基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 聖徳太子の創建と伝えられ、三寶寺(さんぽうじ)の全盛時代に堂宇(どうう)のひとつに属した臨済宗の禅寺でしたが、建武年間(1334~1336年)の頃、火災に遭い建物が焼失しました。その後、寛永20年(1643年)に伊予の国の天然(てんねん)という臨済宗の僧がこの地に入り、観世音菩薩を本尊に白隠(はくいん)禅師を座主に迎え、指月寺(しげつじ)と名づけて復興しました。
享保14年(1729年)、天然を継いだ2世住職北禅(ほくぜん)のとき、寺号を天然山瑞光寺と改め、それからは盛運をたどり、10世住職海印(かいいん)の頃には、本堂、書院、指月庵など境内1万坪の大寺院に発展しました。
しかし、昭和20年(1945年)6月の大空襲で本尊の十一面観音を除いて、豪華な堂塔伽藍から寺宝一切を失いました。その後、昭和59年(1984年)に再建され現在に至っています。 - 住職
- 遠山凌霄
- 開門時間
- 9:00-17:00
- 所在地
- 大阪府大阪市東淀川区瑞光2-2-2
- 地図
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- アクセス
- 阪急 上新庄駅 から徒歩7分(522m)
地下鉄 だいどう豊里駅 から徒歩10分(839m)
瑞光二丁目バス停 から徒歩2分(105m) - 施設情報
- 瑞光寺(ずいこうじ)は、大阪府大阪市東淀川区にある臨済宗妙心寺派の仏教寺院。山号は天然山。
- その他の情報
- 境内にある「弘済池(こうさいち)」には、ひときわ目を引く橋が架かっています。この橋は、全国にもここだけと思われる、鯨の骨でできた「雪鯨橋(せつげいきょう)」です。4世住職潭住(たんじゅう)が、宝暦6年(1756年)に南紀を行脚しているとき、太地浦(現在の和歌山県太地町)の漁師に不漁であったことから豊漁の祈念を請われました。潭住は「殺生は五戒の一つ」として断りましたが、ついに祈願に応じました。鯨がたくさん捕れたお礼として、30両と鯨骨18本が贈られましたが、潭住は鯨を供養し、すべての生き物を大切にするという祈りを込めて、この橋が作られたといわれています。令和元年5月に架け替えられた現在の橋は7代目の橋です。
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