基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 天平13年(741年)、聖武天皇は国家鎮護を目的とし、中央集権体制を推進するために、全国に国分寺(金光明四天王護国寺:こんこうみょうしてんのうごこくじ)と国分尼寺(法華滅罪之寺:ほっけめつざいのてら)を置くように命じました。同年、法華寺はこの勅命により創建され、尼僧10人が常住し、「摂津法華滅罪之寺」と称したことから、摂津国分尼寺にあたるといわれています。室町時代に入ると、法華寺はいったん廃絶しましたが、応永13年(1406年)に僧了庵慧明(りょうあんえみょう)が再興、寛永16年(1639年)に篤信家であった吉田忠次が堂宇(神仏が祭ってある建物)を寄進し、曹洞宗の禅寺法華寺として知られるようになりました。当時、柴島浄水場付近に再建されましたが、大正3年(1914年)に浄水場建設のため、現在地に移転しました。
境内には、鎌倉期のものとみられる石造古五層塔があり、塔の下には経文が書かれた小石が数千個埋蔵されているといわれています。五層塔の後ろには、国分尼寺時代の礎石があります。 - 住職
- 関戸能仁
- 開門時間
- 9:00-17:00
- 所在地
- 大阪府大阪市東淀川区柴島2-12-28
- 地図
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- アクセス
- 阪急 柴島駅 から徒歩1分(61m)
阪急崇禅寺駅前バス停 から徒歩5分(339m)
長柄橋北詰バス停 から徒歩5分(354m)
柴島バス停 から徒歩5分(376m) - 駐車場
- 数台あり
- 施設情報
- 法華寺は、大阪府大阪市東淀川区にある曹洞宗の寺院である。
- その他の情報
- 山門の右にある地蔵堂には、弘法大師が爪で刻んだといわれる「爪引地蔵(つめびきじぞう)」が祀られており、石仏の地蔵では大阪で一番古いものといわれています。台石に乗った高さ1.8メートル、幅1メートル、厚さ0.5メートルの不整形な花崗岩の自然石に、線彫りされた地蔵です。そのお姿は、地蔵が人々を救うために町へ出たところ、救済にもれた人をふと見かけて振り返り、救いの手をさしのべようとする姿を象徴する見返りの姿をとっています。
本尊は見事な瓔珞(ようらく:仏像を飾るもの)をつけた釈迦牟尼仏像で、華厳の釈迦と呼ばれています。
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