葬儀 当日 の流れとは?初心者でもわかる式場到着~火葬まで
初めての葬儀は誰にとっても不安です。とくに葬儀当日は、何時に式場到着すればよいか、受付や焼香、火葬 手順はどう進むのかなど分からないことが多いものです。
本記事では「葬儀 当日 の流れ」を、初心者でも迷わないように式場到着から出棺、火葬・収骨、精進落としまで丁寧にガイドします。宗派や地域差に触れつつ、服装・持ち物・マナーまで網羅。検索キーワード「葬儀 流れ」「初心者向け 葬儀」で探しに来た方にも役立つ決定版です。
葬儀当日の全体像(式場到着~火葬・収骨まで)
一般的な葬儀当日の進行は次のとおりです。宗派や地域、会館の運用によって前後しますが、大枠の葬儀 流れは共通です。
① 式場到着・受付 → ② 開式前の準備・着席 → ③ 葬儀式・告別式 → ④ 弔辞・弔電 → ⑤ 焼香 → ⑥ 閉式・出棺 → ⑦ 火葬場へ移動 → ⑧ 火葬・収骨 → ⑨ 精進落とし(会食)
目安として参列者は開式15~30分前に式場到着、親族は会場準備に合わせて更に早めの集合が安心です。
到着時間・持ち物・服装(基本マナー)
式場到着の目安と導線
会館の掲示や案内係の指示に従い、まずは受付へ。受付周辺は混み合いやすいので、手元の荷物は最小限に。香典袋は取り出しやすい位置に用意しておきます。
持ち物チェック
・香典(袱紗に包む)/数珠/ハンカチ・ティッシュ/身分証・連絡先メモ/必要に応じて常備薬や防寒具
服装マナー(男女共通の要点)
喪服(ブラックフォーマル)が基本。男性は黒ネクタイ・白シャツ・黒革靴、女性は露出を控えた黒のワンピースやスーツ。アクセサリーは一連パールが無難、光沢の強い素材や香りの強い香水は避けます。
① 受付の流れと挨拶・香典の渡し方
受付での所作
袱紗から香典袋を出し、表書きを相手側へ向けて両手でお渡しします。挨拶は簡潔に「このたびはご愁傷様でございます」。長話は控え、記帳を済ませて速やかに会場へ。
香典・表書き・相場の基本は下記も参考に。
・供物・香典の基礎知識と相場
・焼香とは?宗派別の作法
② 開式前:席次・スマホ・所作の注意
席次の基本とアナウンス
前方が親族席、後方が一般参列者席が基本。案内がある場合は従います。携帯はマナーモード・通知オフに設定し、着席後は静かに待機しましょう。
③ 葬儀式・告別式の進み方(初心者向け 葬儀ガイド)
宗派別の主な違い
仏式は読経と焼香、神式は玉串奉奠、キリスト教式は聖書朗読・賛美歌が中心。会館の係員や式次第に従えば問題ありません。
黙祷・合掌のタイミング
司会アナウンスに合わせて黙祷・合掌。写真撮影や私語は厳禁です。
④ 弔辞・弔電の奉読:静穏に耳を傾ける
弔辞は故人と親交の深い方が読み上げます。弔電は多数届く場合があり、代表読み上げの後、会場掲示や冊子で共有されることもあります。
⑤ 焼香の作法(仏式の一般例)
焼香の基本動作
(1)遺族へ一礼 →(2)祭壇へ一礼 →(3)抹香をつまむ →(4)額へ軽くいただく(宗派により省略)→(5)香炉へ静かに落とす →(6)合掌 →(7)祭壇へ一礼 →(8)遺族へ一礼
回数やいただき方は宗派差があります。迷ったら前の方の動作を参考にし、場の流れに合わせるのが安心です。
詳しくは:・焼香の意味と作法
⑥ 閉式・喪主挨拶・出棺
閉式後の導線
喪主または遺族代表の挨拶の後、棺が霊柩車へ。花入れの儀(別れ花)がある場合は係員の指示に従います。参列のみの方はここで辞去することもあります。
⑦ 火葬場への移動(車列・同行範囲)
霊柩車を先頭にマイクロバスや自家用車で移動。火葬場は人数制限がある場合があり、参列者全員が同行しないケースも一般的です。案内放送・掲示に従ってください。
⑧ 火葬 手順と収骨(骨上げ)
火葬の基本フロー
(1)炉前読経などの後、棺を納める →(2)最後のご対面 →(3)点火(職員が実施)→(4)控室で待機(目安60~90分)→(5)収骨
収骨(骨上げ)の所作
二人一組で箸を用い、頭部から足元の順で骨壺へ納めるのが一般的(地域差あり)。司会や職員の案内に従いましょう。
関連:・埋葬の流れと手続き
⑨ 精進落とし(会食)のマナー
火葬後の会食は、労をねぎらう場。喪主の挨拶、献杯の後に会食が始まります。長時間の滞在は控え、所用があれば早めに一言添えて辞去します。
初心者向け 葬儀:よくある質問(Q&A)
Q1. 到着が開式直前になりそう…どうする?
静かに入場し、空いている後方席へ。受付は式後でも構いません。スタッフへ一言伝えるとスムーズです。
Q2. 数珠を忘れた場合は?
必須ではありませんが、持参が望ましい道具です。会館で販売・貸出がある場合も。
Q3. 子どもの同伴は?
可否は会場の方針とご家庭の判断により。ぐずった際にすぐ退室できる導線を確認しておくと安心です。
宗派・地域差で変わるポイント
仏式・神式・キリスト教式の違い
焼香・玉串奉奠・献花など、所作が異なります。当日の式次第・司会アナウンスに従うのが最も確実です。
関連:・葬儀の種類と宗教ごとの違い
香典・弔電・供花の基本(当日までに確認)
香典の表書き・相場
関係性・地域で相場が異なります。無理のない範囲で用意し、新札は避け、やむを得ず新札の場合は折り目を付けるのが通例です。
参考:・供物・香典の基礎
当日のチェックリスト(印刷推奨)
・式場到着:参列は15~30分前、親族は更に早めに集合
・受付:袱紗から香典を出し、両手で手渡し/弔意は簡潔に
・服装:光沢を避けた喪服/アクセサリーは一連パールが無難
・焼香:前の人の所作に合わせる/回数・いただき方は宗派差あり
・出棺:花入れの儀は係員の指示に従う/別れの言葉は短く静かに
・火葬 手順:炉前で最後の対面→控室待機→収骨(二人一組)
・会食:喪主挨拶・献杯後に着席/長居は避け、辞去時は一言添える
ケース別:時間配分と所要の目安
標準的な日程例
葬儀・告別式(60~90分)→ 出棺準備(15分)→ 火葬場移動(30分前後)→ 火葬(60~90分)→ 収骨(15分)→ 精進落とし(60分前後)
地域・混雑状況で延びる場合あり。冬季・繁忙期は火葬場の予約が混み合うため、会館スタッフの案内に従ってください。
弔問マナーのNG例(やりがちポイント)
避けたい振る舞い
・大きな私語/スマホの通知音・撮影/派手な装飾・香水/会場内での飲食/式次第や係員の指示無視
参列後にしておくと良いこと(お礼・香典返し)
喪主・親族の立場なら
会葬御礼・返礼品の手配、弔電へのお礼、会計の精算、法要日程の調整など。
関連:・法事・法要はいつまで?年忌の考え方
トラブル回避のコツ(初心者向け 葬儀)
不明点は当日スタッフへ
会場・火葬場スタッフは当日の導線を熟知しています。迷ったらすぐ聞くのが最短・最善です。
関連ガイド・あわせて読みたい
・家族葬と一般葬の違い・費用・参列マナー
・火葬(直葬)の費用と内訳・流れ
・葬儀費用がないときの対処法
・宗教・宗派ごとの葬儀の違い
まとめ:葬儀 当日 の流れを押さえ、心を込めてお見送りを
本記事では、式場到着から受付・焼香・出棺・火葬 手順・収骨・精進落としまで、初心者でも迷わない葬儀 流れを解説しました。大切なのは、場の進行に合わせて静かに所作を整えること。分からないときは前の人や係員に倣うこと。これだけで多くの不安は解消されます。故人への想いを胸に、落ち着いてお見送りの時間をお過ごしください。
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