基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 当寺の所在する喜連(きれ)は「住吉の東一里許に喜連村というあり、河内の堺なり。昔は河内に属して万葉に河内国伎人郷とある処なるを久礼(くれ)を訛って喜連というなり」と『古事記伝』にも言及されている古い地名である。如願寺も当初は「喜連寺」として創建された。
伝承によれば、用明天皇の時代、聖徳太子が仏法興隆の地として当寺を建てたと言われている。西には阿弥陀寺、東に弥勒寺、南に薬師如来をまつる湯谷寺、その他別院として橋本寺・松本寺・善法寺・高野寺を擁する大伽藍であったという。
その後堂宇は縮小したが、230年後の 弘仁8年(817年)、空海(弘法大師)が高野山巡錫のみぎり、この霊場に詣で、その衰退を悲嘆し、杖を立てそれが朽ちないうちに再建の願いを立て上京し、勅許を蒙(こうむ)って来てみると杖は植木の如くになっていた。弘仁11年、諸堂を再建し、この時「如願寺」と寺名を改め、脇侍不動明王・毘沙門天を自作安置し、鎮守堂を建立したという。
大永年間(1521年)以後、兵火震災にあい、諸堂は消失した。現在の本堂は享保年間(1716年)に再建されたものである。
現在、現住職の娘の夫となったウラジオストク出身のロシア人僧侶が副住職となっており、寺に外国人を宿泊させる活動を始めている。 - 住職
- 山本 雅昭
- 年中行事
- 2月3日 星祭・節分
8月9・10日 本尊聖観世音菩薩の開扉
8月23・24日 地蔵盆 - 所在地
- 大阪府大阪市平野区喜連6-1-38
- 地図
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- アクセス
- Osaka Metro谷町線 喜連瓜破駅 から徒歩約10分
- 施設情報
- 如願寺(にょがんじ)は、大阪市平野区喜連 にある 真言宗御室派の寺院。摂津国三十三ヶ所第32番札所、摂津国八十八箇所第37番札所。
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