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遺書,と,は

遺書とは気持ちの大掃除|希望を見つけるための5つのステップを解説

「そもそも遺書ってなんだろう?」

「何を書けばいいんだろう?」

「遺言書やエンディングノートと何が違うの?」

自分や家族の「安心材料として」遺書を書くことを考えてみたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

遺書には法的効力も、書き方や渡し方や渡すべき相手など一切ルールはありません。

ルールがないからこそ大切な人への手紙のようなものですので、「誰に」「どんな内容を」「どう遺すか」は自由に決めることができます。

<遺書の作成例>


よく聞く「遺言書」や「エンディングノート」との違いは下記の通りです。

  遺書 遺言書 エンディングノート
内容 自分の想いをまとめた手紙のようなもの どの財産を誰にどう残すかについてなどへの遺言を法律的に有効となるように書いたもの 通帳や資産、葬儀に対しての希望など自分のことを自分史のようにまとめたもの
法的効力 なし あり なし
書き方のルール なし あり なし

ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは2021年春、慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科の修士課程を修了し、その中で「遺書」について研究を行いました。

50名に「遺書」を書いてもらったところ、9割の方は「自分の死後」を意識することで「まだ生きたい!」とポジティブになり、生きるモチベーションが上がったそうです。

(参考: 【田村淳】逝く人と遺される人の対話、大学院で学んだ

ついついネガティブに考えてしまいがちな遺書も、実際に書いてみるとネガティブになる方は1割程度ということがわかりました。

それではなぜ「遺書」が気持ちを前向きにさせてくれるのでしょうか。

それは遺書を書くために必要なステップにあります。

大切なことは手紙で残しておきたいと思った相手への不満や後悔、されて嬉しかったことなど思いつく感情を全て洗い出して書き出すことなのです。

今抱えている気持ちを全て書き出すことで心の中を大掃除し、断捨離することで気持ちがスッキリして、相手への感謝の気持ちを見つけられることになります。

自分の今の周りの環境を客観視し、気持ちの大掃除をすることで「やり残したこと」が「もう少し頑張りたいこと」に代わり、「目標」となって前を向くことができるでしょう。

そこで今回は、遺書で生きるモチベーションがあがる6つの理由とともに、遺書が完成するまでに必要な5つのステップをご紹介します!

「いつ何が起こるかわからないからこそ、安心材料としての遺書を書くにはどうすれば良いのか知りたい」という方は是非最後までご覧ください。

遺書を書くことには6つのメリットがある!

遺書を書くことで生きるモチベーションがあがる理由は6つあります。

実際に遺書を書いた時に気付く順番でご紹介しますのでご覧ください。

1.今の自分の環境を客観視することができる

2.不満だけではなく感謝の気持ちを見つけることができる

3.大切な人の未来を考えることができる

4.万が一の時にも想いを伝えることができる

5.遺言書やエンディングノートがあることを伝えることができる

6.自分の未来を考え「今」がより大切になる

「死ぬ瞬間の5つの後悔」という、介護職として終末期治療の患者に関わってきた著者が、多くの人を見送ってきた中で人々がどんなことに後悔するのかをまとめた本があります。

死ぬ瞬間の5つの後悔 \1760 (Amazon)


数多くの「最期」を看取った女性介護人が死の床で聞いた、誰にでも共通する後悔とは?人生は今からでも変えられる。器用に生きられないあなたに贈る一冊。

その中で取り上げられている後悔の一つが「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」ということなのです。

人はいつどんなことが起こるかわかりません。

普段なかなか気持ちを伝えるのが難しいからこそ、遺書として手紙を書いておくことで、後悔を一つ減らすことにもつながるでしょう。

今の自分の環境を客観視することができる

「自分に万が一のことがあったときに残す手紙」として遺書を書くときには、それまで自分がどんな人生を歩んできたのか、今の仕事や生活についてなどの今の環境を振り返る必要があります。

普段なかなか考えることではないからこそ、一度立ち止まって振り返ってみるのはとても大切な発見になるのです。

今までどんなことがあったのか、どういった流れで今の毎日があるのかなどゆっくり考えてみましょう。

不満だけではなく感謝の気持ちを見つけることができる

不満の言葉の後に感謝の気持ちを見つけることができ、相手に伝えることが出来ればその気持ちは相手にとって「宝物の言葉」となって支えになります。

さらに、感謝の気持ちという忘れてた大切な感情を思い出せることで優しい気持ちになれるのです。

毎日何かと忙しく過ごしていると、どうしても不満ばかり多くなってしまいます。

特に家族と一緒に暮らしていると大事なはずなのに毎日のささいなことの不満が積み重なったり、仕事も自分で選んだはずなのに不満ばかりになってしまっていたりしますよね。

そんな時にはまず頭の中にあることを一度全て書き出すことがオススメです。

「遺書で生きるモチベーションがあがる6つの理由」でご紹介した本の中での「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」という後悔をしないようにするために、相手に伝えたい気持ちを全部書き出してみてください。

大切な人の未来を考えることができる

もしも自分がいなくなったあと、相手がその後「どう生きていくのか」を考えます。

「健康でいてほしい」「無理しないでほしい」など相手への配慮の気持ちだけではなく、「ここに行きたかった」「こんなことしたかった」などの気持ちが見つかることもあるでしょう。

大切な人の未来を考えることで、自分が相手に対してどんなことを思っていたのかを知ることにもなるのです。

万が一の時にも想いを伝えることができる

万が一の時、 相手に気持ちを伝える手段を残せることは大きな安心材料となりますね。

「遺書」という言葉の響きは重く捉えがちですが、「万が一の時に想いを伝える手紙」として考えるとネガティブなことだけではないでしょう。

いつどんなことがあるかわからないからこそ、普段なかなか言えない気持ちを定期的に書き直して残しておくことで、自分にとっても、そして残された相手にとっても大切なものになります。

遺言書やエンディングノートがあることを伝えることができる

もし法的に有効になるように書かれた「遺言書」や、自分のことをまとめた「エンディングノート」を用意している場合、存在があることを家族が気づかなければ意味がありません。

もしも用意していれば、保管場所などの詳細とともに伝えておきましょう。

「遺言書」は自分が亡くなった後に残る遺産を誰にどう分けるかということを書き遺すもので、「自筆証書遺言」「公正証書遺言」「秘密証書遺言」「特別方式遺言」に分類されます。

それぞれ遺言書のルールに沿ったものでないと無効となるため、遺言書を書きたいという方は 「【文例付き】相続プロが教える!有効な遺言書の書き方完全マニュアル」の記事を是非ご参考下さい。

そして終活ノートとも呼ばれる「エンディングノート」は書き方にルールがないからこそ、自分が書きやすいものを正しく選ぶことで「死ぬ準備」ではなく、「自分史」を作るイメージで楽しみながら書けるようになります。

「エンディングノートは難しくない!スラスラと書ける5つのポイント!」では書くべき7つの内容や、書けるようになる5つのポイントを解説していますので是非こちらもご覧ください。

自分の未来を考え「今」がより大切になる

伝えたい気持ちを不満から全部書きだして相手の未来を考えることで、まだまだやりたいことや行きたい場所などが見つかり、自分の「目標」となって生きるモチベーションとなります。

自分が今抱えている感情や状況を一つ一つ整理したからこそ見つかる「今」は、取り組む前と大きく変わっていることがあるのです。

これで書ける!遺書完成までの5つのステップ

遺書を書くことでメリットがたくさんあるとはいえ、なかなか書き進めることはできませんよね。

遺書を完成させるには5つのステップのみです!

取り組む順番でご紹介しますので是非試してみてください。

1.思いついたときに書く

2.万が一のときに手紙を渡したい人を考える

3.何でまとめるかを決める

4.遺書に書くべきことは3つのみ!

5.保管場所を決める

思いついたときに書く

遺書は大切な人に遺す手紙ですので、「いつ書くべきか」などのルールはもちろんありません。

いつ何があるかは誰にもわかりませんので、ふと思いついた時に書いてみると良いでしょう。

「遺書で生きるモチベーションがあがる6つの理由」でお話ししましたが、遺書を書くためには、今の自分の状況を整理して不満も含めて感情を吐き出し切ることが重要です。

感情も定期的に変わりますので「遺書を書く」つもりで取り組むのではなく、年末に部屋を大掃除するように自分の気持ちを大掃除するつもりで書くと良いでしょう。

自分自身の感情を定期的に整理できることで、スッキリとした気持ちで毎日を過ごせます

万が一のときに手紙を渡したい人を考える

万が一のとき、手紙を渡したい人が誰なのかを考えましょう。

・大切な家族に残しておく手紙

・今までずっと支えてくれている親友へ感謝の気持ちを伝える手紙

・本当にお世話になった恩人への手紙

など、「遺書を残す相手」ではなく「普段なかなか言えなかった気持ちを伝える手紙」として考えることが大切です。

何でまとめるかを決める

遺書には法的なルールが一切ありませんので、自分が書きやすい方法でまとめると良いでしょう。

主な方法は3種類となり、取り組みやすい順にご紹介します。

1.直筆で書く

2.アプリやデジタルでまとめる

3.動画を撮る

直筆で書く

一番取り組みやすく、イメージもつきやすいのが便箋などに手書きで残す方法です。

手書きの文字は、受け取った人にとっても「こんな字を書く人だったなぁ」と人柄を思い出せるきっかけにもなるので、大切な宝物になりますよね。

アプリやデジタルでまとめる

普段使い慣れているツールを使えば、自分の気持ちもより書き出しやすくなります。

また、文章と一緒に写真や思い出の動画をまとめたり、好きだった音楽と一緒に残すことができるのも魅力ですね。

「遺書をまとめるのにおすすめのアプリ2選」ではおすすめのアプリをご紹介しておりますので、是非最後までご覧ください。

動画を撮る

亡くなった人の顔や声は絶対に忘れたくないものなのに、時間が経つとどうしても薄れてしまい、なかなか思い出せなくなってしまいます。

自分の顔と声で気持ちを伝えられることは、遺される人にとって何よりの宝物になるでしょう。

自分がカメラに向かって話すことに少し気持ちが引ける場合には、普段の様子や好きな景色などに手紙を入力して合わせる形も良いですね。

遺書に書くべきことは3つのみ!

「遺書に具体的にどんなことを書けばいいかわからなくて結局書き進められなかった」という方も少なくないと思います。

遺書に書くべき内容は3種類のみです!

書きやすい順でご紹介しますので、是非参考に書いてみてください。

1.最低限伝えるべきこと

2.残したい相手への手紙

3.遺書を書いた日付と自分の名前


最低限伝えるべきこと

遺言状やエンディングノートの有無、通帳などの貴重品の場所、勤務先の会社などの万が一の時に連絡すべきところをまとめましょう。

今自分の身の回りにあることを、仕事での引き継ぎをするイメージで進めるとまとめやすくなります。

残したい相手への手紙

相手に対しての気持ちを手紙にしましょう。

もしもうまくまとまらない場合は、不満や心残りなど表に出てくる感情から書き進めていくと言葉が出やすくなります。

次に相手からしてもらって嬉しかったこと、言ってもらった嬉しい言葉、記憶に残っている思い出、普段なかなか言えなかった気持ちなどをまとめてみてください。

最初から文章にしようとせず、キーワードを出していくことから始めていくと書きやすくなりますので、難しく考えすぎずに相手に伝えておきたい気持ちを書き出してみるといいでしょう。

遺書を書いた日付と自分の名前

遺書を「いつ」「誰が」書いたのかわかるようにしておきましょう。

せっかく書いたものなのに、本物だと信じてもらえないとさみしいですよね。

日付も書いてあることで書かれた日の季節が思い出せたり、「もう何年経つんだなぁ」と時間の経過を考えたりしてもらえます。

保管場所を決める

遺書は相手の手に渡らなければ意味がありませんので、どこに保管するかを考えましょう。

相手に遺書があることを伝えていなくても気付いてもらえるような場所はもちろん、保管していることを伝えておく形や、大切な人に「何かあったらお願いね」と託すなど様々な方法があります。

書いて終わりではなく、どう手に渡るかも大切に考えたいですね。

遺書をまとめるのにおすすめのアプリ2選

遺書をまとめる方法は 「何でまとめるかを決める」でもご紹介しましたが、具体的に「遺書」としてサービスを展開しているものが2種類ありますので順不同でご紹介します。

1.ITAKOTO(アプリ)

2.Will-遺書?(アプリ)

「ITAKOTO」

前述のロンドンブーツ1号2号の田村淳さん発案の日本初となる遺書動画共有アプリです。

「この世から、心のこりをなくしたい」というテーマのもと、よりカジュアルに「死」を考えて、明日を生きる力に変えていこうというものとなります。

アプリ内のガイドに沿っていけば、大切な人に向けての動画撮影を進めることができ、遺書URLを使用すればいつでも大切な人に届けることができる便利なサービスです。

「Will-遺書-」

「遺書」をテーマに、大切な人ごとにメッセージを書くことができるアプリです。

画面ロックやメッセージロック機能もあるのでセキュリティの面でも安心できる上、メッセージを画像化して保存したり、シェア機能を使って届けることができます。

まとめ

・遺書には法的効力も、書き方や渡し方や渡すべき相手など一切ルールない

・ルールがないからこそ大切な人への手紙のようなもの

・「誰に」「どんな内容を」「どう遺すか」は自由に決めることができる

<遺書で生きるモチベーションがあがる6つの理由>

1.今の自分の環境を客観視することができる

2.不満だけではなく感謝の気持ちを見つけることができる

3.大切な人の未来を考えることができる

4.万が一の時にも想いを伝えることができる

5.遺言書やエンディングノートがあることを伝えることができる

6.自分の未来を考え「今」がより大切になる

<これで書ける!遺書完成までの5つのステップ>

1.思いついたときに書く

2.万が一のときに手紙を渡したい人を考える

3.何でまとめるかを決める

   1.直筆で書く

   2.アプリやデジタルでまとめる

   3.動画を撮る

4.遺書に書くべきことは3つのみ!

   1.最低限伝えるべきこと

   2.残したい相手への手紙

   3.遺書を書いた日付と自分の名前

5.保管場所を決める

遺書とはネガティブなことだけではなく、解決しなかった悩みや不満の中から、「もう少し頑張ってみよう」という希望を見つけることもできる「気持ちの大掃除」のようなものです。

定期的に「頭の中の感情を書き出す」ことで、優しい気持ちや感謝、希望を見つけられるだけではなく、万が一のときに「もっと気持ちを伝えておけばよかった」という後悔をなくすことにもつながります。

遺書を書くことは、渡す予定などではなく「一回リセットしたい」「頭をスッキリさせたい」という人にこそ、是非試していただきたい「気持ちのリセット方法」の一つでもあるのです。

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【監修】高橋圭(司法書士・宅地建物取引士)

略歴
高橋圭 (たかはし けい)
青山学院大学法学部卒業。
2007年司法書士試験に合格後、都内司法書士法人にてパートナー司法書士としての勤務を経て2016年ライズアクロス司法書士事務所を創業。
司法書士法人中央ライズアクロスグループCEO代表社員

プロフィール

運営会社

会社概要

会社名 LDT株式会社
Life Design Technologies co.,Ltd


https://le-tech.jp/
資本金 11,930万円(資本準備金含む)
代表取締役 白石 和也
設立 2019年9月
所在地 〒105-0004
東京都港区新橋5丁目23-10片山ビル6階
TEL:0120-538-175
FAX:03-6800-5820
事業内容 AgeTech(エイジテック)プラットフォーム事業
AgeTech(エイジテック)関連のソフトウェア開発・提供事業
AgeTech(エイジテック)関連のコンサルティング事業

企業理念

ライフエンディング(葬儀)の後悔をなくす

私たちは超高齢社会に適した情報インフラとサービスインフラを構築することにより、人々のQOLの向上に寄与し、社会に貢献し続けます。

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葬祭ディレクターとして10年以上培った経験を活かし、多様化する価値観の中でご相談者様にとって
どのようなご葬儀を選択することがよいのかを丁寧にヒアリングさせていただき、ご提案いたします。

お葬式セミナー講師
エンディングコンサルタント
栗本 喬一(くりもときょういち)
1977年 東京生まれ(名古屋育ち)
略歴
母の死をきっかけに葬儀業界に興味を持ち、大学卒業後、大手葬儀社へ入社、家族葬から大規模葬儀まで、幅広くお葬式を葬儀担当者(セレモニーディレクター)として活躍。その後、葬儀会館の店長、新規開拓を歴任。お客様からの「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとし、これまでに10年以上、5,000件以上の葬儀現場に立ち会う。
資格等
株式会社GSI グリーフサポート アドバンスコース修了。