不動明王の真言とは?不動明王や真言の意味から、不動明王の真言の種類や唱え方まで徹底解説!
「お不動さん」の呼び名でもおなじみの不動明王。炎を背に、怒りをあらわにした不動明王を、像や絵で見たことがある人も多いでしょう。
しかし、一見怖そうですが、不動明王は人々を救いの道へと導く仏様の姿の一つ。不動明王の真言も、強力な加護を得られるとされています。
この記事では、不動明王や不動明王の真言について、どんな御利益があるのかも合わせて紹介します。
不動明王(ふどうみょうおう)とは?
不動明王の名前は聞いたことがあっても、実際にはどのような存在なのか知っている人は少ないのではないでしょうか。
まずは、怖い顔をしているのに、恐れられるのでなく「お不動様」と拝まれる理由と合わせて紹介します。
不動明王とはなにか?
不動明王は見た目の怖さから閻魔様や鬼のような存在と思われるかもしれませんが、実はれっきとした仏様です。
大日如来の別の姿とされている
密教においては本尊とされる、大日如来の別の姿とされています。
大日如来の「大日」は「大いなる日輪」という意味です。太陽を司る毘盧遮那(びるしゃな)如来がさらに進化した姿で、密教では大日如来と同一視されています。
有名な奈良の大仏の正式名称も「東大寺毘盧舎那(密教では毘盧遮那)仏像」なので、大日如来像でもあるということですね。
密教での三輪身とは?
密教では一体の仏が「自性輪身」(じしょうりんじん)、「正法輪身」(しょうぼうりんじん)、「教令輪身」(きょうりょうりんじん)の3つの姿をとる三輪身という考えがあります。
自性輪身は宇宙の真理や悟りの境地を体現した姿(如来)、正法輪身はそれらを分かりやすく説く姿(菩薩)を指します。
そして教令輪身は、仏法に従わず、道を外れようとする衆生を脅してでも引き戻し、諭すという姿です。
不動明王は大日如来の教令輪身であり、忿怒相でもあるとされています。恐ろし気な姿で表されるのは、怒りを以て、力づくででも衆生を正しい道へ導き、救済するためなのです。
また、不動明王は梵名(サンスクリット語の名前)を「アチャラナータ」といいます。「アチャラ=動かない」、「ナータ=守護者」を意味することから、「不動明王」と訳されました。
インド神話における不動明王
インド神話における三大神の一人、シヴァ神の別名という説もあります。起源であるインドから中国を経て、不動明王はさまざまな経典とともに日本に伝わりました。その役を担ったのが、真言密教をもたらし、のちに真言宗の祖となった空海(弘法大師)です。
不動明王は密教とともに広まってゆき、真言宗や天台宗、禅宗、日蓮宗などで信仰されるようになりました。また、「不動」には「動かない大山」の意味もあるため、修験道でも山の守護神として崇拝されています。
明王は、密教において大日如来に代わって衆生を仏教に帰依させる仏尊の総称です。
不動明王は「五大明王」の中心人物
不動明王は明王の中心的存在である「五大明王」のさらに中心人物として、他の明王を率いています。「明王の中の明王」と言ってもいいでしょう。
ちなみに、五大明王は不動明王を中心に、東西南北を守護する4人の明王が配されています。
東・降三世明王(ごうさんぜみょうおう):阿閦如来(あしゅくにょらい)の教令輪身。貪(とん:貪欲さ)、瞋(じん:怒り)、痴(ち:愚さ)の三毒と呼ばれる三つの煩悩をくだす。
西・大威徳明王(だいいとくみょうおう):阿弥陀如来の教令輪身とされる。生あるものを害するすべてを打ち倒す。
南・軍荼利明王(ぐんだりみょうおう):宝生如来の教令輪身。外敵から人々を守り、煩悩を払って障害を取り除く。
北・金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう):不空成就如来の教令輪身。敵や悪を食らいつくして善を護る。天台宗では烈火で不浄を焼き尽くすとされる烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)が代わりに配される。
不動明王の姿
現代に伝わる、恐ろし気な不動明王の姿は、平安時代に天台宗の僧・安然(あんねん)が基本的な19の特徴をまとめた「十九観」を基にしたものがほとんどです。
不動明王の特徴
主に以下のような特徴があります。
・一面二臂(一つの顔に二本の腕)
・忿怒(激しい怒りや憤り)の表情
・巻髪をハマスゲという草で結って7つの髷にしている
・牙上下出(右の牙は上を、左の牙は下を向いている)
・どぶ泥の色とされる青黒い体(煩悩の泥の中でも人々を救おうとしている姿を表す)
・童子形(肥満体)に赤い衣
・立像が多い
不動明王の特徴として最もよく知られているのは天地眼(てんちげん)でしょう。右目は見開いて天を、左目は細めて地を見ている天地眼は、この世界のすべてを見渡していることを意味しています。
不動明王が持っているもの
右手に掲げているのは、倶利伽羅剣(くりからけん)という倶利伽羅竜王が炎となって巻きついた剣または三鈷剣(さんこけん・片側中央の刃だけが長い三鈷杵)です。
どちらも魔を退散させ、人々の煩悩や因縁を断ち切るとされています。特に倶利伽羅剣は不動明王の象徴でもあるため、単体で祀っている神社もあります。
さらに左手には悪を縛り上げ、煩悩から抜け出せない衆生を吊り上げて救済する羂索(けんさく・けんじゃく)という投げ縄のようなものを持っています。
羂索は、より合わせた五色の糸の片側に環、もう片側に独鈷杵(とっこしょ)の半形がついたものです。
衆生救済の象徴とされているため、不動明王だけでなく、千手観音や不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)なども持っています。
不動明王が存在する火生三昧(かしょうざんまい)とは?
不動明王が存在するのは、人間界と仏界を隔てる天界の火生三昧(かしょうざんまい)という炎の中です。
火生三昧は人間界の煩悩や欲望を炎で焼き尽くし、天界に波及しないようにしています。そして不動明王自身も、迦楼羅(かるら)炎という炎を背負っています。
迦楼羅はガルーダとも呼ばれる、インド神話の神鳥に由来する迦楼羅天のことです。
炎を吐き、衆生の煩悩を食べるとされているため、不動明王のまとう炎もその名で呼ばれるようになりました。不動明王の絵や像の背後の炎をよく見ると、その中に迦楼羅の姿が隠れています。
不動明王の姿
不動明王は基本的に座った姿で描かれますが、像の場合立っているものも多くあります。
しかし、共通しているのは盤石(ばんじゃく)という固い岩座の上にいるということです。盤石は金剛石(ダイヤモンド)でできており、衆生を救うという不動明王の強い意志を表します。
「盤石の備え」「盤石の自信」など、現代でも極めて固い意志やゆるぎない基盤の例えとして使われていることからも、その堅牢さがわかることでしょう。
不動明王像には「十九観」の他に、空海がもたらした「大師様(だいしよう)」と呼ばれる姿があります。
もともとの姿に近く、日本に入ってきてしばらくは不動明王像はすべて大師様でした。
大師様の不動明王像には「十九観」とは大きく異なる特徴があります。
・頭に八葉蓮華を抱く
・総髪(オールバックのような髪型。髪質はまっすぐ)
・辮髪(べんぱつ・三つ編みのこと)を顔の左側に垂らしている
・忿怒の形相ではあるが両目は見開いて正面を見ている
・下唇を噛みしめ、口の両端に牙を出している
・座像がほとんど
10世紀末以降は「十九観」による不動明王像が主流になるため、大師様はほとんど見られなくなります。二つのタイプの特徴を知っていれば、不動明王像を見ただけでいつ頃のものかわかるようになるでしょう。
不動明王が従える八大童子
また、不動明王は八大童子と呼ばれる8人の眷属(けんぞく・従者のこと)を従えているとされています。
不動明王の立像には、筆頭とされる制吒迦童子(せいたかどうじ)と矜羯羅童子(こんがらどうじ)の2人が合わせて祀られることもあり「不動明王二童子像」「不動三尊像」と呼ばれます。
向かって左側の制吒迦童子は不動明王の「方便(実践)」のため怒りっぽく、険しい顔つきです。一方、向かって右側にいる制吒迦童子は「慈悲」の化身です。穏やかな性格で、優しい表情で表されます。
この他の不動明王の眷属として、八大童子を含む三十六童子や四十八使者が知られています。
不動明王がもたらすご利益
不動明王には悪いものを退け、道を切り開くというご利益があります。特に現世での利益を叶える力が強いとされており、主に以下のようなものが挙げられます。
・厄除開運
・健康長寿
・商売繫盛
・学業成就
・立身出世
戦勝や国家安泰のご利益もある
また、不動明王には戦勝や国家安泰のご利益もあると言われています。鎌倉時代中期の元寇(げんこう・モンゴルや高麗が日本を侵攻してきた出来事のこと)のおりに不動明王に戦勝と異国降伏を祈願する法要が行われたのが由来で、五大明王を祀る鎌倉の明王院には、その記録が残っています。
元軍が日本軍の激しい抵抗に苦戦した上、暴風雨で船団に大打撃を受けて、ついに日本侵略を断念したことは歴史にも記されているとおりです。
以後、戦国時代には出陣前に不動明王に必勝祈願をしたり、不動明王像を奉納することが武将の間で広まりました。
不動明王の真言
不動明王のご利益を得たり、祈りを捧げる時には真言を唱えます。お寺に行くとお坊さんが唱えていることもありますが、普通の人にはお経と区別がつかないかもしれません。
ここでは真言とは何なのか、不動明王の真言とはどのようなものなのかを解説します。
そもそも真言とはなにか?
そもそも真言とはサンスクリット語の「マントラ」の漢訳で「真実の言葉」「秘密の言葉」を意味します。仏教が生まれる前の古代インドで、ヒンドゥー教の前身であるバラモン教の僧が唱えていた呪文(まじない)に由来します。
お経(経典)は仏教の教えを記したものですが、真言は仏様に祈る言葉です。
実際に唱えることで言霊が宿り、願いが仏様に届くとされているため、口に出さなければ効果は得られません。お経が黙読でもよいとされているのとは対照的です。
真言の種類
不動明王の真言は長さの異なる3種類があります。最もよく知られているのが、小咒(しょうじゅ)・一字咒(いちじしゅ)と呼ばれる短いものです。
「ノウマク サンマンダ バザラダン カン」
不動明王を祀るお寺でよく唱えられており、真言として紹介されているのが中咒(ちゅうじゅ)・慈救咒(じくのしゅ)です。
耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。障害を取り除き、願いを叶えてほしいと不動明王に祈る言葉です。
「ノウマク サンマンダ バサラダン センダンマカロシャダ ソハタヤ ウンタラタ カンマン」
最も長いものは大咒(だいじゅ)・火界咒(かかいしゅ)と呼ばれます。不動明王の大咒は最強とされ、すべての魔を焼き払い、降伏させるだけでなく、あらゆる願いを叶えると言われています。
「ノウマク サラバタタギャテイビャク サラバボッケイビャク サラバタタラタ センダマカロシャダ ケンギャキギャキ サラバビギナン ウンタラタ カンマン」
真言の末尾のカンまたはカンマンとは、不動明王の種子(しゅじ)です。種子は密教において仏様を象徴する一音節の呪文で、種子真言とも言います。
つまり、この一言を唱えるだけで、不動明王に呼びかけることになるのです。
真言の唱え方
不動明王に限らず、真言を唱える際に守らなくてはならないのが、身密・口密・意密の「三密」です。
身密とは?
身密とは、手で印契(いんげい)を結ぶこと。不動明王の印契は「内縛にして二頭指を立て合わせ、二大指、二水の側に押す」不動根本印(不動独鈷印)です。
内縛は、右手の指を左手の指の上にして組み、掌の中で指を交差させる組み方です。その状態で左右の人差し指を立てて合わせ、親指で薬指の方向へ押します。
口密とは?
口密は声に出して真言を唱えることです。先に紹介したように、真言は唱えなければ効果がないとされています。大声でなくてもよいので、はっきりと口に出して誦することが大切です。
意密とは?
そして、意密は意(心)に仏様の姿を思い浮かべることです。呼吸を整えて背筋を伸ばし、目を閉じて瞑想しながら不動明王の姿を念じましょう。
密教では三密を意識する
密教では三密の修行を行うことで即身成仏(生きながら悟りを開くこと)できるとされています。修行者でなくとも、真言を唱える時には三密を意識して実践したいものです。
不動明王の真言は、諸説ありますが3回・7回・21回・108回・1080回のいずれかの回数を唱えると、よりご利益があると言われています。
しかし、回数に明確な決まりはありません。修行をしていない一般人なら、心を落ち着けて1回唱えるだけでもよいのです。
仏教については下記記事もご参考ください。
・仏事を完全解説!時期・内容・費用・供養方法を紹介します!
・仏式とは?意味・流れ・マナー・神式との違いを解説!
・仏式葬儀とは?一般的なマナーや葬儀の流れについて徹底解説
不動明王の真言の加護
不動明王の真言を唱えることで、悪霊退散や商売繁盛、除災招福など、不動明王が持つご利益とほぼ同じ加護が得られます。
また、悩み事があるときや、自分を変えたいとき、何かを成し遂げる力が欲しいときなどにも唱えてみましょう。煩悩を焼き尽くし、道を開くきっかけになってくれます。
不動明王の真言は、小咒から始めるとよいでしょう。慣れてきたら中咒にも挑戦してみてください。最初は「カン」または「カンマン」の種子を唱えるだけでも構いません。
不動明王のご加護を授かるために大事なこと
口に出すことが重要といっても、口先で唱えるだけでは効果は期待できません。不動明王のご加護を得るために心がけたいことを紹介します。
・心の中に不動明王がいると考える
・静かな気持ちで真言を暗誦する
最も大切なのは、不動明王がどのような仏様であるかを知ることです。恐ろしい姿をしているのはなぜなのか、どんなことをしているのかを概要だけでも学んでおきましょう。
不動明王を祀っている寺院に足を運べば、さまざまな知識が得られるはずです。その上で真言を唱えると、より不動明王を近くに感じられることでしょう。
不動明王を祀るお寺
不動明王を祀るお寺は東京の瀧泉寺、金乗院、南谷寺の「三不動」を始め、全国各地にあります。ここでは特に有名な寺院を紹介します。
瀧泉寺
瀧泉寺は東京都目黒区にある天台宗の寺院です。「目黒不動尊」の名でも知られ、千葉の成田山新勝寺、熊本の長寿寺・木原不動尊とともに、日本三大不動の一つにも数えられています。
公式サイト「泰叡山護國院 瀧泉寺(通称:目黒不動尊)」
瀧泉寺の歴史
瀧泉寺は大同3年(808年)、第3代天台座主円仁(慈覚大師)によって開かれました。
円仁が下野国(現在の栃木県)から比叡山の最澄を訪ねる途中、不動明王が夢に現れ「この地で魔を伏し国を鎮める。信仰する者には願いを叶えよう」と告げたのが、現在瀧泉寺のある場所だったとされています。
円仁は目覚めるとすぐに、夢に見たばかりの不動明王の姿を像にし、本尊としました。
瀧泉寺の名は、円仁がお堂の建立を決意して、独鈷(法具の一種)を投げると、刺さった場所から泉が瀧になって湧き出したという逸話に基づいています。
「独鈷の滝」と呼ばれる滝の水は、開山から1000年以上を経ても水が枯れることなく、かつては水垢離(みずごり・神仏に祈願するときや、修行のために水を浴びて身を清めること)の場としても使われていました。
現在では水垢離はできませんが、代わりに滝から引いた水鉢の水をかける「水かけ不動明王」が建てられています。
江戸時代には、3代将軍徳川家光の庇護を受け「目黒御殿」と呼ばれるほど壮麗な大伽藍を建てたり、江戸府内(市域)を囲む五色不動の一つに選ばれたりと、隆盛を極めました。
「目黒」という地名は、瀧泉寺の目黒不動が由来という説もあるほどです。現在でも、毎月28日の目黒不動尊大縁日を始め、多くの参拝者が訪れています。
高松八幡宮
不動明王は大日如来の化身であり、仏様の一人です。そのため、本来なら祀られるのは寺院のみです。しかし、神仏習合(日本の神道と仏教が融合して、一つの信仰体系となったもの)により、不動明王を祀っている神社も少なくありません。
高松八幡宮の歴史
高松八幡宮(高松八幡神社)は東京都練馬区にある、応神天皇(第15代天皇)を御祭神とする神社です。1064年(康平7年)、前九年の役で勝利し、奥州を平定した源頼義が、現在の高松八幡宮の場所に社殿を建てました。
頼義は戦に勝ったことを感謝するとともに、国家の安泰、源氏の隆盛を祈願したとされています。
当時は鎌倉街道(中世に各地から鎌倉へ通じていた道)の北に面していましたが、すでに街道の南に鷺宮八幡神社が建てられていたため「若宮八幡宮」とも呼ばれます。
高松八幡宮の不動妙王像は「石造大山不動明王像」と呼ばれ、練馬区の有形民俗文化財に登録されています。
全体の高さは213センチで、高さ64センチの角柱型の塔の上に不動明王の座像が据えられています。塔の足元には、4体の童子像もあります。
1803年(享和3年)、雨乞いの霊場・神奈川県の大山を信仰する氏子たちによって建てられました。大山に詣でる人たちは、氏神と不動明王像にお参りをし、石神井川で身を清めてから向かったと言われています。
等々力不動明王院
等々力不動明王院は、東京都世田谷区、23区内唯一の渓谷・等々力渓谷にあります。
真言宗智山派・瀧轟山満願寺の、不動明王を祀る別院です。真言宗中興の祖である興教大師が平安時代末期、夢のお告げによって開いた霊場とされています。
公式サイト「満願寺・等々力不動尊」
等々力不動明王院の歴史
あるとき、興教大師が信心する役行者が作った不動明王が夢に現れ、関東に結縁の地があると告げられました。
興教大師はその不動明王像を背負って関東に向かい、夢に見た結縁の地と同じような景色の等々力渓谷に辿り着きます。
錫杖で岩を掘ると、たちまち清らかな美しい水がほとばしり、滝となりました。轟轟と水の音が周囲にとどろいたことから「等々力」の地名となり、「滝轟山」の由来になったといいます。
そしてその場に興教大師が不動明王像を安置したのが、等々力不動明王院の始まりと言われています。
滝は「不動の滝」と呼ばれ、かつては多くの行者が水行のために訪れていました。現在も滝は涸れることなく、谷沢川へと流れ落ちています。
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不動明王の真言についてのまとめ
「不動明王の真言」について特に重要となるポイントを下記にまとめました。
【不動明王とは?】
●密教においては本尊とされる、大日如来の別の姿とされている
●インド神話における三大神の一人、シヴァ神の別名という説もある
●不動明王は明王の中心的存在である「五大明王」のさらに中心人物として、他の明王を率いている
【不動明王の姿】
●平安時代に天台宗の僧・安然(あんねん)が基本的な19の特徴をまとめた「十九観」を基にしている
●不動明王は基本的に座った姿で描かれますが、像の場合立っているものも多くある
●不動明王は八大童子と呼ばれる8人の眷属(けんぞく・従者のこと)を従えているとされている
【不動明王がもたらすご利益】
●厄除開運、健康長寿、商売繫盛、学業成就、立身出世
●戦勝や国家安泰のご利益もある
【不動明王の真言】
●真言の種類
-小咒(しょうじゅ)・一字咒(いちじしゅ)
-中咒(ちゅうじゅ)・慈救咒(じくのしゅ)
-大咒(だいじゅ)・火界咒(かかいしゅ)
●真言の唱え方(身密・口密・意密)
-身密とは、手で印契(いんげい)を結ぶこと。不動明王の印契は「内縛にして二頭指を立て合わせ、二大指、二水の側に押す」不動根本印(不動独鈷印)です。
-口密は声に出して真言を唱えること
-意密は意(心)に仏様の姿を思い浮かべること
【不動明王のご加護を授かるために大事なこと】
●心の中に不動明王がいると考える
●静かな気持ちで真言を暗誦する
不動明王は伝来してから現代まで、多くの人に信仰されています。恐ろしい姿をしていても、不動明王の持つ力や、人々を救済しようとする強い意志を感じ取り、自らも得たいと願う気持ちは、昔も今も変わらないということでしょう。
自分を変えたい、道を切り開きたいときや、悪いものが近づかないようにしたいとき、不動明王の姿を思い浮かべて、真言を唱えてみてください。
不動明王を自分の中に感じることで、何かが変わるきっかけになるかもしれません。
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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)
- 略歴
- 栗本喬一(くりもと きょういち)
- 1977年生まれ
- 出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)
- 株式会社東京セレモニー 取締役
- ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
- 「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
- 株式会社おぼうさんどっとこむ
- 常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
- 株式会社ティア
- 葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。
- 著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)
プロフィール