOLの向上に寄与し、社会に貢献し続けます。

やさしいお葬式

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サポートに全力を注ぎます。

私たちはお客様がご納得いただける
まで真摯に向き合います。

私たちはお客様の「ありがとう」を
仕事のやりがいにします

私たちは誰もが知っていて誰もが
使いやすく誰もがなくては困る
そんなサービスを提供し続けます

私たちはこの仕事に誇りを持っています

やさしいお葬式監修

葬祭ディレクターとして10年以上培った経験を活かし、多様化する価値観の中でご相談者様にとって
どのようなご葬儀を選択することがよいのかを丁寧にヒアリングさせていただき、ご提案いたします。

お葬式セミナー講師
エンディングコンサルタント
栗本 喬一(くりもときょういち)
1977年 東京生まれ(名古屋育ち)
略歴
母の死をきっかけに葬儀業界に興味を持ち、大学卒業後、大手葬儀社へ入社、家族葬から大規模葬儀まで、幅広くお葬式を葬儀担当者(セレモニーディレクター)として活躍。その後、葬儀会館の店長、新規開拓を歴任。お客様からの「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとし、これまでに10年以上、5,000件以上の葬儀現場に立ち会う。
資格等
株式会社GSI グリーフサポート アドバンスコース修了。