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目黒区で葬儀を行う方は必読!費用・葬儀場・斎場・火葬場の情報を完全解説!

May 17 2020

日本には冠婚葬祭において様々なマナーが存在し、いずれも古くから続けられてきた風習であり文化とも言えます。

葬儀においても同様にそれぞれの地域によって様々なマナーや風習が存在します。

今回は東京都目黒区でお葬式をされる方はどこでお葬式をされているのか、また葬儀費用はどのくらい掛けられているのかを調べました。

目黒区の葬儀とは?

東京都目黒区は23区の南西に位置し、住みたい街ランキングでも毎回上位にランクインしている住宅地として人気の地域です。

渋谷区、世田谷区、品川区、大田区と隣接しており、わずかに隣接していませんが三田の一帯は港区と近い場所にあります。

総世帯数は約16万、人口は約28万人となっており1995年ごろまでは減少傾向にあった人口も今では大きく回復しています。

犯罪発生率は23区中22位と治安も良く、最近は中目黒や自由が丘だけではなく祐天寺や学芸大学前なども人気の高い街として認知されるようになってきました。

東京都目黒区には約10の斎場がありますが、公営斎場は「セレモニー目黒」の1件のみとなっております。

または民営斎場または寺院斎場のいずれかとなりますが、全体的な数は他の区に比べてもそれほど多くはありません。

火葬場は目黒区内には存在しませんが隣の品川区西五反田に「桐ヶ谷斎場」という火葬場を併設した斎場があるので、そちらで火葬をする方が多いようです。

東急目黒線不動前駅から徒歩7分とアクセスも良く、目黒駅からも一駅ですので非常に便利です。1998年に改修され、12基の火葬炉と12室の休憩室を備えています。

その他の火葬場は渋谷区西原にある「代々幡斎場」や大田区東海にある公営斎場の「臨海斎場」を使用される方も多いです。

目黒区の葬儀/葬式の特徴

東京都目黒区で最も知名度の高い斎場は、前項でも紹介した八雲にある「セレモニー目黒」です。

セレモニー目黒

「セレモニー目黒」は区民のための葬儀専用式場であり、42席の式場、親族・関係者の控室や通夜振舞の場として利用できる30席の洋室、その他に親族・式師控室、通夜仮眠室としてご利用いただける6畳と3畳の和室、それぞれの部屋が対になって2部屋ずつあります。

式場はそれぞれ出入口を分けて整備してありますので、同時に2組の葬儀が可能となっています。

周りを緑に囲まれた落ち着いた雰囲気となっており、東急東横線都立大学駅から徒歩約7分と好立地での場所にあるので参列者の方にも大変便利な場所にあります。

セレモニーホール碑文谷会館

目黒区碑文谷にある「セレモニーホール 碑文谷会館」も目黒区在住の方がよく利用する斎場として挙げられます。

「セレモニーホール 碑文谷会館」は宗派を問わず幅広く対応しており、70年以上続いている老舗で年中無休・24時間営業なので急な悩み事も安心して相談できます。

保冷室完備、大型葬に対応した100名以上利用可能な式場、式場駐車場は約15台利用可能と設備も充実しています。

環七通りに面しており、東急東横線都立大学駅から徒歩約8分、または目黒駅発大岡山小学校行きバスに乗り「平町」バス停で降りるとすぐ目の前に会館がありますので大変便利な立地と言えます。

正覚寺 実相会館

寺院の貸し斎場ですと、中目黒にある「正覚寺 実相会館」が知名度の高い斎場として知られています。

家族葬や一般葬、中規模の葬儀や社葬にも広く対応した斎場で、本館と別館の2つの式場を利用することが可能です。

寺院の貸している斎場ですが、仏教、神道、キリスト教、無宗教でも宗旨を問わず安心して利用できます。

東急東横線中目黒駅から徒歩5分の所に位置し、1本道なので参列者にとても分かりやすい式場です。

五百羅漢寺 羅漢会館

五百羅漢寺:羅漢会館もよく目黒区でお葬式をされる方が利用される寺院式場です。

家族葬から大規模な一般葬まで対応ができる式場となっており、1階と2階で同時日程で葬儀を行うことができ、30名〜100名程度の着席対応が可能です。

東急目黒線不動前駅から徒歩10分程度で向かうことが可能です。

桐ケ谷斎場(火葬場併設)

目黒区でお葬式をされた方の多くの人はこちらの「桐ヶ谷斎場」にご出棺となります。品川区に立地する火葬場ですが、目黒区寄りの近い位置にあります。

式場と火葬場が同じ場所にあるため、目黒区の方もこちらの式場を最初から利用される方も多いです。

約30名が着席できる式場4つ、会食室、会葬者の待合所などがございます。

東急目黒線不動前駅から徒歩7分程度の立地です。

住所:品川区西五反田5丁目32−20

目黒区の葬儀/葬式の費用/平均相場

最近は家族葬が主流になり、全国的に葬儀/葬式の小規模化、低価格化が進んでいます。

東京都目黒区の葬儀/葬式の費用の相場は、直葬(火葬式)14~24万円、家族葬が100〜130万円、一般葬は160~200万円程度となっており、直葬(火葬式)は23区内の中ではリーズナブルな金額と言えますが家族葬と一般葬は他の区よりも10〜15万円前後高い傾向にあるようです。

近年では「低価格で抑えたい」という要望も多く、通夜や告別式などを行わずご遺体を直接火葬場に運び、翌日以降に火葬する直葬(または火葬式)が増えているようです。

しかし直葬には祭壇も無くお別れの時間も少ないためトラブルも多く、中には菩提寺との揉め事に繋がることもあるため葬儀社の方とよく話し合って決めるのが良いでしょう。

直葬で気をつけなければいけないことは他にもあり、法律で「亡くなられてから24時間以内は不可」とされているため、御遺体を安置しておく場所が必要になります。

都内は火葬場も少ないため火葬場の状況によっては1週間ほど待たなければいけない場合もあります。そういった場合安置しておく場所として御遺体ホテルを利用するケースも考えられます。

直葬以外で葬儀/葬式の費用を抑えたい場合には「区民葬儀」を利用することもでき、故人または親族が東京23区内に住んでいれば、安価な料金で葬儀/葬式を行うことができます。

冠婚葬祭費をあらかじめ積み立てる互助会のシステムを利用するのも価格を抑える方法の一つです。

また、東京都目黒区には基本的に落ち着いた価格プランを提案する葬儀屋/葬儀会社も多く、料金体系やサービス内容をしっかりと判断して選択を行えば、葬儀費用を賢く抑えることができます。

ただし、あまりにも安価すぎる費用の提示を行う葬儀社は追加費用がどれくらいになるのか十分確認する必要があります。

一昔前までの葬儀/葬式の費用は非常に曖昧なものであり、お葬式が発生して初めて金額を知ることが多かったのですが、ここ20年前後の間に「葬儀プラン」という形で金額が明示されることが多くなってきました。

それでもなお、葬儀/葬式の費用が分かりづらいといわれるのは、葬儀屋/葬儀会社により異なること、プラン内の項目が細々と掲載されること、プラン内のサービスでは葬儀総額の費用全てを賄えないことが多々あるからです。

葬儀プランの中には、祭壇、枕飾り、霊柩車、棺、仏衣、役所への各種手続きの代行など、葬儀に最低限必要な品物がセットになっているのが通常で、これに車両、飲食、会葬御礼などオプションの品物が追加され、全体的な葬儀費用となります。

またこれとは別に、お寺様などの宗教者を呼ぶ場合には別途お布施が必要となります。

お布施は読経料、戒名(法名)料、御車代、御膳代があり、宗派やお寺様によって相場が変動します。

戒名のランクによっても変動しますが30〜100万円が平均的な相場となっています。

お布施とは対価ではなくあくまで御礼の気持ちですが、金額についてはお寺様のご住職に聞くのが良いでしょう。

渡すタイミングは葬儀前か葬儀後になり、手渡しではなくお盆の上に乗せるか袱紗に入れてお渡しするのが一般的です。

葬儀の飲食や会葬御礼など参列者のために準備する品物は、人数や地域柄によって大幅に変動しますので、見積もりの際には注意が必要です。

ちなみに、目黒区を含む首都圏では、通夜に焼香を終えた参列者へ「通夜振舞」をするしきたりがあります。

また都市部を中心に、香典をくださった方にその場でお返しをする「即日返し」が慣習となりつつあり、「会葬御礼」と共に「香典返し」を用意することが東京近郊では通常の慣習になっております。

「即日返し」のメリットは配送などの手間がかからないため、御礼の気持ちをその日のうちに伝えることができます。

デメリットとしては香典を多くいただいてしまっても当日のうちに確認ができず御礼の調整ができませんので葬儀社と話し合って決めるのが良いでしょう。

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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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