東京都23区で失敗&後悔しない葬儀社の選び方と相場を徹底解説!
「東京都23区で葬儀をあげたい」
「東京都23区の葬儀社はどうやって探して依頼すればいい?」
「葬儀は高いって聞くし信頼できる所に頼みたいな…」
初めて葬儀を執り行うとき、このような不安や疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
東京都23区で依頼できる数ある葬儀社の中から、信頼&安心できる葬儀社1社を選ぶのは、とても大変なことです。特に葬儀はやり直しがきかないことがほとんどですので、葬儀社選びは慎重に選ぶべきでしょう。
また、あまり知られていませんが、地域によって葬儀社の価格差・役場補助の違いがあります。
例えば、東京都23区の葬儀相場は『36万円』(全国では46万円)ですが、葬儀形式や参列者数によって価格は大きく変わっていきます。
【東京都の葬儀プラン相場】
プラン |
東京都の相場 |
全国相場 |
特徴 |
一般葬 |
55万円
|
71万円
|
通夜・葬儀を行う一般的な葬儀 |
家族葬 |
40万円
|
50万円
|
親しい人のみで行う |
一日葬 |
34万円
|
44万円
|
通夜を行わず葬儀のみ |
直葬(火葬式) |
17万円
|
18万円
|
通夜・葬儀をせず火葬のみ行う |
平均 |
36万円
|
46万円
|
|
※2022年「 やさしいお葬式」調べ
※葬儀プランをクリックすると、詳細記事が開きます。合わせてご参考ください。
また、費用だけでなく利用できる斎場(火葬場)の数や料金・補助制度も異なります。
上記のように、東京都23区の情報を知らずにいると、金銭面でも損をしてしまう可能性もあります。
そこで本記事では、東京都23区で葬儀を挙げる際の葬儀社探しのポイントから相場、葬儀補助の受け取り方や風習についてまで、すべてご紹介いたします。
東京都23区で葬儀を挙げる為に必要な情報がギュッと詰まったお役立ちの内容ばかりです。少しでも不安や心配がある方は、スッキリ解決できますのでぜひ最後までお読みください。
東京都23区で安心&信頼できる葬儀社探しの2つのポイント
東京都23区で葬儀社を探す際は、特に下記2つのポイントを重視して探していきましょう。
ポイント |
理由 |
1.プラン料金を掲載していて東京都23区の相場と比較できる |
サイトやカタログに、価格をしっかりと掲載している葬儀社がオススメ
さらに、東京都23区の相場感と近い葬儀社であれば、費用面でも安心&納得できるため
|
2.葬儀社の口コミを確認できる |
実際に葬儀を挙げた方の実体験や感想を知ることで、より満足度の高い葬儀社を見つけることができるため |
葬儀は依頼するプランや祭壇の大きさや会場の広さ、病院から安置所の搬送距離など、さまざまな要因によって金額が大きく変動します。
そのため、プラン料金はもちろんオプションの金額もしっかりと明記している葬儀社がおすすめです。
また、口コミが確認できることも大切な指標の一つとなります。検討している葬儀社のサービスやスタッフの対応を確認することができるからです。
実際に下記リンクから東京都23区の葬儀社を検索してみましょう。
→ 東京都の葬儀施設、火葬場を探す
検索する際は、1.「葬儀社・葬儀屋」を選択し、2.お近くの市区部を選択後に検索ができます。「路線・駅から探す」では、最寄りの駅周辺の葬儀場、斎場を探すことも可能です。
東京都23区での葬儀は相場36万円~
東京都23区の葬儀社で依頼した場合、葬儀プランの相場は約36万円(A社:35万円、B社:34万円、C社:39万円)です。全国相場は46万円ですので、平均より費用を抑えて葬儀を挙げられますね。
また葬儀は形式や参列者の人数によって、かかる費用は大きく変動します。人数が多ければ、広い斎場を借りる必要や、会食や返礼品にかかる金額も大きくなるからです。
例えば、参列者が少なく、通夜や葬儀を行わない「直葬(火葬式)」と、大勢をお呼びし儀式をすべておこなう「一般葬」では、プランだけで約50万円以上もの価格差があります。
「どんな形式で参列者を何名お呼びするか?」は、ご家族の思いや故人の遺志を確認し、不明点や疑問は事前に葬儀社に相談した上で、検討するとスムーズでしょう。
【東京都の葬儀プラン相場】
プラン |
東京都の相場 |
全国相場 |
特徴 |
一般葬 |
55万円
|
71万円
|
通夜・葬儀を行う一般的な葬儀 |
家族葬 |
40万円
|
50万円
|
親しい人のみで行う |
一日葬 |
34万円
|
44万円
|
通夜を行わず葬儀のみ |
直葬(火葬式) |
17万円
|
18万円
|
通夜・葬儀をせず火葬のみ行う |
平均 |
36万円
|
46万円
|
|
※2022年「 やさしいお葬式」調べ
※葬儀プランをクリックすると、詳細記事が開きます。合わせてご参考ください。
「不明点が多い」と言われる葬式費用の内訳や必要な項目をしっかりと確認したい方は「 差額は100万以上!葬式費用を抑える5つのポイントと2つの注意点」の記事も合わせてお読みいただくことでより、疑問点がスッキリ解決できるでしょう。
→ 東京都の葬儀施設、火葬場を探す
東京都23区の火葬料金は4万円~
東京都23区には火葬場が9つあり、市民は12歳未満24,400円、12歳以上40,000円から利用することができます。
※減額・公費(葬祭扶助、行旅死亡人)を除く
落合斎場の詳細情報
画像引用元:東京博善|落合斎場公式サイト
情報引用元:東京博善|落合斎場公式サイト
種類
|
利用料金
|
区内在住者
|
その他
|
7歳以上
|
53,100~145,000円
|
6歳以下
|
29,000~79,000円
|
休憩室
|
11,000〜57,750円
|
冷蔵保管
|
9,900円
|
一般保管
|
4,400円
|
情報引用元:東京博善公式サイト ご利用案内
※2022年3月現在
※減額・公費(葬祭扶助、行旅死亡人)を除く
落合斎場とは⁈東京都新宿区・中野区・豊島区・渋谷区などでお葬式を行う方が使用する斎場の概要・費用・手配について
桐ケ谷斎場の詳細情報
画像引用元:東京博善|桐ケ谷斎場公式サイト
情報引用元:東京博善|桐ケ谷斎場公式サイト
種類
|
利用料金
|
区内在住者
|
その他
|
7歳以上
|
53,100~145,000円
|
6歳以下
|
29,000~160,000円
|
休憩室
|
11,000〜88,000円
|
冷蔵保管
|
9,900円
|
一般保管
|
4,400円
|
情報引用元:東京博善公式サイト ご利用案内
※2022年3月現在
※減額・公費(葬祭扶助、行旅死亡人)を除く
代々幡斎場の詳細情報
画像引用元:東京博善|堀ノ内斎場公式サイト
情報引用元:東京博善|代々幡斎場公式サイト
種類
|
利用料金
|
市内在住者
|
その他
|
7歳以上
|
53,100~145,000円
|
6歳以下
|
29,000~160,000円
|
休憩室
|
23,650〜57,750円
|
冷蔵保管
|
9,900円
|
一般保管
|
4,400円
|
情報引用元:東京博善公式サイト ご利用案内
※2022年3月現在
※減額・公費(葬祭扶助、行旅死亡人)を除く
・代々幡斎場とは?東京都渋谷区にある代々幡斎場を完全解説!
堀ノ内斎場の詳細情報
画像引用元:東京博善|代々幡斎場公式サイト
情報引用元:東京博善|堀ノ内斎場公式サイト
種類
|
利用料金
|
市内在住者
|
その他
|
7歳以上
|
53,100~107,500円
|
6歳以下
|
29,000~54,500円
|
休憩室
|
11,000〜28,600円
|
冷蔵保管
|
9,900円
|
一般保管
|
4,400円
|
情報引用元:東京博善公式サイト ご利用案内
※2022年3月現在
※減額・公費(葬祭扶助、行旅死亡人)を除く
堀ノ内斎場とは⁈東京都杉並区・練馬区・中野区・世田谷区・渋谷区などでお葬式を行う方が利用する斎場の概要・費用・手配について
町屋斎場の詳細情報
画像引用元:東京博善|町屋斎場公式サイト
情報引用元:東京博善|町屋斎場公式サイト
種類
|
利用料金
|
市内在住者
|
その他
|
7歳以上
|
53,100~145,000円
|
6歳以下
|
29,000~79,000円
|
休憩室
|
11,000〜57,750円
|
冷蔵保管
|
9,900円
|
一般保管
|
4,400円
|
情報引用元:東京博善公式サイト ご利用案内
※2022年3月現在
※減額・公費(葬祭扶助、行旅死亡人)を除く
多くの方が利用する東京都荒川区にある町屋斎場の特徴や施設、火葬の注意点まで完全解説!
四ツ木斎場の詳細情報
画像引用元:東京博善|四ツ木斎場公式サイト
情報引用元:東京博善|四ツ木斎場公式サイト
種類
|
利用料金
|
区内在住者
|
その他
|
6歳以上
|
53,100~280,000円
|
6歳未満
|
29,000~160,000円
|
休憩室
|
6,600〜28,600円
|
冷蔵保管
|
9,900円
|
一般保管
|
4,400円
|
情報引用元:東京博善公式サイト ご利用案内
※2022年3月現在
※減額・公費(葬祭扶助、行旅死亡人)を除く
東京都葛飾区にある四ツ木斎場とは?その特徴や設備を完全解説!
臨海斎場の詳細情報
画像引用元:臨海部広域斎場組合|臨海斎場公式サイト
情報引用元:臨海部広域斎場組合|臨海斎場公式サイト 利用案内
種類
|
利用料金
|
組織区住民
(港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区)
|
組織区外住民
(左の5区以外)
|
12歳以上
|
40,000円
|
80,000円
|
12歳未満
|
24,400円
|
48,800円
|
遺族控室
|
14,000円
|
42,000円
|
会葬者控室
|
30,000円
|
90,000円
|
柩保管施設
24時間ごと(24時間に満たない場合は24時間になります。)
|
3,000円
|
10,000円
|
情報引用元:臨海部広域斎場組合|臨海斎場公式サイト 使用料金
※2022年3月現在
※減額・公費(葬祭扶助、行旅死亡人)を除く
・大田区にある臨海斎場とは?予約・特徴・利用できる設備・使用料金を徹底解説!
戸田葬祭場の詳細情報
画像引用元:株式会社戸田葬祭場|戸田葬祭場公式サイト 戸田葬祭場について
住所
|
東京都板橋区舟渡四丁目15番1号
|
電話番号
|
03-3966-4241
|
受付時間
|
9:00~21:00(定休日(友引)前は、18:00までとさせて頂きます)
※尚、WEB予約は24時間受付けております。
(WEBは登録が必要です。)
|
休業日
|
※カレンダー上の友引日が当斎場の定休日です。
|
外部リンク
|
株式会社戸田葬祭場|戸田葬祭場公式サイト |
情報引用元:株式会社戸田葬祭場|戸田葬祭場公式サイトご利用案内
種類
|
利用料金
|
区内在住者
|
その他
|
7歳以上
|
29,500〜53,100円
|
59,000〜177,000円
|
6歳以下
|
16,100〜29,000円
|
32,300〜104,000円
|
待合室
|
13,200〜52,800円
|
情報引用元:株式会社戸田葬祭場|戸田葬祭場公式サイト 料金のご案内
※2022年3月現在
戸田葬祭場とは⁈東京都板橋区・練馬区・北区・埼玉県戸田市・和光市などでお葬式を行う方が利用する斎場の概要・費用・手配について
瑞江葬儀所の詳細情報
画像引用元:公益財団法人東京都公園協会|瑞江葬儀所公式サイト 施設紹介
住所
|
江戸川区春江町3-26-1
|
電話番号
|
03-3670-0131
|
受付時間
|
午前8時40分から午後4時50分(TEL03-3670-0131)
午後5時00分から午前8時30分(夜間受付 TEL03-6302-8171)
|
外部リンク
|
公益財団法人東京都公園協会|瑞江葬儀所公式サイト |
情報引用元:公益財団法人東京都公園協会|瑞江葬儀所公式サイト
種類
|
利用料金
|
都民
|
その他
|
7歳以上
|
59,600円
|
71,520円
|
7歳未満
|
34,500円
|
41,400円
|
控室料
1室(40名以内)
|
10,200円
|
12,240円
|
控室料
1室(要保護者・要支援者・公費対象者)
|
5,100円
|
柩保管料
1柩(24時間以内)
|
8,140円
|
9,760円
|
情報引用元:公益財団法人東京都公園協会|瑞江葬儀所公式サイト 火葬料等
※2022年3月現在
東京都立瑞江葬儀所とは⁈東京23区で唯一の都営火葬場の概要・使用料金・予約方法とは
火葬料金については、「東京都立瑞江葬儀所とは⁈東京23区で唯一の都営火葬場の概要・使用料金・予約方法とは」の記事もご参考ください。
→ 東京都の葬儀施設、火葬場を探す
東京都23区で葬儀をあげる場合の平均日数は4~5日
東京都23区では亡くなってから葬儀までかかる日数は、4~5日です。全国平均は4日ですのでやや長いと言えるでしょう。
一般的には、亡くなってから葬儀までの日程は、翌日に通夜、翌々日に葬儀と告別式、火葬の流れですが、斎場や火葬場の空き状況によっては一週間以上かかるケースもあります。
特に昨今は、高齢化や新型コロナの影響もあり火葬場不足は社会問題として度々ニュースにもとりあげられるほどです。
団塊世代の高齢化で深刻な火葬場不足 「何週間も待たされる事態」も想定( マネーポストWEB)
葬儀のスムーズな日程調整の仕方と、注意点について事前に把握しておきたい方は、「 プロが解説!スムーズな葬式日程を決める為の7つのポイントと注意点」の記事も合わせてお読みください。
→ 東京都の葬儀施設、火葬場を探す
東京都23区で使用できる葬儀補助
故人が、東京都23区にお住まいだった場合、下記の補助を受けることができます。下記は「利用しやすい順」での紹介です。
葬儀補助 |
内容 |
葬祭費(そうさいひ) |
故人が国民健康保険に加入していた場合、7万円が受け取れる |
葬祭扶助(生活保護葬) |
故人や葬儀をあげる喪主、遺族が生活保護を受けていた場合、16~20万円の範囲内で直葬(火葬式)をあげられる |
区民葬 |
亡くなられた方、もしくは喪主が23区内にお住まいであれば、20~100万円の特別料金で葬儀を行うことができる。 |
葬祭費(支給金額:7万円)
故人が国民健康保険に加入していた場合、葬儀を行った方が申請を行うと「葬祭費」として7万円の給付金を受け取れます。
【申請に必要なもの】
項目 |
具体例 |
申請者の本人確認書類 |
本人確認資料とは、運転免許証・パスポート(日本国発行のもの)・マイナンバーカードなど |
喪主の確認ができる書類 |
葬儀代金領収書の写し |
振込先の書類 |
申請者(葬祭の費用を支払った方)の振込先の口座番号等がわかるもの |
故人の保険証 |
亡くなった方の保険証の記号・番号がわかるもの(被保険者証など) |
情報引用先: 葬祭費の支給|世田谷区
【申請方法】
故人がお住まいの区役所保険年金課に上記の書類を持って申請します。
葬祭費の支給金額は市町村によって異なり、時効は2年です。申請が必要ですので、忘れてもらい損ねないように注意しましょう。
葬祭費の仕組みについて事前にしっかりと確認しておきたい方は「 忘れてはいけない!?申請すれば頂ける葬祭費・埋葬料とは?給付金制度の概要と申請時のポイント」の記事もご参考ください。
また、国民健康保険ではなく社会保険に加入されていた方は、葬祭費ではなく「埋葬料」として一律5万円を受け取ることが可能です。「 【埋葬料】申請忘れに注意!もらい損ねない為に必要な3つのポイント」の記事で申請方法や準備物を紹介していますので合わせてお読みください。
葬祭扶助(そうさいふじょ)・生活保護葬が利用可能
東京都では、生活保護者の葬儀に「葬祭扶助(そうさいふじょ)」が支給されます。
「葬祭扶助」とは、故人が生活保護を受けていた場合や、喪主や遺族自身が経済的に困窮していた場合に利用でき、生活保護法の18条に定められているものです。ただし、通夜や告別式、戒名を付けるなどは行えず、火葬のみのシンプルな葬儀のみと決められています。
支給上限は自治体によって異なりますが、大人であれば20万円。12歳以下の子どもは16万円です。利用者は費用を直接受け取るのではなく、葬儀をとりおこなった葬儀社が直接、東京都へ請求をおこないます。
葬儀後の申請は認められていないため、葬祭扶助での葬儀を検討されている方は、東京都の生活支援課へ事前に相談してみましょう。
【申請方法】
1.生活福祉部生活支援課へ申請
2.指定の葬儀社で火葬式をとりおこなう
3.葬儀社が東京都へ請求
4.東京都の福祉部が、葬儀社へ支払い
【問い合わせ先】
総合支所業務案内 生活支援課
葬祭扶助制度にご興味のある方は、「 葬祭扶助とは?支給の条件から金額、申請方法まで徹底解説!」記事を読むことでより知識を深めることができます。
区民葬が利用
画像引用元: 区民葬儀券
故人もしくは葬儀を主催する方が、23区内にお住まいであれば「区民葬」を利用することができます。
一律料金ではなく、祭壇や霊柩車、棺のランクによって金額が異なりますので、20~100万円と費用の幅が大きくなるでしょう。
申し込みには「区民葬儀券」が必要になります。また、どの葬儀社でもあげられるわけではなく「区民葬儀取扱指定店」と呼ばれる、葬儀社で申し込む必要があります。
区民葬儀取扱指定店は、23区の各ホームページにて一覧表示されていますので、確認してみましょう。
・ 区民葬儀取扱指定店一覧(世田谷区内)
・ 大田区内の区民葬儀取扱店
【申請方法】
1.区民葬を行っている葬儀社に「区民葬を行いたい」ことを伝える
2.死亡届提出の際、生活福祉課もしくは各総合支所戸籍係で「区民葬儀券」を受け取り、葬儀社へ提出
情報引用元: 区民葬儀券
市民・区民葬はお住まいの自治体によっては、利用することはできません。リーズナブルな金額で葬儀をあげたい方は、積極的に活用したいですね。
「 市民葬・区民葬とは?利用方法・メリット・デメリットを完全紹介!」の記事でメリット・注意点について記載していますのでご参考ください。
覚えておきたい!東京都23区内の葬儀の風習
葬儀の風習は地域によって異なり、葬儀の流れや日程、マナーも土地によってまったく違うこともあります。
「地元の葬儀とぜんぜん違うんだけど…」と戸惑わないように東京都の葬儀の風習を確認しておきましょう。
【東京都の葬儀の風習】
・通夜後の会食「通夜振る舞い」を「おこなう
・納骨は、お骨をすべて骨壷に納める「全骨収骨」
葬儀の流れをより深く理解されたい方は、「 【保存版】葬儀の流れはこれで完全理解!役割・期限・ポイント全情報」の記事もお読みいただくことで余裕をもって葬儀をあげることができるでしょう。
通夜後の会食「通夜振る舞い」を「おこなう」
東京都では通夜の後に故人を偲ぶ会食を『行います』。
通夜振る舞い(つやぶるまい)とは、通夜後に行う故人との別れの宴であり、喪主が参列者へ感謝を伝える場でもあります。
費用は、一人あたり2千~3千円ほどですが、昨今は新型コロナの影響もあり、省略するかお弁当など持ち帰りにするケースも多いです。
主に関東など東日本で行われる風習で関西など西日本の地域では、通夜後はそのまま帰宅し通夜振る舞いは行いません。
実際、関西地方の方が「通夜振る舞いがあって驚いた!」と仰る方もいらっしゃるほどです。
事前に、喪主としての通夜振る舞いでの立ち回りや、挨拶の例文をしっかりと確認しておき、落ち着いて臨みたい方は「 通夜振る舞いの流れと費用|注意点や挨拶例文・喪主の心得まで全解説」の記事もご参考ください。
納骨はお骨をすべて骨壷に納める「全骨収骨(ぜんこつしゅうこつ)」
火葬の後に故人のお骨を拾って骨壷に入れることを収骨(拾骨)と言います。関東と関西では拾い上げる骨の量に違いがあります。
【関東圏と関西圏の違い】
|
関東圏 |
関西圏 |
お骨 |
全てを拾い上げる |
頭部やのど仏、腕、胸などの主要なお骨だけを拾う |
骨壷の大きさ |
7寸(約21cm)の収骨容器が多く使われる |
3寸(約9cm)から5寸(約15cm)の骨壷が多く使われる |
東京都は関東圏なので、お骨は全てを拾い上げ、7寸(約21cm)の収骨容器が多く使われるのが一般的です。
東京都23区で「安くて良い葬儀」をあげる方法
東京都23区の葬儀プランの相場は36万円ですが、費用を抑えて良い葬儀を行いたいのであれば、下記の方法があります。
※オススメ順にご紹介しています。
【費用を抑えて葬儀をあげる方法】
1.葬儀仲介業者に依頼する
2.複数の葬儀社で見積をとり比較する
費用面だけでなく、葬儀社選びも満足&納得した業者へ依頼したいという方は、『葬儀の仲介業者を通す』ことで後悔せずに依頼することができるでしょう。
葬儀の仲介業者ではプランの価格があらかじめ決まっており、追加オプションとして必要な項目を追加できるので、葬儀費用を効率的に抑えることができます。
また、葬儀社のクオリティを事前チェックしているため、「安心・誠実な葬儀社を紹介できる」メリットもあるからです。
オススメの仲介業者の選び方は「 おすすめ葬儀仲介業者はこう選ぶ!選び方5選で失敗なしの葬儀社選び」の記事でくわしくご紹介しています。費用面はもちろん、最後まで安心して任せられる葬儀社を東京都23区で見つけたい方はぜひ、ご参考ください。
→ 東京都の葬儀施設、火葬場を探す
まとめ
東京都23区で、後悔しないで滞りなく葬儀をあげるためには、信頼できる葬儀社に依頼するのが必須条件です。そのためには、費用相場と口コミをしっかりと確認し、納得した葬儀社へ依頼するようにしましょう。
【東京都の葬儀プラン相場】
プラン |
東京都の相場 |
全国相場 |
特徴 |
一般葬 |
55万円
|
71万円
|
通夜・葬儀を行う一般的な葬儀 |
家族葬 |
40万円
|
50万円
|
親しい人のみで行う |
一日葬 |
34万円
|
44万円
|
通夜を行わず葬儀のみ |
直葬(火葬式) |
17万円
|
18万円
|
通夜・葬儀をせず火葬のみ行う |
平均 |
36万円
|
46万円
|
|
※2022年「 やさしいお葬式」調べ
※葬儀プランをクリックすると、詳細記事が開きます。合わせてご参考ください。
東京都23区で葬儀をあげる場合の平均日数は3~4日です。また、故人が東京都23区に在住していた場合は下記の葬儀補助を受けることができます。
葬儀補助 |
内容 |
葬祭費(そうさいひ) |
故人が国民健康保険に加入していた場合、7万円が受け取れる |
葬祭扶助(生活保護葬) |
故人や葬儀をあげる喪主、遺族が生活保護を受けていた場合、16~20万円の範囲内で直葬(火葬式)をあげられる |
区民葬 |
亡くなられた方、もしくは喪主が23区内にお住まいであれば、20~100万円の特別料金で葬儀を行うことができる。 |
葬儀の準備をするのに『早すぎる』ということはありません。ゆっくりと時間をかけて吟味、検討した葬儀の方が、ご遺族にとっても納得&満足した葬儀になるでしょう。
本記事が、東京都23区で葬儀をご検討されている皆さまのお力添えになれば幸いです。
→ 東京都の葬儀施設、火葬場を探す