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戒名,いらない

「戒名はいらない」選択は可能!知るべき4つのリスクと準備を全解説

「別に戒名っていらないんじゃない?」

「戒名って、なんで何十万円もするの?」

「付けないと何か問題があるのかな…」

葬儀を仏式で行うに先立ち、亡くなられた方に付けられる「戒名」。その戒名の相場を知った方の中には、先ほどの様な疑問を持たれている方もいるのではないのでしょうか。

戒名とは、仏の弟子となった際にその証として与えられる名前の事で、相場は宗派やランクにもよりますが、大よその目安としては30万円程度かかります。

費用参考:戒名の値段は30万円?必要性から相場・費用を抑える方法まで全解説

戒名を付けることは義務ではありません。そのため、「戒名はいらない」と希望すれば、戒名を付けないことも可能です。

実際、無宗教葬儀では戒名を付けないケースが多数を占めます。

しかしその場合には、下記4つのリスクを考える必要があるでしょう。

1.菩提寺との関係が悪くなる 葬儀での読経や墓への納骨がしてもらえない
2.親族から批判される 一般的な事ではないため、批判されかねない
3.葬儀・法事が行えない 仏教徒とみなされず、仏式での葬儀・法事が行えない
4.菩提寺のお墓に入れない 関係を絶ったとみなされ、お墓に入れてもらえない

※菩提寺(ぼだいじ)とは、代々お世話になっているお寺です。

今回の記事では、戒名の必要性や戒名を付けない時のリスク、更には費用を抑える方法や、それでも「戒名いらない」を実現したい場合に準備すべき事まで解説します。

戒名についての基礎知識も交えて紹介していますので、ぜひご覧ください。

また、戒名の意味や歴史についても詳しく知っておきたい方は、「戒名とはなにか?戒名の構成やランクを一覧にしながら戒名の付け方やお布施の相場、お布施について完全解説!」の記事も参考になさってください。

「戒名はいらない」という選択は可能!

「戒名はいらない」という選択はできます。

そもそも「戒名」とは、仏門に入る方に対して授けられる名前、言わば仏様の弟子になったという証です。

これにより、故人の魂が仏様の待つ極楽浄土へ行く事ができるとされています。

言い方を変えればあくまでも仏門における考え方の一つであり、法律などで義務付けられているというものではありません。

ですから、「戒名はいらない」という選択は可能と言えるのです。

戒名をつけない4つのリスク

しかし、実際に「戒名はいらない」として独断で戒名を付けない判断をした場合、様々なリスクに直面することが考えられます。

日本においては、「仏式での葬儀などは、つながりのある菩提寺の住職から戒名を故人に対する戒名を授かったうえで行うもの」という考えが一般化しています。

そのため「戒名はいらない」とすることは、いわばそれを否定する非常識な事と捉えられかねないためです。

下記に、実際にありえる順番にご紹介致します。

1.菩提寺との関係が悪くなる 葬儀での読経や墓への納骨がしてもらえない
2.親族から批判される 一般的な事ではないため、批判されかねない
3.葬儀・法事が行えない 仏教徒とみなされず、仏式での葬儀・法事が行えない
4.菩提寺のお墓に入れない 関係を絶ったとみなされ、お墓に入れてもらえない

※菩提寺(ぼだいじ)とは、代々お世話になっているお寺です。

菩提寺(ぼだいじ)との関係が悪くなる

戒名をつけないことによるリスクとして最も高いのは、菩提寺との関係が悪くなってしまう可能性があることです

通常、菩提寺のある人が亡くなった場合は、先祖代々の繋がりがあるその寺の住職から戒名を頂くのが一般的です。

戒名をつけないということは、言わばその菩提寺との繋がりを自ら絶つことになります。

それにより、自分の死後、葬儀や法事を住職に執り行ってもらうことが出来ない、菩提寺の墓に入れないという事にもなってしまうからです。

親族から批判される

戒名をつけないことは、一般的な事では無い為、親族から批判されるという事も考えられます。

そのため特に考えが保守的な地域の場合、その判断を批判する親族も出てくるかもしれません。そうなれば遺族にも精神的な負担となり、親戚関係にもひびを生じさせるでしょう

どうしても戒名を付けないという場合は、事前に「決定」ではなく「相談」という形で自分の考えを伝えましょう。

葬儀・法事が行えない

「戒名はいらない」とした本人が実際に亡くなった場合、仏式による葬儀や法事自体が行えない可能性があります。

戒名は仏門に入ったことを証明する名前です。そのため、戒名を頂かないということは仏教徒とみなされません。

そうなると、関係の悪化した菩提寺においてはもちろんのこと、どの寺にお願いしても葬儀や法事を執り行ってもらえないという事になってしまいます。

菩提寺のお墓に入れない

また、戒名を付けなかった場合は、菩提寺にある先祖代々の墓には入れないと考えてください。

菩提寺からは、「戒名を付けることをせず、菩提寺との結びつきを自ら断った」とみなされ、墓にはいることを許されないのが通常だからです。

戒名費用を抑える4つの方法

もし「戒名の費用が高いから、戒名はいらない」とお考えなのであれば、費用を抑える方法はあります。

戒名の相場は30万円前後ですが、下記の方法ですと費用をかなり抑えることが可能です。

また、もし菩提寺の墓に入ることを想定しているときに考えなければいけないのは、その菩提寺との関係を悪化させない事です。

実はこれから紹介する4つの方法の紹介順は、金額が安く収まる順であるとともに、菩提寺との関係を悪化させかねない順でもあります。

特に、戒名授与サービスの利用や、自分で考えた戒名を付ける際は、菩提寺の理解・了承が不可欠です。必ず事前の相談を行ってください。

方法 費用対効果
1.戒名の位を下げる ~10万円
2.生前戒名を授かる ~25万円
3.戒名授与サービスを利用する ~28万円
4.自分で戒名をつける 無料で付けれる為、最大

戒名の位を下げる(費用対効果:~10万円)

実は戒名にも「位」があります。そして、その「位」が高くなるのに比例して、戒名の費用も高くなります

戒名の「位」は故人の社会的立場や菩提寺への貢献度によって住職が決めますので、費用を抑えたいという方は、一度住職に相談してみるとよいでしょう。

戒名の「位」ごとの費用相場一覧

ここで、参考までに宗派ならびに戒名の「位」別でみた戒名費用の相場をご紹介します。

なお浄土真宗では戒名の代わりに「法名」が使われ、「釋(しゃく)」「釋尼(しゃくに)」という文字が使われています。

【宗派・「位」別の戒名費用の目安】

  ←低          戒名の「位」           高→
信士・信女 居士・大姉 院信士・院信女 院居士・院大姉
浄土宗 30万~40万 50万~60万 70万~ -
真言宗・天台宗 30万~50万 50万~70万 80万~ 100万~
臨済宗 30万~50万 50万~80万 - 100万~
曹洞宗 30万~ 50万~70万 100万~ 100万~
浄土真宗 20万~

(釋・釋尼)

50万~

(院釋・院釋尼)

- -
日蓮宗 - - 30万~50万 100万~

生前戒名を授かる(費用対効果:~25万円)

自分が生きているうちに、「生前戒名」として戒名を授かるという方法もあります。

今では戒名は、もっぱら死後に付けてもらうものとなりました。しかし、戒名は仏門に入る際に頂くものであり、生前にもらうのが本来の姿です。

ですから、「生前戒名」は何らおかしいものではありません。しかも、費用は死後に頂く場合よりも安いという特徴があります。相場としては、位によりますが5〜40万円程度です。

ただしその場合、戒名は菩提寺から付けてもらうというのが前提になります。勝手に生前戒名を付けた場合、菩提寺とのトラブルになりかねません。

また、既に戒名を授かっていることを遺族が知らなければ、本人の死後に再度別の戒名を付け、費用が二重に発生することも十分考えられます。

生前戒名を授かった際は、必ず家族などに周知しておきましょう

戒名授与サービスを利用する(費用対効果:~28万円)

今ではインターネットを通じて戒名を授かることができる、「戒名授与サービス」を手掛けるサイトもあります

菩提寺から授かる際の相場よりも、安価に設定されています。また、金額が明示されているのもメリットです。

ただし自身に菩提寺がある場合は、予め住職に相談し、了承を得てからサービスを利用してください

なお今では戒名授与ばかりでなく、ネットを通じて僧侶の手配も行ってくれるというサービスも展開されています。

普段寺院とのつながりが少ない方には耳寄りなこのサービスについて知りたい方は、「寺院手配サービスとは⁉︎寺院(僧侶)を手配する方法とは?」をぜひご覧ください。

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自分で戒名をつける(費用対効果:最大)

戒名は自分でつけることもできます自分で考えて付ければ、もちろん費用は一切かかりません

とは言え、戒名には構成があり、使っていい文字や取り入れる文字についてのルールもあります。自作の戒名を検討する際は、まずそれらの理解から始めましょう

【戒名の作成例(名前を木村太郎とした場合)】

 

構成 作成例と意味 付け方
院号

(いんごう)

木院 苗字の「木村」+「院」 ・架空の寺名をつける
道号

(どうごう)

厳心 厳格な性格だったため ・故人の特徴を反映させる
戒名

(かいみょう)

郎浄 名前の「郎」と、信仰する浄土宗から ・故人の名前から一文字取る
位号

(いごう)

居士 男性の戒名で「信士」よりも信心深かったため ・戒名の位を示す

具体的な作成方法を知りたい方は、「戒名を自分でつける前に知っておくべき6つのステップと3つの注意点」でも詳しくご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。

またこの場合も、菩提寺の相談は手抜かりなく行ってください

戒名をつけないままお墓に入る方法

戒名が無ければ、菩提寺の墓にはまず入れません。

しかし中には、自身の思想信条などの理由で「それでも戒名はいらない!」という方もいらっしゃるでしょう。その場合、入る先のお墓としては次のような場所ならびに方法があります。

「墓地のお墓に入るという」という一般的な形式に沿ったものから、それに捉われない形までという順序で、ここでは4つご紹介します。

1.公営・民営墓地を利用する

2.無宗教の墓地を利用する

3.樹木葬を利用する

4.散骨を行う

公営・民営墓地を利用する

代表的な例としては、自治体で管理する公営墓地や企業が管理する民営墓地に購入したお墓に入る方法があります。

この様な墓地は宗教・宗派を問わず、誰に対しても墓地を提供しています戒名がなくても、何ら問題ありません。

ただし、公営墓地の敷地提供は公募制のため、お墓を持ちたい時に持てるとは限りません。一方の民営墓地も、墓地購入費用が他の墓地と比較して割高というデメリットがあります。

参考として、公営墓地・民間墓地それぞれの永代使用料と年間管理費の相場をご紹介します。ただし、立地等で異なりますので、あくまでも目安と考えてください。

  公営墓地 民営墓地
永代使用料

数万円~100万円

60万~100万円

管理費(年間)

1000~1万5000円

3000~2万円

無宗教の墓地を利用する

寺院の中には永代供養墓や納骨堂などといった施設をもっているところもあり、その多くは宗教・宗派を問わず入ることが出来ます。

また中には、墓地に入る際も宗教・宗派を問わないという寺院もあります

樹木葬を利用する

「樹木葬」とは、墓石の代わりとなる桜や紅葉などのシンボルツリーの周りに遺骨を埋葬する方法です。

代々のお墓という形ではないため、戒名を持たない方であっても、ほとんどの場所で問題なく遺骨を埋葬することができます

ただ、一口に「樹木葬」といっても、今や様々なタイプの霊園や墓地があります。

それらの種類を詳しく知りたい方は、「最近人気の樹木葬とは?その歴史や種類から費用相場や注意すべきポイントまで徹底解説!」をぜひ参考になさってください。

散骨を行う

粉状にした遺骨を海や山にまいてもらい、自然に還って行こうとする「散骨」も、最近では珍しくなくなりましたが、この場合も、戒名の有無は関係ありません

とは言え、勝手にどこにでも撒いていいという訳では無く、把握しておくべき注意点などもあります。

「散骨とは?流れや注意点、メリットデメリットなど散骨の全てを徹底解説!」では、その注意点も含め、散骨について詳しく解説しています。

まとめ

今回は「戒名はいらない!」として戒名を付けないことはできるのかという所から、掘り下げてご紹介しました。最後にポイントを整理します。

・「戒名はいらない」という選択はできる。

・ただし、戒名を付けない場合、

1.菩提寺との関係が悪くなる 葬儀での読経や墓への納骨がしてもらえない
2.親族から批判される 一般的な事ではないため、批判されかねない
3.葬儀・法事が行えない 仏教徒とみなされず、仏式での葬儀・法事が行えない
4.菩提寺のお墓に入れない 関係を絶ったとみなされ、お墓に入れてもらえない

という4つのリスクがある。

・戒名にかかる費用を抑えたいのであれば、下記の方法もあるが、菩提寺がある場合は、いずれもその住職の理解が前提となる。

方法 費用対効果
1.戒名の位を下げる ~10万円
2.生前戒名を授かる ~25万円
3.戒名授与サービスを利用する ~28万円
4.自分で戒名をつける 無料で付けれる為、最大

・また、戒名を付けないままお墓に入りたい場合は、

 ・公営・民営墓地を利用する

 ・無宗教の墓地を利用する

 ・樹木葬を利用する

 ・散骨を行う

といった方法がある。

どうか安易に判断せず、今回の記事を参考に、慎重にご検討ください。

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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

プロフィール

運営会社

会社概要

会社名 LDT株式会社
Life Design Technologies co.,Ltd


https://le-tech.jp/
資本金 11,930万円(資本準備金含む)
代表取締役 白石 和也
設立 2019年9月
所在地 〒105-0004
東京都港区新橋5丁目23-10片山ビル6階
TEL:0120-538-175
FAX:03-6800-5820
事業内容 AgeTech(エイジテック)プラットフォーム事業
AgeTech(エイジテック)関連のソフトウェア開発・提供事業
AgeTech(エイジテック)関連のコンサルティング事業

企業理念

ライフエンディング(葬儀)の後悔をなくす

私たちは超高齢社会に適した情報インフラとサービスインフラを構築することにより、人々のQOLの向上に寄与し、社会に貢献し続けます。

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葬祭ディレクターとして10年以上培った経験を活かし、多様化する価値観の中でご相談者様にとって
どのようなご葬儀を選択することがよいのかを丁寧にヒアリングさせていただき、ご提案いたします。

お葬式セミナー講師
エンディングコンサルタント
栗本 喬一(くりもときょういち)
1977年 東京生まれ(名古屋育ち)
略歴
母の死をきっかけに葬儀業界に興味を持ち、大学卒業後、大手葬儀社へ入社、家族葬から大規模葬儀まで、幅広くお葬式を葬儀担当者(セレモニーディレクター)として活躍。その後、葬儀会館の店長、新規開拓を歴任。お客様からの「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとし、これまでに10年以上、5,000件以上の葬儀現場に立ち会う。
資格等
株式会社GSI グリーフサポート アドバンスコース修了。