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喪主,妻

喪主の妻は必見!やることリスト全50項目と服装や挨拶の文例を解説

「喪主の妻って、お葬式で何をするの?」

「着物が無いけど…洋装ならどんな喪服がいい?」

「参列者への挨拶では、なにを話せばいいのかな…」

夫が喪主を務める場合、妻としては何をどうしたらいいのか、お葬式でのマナーなど、分からないことだらけで不安な気持ちになりますよね。

「喪主の妻って、特にやることなんてないでしょう?」と思ったら、大間違い!

実は、喪主の妻には『参列者への対応や家事全般』『お金の管理』『喪主のサポート』という、3つの役割があります。

【喪主の妻の役割】

役割 内容
参列者への対応や家事全般 お茶出し・食事の用意・片付け・その他 家事全般
お金の管理 お香典や葬儀費用に関する収支管理
喪主のサポート 必要品の購入や手配・お葬式や葬儀後の挨拶回り・事務手続きの手伝いなど

そして、気を付けたいのが、お葬式でのマナーや服装などの身だしなみ。

たとえば、お焼香やお線香の作法は『宗教や宗派』によって異なるため、事前に確認しておかなければなりません。

また、あまり知られていませんが、喪主の妻には参列者よりも『格式の高い喪服』を着るマナーがあります。

知識不足のせいで「あの嫁は非常識だ!」と身内から非難を受けたり、多くの参列者が注目している場面で恥ずかしい思いをしたりと、失態のないよう注意しましょう。

とはいえ、具体的に何から準備を始めて、どんなことに気を付けたらいいのか、戸惑いますよね。

そこで、この記事では、喪主の妻が四十九日までにやるべき『全50項目』を一挙ご紹介いたします。

<<「喪主の妻がやることチェックリスト」のダウンロードはこちらから>>

心配しなくても、大丈夫!

各項目には、それほど難しい課題はありません。

一つずつ順番にこなせば、誰でも完璧な妻としての役割を果たすことができるので、どうぞご安心ください。

喪主の妻として、知っておくべき『5つのマナーと知識』や、『服装や髪型や持ち物』についても、分かりやすくポイントをまとめて解説します。

更に!会葬者への『挨拶の例文』や、『喪主の妻に関してよくある質問』など、便利な情報もご紹介。

ぜひ最後までお目通しいただき、今後の良い親戚付き合いのためにも、ご活躍いただければと思います。

喪主の妻には3つの役割がある

喪主の妻には、3つの役割があります。主な役割が分かるように、比率の高い順にご紹介しますので、まずは自分の任務としてしっかりと認識しましょう。

役割 内容
1.参列者への対応や家事全般 お茶出し・食事の用意・片付け・その他 家事全般
2.お金の管理 お香典や葬儀費用に関する収支管理
3.喪主のサポート 必要品の購入や手配・お葬式や葬儀後の挨拶回り・事務手続きの手伝いなど

参列者への対応や家事全般

喪主の妻の主要な役割は『参列者への対応や家事全般』は、僧侶へのお茶出しや参列者への挨拶対応はもちろん、お葬式前に集う身内へは食事の用意も必要です。

お葬式では、女性が接客など裏方の役割を担うことが一般的です。高齢者ほど家事は女性の役目と認識しているため、積極的にこなすように心掛けましょう。

なお、茶菓子を用意する場合、相手から見て左側が茶菓子、右側がお茶となります。お茶出しの作法は法要でも役立つため、慣れない方は練習しておくとよいでしょう。

また、夫の実家など、自宅以外の家事を行う際は、あらかじめ家主の近親者へ一声かけてから掃除や洗濯を行い、身内とのトラブルを防ぐようにご注意ください。

お金の管理

大切なお金の管理で後悔しないためには、事前の見積比較と、節約し過ぎて親族や参列者へ失礼にならないよう、『葬儀費用の相場を把握しておく』ことが重要です。

お葬式でいただくお香典や、葬儀費用やお布施の支払いなど、お金のことは普段から家計のやりくりをしている喪主の妻が管理することが最良といえます。

夫が持参する場合でも、お酒の席では飲酒を控えめにするよう助言したり、貴重品を手放さぬように見届けたりと、注意を怠らないようにしましょう。

なお、葬儀費用は相続税の控除対象となるため『【プロ監修】相続税から葬式費用を出す4つの秘訣と申請方法を解説!』をご覧のうえ、領収書は必ず保管してください。

喪主のサポート

喪主の妻は、喪主を務める夫を支えるのも大事な役割のため、喪主がすべきことをあらかじめ把握したうえでサポートします。

妻としては、作業を分担してもらうだけではなく、漏れや不備がないよう、チェックする役目を担うことができたら万全です。

喪主がやるべき9つの役割

喪主には9つの役割があるため、お葬式の準備の手順に沿ってご紹介します。夫をサポートする立場として、事前に項目を確認しておきましょう。

1.葬儀社への依頼

2.葬儀社との打ち合わせ

3.訃報連絡

4.遺影写真の準備

5.葬儀会場の確認と司会者との打ち合わせ

6.宗教者への挨拶とお布施のお渡し

7.参列者への挨拶

8.納骨先の確認

9.死亡後の手続き

夫の立場では、哀しみの中でも喪主として、大きな責任感や緊張感を伴う役割が課せられるため、特に葬儀後は休息も必要であることを理解してあげてください。

お葬式が終っても、お墓探しでの資料請求や、死亡後の手続きの手伝いなど、妻が支援できる作業は多々あるため、積極的にサポートするとよいでしょう。

具体的にどのようなサポートをすべきかは、本記事の「喪主の妻がやることリスト【全50項目】」もご確認下さい。

喪主の準備方法は『喪主がやることは9つだけ!プロが教えるコツ&やることリストを紹介』の記事で解説していますので、スムーズに支援できるよう、ぜひご覧ください。

喪主の妻としての心得

喪主の妻は『嫁』として印象に残りやすい立場のため、モラルを慎んで行動や言動には注意し、あらかじめ必要な知識やマナーを知っておかなければなりません。

困った時のお葬式の手助けは、夫や身内から感謝される機会となるため、積極的に協力しましょう。慣れない帰省でも心配する必要はないため、安心してください。

全国の子どもがいる20歳〜59歳の既婚男女1,000人を対象にした調査結果によると、上手く助け合えている夫婦では『円満夫婦が9割』にも達するそうです。

【夫婦で助け合いたくなるセリフ】

1位「ありがとう」(49.4%)

2位「やってもらえて助かった」(33.5%)

3位「結婚して良かった」(26.2%)

引用:日本生活共同組合連合会「夫婦の“たすけあい”に関する調査」

また、妻は帰省で「休んだ気がしない」「気が進まない」と、約7割の人がネガティブな意見が多い反面、姑は歓迎している傾向が見受けられます。

【帰省に関する姑の意見】

1位「ゆっくりしてほしい」(30.7%)

2位「ごちそうを作ってもてなしたい」(24.8%)

3位「楽しみ」(23.6%)

引用:ゼネラルリサーチ株式会社「帰省に関するアンケート調査」

お葬式の知識やマナーは『弔事とは?基礎知識からマナーまで弔事を完全解説!』の記事で学び、恥ずかしい思いをしないように備えておきましょう。

更に、事前にお葬式全体の流れを把握するため、『御葬式とは?意外と知らない御葬式のマナーや流れ、お通夜・葬儀・告別式の違いまで完全解説!』をご覧いただくと安心です。

喪主の妻がやることリスト【全50項目】

生前のお葬式の準備から四十九日まで、喪主の妻が具体的にやることについて、工程順にご紹介いたします。

1.生前に済ませておく準備【9項目】

2.亡くなってからお葬式までの準備【15項目】

3.お通夜と葬儀でやること【13項目】

4.葬式後から四十九日までにやること【13項目】

漏れなく喪主の妻としての役目を果たすことができるよう、チェックをしながら作業を進めることをオススメします。

やることは全50項目にも上りますが、一つずつの項目は難しい取り組みではないため、確実にこなすことを意識してください。

生前に済ませておく準備

生前に準備しておきたい事項を手順に沿ってご紹介します。注意すべきポイントも解説しますので、参考になさってください。

(1)ご遺体の安置の準備

(2)身だしなみや持ち物の準備

(3)葬儀社選び

順序 内容
1 実家などご遺体の搬入経路の確保(玄関周りや廊下の片付け)
2 安置場所の片付けとスペース確保
3 来客応対や宿泊のための掃除や準備
4 服装の準備
5 持ち物の準備
6 必要品の購入や調達
7 髪型やネイルのオフなどの身支度
8 葬儀社や斎場の検討

⇒葬儀社の比較サイト『やさしいお葬式

9 喪主の葬式準備の状況確認とサポート

(訃報通知リストの作成・葬儀社や斎場の決定・葬儀の規模や葬儀形式の方針決定・宗旨宗派の確認・遺影写真や副葬品の準備・喪主の挨拶文の準備)

▼自宅になければ購入・調達するもの

・ご遺体安置用の白い無地のシーツと枕カバー(ベットでも可)

・来客用座布団(後々不要ならレンタルがオススメ)

▼自宅で枕経や後々の法要をする場合に用意するもの

・僧侶用の御前座布団

・茶托付きの茶器

・おしぼりとおしぼり受け

▼自宅にあれば利用できるもの

・枕飾り台(ミニテーブルと白い布)

・枕飾り用の花瓶

万全なお葬式の準備は、できることから早めに取り組むことが理想ですが、『生前の準備では、必ず事前に親族へ許可を得る』ことを忘れないようにご注意ください。

あらかじめ承諾を得ると、お葬式に関する質問や相談がしやすくなるとともに、「生前に不幸を想定するなんて…」と、非難されるようなトラブルを回避できます。

お葬式の準備は、『【保存版】葬式準備に必要な2つのポイントと4つの注意をプロが解説』の記事で手順のコツをご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。

ご遺体の安置の準備

自宅や実家以外、ご遺体は斎場や専用の保管施設にも安置できますが、必ずしも空きがあるとは限らないため、住まいでの安置を想定しておくと万一の場合も安心です。

ご遺体の安置に関しては、以下の記事でも解説していますので、具体的な場所や費用の目安を確認しておきましょう。

・『ご遺体を自宅安置する3つの条件とは?期間やメリット・注意点も解説

・『遺体を安置できるのは3日?期間と場所や方法・費用まで疑問を全解説

身だしなみや持ち物の準備

喪主の妻としては、いざという時に戸惑わないよう、事前に髪型やネイルのオフなど、身だしなみに備えておく必要があります。

また、喪服などの服装や、持ち物についても事前に必要品を取り揃えておくことが重要です。

どのような服装や持ち物がふさわしいのかは、本記事の「喪主の妻の服装や髪型・ネイルや持ち物」で詳しくご紹介しています。

葬儀社選び

喪主の妻としては、葬儀代など家庭の支出に関することでもあり、親切さや頼りやすさを優先すべきため、『葬儀社選びは、夫と一緒に検討する』ことがオススメです。

事前に葬儀社を決めておくと、お葬式に関して分からないことも気軽に相談でき、悩みや疑問を即座に解消できるため、心強く安心できます。

葬儀社は、『後悔しない葬儀社の選び方!知るべき5つのポイントと3つの確認事項』の記事を参考にして、信頼できる良い葬儀社を選びましょう。

亡くなってからお葬式までの準備

ご逝去後のお葬式の準備について、手順をご紹介します。併せて主要ポイントも解説しますので、ぜひお目通しください。

(1)ご遺体の搬送と死亡診断書の受理

(2)葬儀社との打ち合わせ

(3)葬儀費用と追加料金の確認

(4)訃報通知

(5)必要品の購入

順序 内容
10 病院での精算と死亡診断書の受け取り
11 ご遺体の安置と枕飾りの用意(枕花や枕飯や枕団子の準備)
12 葬儀社への死亡診断書の提出(複写コピーと死亡届・火葬許可証の役所手続きの代行依頼)
13 喪主と同席して葬儀社との打ち合わせ
14 喪主の葬式準備の状況確認とサポート

(お付き合いのある寺院へ予定やお布施金額の確認・弔辞の依頼など)

⇒全国一律料金で手配『やさしいお坊さん

15 見積内容と追加費用詳細の確認
16 葬儀日程の確認と訃報通知
17 職場や子どもの学校への休暇届申請
18 お葬式の流れと必要品の確認
19 必要品の購入
20 席次など気になることの葬儀社への相談
21 来客に備えての清掃や洗濯など家事全般
22 集まった親族へのお茶出しや食事の用意
23 僧侶や弔問客への応対とお茶出し
24 納棺の儀式(湯灌や死化粧を行って棺へ副葬品を納める)と斎場への移動
▼購入するもの

・枕花

・お布施袋

・白い封筒(お車代と御膳料)

・パン類やお菓子や飲み物やドリンク剤など(親族のためにもあるとよい)

・仏花・果物・供物(葬儀社や寺院に指示された場合)

亡くなってから、お葬式までの準備では、喪主の夫婦として慌ただしい期間になるため、体調管理に気を付けて、できる限り体を休めることをオススメします。

ご家庭によっては遺族や近親者のみで仮通夜を行いますが、近年のお通夜は電飾のロウソクや渦巻のお線香を用いて、火を絶やさない『寝ずの番』でも就寝が可能です。

喪主は夫婦揃ってお葬式の後まで忙しさが続くため、余暇ができたら仮眠を取るようにしてください。

なお、仮通夜と本通夜の違いは、『仮通夜を完全解説!本通夜と半通夜との違いと喪主・参列者のマナーを紹介!』で解説しているため、どうぞご参照ください。

ご遺体の搬送と死亡診断書の受理

亡くなった病院から搬送をと言われたら、葬儀社へ連絡をして、ご遺体をスムーズにご自宅などの安置場所へ搬送します。

病院の精算時には『死亡診断書』を受け取りますが、とても重要な書類のため、紛失しないようにご注意ください。

葬儀社との打ち合わせ

ご遺体の安置後、喪主を務める夫はお葬式に関して、葬儀社との打ち合わせを行います。この際、妻も必ず同席するようにして、必要事項のメモを取ります。

葬儀社への打ち合わせでは、死亡届の提出や火葬許可証の受理など、『役所への手続きを代行してもらう』ことで面倒な手間を省けます。

手続きに必要な『死亡診断書』は、保険などさまざまな他の手続きで使用するため、『葬儀社へは同時に10枚程度の複写コピーを依頼』しておきましょう。

死亡届をご自身で手続きする場合は、『意外と知られていない「死亡届の提出方法」について徹底解説!』をご覧いただくと参考になり、失敗がありません。

葬儀費用と追加料金の確認

お葬式の費用は人数規模や葬儀の種類によって異なるため、あらかじめ相場費用を把握のうえ見積取得をして、気になる点は葬儀社へ確認するようにしましょう。

また、見積取得では、追加費用の詳細を確認しておくことがとても大切です。参列者が1名増えると料金はいくら加算されるなど、具体的な予算を把握しておきます。

葬儀の種類や費用は『プロが教える葬儀種類の”正しい”選び方!6つの特徴〜費用の全情報』で解説していますので、特徴や金額を確認し、葬儀プランを選んでください。

訃報通知

お葬式の日程が決定したら、夫婦や家族で手分けをして訃報通知を行います。

この際、妻は夫の親を『義父・義母』と記すマナーがあるため、『【喪主との続柄】訃報案内の書き方から4つのポイントと注意点を解説』を参考にすると便利です。

なお、日程は『プロが解説!スムーズな葬式日程を決める為の7つのポイントと注意点』の記事を参考にすると、注意すべきポイントを抑えて簡単に決められます。

必要品の購入

故人の近親者ほどお通夜や葬儀の場では食が進まないことに配慮し、パン類やお菓子、栄養剤などを購入しておく点が注目ポイントです。

気軽に手を出しやすい場所へ軽食を用意して体調への気配りをすると、家族のみならず、親戚にも喜んでもらえます。

また、寒い冬場ならカイロなどを購入して、親族へ配布するのも優しい気遣いです。

お通夜と葬儀でやること

お通夜と葬儀・告別式で、喪主の妻がやることを手順に沿ってご紹介します。気を付けるべきポイントも解説しますので、しっかりとマナーを踏まえてください。

(1)参列者やお世話になる人への挨拶

(2)通夜振る舞いや精進落としでの挨拶

順序 内容
25 葬儀スタッフや司会者や親族への挨拶
26 供花の並び順の確認(供花や供物の差出人名のメモを取る)
27 必要であれば故人の孫など血縁関係の遠い親族への受付係や会計係などの依頼
28 僧侶への挨拶とお茶出しとお布施の支払い
29 通夜振る舞いにおけるお酌と挨拶回り
30 お通夜終了時の僧侶や親族へのお礼の挨拶とお見送り
31 葬儀スタッフへのお礼の挨拶とお香典の受け取り
32 葬儀・告別式での僧侶や親族への事前挨拶
33 火葬前の遺族挨拶と火葬場への移動・火葬後の骨上げ
34 精進落としにおける挨拶回り
35 葬儀・告別式終了時の僧侶や親族へのお礼とお見送り
36 葬儀スタッフへのお礼の挨拶とお香典の受け取り
37 喪主のお葬式のサポート(会食人数の確認・僧侶への四十九日法要の日程確認・芳名録、電報、ご遺骨、白木位牌、遺影写真の受け取りなど)

お葬式では、1日目がお通夜、2日目が葬儀・告別式を執り行うのが一般的で、初七日法要も同時に行われています。

一方で、近年はお通夜を省く『一日葬』も人気のため、気になる方は『【一日葬の流れとタイムスケジュール】後悔を避ける為の2つの注意点』の記事にてご確認ください。

参列者やお世話になる人への挨拶

喪主の夫婦がお葬式で重視したいのは、『参列者やお世話になる人たちへの挨拶』です。

お付き合いのある宗教者や親族に対しては、出入口までお見送りするような心遣いを大事にしましょう。

葬儀スタッフや会計係などのお世話になる人たちへも、お通夜と葬儀の各日程ごとに、事前と事後の挨拶をするように心掛けます。

具体的な挨拶例は、本記事の「喪主の妻の挨拶の文例は?」もご参考ください。

お通夜でのマナーは、『【プロ監修】通夜の疑問を全解消!知るべき時間〜流れ・マナーの全て』の記事で、流れを踏まえてご紹介していますので、ご覧ください。

通夜振る舞いや精進落としでの挨拶

喪主の妻にとって、特に通夜振る舞いや、精進落としでの挨拶回りは重要です。

お通夜では「本日はありがとうございます」と、参列者全員へ挨拶をするつもりで、足を運んでお酌をしてください。

葬儀・告別式で初七日法要を執り行う場合は、精進落としの席でも挨拶回りを行います。

お葬式後から四十九日までにやること

お葬式を終えてから四十九日までの流れに合わせて、喪主の妻がやることを順番にご紹介します。注意点も解説しますので、どうぞ参考になさってください。

(1)後飾り祭壇の準備

(2)お葬式や故人がお世話になった人への挨拶回り

(3)葬儀社への支払い

(4)死亡後の手続き

(5)お香典返しの手配

(6)お位牌とお仏壇の準備

(7)お墓探しと墓石の準備

(8)四十九日法要と納骨式の準備

(9)遺品整理と遺産相続

順序 内容
38 後飾り祭壇の用意
39 自宅の後片付け
40 お葬式や生前に故人がお世話になった方、近所や職場の方々への挨拶回り
41 葬儀社への精算
42 弔問客への応対とお茶出し
43 死後手続きに関する喪主のサポート

(健康保険や年金の解約と給付金の手続き、各種名義変更や有料会員サービスの解約手続きなど)

44 香典帳の整理とお香典返しの手配
45 本位牌とお仏壇の準備
46 お墓探しと埋葬・納骨の準備

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47 四十九日法要と納骨式や法事の準備

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48 遺品整理と形見分け
49 遺産相続や土地建物の名義変更や売却など

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50 四十九日法要

お葬式後は四十九日まで、故人に関する手続きやご供養の準備がさまざまあるため、妻としては、お金や大事な書類の管理にご注意ください。

書類の保存にあたっては、『故人のための専用ファイルを用意』しておくと、紛失を防ぐことができるため安心です。

四十九日を迎えると葬儀後の処理は一段落となります。

後飾り祭壇の準備

葬儀後は、安置する際に使用した枕飾りを利用して、後飾り祭壇を作ります。

後飾り祭壇には、ご遺骨・お位牌・遺影写真を祀り、四十九日までご飯やお水、故人の好物などをお供えします。

一般的にお墓の準備ができるまでは、四十九日を過ぎても後飾り祭壇を利用する方が多い一方、台の材質は段ボールなどもあるため、取り扱いにはご注意ください。

お葬式や故人がお世話になった人への挨拶回り

葬儀を終えて、翌日以降は速やかにお葬式や故人が生前にお世話になった方々へ、菓子折などを持参して挨拶回りを行います。

弔辞を依頼した人やお葬式を手伝っていただいた近所の方や友人のほか、故人がお世話になった介護施設や病院、勤務先などが対象となります。

なお、菓子折は気持ちとして手渡すもので、お香典返しとは異なりますのでご注意ください。

葬儀社への支払い

葬儀費用の支払いは、一般的に葬儀後1週間以内が目安となります。請求書をもらったら、速やかに支払いましょう。

支払い方法は葬儀社によって異なり、指定の銀行口座への振り込みや現金払いのほか、クレジット決済ができる葬儀社などもあります。

死亡後の手続き

喪主の役割で一番大変なのが、健康保険や年金など各種名義変更や解約などのリストアップと手続きです。妻としてもしっかりサポートしてあげてください。

手続きの詳細は『葬儀後の手続きに必要なのは?相続から保険、年金関係まで、必要な手続きを徹底解説!』の記事を参考に夫婦で分担し、スムーズに着手しましょう。

お香典返しの手配

お香典返しは、四十九日法要後に到着するよう、葬儀後2週間程度を目安に準備をして「葬儀の翌日の着日指定」により贈るのがオススメです。

この際、お香典金額に対して1/3〜1/2の返礼品を贈ることがマナーのため、『当日返しにより不足した差額分の品物の手配』を忘れないよう気を付けてください。

礼状の文例や品物の選び方は『香典返しのマナーを完全解説!相場・時期・挨拶状・例文・品物も紹介!』の記事が参考になりますので、どうぞご覧ください。

お位牌とお仏壇の準備

葬儀後2週間程度で、お位牌も準備します。四十九日法要において既存の仮位牌から本位牌へ変更して魂入れを行うため、文字彫刻が間に合うように手配しましょう。

なお、浄土真宗ではお位牌ではなく過去帳を用意するのが一般的です。お位牌を希望する場合は、事前にお付き合いのあるお寺へ確認してください。

お位牌はお仏壇のサイズやイメージに合わせて用意するため、お仏壇がない場合はお位牌や仏具と一緒に購入すると、安価なセット料金で済むことが多いです。

お墓探しと墓石の準備

四十九日に納骨を行う場合は、併せて墓石への彫刻も行うため、『納骨とは?納骨式の時期と準備・流れと費用を完全解説!』の記事を参考になさってください。

お墓がなく、ご遺骨の行方を検討する必要がある方は埋葬先や納骨先を探します。近年は樹木葬など、先々の供養を託せる以下の『永代供養墓』が人気を集めています。

・『最近人気の樹木葬とは?その歴史や種類から費用相場や注意すべきポイントまで徹底解説!

・『永代供養料の料金相場は?永代供養の種類から料金相場まで徹底解説!

一方、故人の遺志や遺族の思いから、散骨を検討したい方は、『散骨とは?流れや注意点、メリットデメリットなど散骨の全てを徹底解説!』の記事が参考になります。

四十九日法要と納骨式の準備

四十九日法要では、事前に僧侶へ日程を相談し、場所の予約や参列者への案内を行います。お布施の用意もしておきましょう。

法要の後は納骨式や、お斎(おとき)と呼ばれる食事の用意をして法事を行うご家庭も多いため、次の記事もご参考になさってください。

・『四十九日法要とは?四十九日の意味から法要の流れ、準備すべきものや費用まで完全解説!

・『これだけで完璧!納骨で抑えておくべきお布施相場とマナー5選

遺品整理と遺産相続

また、忌明けとなる四十九日で形見分けができるよう、事前に遺品整理や、車・家電製品・家具などの家財整理を行うケースが多くあります。

必要な費用については、『遺品整理の料金はどのくらい?業者に遺品整理を依頼する際の相場や注意点、安く抑える工夫などを完全解説!』の記事をご覧ください。

土地建物は課税対象になるほか、イタズラによる火災や、雑草で近隣迷惑になる可能性などがあるため、遅くとも1周忌を目安に活用や売却を検討するとよいでしょう。

死後から一周忌までにすべきことの流れについては、『親が死んだらすることは何?亡くなってから一周忌までを時系列順に解説!』の記事でも詳しく解説しています。

喪主の妻が知っておくべき5つのマナーと知識

喪主の妻には、お葬式に関して知っておきたいマナーと知識があります。次の5つの順序で覚えると身に付きやすく実用的なため、ぜひ習得してください。

1.座席は喪主の隣が基本

2.お焼香のやり方

3.お線香の手向け方

4.お葬式の準備方法と葬儀の流れの把握

5.お葬式やお布施の相場費用の確認

座席は喪主の隣が基本

一般的に斎場の座席は、祭壇に向かって右側が親族席、左側が一般席で、上座は祭壇寄りの内側です。

最前列から『喪主→喪主の妻→子ども→故人の配偶者→喪主の兄弟姉妹家族→故人の兄弟姉妹』と、家族ごとに着席する場合が多く、喪主の隣に妻が座ります。

ただし、故人との血縁関係を優先するケースや、地域性や家系によっても考え方は異なるため、席次が気になる場合は、事前に親族や葬儀社と相談して決めましょう。

なお、お葬式では、着席してからではなく、会式の入場時から数珠を左手に用意しておくことがマナーのため、しっかり覚えておいてください。

葬儀の席次マナーについては「葬儀の席順はこれで完璧!喪主が知るべき3つのポイントとマナー知識」の記事も合わせてご参考ください。正しい席順だけでなく席次を決める意味まで深く理解することができます。

お焼香のやり方

お焼香は座席順が基本のため、喪主の次に妻が行うのが一般的です。つまり、喪主や妻のお焼香の作法は、次に続く人たちへの手本となるため、事前に覚えておきます。

宗旨宗派 回数 作法
曹洞宗 2回 1回目はおしいただき、2回目はおしいただかない
臨済宗 1回 決まりはない
日蓮宗 1回または3回 おしいただく
真言宗

天台宗

日蓮正宗

3回 おしいただく
浄土宗 1回または3回 おしいただく
浄土真宗本願寺派 1回 おしいただかない

抹香をつまんだ指を額の高さに上げることを「おしいただく」と表現します。お焼香の寺院によっても異なるため、事前にお付き合いのあるお寺へ尋ねておきましょう。

お焼香を行う意味やマナーに関しては、以下の記事でもご紹介していますので、どうぞお目通しいただき、参考になさってください。

・『焼香とは?よく聞くけど以外と知らない焼香の意味や種類、宗派ごとにことなる焼香の作法まで完全解説!

・『正しい焼香の仕方とは?焼香の基本的な方法から宗派別の方法、焼香の種類やマナーまで徹底解説!

お線香の手向け方

お線香をあげる際、宗派によって作法が異なりますが、基本的にお線香の本数は『お葬式など四十九日まで1本』です。お仏壇の場合は、宗派により本数が異なります。

宗旨宗派 お葬式の場合 お仏壇の場合
天台宗

真言宗

1本を中央に立てる 3本を逆三角形になるように左奥に1本、右奥へ1本、手前へ1本立てる
臨済宗

曹洞宗

日蓮宗

1本を香炉の中央に立てる 1本または2本を香炉の中央に立てる
浄土宗 1本を香炉の中央に立てる 1~3本を香炉の中央に立てる
浄土真宗 1本を2つに折り火を着けて火元が左横になるように寝かせて置く

お線香の手向け方は、お焼香と同様、寺院によっても考え方が異なるため、詳しくはお付き合いのある寺院へ確認しておきましょう。

なお、先祖代々お付き合いをしている家系もありますが、先々のお付き合いを踏まえて、喪主の妻は菩提寺へ敬意を示すことが大切なマナーです。

良好な関係を築いてゆけるよう、『檀家とは?最近あまり聞かなくなった檀家制度について、その由来から長所短所まで徹底解説!』の記事をご参照ください。

お葬式の準備方法と葬儀の流れの把握

喪主の妻は、『事前に準備のコツを掴む』ことと、『お葬式の流れを把握して心構えをしておく』ことで、当日も慌てずスムーズに対応できます。

以下に大事なポイントをまとめた記事をご紹介しますので、どうぞ参考になさってください。

・『葬儀までの流れはこれで完璧!臨終~葬儀後まで遺族がやるべき全情報

・『【保存版】葬儀の流れはこれで完全理解!役割・期限・ポイント全情報

お葬式やお布施の相場費用の確認

葬儀社や寺院とはトラブルにならないよう、『あらかじめ相場費用を把握しておく』ことが大切です。

見積を取得した際には、追加になる可能性のある品目と費用を確認し、不明点や疑問点があれば随時確認して解決しましょう。

【葬儀費用相場】

  特徴 相場費用 参列者数

の目安

一般葬 通夜・葬儀を行う最も一般的な葬儀

200万円

50〜300名

家族葬 通夜・葬儀を家族や近しい友人のみで行う

160万円

20〜30名

一日葬 通夜を省略し一日で終わらせる

150万円

30〜50名

直葬(火葬式) 通夜・葬儀をせず火葬のみ

50万円

〜10名

なお、一般葬は約200万円、家族葬は約160万円、お布施は約47万円が相場費用といわれています。費用の内訳は、以下の記事で解説していますので、ご確認ください。

・『一般葬の費用相場と内訳|誰でも金額を抑えられる7つのコツを全解説

・『【令和4年】家族葬の費用を安く抑える8つの方法と注意をプロが解説

・『【令和4年最新】葬儀時の僧侶お布施相場〜抑えるべきマナーのすべて

喪主の妻の服装や髪型・ネイルや持ち物

喪主の妻として気になるのが、服装や身だしなみの問題だと思います。そこで、お葬式に最適な喪服や髪型・ネイルや持ち物に関して、注意点を踏まえて解説いたします。

1.喪服は洋装と和装どちらがいい?

2.髪型やネイルなどの身だしなみ

3.お葬式の持ち物

喪服は洋装と和装どちらがいい?

喪主の妻であっても、近年の服装は洋装が多いため、特に親族の要望がなければ、一般的には洋装で構いません。

ただし、お通夜や身内だけの家族葬なら『準喪服』でも問題ありませんが、一般葬など参列者を伴うお葬式では、格式の高い『正喪服』を着用することが最良です。

服装 注意点
喪服 光沢や艶のない漆黒のブラックフォーマルウェアのうち、レースなどの装飾が施されていないベーシックな『正喪服』のワンピース・アンサンブルが好ましい。お通夜や身内だけの家族葬なら、リボンなどの装飾がある『準喪服』でも構わない。
ブラウス 光沢のない黒色とし、夏場でもなるべく肌を見せないように五分袖以上にする。
コート 黒や暗いトーンの無地の素材とし、動物の殺生を連想させるため、毛皮やファーの付いたコートや光沢のある素材は避ける。手袋やマフラーも同様。
ストッキング 厚手のタイツはタブーで、20〜30デニールの透け感のある無地の黒のストッキングとする。
光沢や装飾のないパンプスで、ヒールは3〜5cm程度が適度だが、6cm以上の高さのヒールやピンヒール、ウェッジソールを除けば、低い分には構わないため、歩きやすさを意識するとよい。

和装の正式な喪服は、五つ紋のついた黒紋付に黒の帯や小物を合わせます。着物は葬儀社でもレンタルが可能なため、『家紋の種類』を伝えて着付けの手配をします。

家紋は丸囲いの有無や線の太さなど、似ている図柄が多々あるため、ご注意ください。お墓や風呂敷などに施されている場合が多いため、写真を撮るとよいでしょう。

家紋の名称を調べるには、市販の『家紋帳』で確認することができます。

日本の家紋大事典 1,760円

喪主や妻の服装は『お通夜のマナーとは? 服装や香典マナー、流れを喪主側参列者側で徹底解説!』の記事でもご紹介していますので、よろしければご確認ください。

髪型やネイルなどの身だしなみ

部位 注意点
髪型 髪型は清楚な黒髪が鉄則のため、カラーリングしている場合はスプレーなどで措置をし、髪が長い場合は黒いゴムでまとめたり、お団子ヘアにしてシニヨンカバーを用いたりと、動作しても髪型を気にしないで済むようにする。

ヘアピンを使用する際も黒のみとし、お葬式中に落としたりしないようしっかりと留める。

アクセサリー 結婚指輪と、落ち着いた色合いの白・グレー・黒系の真珠の一連ネックレスとイヤリング(ピアス)のみとする。
メイク お化粧は片化粧と言われるナチュラルメイクとし、アイラインやチーク、ハイライトなどを避け、自然に仕上げる。
ネイル 喪主の妻の立場では、お葬式前後の準備や片付けを含めて手元がとても目立つため、非難を浴びないためにネイルはオフすることに尽きる。

お葬式では、華やかさやお洒落などではなく、あくまでも『清潔感のみを意識する』ことが身だしなみの大事なマナーです。

喪主の妻としては、大事な人たちへのご挨拶やおもてなしの場が多いため、ネイルはオフするようにしましょう。

注目を浴びやすい喪主の妻は、控えめで慎ましい立ち居振舞いにも気を付けるよう配慮すると、親族や参列者へ好印象を与えることができます。

お葬式での髪型については、『お通夜の髪型はどうする?男性と女性の髪型の注意点を徹底解説!』でもご紹介していますので、どうぞご覧ください。

お葬式の持ち物

持ち物 注意点
セレモニーバッグ 光沢のないマットな質感で、被せ蓋の付いた手提げタイプ(ハンドバッグ)とする。
袱紗に包んだお布施 袱紗は紫・紺・グレーなどの寒色とし、『御布施』『御車代』『御膳料』の表書きで袋は3つに分ける。
数珠 先々の法要でも不可欠となるため、喪主の夫婦としては必ず用意しておく。
ハンカチ 無地の黒いブロード生地であれば、レースが施されていてもよい。カジュアルなタオルハンカチや柄付きはNG。お通夜用と葬儀用として、2枚用意しておく。
筆記用具 メモ帳とペンを用意し、お葬式の打ち合わせや供花や供物をいただいた方のメモを取る。
ポケットティッシュ等 ポケットティッシュのほか、靴ずれ対策の絆創膏や、常備薬など。
メイク用品 最小限のファンデーション・リップ・アイブロウのみでよい。
替えのストッキング 喪主の妻としては柄のない無地の30デニール以内とする。
雨具・防寒具 折り畳み傘・衣服貼付や靴用のカイロ
サブバッグ 黒いフォーマルバッグが最良。無地の紺などでもよい。
風呂敷 白木位牌の持ち帰り用としてあるとよい。
エプロン 黒い無地のエプロン
コロナ対策用品 マスクの色は白でよい。予備のマスクも準備しておく。
その他 必要な場合は着替えなどの宿泊用品

スマートフォンも必要な持ち物ですが、お葬式では必ず電源を切り、お葬式以外の日程でもSNSなどに夢中にならぬよう、携帯電話に触れるのは最小限に留めましょう。

お葬式後、少なくとも四十九日を過ぎるまでは、なるべく色柄の派手な服装や旅行などは避け、喪主の妻として親族への気遣いや、夫のサポートに徹するようにします。

故人が義父・義母を含めて両親であれば、1周忌までは喪中の期間として、慎ましく過ごすことが最良です。

喪主の妻に関してお葬式でよくある質問

喪主の妻に関して、お葬式でよくある質問をご紹介いたしますので、心当たりのある項目は回答をよく読んで、ぜひご参考になさってください。

1.喪主と妻、人前での夫婦の呼び方は?

2.喪主の妻の親や兄弟姉妹のお香典金額はいくら?

3.喪主の妻の挨拶の文例は?

4.弔電や供花・供物をいただいた場合は?

5.喪主の妻以外、長男や子どもたちがやることは?

喪主と妻、人前での夫婦の呼び方は?

お葬式や人前でのマナーとしては、夫婦の間で『妻』『主人』と、お互いに呼び合うように注意しましょう。

ご参考までに、全国1万人を対象に調査した結果、親しい間柄では『嫁や家内』『旦那』と呼ぶ夫婦が多いそうです。

参考:株式会社インテージリサーチ「夫婦は互いをどう呼んでいる?」

喪主の妻の親や兄弟姉妹のお香典金額はいくら?

故人が義父や義母の場合、喪主の妻は遺族となるため、お香典は不要です。

なお、妻の実父や実母、もしくは兄弟姉妹が包むお香典の相場金額は、3〜5万円程度となります。

喪主の妻の挨拶の文例は?

参列者への挨拶や、弔問客への応対、葬儀後の挨拶回りなどは、喪主の妻として大事な役割のため、以下の文例を参考に簡単な挨拶を行うとよいでしょう。

▼通夜振る舞いや精進落としでの参列者への挨拶

「本日はお忙しいところ、お越しいただきましてありがとうございます。故人の供養となりますので、どうぞ召し上がってください。お時間のある限り、ごゆっくりとお過ごしくださいませ。」

▼弔問客への挨拶

「(玄関先で)本日はお忙しいところ、お越しいただきまして、本当にありがとうございます。故人も喜んでいることと思いますので、よろしければ、お線香をあげてくださいませんか。」と室内へ通して、お茶を出す。

▼葬儀後の挨拶回り

「先日はお忙しいところ、足を運んでくださりまして、(先日はご丁寧にお香典をいただきまして)ありがとうございました。お陰様で無事に葬儀を終えることができました。ご挨拶のみで恐縮ですが、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。」

なお、菩提寺や葬儀社やお手伝い係の人たちなど、主要な人と挨拶を交わす際は、必ず喪主と一緒に「宜しくお願い申し上げます」と頭を下げて挨拶してください。

弔電や供花・供物をいただいた場合は?

弔電や供花や供物のほか、入院中にお見舞いをいただいた場合は、四十九日法要を過ぎて到着するよう、手紙やハガキでお礼の言葉を伝えることが最良です。

ギフト店などでお香典返しをすると、専用のメッセージカードを添えられるケースも多いため、サービスがあればぜひ利用しましょう。

喪主の妻以外、長男や子どもたちがやることは?

喪主の両親の手伝いは親族からも喜ばれるため、子どもの立場では、家事などの手伝いを積極的に申し出るとよいでしょう。

親戚に小さな子がいれば、子どもの面倒を見るだけでも身内にとっては有難いお手伝いです。

また、長男の立場では、いつか喪主を務める機会に役立つため、具体的に喪主がどのような取り組みをしているかを見届けるように心掛ける姿勢も大切です。

喪主の妻がやることチェックリスト

下記に喪主の妻がやることの50項目をまとめました。最下部からダウンロードもできますのでぜひ、ご活用下さい。

<<「喪主の妻がやることチェックリスト」のダウンロードはこちらから>>

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まとめ

1.喪主の妻には3つの役割がある

役割 内容
1.参列者への対応や家事全般 お茶出し・食事の用意・片付け・その他 家事全般
2.お金の管理 お香典や葬儀費用に関する収支管理
3.喪主のサポート 必要品の購入や手配・お葬式や葬儀後の挨拶回り・事務手続きの手伝いなど

2.喪主の妻としての心得

・モラルを慎んで行動や言動に注意する

・事前に必要な知識やマナーを知っておく

・積極的に喪主や故人の親族へ協力する

3.喪主の妻がやることリスト【全50項目】

(1)生前に済ませておく準備【9項目】

(2)亡くなってからお葬式までの準備【15項目】

(3)お通夜と葬儀でやること【13項目】

(4)葬式後から四十九日までにやること【13項目】

4.喪主の妻が知っておくべき5つのマナーと知識

(1)座席は喪主の隣が基本

(2)お焼香のやり方

(3)お線香の手向け方

(4)お葬式の準備方法と葬儀の流れの把握

(5)お葬式やお布施の相場費用の確認

5.喪主の妻の服装や髪型・ネイルや持ち物

服装 注意点
喪服 光沢や艶のない漆黒のブラックフォーマルウェアのうち、レースなどの装飾が施されていないベーシックな『正喪服』のワンピース・アンサンブルが好ましい。お通夜や身内だけの家族葬なら、リボンなどの装飾がある『準喪服』でも構わない。
ブラウス 光沢のない黒色とし、夏場でもなるべく肌を見せないように五分袖以上にする。
コート 黒や暗いトーンの無地の素材とし、動物の殺生を連想させるため、毛皮やファーの付いたコートや光沢のある素材は避ける。手袋やマフラーも同様。
ストッキング 厚手のタイツはタブーで、20〜30デニールの透け感のある無地の黒のストッキングとする。
光沢や装飾のないパンプスで、ヒールは3〜5cm程度が適度だが、6cm以上の高さのヒールやピンヒール、ウェッジソールを除けば、低い分には構わないため、歩きやすさを意識するとよい。

 

部位

注意点
髪型 髪型は清楚な黒髪が鉄則のため、カラーリングしている場合はスプレーなどで措置をし、髪が長い場合は黒いゴムでまとめたり、お団子ヘアにしてシニヨンカバーを用いたりと、動作しても髪型を気にしないで済むようにする。ヘアピンを使用する際も黒のみとし、お葬式中に落としたりしないようしっかりと留める。
アクセサリー 結婚指輪と、落ち着いた色合いの白・グレー・黒系の真珠の一連ネックレスとイヤリング(ピアス)のみとする。
メイク お化粧は片化粧と言われるナチュラルメイクとし、アイラインやチーク、ハイライトなどを避け、自然に仕上げる。
ネイル 喪主の妻の立場では、お葬式前後の準備や片付けを含めて手元がとても目立つため、非難を浴びないためにネイルはオフすることに尽きる。

 

持ち物 注意点
セレモニーバッグ 光沢のないマットな質感で、被せ蓋の付いた手提げタイプ(ハンドバッグ)とする。
袱紗に包んだお布施 袱紗は紫・紺・グレーなどの寒色とし、『御布施』『御車代』『御膳料』の表書きで袋は3つに分ける。
数珠 先々の法要でも不可欠となるため、喪主の夫婦としては必ず用意しておく。
ハンカチ 無地の黒いブロード生地であれば、レースが施されていてもよい。カジュアルなタオルハンカチや柄付きはNG。お通夜用と葬儀用として、2枚用意しておく。
筆記用具 メモ帳とペンを用意し、お葬式の打ち合わせや供花や供物をいただいた方のメモを取る。
ポケットティッシュ等 ポケットティッシュのほか、靴ずれ対策の絆創膏や、常備薬など。
メイク用品 最小限のファンデーション・リップ・アイブロウのみでよい。
替えのストッキング 喪主の妻としては柄のない無地の30デニール以内とする。
雨具・防寒具 折り畳み傘・衣服貼付や靴用のカイロ
サブバッグ 黒いフォーマルバッグが最良。無地の紺などでもよい。
風呂敷 白木位牌の持ち帰り用としてあるとよい。
エプロン 黒い無地のエプロン
コロナ対策用品 マスクの色は白でよい。予備のマスクも準備しておく。
その他 必要な場合は着替えなどの宿泊用品

6.喪主の妻に関してお葬式でよくある質問

(1)喪主と妻、人前での夫婦の呼び方は?

(2)喪主の妻の親や兄弟姉妹のお香典金額はいくら?

(3)喪主の妻の挨拶の文例は?

(4)弔電や供花・供物をいただいた場合は?

(5)喪主の妻以外、長男や子どもたちがやることは?

喪主の妻は脇役のようでありながら、実は重要な役割を担うことがお分かりいただけたと思います。

喪主の夫婦として、

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問い合わせ先の画像

【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

プロフィール

運営会社

会社概要

会社名 LDT株式会社
Life Design Technologies co.,Ltd


https://le-tech.jp/
資本金 11,930万円(資本準備金含む)
代表取締役 白石 和也
設立 2019年9月
所在地 〒105-0004
東京都港区新橋5丁目23-10片山ビル6階
TEL:0120-538-175
FAX:03-6800-5820
事業内容 AgeTech(エイジテック)プラットフォーム事業
AgeTech(エイジテック)関連のソフトウェア開発・提供事業
AgeTech(エイジテック)関連のコンサルティング事業

企業理念

ライフエンディング(葬儀)の後悔をなくす

私たちは超高齢社会に適した情報インフラとサービスインフラを構築することにより、人々のQOLの向上に寄与し、社会に貢献し続けます。

やさしいお葬式

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私たちはお客様がご納得いただける
まで真摯に向き合います。

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仕事のやりがいにします

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使いやすく誰もがなくては困る
そんなサービスを提供し続けます

私たちはこの仕事に誇りを持っています

やさしいお葬式監修

葬祭ディレクターとして10年以上培った経験を活かし、多様化する価値観の中でご相談者様にとって
どのようなご葬儀を選択することがよいのかを丁寧にヒアリングさせていただき、ご提案いたします。

お葬式セミナー講師
エンディングコンサルタント
栗本 喬一(くりもときょういち)
1977年 東京生まれ(名古屋育ち)
略歴
母の死をきっかけに葬儀業界に興味を持ち、大学卒業後、大手葬儀社へ入社、家族葬から大規模葬儀まで、幅広くお葬式を葬儀担当者(セレモニーディレクター)として活躍。その後、葬儀会館の店長、新規開拓を歴任。お客様からの「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとし、これまでに10年以上、5,000件以上の葬儀現場に立ち会う。
資格等
株式会社GSI グリーフサポート アドバンスコース修了。