基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 浄瑠璃寺は松山市内八ヶ寺の打ち始めの霊場である。参道入口の石段左に「永き日や衛門三郎浄るり寺」と彫られた正岡子規の句碑があり、お遍路を迎えてくれる。このあたりは遍路の元祖といわれる右衛門三郎のふる里として知られる。
縁起を辿ってみると、行基菩薩が奈良の大仏開眼に先だち、和銅元年に布教のためにこの地を訪れ、仏法を修行する適地として伽藍を建立した。白檀の木で薬師如来像を彫って本尊とし、脇侍に日光・月光菩薩と、眷属として十二神将を彫造して安置した。寺名は薬師如来がおられる瑠璃光浄土から「浄瑠璃寺」とし、山号もまた医王如来に因んだ。
約百年後の大同2年(807)、唐から帰朝した弘法大師がこの寺にとどまり、荒廃していた伽藍を修復し、四国霊場の一寺とした。室町時代の末期に足利幕府の武将、平岡道倚が病に苦しみ、本尊に祈願したところ、ご利益で全快したのに感激し、寺塔を再興して厚く帰依した。
江戸時代の正徳5年(1715)に山火事で本尊と脇侍をのぞいてほとんどの寺宝、伽藍を焼失したが、70年後の天明5年(1785)、地元の庄屋から住職になった僧・堯音が復興に尽力した。堯音は、托鉢をしながら全国を行脚してその浄財で現在の本堂その他の諸堂を再興している。また、社会事業家としても知られ、岩屋寺から松山市にいたる土佐街道に、苦難の末に8つの橋を架けている。 - 住職
- 岡田敬典
- 年中行事
- 平和祈願法要
日時:8月15日 - 開門時間
- 7:00-17:00
- 所在地
- 愛媛県松山市浄瑠璃町282
- 地図
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- アクセス
- 伊予鉄バス浄瑠璃寺前バス停
松山インターチェンジから、国道33号線を砥部方面へ行きます。重信大橋を越えた最初の交差点で左折。県道23号線を走り、バス停広瀬を右折。久谷方面を目指し走ると右手にあります。 - 駐車場
- 10台
- 施設情報
- 浄瑠璃寺(じょうるりじ)は、愛媛県松山市浄瑠璃町にある真言宗豊山派の寺院。医王山(いおうざん)、養珠院(ようじゅいん)、本尊は薬師如来、四国八十八箇所霊場の第四十六番札所。蓮の花、牡丹、紫陽花、アカンサスと季節の花々が咲く寺である。
境内の樹齢1,000年を超す大樹イブキビャクシン(市天然記念物)が信仰を得ている。
「やさしいお坊さん」ではこちらの寺院はご案内できかねますので直接寺院にお問い合わせ下さい。