基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 延宝3年(1675年)に建立され、明治11年(1878年)に来(らい)一族の居住跡であった萬年山春明庵と合併して、現在地へ移転しました。
来一族は、京都で刀剣師として暮らしていましたが、南北朝の戦乱を避けるため、元徳3年(1331年)に来国安(くにやす)・国長(くになが)・国次(くにつぎ)らが淡路へ来て、淡路庄や中島庄に門人たちと住んでいたといわれています。
なかでも、来国次は来一門の秘術をさらに発展させるため鎌倉へ下り、数々の名刀「正宗」を製作した岡崎正宗の門下に入りました。国次は地刃に地景金筋を美しく表し、大模様の乱刃を焼く正宗流を習熟し、正宗の作品に銘のあるものが少ないことから、正宗の名刀といわれるものの中には、国次作のものが多く混同されているといわれています。
この辺りは国次町と呼ばれていましたが、国次は正中2年(1325年)頃に病没したといわれ、これは来一族が淡路に来る6年前であることから、国次がこの地に住んでいたかは疑問視されています。
本堂には、境内にあった楠を彫って作られた聖観世音菩薩(しょうかんぜんおんぼさつ)が祀られており、本堂の前には来一族の墓である石廟(せきびょう)と当時使用した井戸があります。また、井戸の後ろにある灯籠は、「雨月物語」の作家として知られる国学者上田秋成が春明庵の住職に寄贈したものです。 - 住職
- 加藤大眞
- 開門時間
- 9:00-17:00
- 所在地
- 大阪府大阪市東淀川区淡路1-14-21
- 地図
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- アクセス
- 阪急 崇禅寺駅 から徒歩6分(465m)
JR東淀川駅 から徒歩9分(701m)
淡路駅 から徒歩9分(738m)
淡路二丁目バス停 から徒歩2分(95m) - 駐車場
- あり
- 施設情報
- 永春寺は、大阪府大阪市東淀川区にある曹洞宗の寺院である。
- 墓地情報
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一般墓地あり
永春寺 東淀川霊園(大阪府大阪市東淀川区)は大阪市内ではめずらしい、駐車場を完備した霊園です。
永代供養塔あり
「やさしいお坊さん」ではこちらの寺院はご案内できかねますので直接寺院にお問い合わせ下さい。