基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 今から1200年ほど前の延暦年間のこと。大干ばつの中、雨乞いの祈りのため、権操僧正が薬草喩品を七日間講じた。そこに毎日どこからか童子が来て、皆の注目を集めていた。
七日満願の日、僧正が「何者か」と尋ねると「私はこの山の小龍です。ありがたい七日間のお経を聴かせていただき、これで安楽世界に生まれることができます」と言ってうれし涙を流した。そこで僧正は「龍ならば雨を心に任せることができるはず、どうか雨を降らせてくれまいか」と頼んだ。童子は「大龍王の許しがなくてはできないのですが・・・後生の菩提をお助けくださるならば、身を失せても降らせましょう」と答えた。
小龍と化した童子は雷となって昇天し、雨を降らせた。しかしその身は砕け、五ヶ所に落ちた。僧正はこれを憐み、その五ヶ所に龍泉寺という寺を建立して丁重に弔った。和歌山県田辺市の龍泉寺には、こんこんと湧く井戸があり、龍水のおかげだといわれている。 - 住職
- 藤堂俊隆
- 開門時間
- 9:00-17:00
- 所在地
- 和歌山県田辺市元町285
- 地図
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- 施設情報
- 竜泉寺は、和歌山県田辺市にある浄土宗鎮西派の寺院である。
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