花柄の提灯の画像

初盆とは?お供えは何を用意すべき?基礎知識やマナーを徹底解説!

お葬式を終えた後に初めて迎えるお盆「初盆」。お盆はお盆でも、ごく一般的なお盆とどのように違うのか、初盆ではどのようなことを行うのか、お供え物に何を送れば良いのかといった基本的な知識をはじめ、失礼にあたらないようにふるまうための正しいマナーについても徹底的に解説していきます。

初盆のお供えとは?

花柄の提灯の画像

まずはじめに、初盆とはそもそも何なのか、そして初盆でのお供えがどのような意味を持つのかについてご説明していきます。また、コロナ禍で初盆の法要に参加できないケースについてもまとめていきます。

初盆とは?

日本においては、8月13日から8月16日(15日までの地方もある)までの期間のことをお盆と言い、さらに故人が出てから初めて迎える盆のことを初盆と言います。そもそも、お盆はご先祖様の霊が帰ってくる日とされており、ご先祖様の供養を行う期間として知られていますが、故人が霊となって初めて帰ってくるため、初盆の場合には普段よりも丁寧な供養を行います。

一般的にお盆であれば親族のみで法要を行うことが多いですが、初盆の場合は故人と親交の深い人間を招いて精進料理でもてなし、僧侶に読経してもらいます。また、七七日の忌明け前に初盆を迎えた場合には、初盆の供養は翌年度に持ち越されることが一般的ですが、最近では各家の事情に沿って行われることが多いようです。なお、お盆には、農作物の初物を備えると言う風習があるため、お盆の時期は農作物の収穫時期に合わせ、7月15日や旧暦の7月15日に当たる8月下旬とされる地域もあります。

ちなみに、お盆期間中は霊が迷わないようにと提灯を飾るというのが昔からの習わしですが、初盆の場合には親戚から白い提灯を贈ることが一般的とされてきました。しかし近年では、そもそも仏壇のない家が増えていたり、飾るスペースがないという理由から、提灯を飾る風習が薄れつつあるようです。

初盆のお供えの意味は?

お供えとは、仏壇に置いておく食べ物やお線香などを指し、故人の魂を慰めたり、迎え入れるために必要とされています。初盆やお盆でのお供えは、五供と呼ばれる、お線香、お花、ろうそく、食べ物、水をお供えするのが一般的です。五供に関して、詳しくは後述します。

基本的な考え方としては、帰ってきたご先祖様が心地よく滞在できるようにお供え物を準備します。初盆、お盆の仏壇では、精霊棚と呼ばれる、ご先祖様がお盆の間滞在するための空間と環境を作ります。具体的には、いつも仏壇に設置されている香炉や鈴、ろうそく以外に、お迎えの団子、盆花などお供えします。さらに、ご先祖様があの世から来るときには、きゅうりの馬に乗り、帰るときにはナスの牛に乗っていくという言い伝えから、きゅうりとナスで動物を作ったものも供えます。

例外として、浄土真宗では、神様が世界を行き来するという概念がないため、精霊棚は作りませんが、ご先祖様や仏様に感謝するという意味で、お盆や初盆は重要な行事となっています。なお、初盆にふさわしい他のお供え物としては、常温保存ができ、かつ日持ちのするお菓子(クッキーやおせんべいなど)や果物、缶詰やジュースなどの詰め合わせといったものが挙げられます。

精霊棚(盆棚)についてさらに詳しく知りたい方は、「盆棚とは?意味・飾り方・時期を完全解説!」をご覧ください。

初盆のお供えの時期は?

初盆のお供えの時期としては、地域によっても多少異なりますが、お盆の始まる日である8月13日から15日まで(旧盆)が目安とされています。実際日本では、8月13日からお盆期間に入る地域がほとんどですが、一部の地域では1ヶ月前の7月13日頃からがお盆として認識されている場合があります。(新盆)そのケースでは、7月13日〜15日頃にお供えすることになるでしょう。

また、いくらお供えをしたくても、実際に現地に迎えないときもあるかと思います。そのような状況では、おそらくお供えを郵送することになると考えられますが、その場合は13日直前ではなく、もう少し余裕を持って送っておくようにすることをおすすめします。初盆の期間は、遺族は準備でかなり忙しいことが想定されるため、直前に送ることで迷惑になってしまうことも考えられるからです。

まとめると、初盆のお供えの期間はお盆期間中である8月13日〜15日の間、もしくは7月13日〜15日前後とされています。そして、お供えを持参するのではなく、郵送で送るという場合には13日よりも前の日程で余裕を持って送るのが良いとされています。

コロナで初盆の法要に参加できない場合は?

まだまだ新型コロナウイルスが猛威をふるう世の中。

「密集」「密閉」「密接」の三密が想定される場所に足を運びにくかったり、あるいは親族側から参加を制限される可能性もあります。しかし、新型コロナウイルスの影響で、初盆の参加が困難である場合であっても、故人を偲ぶ気持ちを伝えることは可能です。

最もレギュラーな方法としては、お供え物を郵送することです。ただ、お供え物に関しては送ると失礼に当たるものもあるので、あらかじめリサーチしておくことが必要です。ちなみに、一般的に多く選ばれる傾向にあるお供え物としては、日持ちのする缶詰や乾物、お菓子の詰め合わせなどが挙げられます。また故人と親交が深い人であれば、故人が特別好きだったものを把握しており、それを送るというケースもあるようです。

なお、初盆前の親族は準備などで慌ただしい日々を過ごしていることが想定されるため、法要の直前に送るなどといったことはできるだけ避けましょう。もし可能であれば、前もっていつぐらいに送るのがベストか確認しておくのもよいかもしれません。

また最近ではオンラインでお盆を迎える方達もいらっしゃいます。「本当にオンラインで参加可能⁉︎お盆のオンライン合同法要を開催しました」の記事で詳しく説明しています。

またオンラインでの葬儀も「オンライン葬儀8選!オンライン葬儀(オンライン葬式)の流れ・費用おすすめのサービスを解説!」「3分で分かるオンライン葬儀!香典・お布施・費用を完全解説!」の記事でご紹介しています。

初盆のお供え物の水引や表書きはどうする?

初盆の法要では、参加不参加を問わず、お供え物を渡すことがあります。お供えとして想定されるのは、品物と香典が挙げられます。実際にお供えを贈る際に気にしなければならないのが、お供え物の水引と表書きのマナーです。水引と表書きの基本的なマナーについてご説明していきます。

水引

そもそも水引とは、祝儀袋や不祝儀袋などの表側に用いられる飾り紐のことを指します。結び方や、本数などで贈る意味合いが変わってくるため、日本特有の文化を取り込んだ繊細なものだと言えるでしょう。

水引の色は?

弔事に関係することであれば、基本的に水引のカラーは、白黒、黄色で、場合によっては双銀ものが使用されることもあります。また、水引の形状としては「結び切り」「あわじ結び」の2つが望ましいとされています。水引を固く結んだ形の「結び切り」は、人生に一度きりのことであってほしいという思いが込められており、結婚のお祝いにも使用されます。一方で「あわじ結び」とは、両方の端を引っ張るとより一層固く結ばれる結び方で、こちらも繰り返したくないこと、一度きりにしたいこととして、弔事や婚礼の場どちらにも使用される結び方です。

表書き

表書きとは、慶事や弔事にお供え物や香典を渡す際に、贈り物に書く言葉のことです。贈る目的を書いた下に自分の名前を記載して渡します。弔事の場合には灰色の筆(薄墨=涙が混じり、墨が薄まったということを示す)で書くことが一般的ですが、初盆の際にはすでに故人は成仏しており、親族も心機一転で過ごしていきましょうという思いがあることから、黒いインクで記入をします。

表書きの文言

実際に書く際に必要な文言としては、香典であれば「御供物料」「御仏前」が、品物を贈る際には「御供」と記載することが一般的です。初盆は、四十九日を終えて初めて迎えるお盆であることから、故人が仏様として帰ってきてくれているということを意味します。したがって、仏様としての故人にお供えをするということから、御仏前という言葉が使用されるのです。

ちなみに、四十九日を終えるまでには、浄土真宗以外の宗派で表書きとして「御霊前」という言葉が多く見受けられますが、初盆の期間にはすでにご先祖様の1人となっているため、適切な表現とは言えません。

最も一般的なお供え物「五供」

線香の画像

仏教の初盆で最も一般的なお供え物とされているのが、五供(ごくう・ごく)と呼ばれるものです。それぞれが持つ意味や特徴についてまとめていきます。

「香」

香とは香りのことを指し、お線香や抹香の香りがそれに当たります。お線香や抹香の煙は人の身を清める役割があるとされており、悪霊を退散する意味合いも含んでいます。宗教によって多少デザインが異なりますが、香炉というお線香を入れるための仏具を使用し、お線香をあげます。なお、お線香を立てる場合もあれば、横向きに倒しておくこともあり、それは宗派によって異なりますが、朝は3本あげることが多いです。

「香」の注意点

また初盆のお線香に関しては、ご飯やお水をお供えするときや法要を行う際には必ずお線香をあげ、かつ火を切らさないようにしましょう。さらに、お線香の火は吹いて消すのではなく、手であおいで消すのがマナーとされているので注意が必要です。これは仏教の考え方として、人間の口は不浄であるという教えがあるためです。

「灯燭(とうしょく)」

灯燭(とうしょく)とは、ともしびのことを指し、仏前に備えるろうそくの火を意味します。仏壇に明かりを灯すことはもちろんのこと、煩悩を排除する意味もあります。つけるタイミングとしては、朝夕のご飯を備えるときや、お勤めのときにつけます。

「灯燭」の注意点

また、お線香同様に、火を消す時は息ではなく、手であおいで消すのがマナーです。

一般的によく使用されているのは洋ろうそくですが、初盆のように少し特別なときには、洋ろうそくよりも多少値段が張りますが、和ろうそくを使用してみてもいいもしれません。和ろうそくの中には花などの絵が描かれた雅なものもあり、さらに燃焼する際にもススや煙が出にくく、仏壇を汚す心配もないため、おもてなしの心を表せます。なお、洋ろうそくであっても和ろうそくであっても、火をつける際にはライターではなく、マッチを使用するようにしましょう。

「花」

お花もお供えには欠かせません。お供えするお花のことを仏花(ぶっか)と呼び、基本的な考え方としては、美しい花の姿と香りでご先祖様の魂を癒すことや、いのちの無常さなどを表すとされています。基本的には、ご先祖様の好きだったお花を選ぶと良いでしょう。

「花」の注意点

香りが強いものや棘、毒性のあるもの、ツルを巻くものなどは、仏花としてお供えすることは避けたほうがよいでしょう。仏様への敬いの気持ちを伝えるものでもあるため、バラなどの匂いが強く、攻撃的な印象を与える棘がある花は、お供えには不向きなのです。また、ツルを巻く植物に関しては、「自分で立つことができない」という印象を与えたり、長持ちする傾向にあることから、お花をお供えする意味の1つでもある「いのちはいずれ途絶える」という表現にそぐわないという点から、仏花には向かないとされています。

「浄水」

ご先祖様に朝と夕お供えするお水もしくはお茶のことを浄水と言います。初盆に帰ってきたご先祖様の喉の渇きを潤すためにも、浄水を用意しておかなければなりません。仮にお茶を出す場合であれば一番茶を出すようにしましょう。

浄水の出し方としては、まず朝に「おはようございます。」と一言挨拶を入れてから、仏壇の扉を開けて、水か一番茶をお供えします。ご先祖様にとっての目覚めの飲み物になります。そして、夕刻にご飯を出す際にもう一度変えるようにしましょう。

「浄水」の注意点

ちなみに、浄土真宗に関しては、極楽浄土では水が豊富にあるということから、お供えに浄水は必要ないとされています。その代わりに水を入れた真鍮製などの壺に樒などの青木を挿し、お供えするとされています。

「飲食(おんじき)」

仏前に備える食事のことを飲食(おんじき)と呼びます。お腹をすかせているご先祖様に捧げるためのものです。通常時は炊きたての白飯を仏器と呼ばれる盃のような小さい器に盛って仏壇にお供えしますが、初盆のような特別なときには、一汁三菜を意識した精進料理や果物、お菓子などをお供えすることが一般的です。また、ご先祖様とコミュニケーションを図るという意図で、自分たちが食べる料理と同じものをお供えすることもあります。

「飲食」の注意点

仏教においては、殺生を避けることから、肉や魚などの料理はお供えに不向きとされているため注意が必要です。なお、仏壇にお供えした食べ物はあまり長時間放置しておかず、できるだけ早く下げることを心がけましょう。

その他の一般的なお供え物

供えられた果物の画像

五供以外にもお供え物に選ばれやすいメジャーなものがいくつかあります。ケースバイケースで、お供え物を検討していきましょう。

菓子類

まず一つ目として、お菓子類はよく選ばれるお供え物です。基本的にお供え物というのは最初に仏壇に備えた後に、親族や関係者でいただくことが一般的であることから、親族の立場になってお供え物を選ぶことが大切です。たとえば、要冷蔵のものをお供えものとして選ぶと、仮に冷蔵庫の中の空きスペースに余裕がなかった場合に相手に手間をかけてしまったり、他にも冷蔵商品は賞味期限が早いものも多いなどといった理由から、お供えものとしては避ける方が良いとされています。

一方で、お煎餅や焼き菓子など、常温で日持ちのするものは保存にも悩むことがなく、かつ人を選ばない商品が多いため、お供え物としては大変メジャーな商品であり、おすすめです。また、初盆に行われる法要に足を運ぶ親族や関係者が、どのくらいの人数になるか予想できないときには、小包装されていて比較的数が多いものである方が最終分配しやすいでしょう。さらに、人によって好みも分かれていることが想像できるため、色々なお菓子が詰め合わせされているものを選ぶのも一つの手段です。

果物

果物も初盆のお供え物としてふさわしいと言えます。ただし、ご先祖様が特別に好んでいた果物がない限りは、菓子類同様に常温保存ができて、長持ちするフルーツがおすすめです。たとえばリンゴやオレンジ、メロンなどは比較的日持ちがするため、お供え物に向いているとされています。果物を買う場所に関しては特に縛りはなく、スーパーやフルーツの置いてあるお店であればどこでも問題はありませんが、お供えギフトを取り扱うお店であれば間違いがありません。また、果物のお供えを送るのであれば、箱に熨斗をつけることも忘れないようにしましょう。

果物をお供えするときには、箱から取り出して高台のある器にのせますが、その際、お供えする個数には注意です。というのも、偶数は「割り切れる」ことから、お供え物が偶数個置かれている状況というのは、ご先祖様との関係性やご縁が切れてしまうということを意味します。したがって、果物をお供えするときには奇数個にするようにしましょう。

乾き物

乾き物も日持ちがするのと、人を選ばない商品が多いことから、初盆のお供えにも重宝します。乾き物のお供え物の具体的な例としては、海苔、ふりかけ、お茶漬けの素、フリーズドライのお味噌汁やスープなどが挙げられます。重複となってしまいますが、お供え物として間違いがないのは、親族で後々分けられるもので、食料などの消え物です。現代では、オンラインストアで予算やキーワードに沿って商品を選ぶことができるようになりました。まずは、どのようなお供え物があるのかをリサーチし、乾物を買う際のポイントとしても留意するようにしましょう。

故人が好きだったもの

何をお供えするのか悩みに悩んで分からなくなってしまった場合には、まずいろいろな制約を取っ払い、故人が特に好きだったものを思い出し、お供え物として検討してみましょう。故人が生前好きだったものを思い出していくと、自ずといくつかアイテムが絞られてくるはずです。そのように、故人が何が好きだったかということをしっかりと思い出した後、その候補の中から、初盆のお供えとして好ましい最適なアイテムをお供えしてみましょう。

大切なのは何を贈るかではなく、誰にどんな気持ちを届けたいかという姿勢であり、その姿勢が何を贈るのかを決める大切な要素になることもあるのです。したがって、故人が好きだったものを贈るというのは、初盆に行う供養としては理にかなっていると言えるでしょう。

送ってはいけないもの

一方で、初盆のお供えとして送ってはいけないとされているものもあります。万が一送ってしまうと失礼に当たりますので、注意しておきましょう。

魚介類や肉類

仏教の世界においては、殺生(生き物を殺すこと)が禁止されており、魚介類や肉類は殺生を連想させるということから、初盆をはじめ、お供え物としてはNGとされています。ちなみに「ナマモノといっても、加工品だったら?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的には加工されているものであっても、魚介類や肉類はお供え物として好ましくないとされています。

他にも、魚介類や肉類は要冷蔵での保存になるため、お供えするにもすぐに引き上げなければならず、先方の保存環境が整っていなかった場合には逆に迷惑をかけてしまう可能性も考えられるでしょう。さらに、時期的に考えると初盆は夏真っ盛りで大変暑いこともあり、余計にナマモノは傷みやすい環境下にあるため、衛生面なども考慮すると、お供え物には不向きであると言えます。

仮に、もし、魚介類や肉類をはじめとしたナマモノをどうしても贈りたいということであれば、お供え物としてではなく、手土産という別のカテゴリーとして持参するとよいかもしれません。その際には、贈られる側の人のことを考え、できるだけ過剰な包装をしておらず、幅の取らないコンパクトな物を選んだり、他にも調理に時間がかからないようにすでに加工がされている物を選んだりなど、最低限収納や調理に手間取らせないものを選ぶという点に気をつけるといった必要性があります。

ただ、初盆のように人が多く集まり、みんなで食事をするケースにおいては、吉となることもあるでしょう。

思い出に繋がるもの

初盆というタイミングは、まだ故人が亡くなって間もないタイミングです。したがって、思い出に繋がる品物をお供えすると、ご遺族としては故人を思い起こすきっかけとなり、悲しみが再び押し寄せてしまうかもしれません。故人との思い出を大切にしたいという気持ち自体は素敵なことですが、遺族や身近な人の気持ちを想像すると、お供え物には選ばない方が良いでしょう。

お供え物の渡し方・送り方

それでは実際にどのようにしてお供え物を渡したり、送ったりするのが正しいのでしょうか?送る時期やマナーについてご紹介していきます。

お供え物を送る時期

初盆の行事が行われる場所に赴くのであれば、お供え物は当日に持参すれば特に問題はありません。また、お供えを自ら持っていく場合には、熨斗と袋や風呂敷などの包装物を忘れずに準備するようにしましょう。お供え物を贈るタイミングとしてふさわしいのは、お線香をあげた直後が最適であると言われています。

また繰り返しにはなりますが、お盆は8月13日〜15日(7月13日〜15日)にあることが多く、なかでも15日がお供えするタイミングとして良いと思われます。ちなみに、袋や風呂敷などは実際に品物を渡すときには外して、現物のみを置くのがマナーです。

遠くの相手に送る際のマナー

一方で、お供え物を持参するのではなく、郵送などで送る場合に関しては、初盆ギリギリに送るのは常識がないと捉えられてしまう可能性もあります。準備側の立場を考えると、初盆の準備や諸々の対応などで直前はバタバタしていることがほとんどです。そのような状況を想像した上で、遅くとも3日〜1週間前には到着しているように手配をすることを推奨します。また、添え状などの文章があるとさらに相手に気持ちが伝わることでしょう。お供え物を送ることをあらかじめ先方に連絡し、送る日程と時間帯を共有しておくと親切です。とにかく、極力相手に手間を取らせないように立ち回ることが大切です。

初盆の香典やお供え物の金額相場

香典の画像

香典としていくら入れたら良いのか、またお供え物はどの程度の価格帯のものを選べば良いのかと悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。初盆の香典およびお供え物の相場をまとめますので、参考にしてみてください。

香典の相場

まずは香典の相場についてご紹介していきますが、基本的に故人との関係性や年齢によると思われます。ちなみに、香典の相場とありますが、根本的には故人やご先祖様を偲んだり、思いやる気持ちが最も大切です。その上で香典の金額を強いて述べるのであれば、友人や、会社の関係者などであれば、3,000円〜10,000円程度の金額を用意するとよいでしょう。

また、親族や家族など近しい存在に対してであれば、10,000円〜50,000円ぐらいが目安になると考えられます。ただし、あくまでも目安であり、間柄や自分がどれほどお世話になったかなどを踏まえて、詳しい金額に関しては最終自分で決めてみましょう。さらに、「4 (死)」や「9(苦)」の数字は縁起が悪いため、それらの数字は避ける方がベターです。

なお、そもそも、少し香典について説明すると、香典とはご先祖様にお供えするための金品で、贈る意図としては弔意を示したり、遺族への労りの気持ちを表現するためにあるとされている文化です。

一般的には「少しでも故人の供養の足しになれば。」「ご遺族や関係者の負担を少しでも減らせたら。」など様々な思いが込められています。また、初盆では、ごく一般的な香典ではなく、実際に白提灯を贈る代わりに「これを白提灯を買う足しにしていただき、ご先祖様をお迎えください。」という意味で、「初盆提灯料」の文言を記載した現金を贈ることもあります。おおよそ3,000円〜10,000円の間で、こちらも間柄によって入れる金額を決めます。

香典の相場について詳しく確認したい場合は、「香典金額の相場を完全解説!地域別の金額・書き方・包み方・渡し方も紹介!」「香典の袋の書き方を完全解説!金額相場・書き方・渡し方を紹介!」もご覧ください。

お供え物の相場

それでは、お供え物の相場はいくらなのでしょうか?こちらも先ほどの香典とベーシックな考え方は同じで、「ご先祖様や仏様をきちんと弔いたい。」という気持ちや、初盆の場合には「四十九日を終えて成仏した故人が初めて帰って来る日なので、しっかりと迎え入れたい。」といった、相手を思いやる気持ちが、重要な要素であると考えられます。

その上で、お供え物の相場としては、2,000円〜5,000円程度が一般的なラインです。ただ、間柄や、自分の意思でもう少し値の張るものを贈りたいと考えるのであれば、特に値段に制約はありません。いつもより特別な扱いになる初盆であれば、なお一層少し奮発したくなることもあるかと思います。あくまで目安ですので、自分の意思や相手への思いやりを形にする最も良いラインを探ると良いでしょう。

お供え物へのお返し

初盆でお供え物や香典を贈ってもらった場合には、基本的に贈られた側の人間もお返しを準備する必要があります。実際に贈ってくれた方が法要に参列する場合には、その後の食事や引き出物をお返しするケースが多く見受けられます。食事を行わない場合においても、お酒やお弁当などを帰り際にお渡しすることもあります。

また、後日発送することもあり、香典やお供え物の半額程度の値段のものを贈ることが一般的です。その際に比較的選ばれやすいものとして、素麺や調味料、お茶や洗剤などが挙げられます。

初盆のお供えについてのまとめ

初盆のお供えについてのポイントをまとめました。

【初盆とは?】
●故人を迎える初めての盆
●8月13日から8月16日(地域によっては15日まで)

【お供えをする意味】
●故人の魂を慰めたり、迎え入れるために必要とされている

【コロナ禍での参加】
●日持ちのする缶詰や乾物、お菓子の詰め合わせをお供え物として郵送する
●オンラインでの開催なども
参考記事:「本当にオンラインで参加可能⁉︎お盆のオンライン合同法要を開催しました

【香典や贈物に表書きを書く場合】
●香典であれば「御供物料」「御仏前」、品物を贈る時は「御供」を記載する
●贈る目的を書いた下に自分の名前を記載する
●黒のインクで記入

【五供とは?】
●最も一般的なお供え物であり「香」「灯燭(とうしょく)」「花」「浄水」「飲食(おんじき)」を指す

【五供以外のお供え物を贈る場合】
●常温で日持ちのする煎餅・焼き菓子などの菓子
●箱に熨斗をつけた日持ちするリンゴやオレンジ、メロンなどの果物を奇数個
※偶数は割り切れるため縁起が悪いとされるため
●海苔、ふりかけ、お茶漬けの素、フリーズドライのお味噌汁やスープなどの乾き物

【お供え物として避けるもの】
●魚介類や肉類
●故人を思い出すもの

【お供え物を贈る時期】
●持参する場合は当日
●郵送する場合は、遅くとも3日〜1週間前になるようにする

【お供え物や香典の相場】
●香典は、友人であれば3,000円〜10,000円程度。親族であれば10,000円〜50,000円ぐらいが目安
※「4 (死)」や「9(苦)」の数字は縁起が悪いため避ける
●お供え物は、2,000円〜5,000円程度が目安。

【お供え物への返礼】
●香典やお供え物の半額程度の値段のものを贈ることが一般的

初盆は故人が仏様になって初めて遺族や関係者の元に帰ってくる期間であるため、通常のお盆よりも丁寧に行事を進めることが基本的な考え方です。お供え物として五供に該当するものは必ず準備するようにし、水引や表書きも初盆にふさわしいしつらえのものを選びましょう。

また、新型コロナウイルスの影響で、初盆の法要に参列は難しいという方であっても、郵送などでお供え物は贈ることができます。その際には、贈る時期やアイテムには気を配ることが大切です。初盆のお供えにどういったものを贈ってよいのかわからないという場合でも、まずは目安となる相場や故人の好きだったものなどを参考に探してみると良いでしょう。

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