基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 県道瀬谷・柏尾線の新橋観音寺バス停前に、曹洞宗の阿久和山観音寺がある。
天正十九年(一五九一)五月三日阿久和村の領主になった安藤治右衛門正次が、元和三年(一六一七)三月、先祖の冥福を祈るために当寺を創建したといわれている。
当寺は、安藤家代々の菩提寺である。本尊の聖観世音菩薩立像は、像高八六cm、サクラ材の一本造りで、両腕から先や両足などは、後世に補造されたものである。
観音寺は、中田寺稲葉堂(二十六番)、和泉町の正法寺(二十五番)、上飯田町の大石寺(二十四番)とともに鎌倉郡観音三十三札所の二十三番札所になっている。
数年前、仏教国スリランカ国より送られた「仏舎利(釈迦のお骨)」と総丈四mの涅槃(ねはん)像が当寺に奉安され、ジャワルデネ元大統領閣下も来寺され、記念に当寺の境内に菩提樹を植樹された。またこの涅槃像を安置する釈迦殿の建立が予定されている。
山門の横には、俳号「行々子」の句碑、「坂東・西国秩父観音百か所供養塔」、「鎌倉郡観音札所二十三番供養塔」などがある。
観音寺を創建した阿久和村の領主安藤家の墓は、この寺にはなく、観音寺の北方の「お墓山」と呼ばれている所にある。
お墓山は、県道瀬谷・柏尾線中村バス停の新橋よりの坂道を登り、急勾配の石段を五分ぐらい行くと、周囲に数十本の桜の古木があり、お墓山の案内板が訪ねて来る人々を迎えてくれる。
この山には、安藤家三代正珍と正珍の弟次俊、四代正程とその奥方などの墓があり、傍らには阿弥陀如来石像などもあり、歴史を感じさせてくれる所である。 - 開門時間
- 9:00-17:00
- 所在地
- 神奈川県横浜市泉区新橋町1157
- 地図
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- アクセス
- 弥生台駅 から徒歩10分(802m)
観音寺前バス停 から徒歩2分(123m) - 駐車場
- あり
- 施設情報
- 観音寺は、神奈川県横浜市泉区にある曹洞宗の寺院である。
「やさしいお坊さん」ではこちらの寺院はご案内できかねますので直接寺院にお問い合わせ下さい。