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お布施

これで完璧!お布施の包み方・書き方・入れ方・渡し方のマナーと準備

「お布施ってどのくらい包むの?包み方は?いつ渡したらいいの?」

お布施は、葬儀や法要(四十九日、納骨、年回忌)でお世話になる僧侶を含めた寺院への「感謝の気持ちとして」渡すお金のことであり、具体的な金額は決められていません。

また、お布施以外にも「お車代」「御膳料(おぜんりょう)」といったものも、寺院への感謝の気持ちとしてお渡しする必要がありますので、これらも忘れないように理解しておく必要があるのです。

【僧侶へお渡しする御礼と相場】

お布施 読経の御礼

15万〜60万円 

葬儀や法事での読経に対しての御礼
戒名の御礼 戒名授与に対しての御礼
御車代

5,000円〜1万円

葬儀・法事へお越し頂いた事への御礼
御膳料

5,000円〜1万円

会食を辞退されたときにお渡しする御礼

とはいえ、どのくらい包めばいいのか、封筒などはどうしたら良いのか、書き方やお札の入れ方、さらには渡すタイミングまで、案外知らないことが多いですよね。

香典など弔事でお金を用意する場合、故人へのお悔やみの気持ちから、名前は薄墨で書いたり、包む紙幣は古札を用意するなどのマナーがあります。

しかし、お布施はあくまでも感謝の気持ちを表すもので、お悔やみとは反対の行動が正しいマナーとなります。

用意する意味を理解することで、僧侶に対して失礼がないばかりか、丁寧な印象を与えることができ、より良い葬儀や法要の時間にすることができるでしょう。

今回は、お布施はもちろん、寺院への謝礼の種類やそれぞれの相場、包み方や書き方、お札の入れ方や渡すべきタイミングまで、正しいマナーをご紹介します。

「お布施をよりスマートに、かつ心をこめて丁寧に行いたい」という方は是非最後までご覧ください。

「お布施」は僧侶への感謝の気持ちとして用意するもの

「お布施」は葬儀や納骨、年回忌法要の際に僧侶を含む寺院への感謝の気持ちとして渡すお金のことで、「僧侶へのお給料」という意味ではありません。

感謝の気持ちだからこそ、この「お布施」には一般的に金額が決められていないのです。

また、「お布施」は寺院がご本尊を守るための維持費としても重要なものとなります。

お布施に含まれるもの

主にお布施には

・読経料(どくきょうりょう)

・戒名料

を含むケースが多くなります。

葬儀、法要ごとにお布施に含まれる内容は下記の通りです。

通夜・葬儀 読経料 僧侶にお経をあげてもらうことへのお礼
戒名料 戒名をつけてもらうことへのお礼
納骨(新しいお墓で想定) 開眼供養 新しくお墓や仏壇を購入した際に魂を入れ、「供養すべき対象」にするための儀式へのお礼
年回忌法要 読経料 僧侶にお経をあげてもらうことへのお礼

お布施を用意する際に封筒には「お布施」とのみ書き、含むものまでは書かなくて問題ありません。

読経料(相場:15万〜30万円)

主に僧侶にお経をあげてもらうことに対する感謝の気持ちでお渡しするものです。

お経をあげる回数は1回ごとに必要となり、僧侶1人あたり必要となりますので、あげてもらう回数や来ていただく僧侶の人数により異なります。

読経料の相場を含めた詳細は「お通夜・告別式(相場:15万~60万円)」で解説しますので最後までご覧ください。

戒名料(相場:15万〜30万円)

僧侶に戒名をつけてもらうことに対するお礼です。

戒名とは仏教の場合、故人が仏の弟子となり往生するために必要なもので、位牌に書かれている漢字の名前のことを指し、一般的に戒名がなければ葬儀を行えず、菩提寺によってはお墓に入れないこともあります。

戒名の平均的な相場は約30万円となりますが、文字数でのランクがあり、文字数が多くなるごとに戒名料の値段が高くなるのと、宗派によっても異なるのです。

詳しいランクについてや値段を少しでも抑える方法、トラブルを避ける注意点まで「戒名の値段は30万円?必要性から相場・費用を抑える方法まで全解説」で詳しく解説しますのでご覧ください。

開眼供養(相場:2万〜5万円)

新しくお墓や仏壇を用意した場合、購入してすぐはお墓や仏壇に故人の魂は入っていません。

そのため、僧侶に「開眼供養」としてお墓や仏壇に魂を入れてもらい、ただの石や箱の状態から「供養するための対象」にする儀式を行ってもらう必要があるのです。

この開眼供養の主な流れは「読経」→「焼香」→「読経」となります。

お布施以外に寺院に渡すもの

お布施以外にも僧侶に渡すものがあるので、忘れないようにそれぞれ必要に応じて準備しましょう。

御車代(相場:5,000〜1万円)

お通夜や葬儀、法要する場所までの僧侶の交通費としてお渡しするものです。

僧侶の送迎を手配した場合や、お寺で行って僧侶の移動がなかった場合は不要ですが、手配しなかった場合は必ず用意してお渡ししましょう。

御膳料(おぜんりょう)(相場:5,000〜1万円)

お通夜や葬儀、法要後には一般的に故人を偲び、僧侶をねぎらうための「通夜ぶるまい」「精進落とし」などの会食を行います。

「御膳料」は主にこの食事代を意味するもので、僧侶が出席した場合は不要ですが、もしも辞退した場合に用意しておくものです。

これまでこの「御膳料」は僧侶に出す予定だった料理やお菓子をお渡ししていましたが、近年ではお金を包む方法が一般的となっています。

「御膳料とは?相場と渡し方と注意点とマナーを解説!」では、御膳料に関する歴史を含めて、より詳しくご説明しておりますのでご覧ください。

葬儀・法要ごとのお布施の相場

金額が決められていないとはいえ、あまりに少なすぎると寺院に対して失礼にもなってしまいます。

とはいえ、具体的にどのくらい用意すべきかわからなくなってしまいますよね。

その場合は

・菩提寺に「他の人はどのくらい包んでいるか」を聞いてみる

・親族間で過去どのくらい支払ったのかを聞いてみる

なども参考にしながら決めていくと良いでしょう。

菩提寺に確認する場合「いくら用意すればいい?」のような直接的な聞き方は避け、「他の方はどのくらい包まれていますか?」など、聞き方に気をつけることが大切です。

一般的な相場をご紹介していきます。

  お通夜・葬儀 四十九日法要 納骨法要 一周忌法要 三回忌以降の法要
お布施 15万〜60万円 3万〜5万円 3万〜10万円 3万〜5万円 1万〜5万円
御車代 5,000円〜1万円 5,000円〜1万円 5,000円〜1万円 5,000円〜1万円 5,000円〜1万円
御膳料 5,000円〜1万円 5,000円〜1万円 5,000円〜1万円 5,000円〜1万円 5,000円〜1万円
合計 16万〜62万円 4万〜7万円 4万〜12万円 4万〜7万円 2万〜7万円

お布施をお渡しする際には全て「御車代」「御膳料」も必要となりますので、用意する必要があるかどうかも含めて、しっかりと準備しておきましょう。

お通夜・告別式(相場:15万~60万円)

お布施に含む読経料は読経の回数ごとに必要となってくるもので、読経1回あたりの相場目安は9.46万〜23.6万円となり、関東でのお布施の相場は52.2万円となります。

通夜、葬儀を行う際にお経をあげていただく回数は一般的に4回です。

1.枕経(まくらぎょう):安置場所の故人の枕元でお経をあげてもらうこと

参考:枕経とは?何のために亡くなった方へ枕経を行うのか、実際のお布施の相場とは

2.通夜読経

3.告別式読経(式の中で初七日法要分としての読経も含まれます)

4.火葬炉前読経:火葬炉の前で故人との最後のお別れの儀式の際にお経をあげてもらうこと

全国のお布施相場(御車代、御膳料を含む)は下記の通りです。

地域 お布施相場
北海道 33.4万円
東北 60.9万円
関東 52.2万円
中部 54.3万円
関西 46.5万円
中国 42.6万円
四国 39.2万円
九州 29.1万円

(第11回「葬儀についてのアンケート調査」日本消費者協会調べ)

地域や宗派により読経回数は異なり、お経をあげてもらう回数は遺族の考えでとなりますので、菩提寺など僧侶と一度相談しましょう。

そしてお通夜・告別式でのお布施には「戒名料」も含まれますので、その分を含んだ額で用意しておきます。

四十九日法要(相場:3万〜5万円)

四十九日法要の場合、目安のひとつとして葬儀でお渡しするお布施の10〜20%で用意するケースがあり、相場平均は3万〜5万円となります。

葬儀の形式によって四十九日法要でのお布施の金額が変わるということもありませんので、金額に悩んだ場合は3万〜5万円を目安に準備するようにしましょう。

そもそも四十九日とは葬儀後に行われる法要の中で最も重要なもので、亡くなってから49日間はこの世とあの世をさまよっていると言われている故人が、遺族から冥福を祈られることにより、無事に極楽浄土に行けると考えられているのです。

この四十九日法要の具体的な流れや場所、マナーまで「49日とは?よく聞く49日の意味から具体的な内容、その準備まで完全解説!」で詳しくご紹介していますので是非ご覧ください。

納骨法要(相場:3万〜10万円)

これまで手元で供養していた遺骨をお墓などに納骨する際にも読経を依頼します。

この場合のお布施の相場は3万〜5万円ですが、先祖代々あるお墓ではなく新しく用意した場合には「開眼供養」の分のお布施も必要となり、目安2万〜5万円を上乗せしてお渡しします。

納骨する場所は一般的にお墓だけではなく、納骨堂や手元供養、自然葬などの種類があり、タイミングも遺族が決めることができます。

「納骨式とは?納骨式を行うタイミングから必要な準備、当日の流れまで徹底解説!」では具体的なタイミング例や、当日の流れ、そして準備方法やマナーまで詳しくご紹介していますのであわせてご覧ください。

一周忌法要(相場:3万〜5万円)

家族や親族、生前親しかった人を招いて亡くなった日からちょうど一年経過した命日に行われる、一周忌法要でのお布施相場は3万〜5万円で、四十九日法要でのお布施と同額か、少し低めの金額で渡すことが多いです。

当日は

1.喪主の挨拶

2.読経

3.焼香

4.お墓参り

という流れとなり、お墓参りがあるのでお墓に近い場所を手配する必要があるなど、会場はもちろん、食事、案内や引き物の準備などがあるので、「一周忌とは?意味・香典・お布施・お供え・マナーを完全解説!」での詳しい内容を是非ご確認ください。

三回忌以降の法要(相場:1万〜5万円)

三回忌法要は亡くなってからちょうど二年のタイミングで行われ、お布施の相場は1万〜5万円となります。

「亡くなってから3年後の法要」と間違いがちですが、仏式においては無くなった日を最初の「忌日(=1)」とするため、最初の命日が二回忌、2年目の命日が「三回忌」となるのです。

三回忌法要の基本的な流れは下記の通りとなります。

1.僧侶入場、施主挨拶

2.読経、焼香

3.僧侶による法話

4.僧侶退場、施主挨拶

三回忌以降は命日から6年後の「七回忌法要」となり、三回忌までに比べるとより小規模で限られた遺族、親族のみで行い、相場は三回忌以降は同じ金額となります。

法要と亡くなってからの数え方は下記の通りです。

法要名 亡くなってからの数え方
初七日 7日目
四十九日 49日目
百箇日 *省略されることもあります 100日目
一周忌 1年後
三回忌 2年後
七回忌 6年後
十三回忌 12年後
十七回忌 16年後
三十三回忌 32年後

抑えておくべき4つのお布施マナー

お布施の種類と相場がわかったら、次に必要なお布施のマナー4つを渡すまでの順番でご紹介します。

1.お布施の包み方

2.お布施の書き方

3.お金の入れ方

4.お布施の渡し方

マナーは下記項目を抑えておけば大丈夫です。

お布施の包み方 ・半紙で中包みし、奉書紙(ほうしょがみ)で上包みする

・白い封筒や市販の封筒で包む簡素化した方法もある

・水引は必要ない

お布施の書き方 ・薄墨ではなく通常の墨で書く

・数字は旧字体で書く

・書く内容は中包みや内袋のありなしで変わる

お金の入れ方 ・新札を用意する

・お札の肖像権の画を表にし、肖像画が封筒の上を向くように入れる

お布施の渡し方 ・僧侶が会場へ到着しご挨拶するタイミングが一般的

・お布施を手渡しすることはマナー違反

・切手盆か袱紗(ふくさ)を使用してその上にお布施を乗せて渡す

お布施の包み方

お布施を包む方法は

・丁寧な方法

・簡素化した方法

の2種類があります。

バタバタしている場合など事情がある場合には簡素化した方法でも問題ありませんが、丁寧な方法もやり方を覚え、材料があれば難しくはありませんので覚えておくことをオススメします。

丁寧な方法

お布施の正式な包み方で最も丁寧な方法は、まずは「半紙」でお金を包み(中包み)、その後「奉書紙(ほうしょがみ)」という紙で包んで(上包み)する方法です。

1.半紙などの紙に現金を包む「中包み」をする

2.1の「中包み」を奉書紙で「上包み」する

奉書紙は弔辞を書くときなどに使われる最高級の公用紙であり、厚手の和紙の一種となります。

1.半紙などの紙に現金を包む「中包み」をする

包み方にはいろいろ方法がありますが、わかりやすい方法をご紹介します。

一番最後に右下が少し欠ける形が正しい形となります。

不安な方は一度コピー用紙など、不要な紙を使用して折ってみるのがオススメです。

2.1の「中包み」を奉書紙で「上包み」する

奉書紙にはツルツルした手触りの表とザラザラした裏があるので、ザラザラした面の上に紙幣を置いて折っていき、仕上がった際にツルツルした面が表に来るようにします。

簡素化した方法

無地の白い封筒を使用します。

不幸が重なることを連想させてしまうため、封筒が二重になっているものは避け、ラフな印象を与える郵便番号の印字ありのものや、茶封筒は避けましょう。

「お布施」などと書かれている市販の封筒を使用する方法も問題ありません。

水引について

一般的に奉書紙、白封筒どちらの場合も「水引」は必要ありません。

主に法事での「水引」は故人を供養する意味を込めたもので、「お布施」は僧侶への感謝の気持ちですので、「水引」をつけない方が丁寧とも言われています。

ただし地域によって異なる場合があるので、一度親族や葬儀社に確認しましょう。

お布施の書き方のマナー

お布施に一般的に使用するペンは筆ペンとなり、薄墨ではなく、通常の濃い方の色の墨を使用します。

薄墨は主に香典等に使用しますが、これは故人がいなくなってしまったことへの悲しみを表現するためのものなのです。

お布施は供養の気持ちではなく、僧侶への感謝の気持ちを伝えるものなので、薄墨ではなく通常の濃い墨を使用するのが正しいマナーとなります。

また、半紙に書く際に、「半紙+筆ペン」は滲みやすい組み合わせで、書けるスペースも限られているので、半紙に一度使用予定の筆ペンで試し書きをしてみましょう。

丁寧な方法の書き方|中包み・内袋がある場合

半紙と奉書紙や、内袋がある場合はそれぞれに下記内容を書いていきます。


<上包み:表>

・上段中央に「お布施」「御布施」、「御車代」、「御膳代」と目的を大きめに書く

・下段中央にやや小さい文字で喪主のフルネームか遺族の「○○家」と書く

<中包み:表>

包んだ金額を漢数字の旧字体で書く

例)5万円→伍萬圓

  10万円→壱拾萬圓

  20万円→弐拾萬圓

  30万円→参拾萬圓

数字と旧字体、漢数字の一覧表です。

数字 漢数字の旧字体 漢数字
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
100
1,000
10,000
 

<中包み:裏>

・喪主の住所(数字は漢数字)

・喪主の名前

・喪主の電話番号(数字は漢数字)

簡素化した方法の書き方|中包み・内袋がない場合

簡素化した方法で白封筒を利用する場合などは下記の内容を書きます。

<表>

・上段中央に「お布施」「御布施」、「御車代」、「御膳代」と目的を大きめに書く

・下段中央にやや小さい文字で喪主のフルネームか遺族の「○○家」と書く

<中包み:裏>

・包んだ金額

・喪主の住所(数字は漢数字)

・喪主の名前

・喪主の電話番号(数字は漢数字)

お金の入れ方のマナー

お金を入れる際にも

1.新札を用意する

2.お札の肖像画を表にし、肖像画が封筒の上を向くように入れる

といった注意が必要です。

1.新札を用意する

お布施は感謝の気持ちを表すため、古札ではなく「新札」を用意しましょう。

香典では新札を使用すると「準備万端だったんだ」という印象を与えてしまうため、古札を使用しますが、お布施で伝えたいのは感謝の気持ちですので、反対の新札の方が丁寧な対応となります。

2.お札の肖像画を表にし、肖像画が封筒の上を向くように入れる

新札は肖像画がある面を表にし、肖像画を上に向けて入れます。

香典の場合は、故人を失った悲しみを伝えるため、肖像画があるお札の表面を香典袋の表に向けて入れないのが正しいマナーですが、お布施では肖像画を表にして入れましょう。

お布施の渡し方のマナー

お布施を僧侶にお渡しする際には、手渡しを避けるのが鉄則となり、感謝の気持ちであるお布施を手渡しすることはマナー違反として失礼となります。

最も丁寧な方法は「切手盆」と呼ばれる20cm程の黒い漆塗りのお盆か、袱紗(ふくさ)を使用し、その上にお布施を乗せてお渡しするようにしましょう。

適切なタイミング

お布施を渡すべきタイミングは特に決まりはありませんが、葬儀や法要どちらの場合でも、僧侶が会場へ到着しご挨拶するタイミングが一般的です。

もしもこのタイミングで難しい場合は、葬儀後にお渡しするというのも問題はありません。

丁寧な方法|切手盆を使用する

僧侶への渡し方で最も丁寧なのは、切手盆の上にお布施を置いてお渡しする方法です。

用意するもの

・切手盆

・お布施

切手盆は慶弔どちらにも使用できますので、用意しておくと良いでしょう。

当日の流れ

お渡しする当日、切手盆を使用する際の流れがありますのでご紹介します。

1.切手盆を自分の方へ向けて置き、その上にお布施の表書きを自分が読める向きに乗せる

2.お布施の表書きを僧侶が読める向きまで切手盆を右回りに回す(切手盆が四角なら90度ずつ)

3.「本日は大変お世話になります。どうぞよろしくお願い申し上げます。どうぞお納めくださいませ」など、お礼の一言とともに切手盆を僧侶に差し出す

4.僧侶から返却される切手盆を受け取る

簡素化した方法

切手盆がない、用意できなかった場合では袱紗(ふくさ)を使用することもできます。

最近ではすでに袋のタイプになっているものが一般的となり、使用しても失礼にあたりません。

用意するもの

・袱紗

・お布施

袱紗の色は僧侶への感謝の気持ちとはいえ、あまりにも明るい色は避け、弔事の場合同様、紺、深緑、うぐいす、グレー、紫などの暗い色を選ぶのが適切です。

袱紗の色は紫があると弔事だけではなく慶事でも使えるので、ひとつあると便利ですね。

当日の流れ

袱紗を利用する場合も、切手盆同様にルールがあるので覚えておきましょう。

1.お布施を出して袱紗をたたみ、その上にお布施の表書きを自分が読める向きに乗せる

2.お礼の言葉とともにお布施の表書きを僧侶が読める向きまで手元で右回りに回す

3.お礼とともに袱紗ごと差し出す

4.袱紗を受け取る

袱紗には風呂敷パターンや爪付きパターンなど様々な種類が販売されていて、香典の金額で使い分けることもあります。「袱紗とは?お葬式にふさわしい袱紗の色から包み方まで完全解説!」ではこの詳細をしっかりご説明しておりますので、あわせてご覧ください。

用意しておくと良いもの5種

「お布施」について調べたことをきっかけに「何かあった時にあると便利なもの」を用意しておくことがオススメです。

・半紙と奉書紙

・封筒

・切手盆

・袱紗

・新札

順番ではないので思いついたときに、用意できそうなものから準備していきましょう。

半紙と奉書紙|丁寧な方法

半紙

にじまず破れにくい特厚半紙 野菊 100枚 / ¥310

にじみが少ないタイプの半紙なので、裏面に住所を書く際にも「筆ペンがにじんで書きにくい」ということが少ないのはストレスがなくて良いですね。

奉書紙

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奉書紙の中でも高級感のあるコシとツヤがあるタイプで、紙のサイズもB4サイズと少し大きめなので包みやすいのでオススメです。

封筒|簡素化した方法

白封筒

ササガワ 特上のし袋 白 5-2781 万型 無字 10枚入 / ¥430

無地の白封筒は奉書紙を使用しているので、お渡しする時にも品があります。

少ない枚数で買いやすい値段から用意できるのもいいですね。

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和紙で作られている封筒にすでに「御布施」など文字が印字されていて、紙幣をはさむだけの中包みもついているので使いやすいですね。

切手盆(きってぼん)|丁寧な方法

漆ぷろだくと 名刺盆(切手盆)黒フチ金 小 お布施 / ¥1,000

慶弔どちらの時も使えて、より丁寧な印象になる切手盆がこの値段で買うことができるので、是非一つ揃えておくといいですね。

袱紗(ふくさ)

珠音 ふくさ 紫 黒 慶弔 両用 金封 ちりめん 袱紗 男性 女性 結婚式 香典 / ¥1,390

慶弔どちらでも使用することができるシンプルな紫の袱紗は、高級素材を使用しているので、上品に使えてこの値段は大変お得ですね。

新札

新札を用意する一番の方法は、銀行の窓口や両替機がある店舗では両替機の利用となります。

「用意し忘れていて気がついたときには銀行がやっていなかった」「近くに窓口や両替機がある銀行がなかった」ということが起き、ギリギリでバタバタしてしまうことにもなってしまいがちです。

そのため、思い出したときに時間を見て銀行で用意しておくと慌ただしくならずに良いですね。

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まとめ

<お布施>

お世話になる僧侶を含めた寺院への「感謝の気持ちとして」渡すお金のこと

具体的な金額は決められていない

<お布施に含まれるもの>

通夜・葬儀 読経料 僧侶にお経をあげてもらうことへのお礼
戒名料 戒名をつけてもらうことへのお礼
納骨(新しいお墓で想定) 開眼供養 新しくお墓や仏壇を購入した際に魂を入れ、「供養すべき対象」にするための儀式へのお礼
年回忌法要 読経料 僧侶にお経をあげてもらうことへのお礼

<お布施以外で渡すもの>

御車代:お通夜や葬儀、法要する場所までの僧侶の交通費としてお渡しするもの

御膳料:通夜や葬儀後に行われる会食の食事代で僧侶が辞退した場合にお渡しするもの

<お布施の相場>

  お通夜・葬儀 四十九日法要 納骨法要 一周忌法要 三回忌以降の法要
お布施 15万〜60万円 3万〜5万円 3万〜10万円 3万〜5万円 1万〜5万円
御車代 5,000円〜1万円 5,000円〜1万円 5,000円〜1万円 5,000円〜1万円 5,000円〜1万円
御膳料 5,000円〜1万円 5,000円〜1万円 5,000円〜1万円 5,000円〜1万円 5,000円〜1万円
合計 16万〜62万円 4万〜7万円 4万〜12万円 4万〜7万円 2万〜7万円

<抑えておくべき4つのお布施マナー>

お布施の包み方 ・半紙で中包みし、奉書紙(ほうしょがみ)で上包みする

・白い封筒や市販の封筒で包む簡素化した方法もある

・水引は必要ない

お布施の書き方 ・薄墨ではなく通常の墨で書く

・数字は旧字体で書く

・書く内容は中包みや内袋のありなしで変わる

お金の入れ方 ・新札を用意する

・お札の肖像権の画を表にし、肖像画が封筒の上を向くように入れる

お布施の渡し方 ・僧侶が会場へ到着しご挨拶するタイミングが一般的

・お布施を手渡しすることはマナー違反

・切手盆か袱紗(ふくさ)を使用してその上にお布施を乗せて渡す

お布施は「お悔やみの気持ち」ではなく、「僧侶への感謝の気持ち」として渡すものということを理解することで、正しいマナーとルールを理解することができます。

正しく知ることで、僧侶へお渡しするまでの用意の時間から、より心をこめて丁寧に伝えたいと思えることにもつながっていくのです。

きちんとご挨拶することは、菩提寺とのトラブルを防ぐどころか、良好な関係を築けることにもなり、その後の法要での読経や法話がよりよい時間となり、故人を偲ぶ時間をより大切な時間にすることができるのです。

問い合わせ先の画像

【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

プロフィール

運営会社

会社概要

会社名 LDT株式会社
Life Design Technologies co.,Ltd


https://le-tech.jp/
資本金 11,930万円(資本準備金含む)
代表取締役 白石 和也
設立 2019年9月
所在地 〒105-0004
東京都港区新橋5丁目23-10片山ビル6階
TEL:0120-538-175
FAX:03-6800-5820
事業内容 AgeTech(エイジテック)プラットフォーム事業
AgeTech(エイジテック)関連のソフトウェア開発・提供事業
AgeTech(エイジテック)関連のコンサルティング事業

企業理念

ライフエンディング(葬儀)の後悔をなくす

私たちは超高齢社会に適した情報インフラとサービスインフラを構築することにより、人々のQOLの向上に寄与し、社会に貢献し続けます。

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やさしいお葬式監修

葬祭ディレクターとして10年以上培った経験を活かし、多様化する価値観の中でご相談者様にとって
どのようなご葬儀を選択することがよいのかを丁寧にヒアリングさせていただき、ご提案いたします。

お葬式セミナー講師
エンディングコンサルタント
栗本 喬一(くりもときょういち)
1977年 東京生まれ(名古屋育ち)
略歴
母の死をきっかけに葬儀業界に興味を持ち、大学卒業後、大手葬儀社へ入社、家族葬から大規模葬儀まで、幅広くお葬式を葬儀担当者(セレモニーディレクター)として活躍。その後、葬儀会館の店長、新規開拓を歴任。お客様からの「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとし、これまでに10年以上、5,000件以上の葬儀現場に立ち会う。
資格等
株式会社GSI グリーフサポート アドバンスコース修了。