基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 建久6年(1195年)に日本の臨済宗開祖の栄西が南宋より帰国後、宋人が建立した博多の百堂跡にいち早く寺院を創建した。これが日本最初の本格的な禅寺であり、禅道場である。山門には元久元年(1204年)、後鳥羽天皇により贈られた「扶桑最初禅窟」の額が懸かる。
室町時代末期には戦乱で兵火を受けたが永禄11年(1568年)、耳峰が入山して再興する。天正15年(1587年)には領主小早川隆景が寺領300石を寄進、仏殿、総門などの諸堂宇を修営した。他文禄4年(1595年)に豊臣秀吉より200石、慶長5年(1600年)に黒田長政より200石など、幾多の武将により寺領の寄進が伝えられている。
当寺は、当初臨済宗単独寺院であったが、開山の栄西が京都に建仁寺を開山したのち、建仁寺派となる。また、江戸時代には黒田長政の命により、妙心寺派となり存続している。
室町時代には、五山十刹に数えられた名刹である。
江戸時代の文化・文政期には、禅画で名高い仙厓義梵がこの寺の住職を務め、文人の間に当寺の知名度を上げた。 - 住職
- 細川白峰
- 年中行事
- 毎月5日(午前8時)は開山堂(護聖院)で開山忌、15日は仏殿で祝聖を行なう。
二祖三仏忌
2月15日 涅槃会
4月8日 降誕会
9月4日 開山毎歳諱
9月5日 聖福寺を創った栄西禅師の命日
10月5日 達摩忌・開山忌
12月8日 成道会
その他の行事
元旦 祝聖、大般若会
1月2日 祝聖、羅漢供養
1月5日 栄西禅師初月忌、大般若会
3月彼岸の入り日 春彼岸施餓鬼会
5月17日 山門羅漢供養、大般若会、祠堂施餓鬼会
7月17日 山門大施餓鬼会
8月4日 千灯明
9月彼岸の入り日 大般若会、秋彼岸施餓鬼会
12月31日 除夜の鐘 - 開門時間
- 7:00-17:00
- 所在地
- 福岡県福岡市博多区御供所6-1
- 地図
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- アクセス
- 地下鉄空港線「祇園」より 徒歩約5分
JR博多駅より 徒歩約15分
地下鉄箱崎線「呉服町」より 徒歩約15分
「祇園町」バス停より 徒歩約7~8分
「奥の堂」バス停より 徒歩約7~8分
九州自動車道「福岡インター」より
都市高速「呉服町ランプ」下車
九州自動車道「大宰府インター」より
都市高速「千代ランプ」下車 - 駐車場
- あり
- 施設情報
- 聖福寺(しょうふくじ)は、福岡県福岡市博多区にある臨済宗妙心寺派の寺院である。栄西創建で、日本最初の本格的な禅寺、「扶桑最初禅窟」として有名である。
境内は国の史跡に指定されており、山門や仏殿などがある。山号は安国山(通称は安山)。
「やさしいお坊さん」ではこちらの寺院はご案内できかねますので直接寺院にお問い合わせ下さい。