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お通夜の服装は?急な訃報に準備が必要なお通夜の服装についてマナーや準備方法などを完全解説!

Jul 03 2021

急な訃報に「お通夜の服装ってどうしたらいいんだろう?」と慌ててしまう人もいるかもしれません。礼儀や作法が重んじられる葬儀やお通夜では、きちんとした準備が必要です。本記事ではお通夜での男性、女性の服装やマナー購入場所をご紹介します。

急に訃報が来たら、「お通夜の服装ってどうしたらいいんだろう?」と慌ててしまう人もいるかもしれません。礼儀や作法が重んじられる葬儀やお通夜では、きちんとした準備が必要です。この記事では、「お通夜にふさわしい服装は一体どういったものなのか」、「服装以外にも、お通夜で気をつけなければならないことはどういったことなのか」、などについて徹底的に解説していきます。実際にお通夜に行く時に慌てないよう、参考にしてみてください。

お通夜の服装マナーとは?

お通夜の服装のマナーにはどのようなポイントがあるのでしょうか?

そもそもお通夜とは何なのかから、具体的なマナーについてまでご紹介していきます。

お通夜とは?

お通夜とは、遺族や故人と親しくしていた知人・友人などが集まり、葬儀の前に過ごすお別れの儀式のことを指します。

現在は半通夜が主流

昔は故人を葬る前に、最後のお別れの夜の時間として夜通し見守っていたことから、「通夜」と言われるようになりましたが、現在では夜だけで行う「半通夜(はんつや)」の形式がとられることがほとんどで、2時間程度で済まされることが多くなりました。

半通夜は、葬儀や告別式の前日の夜に行われるケースが多いです。また、元々はお通夜に参加するのは近親者など故人と関係が近い人が一般的でしたが、最近では日中の告別式に参列できないという理由で、一般の人もお通夜に参列するというケースも珍しくなくなってきました。

通夜への参列者の基準

なお、通夜に出るかどうかは故人との関係性で決めます。あまりに関係が深くない際には、葬儀や告別式のみの参列にすることが基本ですが、先ほど述べたように、仕事帰りなどに参加しやすいという理由で通夜だけに参列するのも選択肢の一つです。儀式の際には読経や焼香を行います。

基本的には喪服を着る

お通夜は式ではない上に、急な知らせを聞いて駆けつけることが多いため、本来であれば服装として喪服を着る必要はありませんでした。しかし最近では、喪服の中でも比較的ライトな略喪服などで参列する人が多く、喪服を着ることが一般的となっているようです。もし、平服で参列するのであれば、ビジネス用のスーツなど地味なしつらえのもので参列しましょう。

男性の場合

男性の場合は、派手な色や柄のシャツやネクタイでなければ問題ありませんが、できるだけ黒色のものを着けるようにします。もし勤務先から直行するのであれば、近隣のコンビニや百円均一のお店でも最近では黒のネクタイが販売されていることも多いので、用意していない場合には一度問い合わせしてみましょう。

女性の場合

また、女性であれば、白いブラウスに黒いスカートなど、こちらも地味な色の装いが求められます。

喪服の種類

喪服は大きく分けて「正喪服」、「準喪服」、「略喪服」の3種類があります。

正喪服

正喪服は3つの中でも最も格式の高い喪服であり、喪主やお葬式を主催する側の立場の人間が、告別式などで着用する喪服です。モーニングコートが代表的な正喪服です。

準喪服

つづいて準喪服は、葬儀の主催者側であれば、お通夜や弔問時に着用し、参列者側であれば、葬儀や告別式の際に着用します。

略喪服

最後の略喪服は3つの中で最もライトな喪服であり、参列者側の人間が弔問やお通夜の時に着用することが一般的です。

基本的に着用する喪服で、葬儀主催者と参列者の立場を明確にします。つまり、喪主など参列者を招く側は参列者よりも格式の高い喪服を着用していることがマナーとされてきました。ただし、最近の葬儀や告別式では、喪主側も参列側も準喪服を着用するシーンも増えてきているようです。

喪服と礼服の違い

喪服の他に礼服と呼ばれる服装があります。

礼服とは?

よく混同されがちなのですが、礼服は、お葬式、結婚式、入学式、式典など、冠婚葬祭全般で着用できる正装のことを指します。その中で葬儀や法事の際に着用するものを喪服と呼びます。つまり、礼服の中に喪服が内包されているということになります。

礼服には昼用と夜用がある

ちなみに礼服には、昼用と夜用があり、式が行われる時間によってそれぞれ使い分けることが一般的です。慶弔どちらのシーンでも使用できるモーニングコートや、結婚式などでよく見かけるタキシード、夜の場で着用される燕尾服などがあります。さらに、昼夜、慶弔関係なく着られるスタンダードな礼服としてブラックスーツがあります。なお、礼服はスーツの代わりに着られることはなく、フォーマルな場面でしか基本的には着用しません。

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お通夜の服装

お通夜では基本的に男女ともにブラックフォーマルで参列をします。男性と女性でも異なる部分があるため、男女別で服装のマナーをまとめていきます。

男性の場合

男性がお通夜に参列する場合、黒いスーツに白いワイシャツ、黒いネクタイを合わせることが一般的です。黒いスーツは、準喪服か略喪服のどちらかで問題ありませんが、準喪服を準備していれば、葬儀や告別式の際にも着用できるため、一着あると重宝します。ただし、先ほどもご説明しましたが、一般的なルールに従うと、喪主や遺族側の人間よりも格式の高い喪服を着用するのが失礼だと捉えられるケースもあるため、注意が必要です。

出先から通夜に駆けつける場合

さらに、お通夜は急な訃報で、職場や出先からそのまま足を運ぶこともあるでしょう。その場合でも、基本的に黒いスーツに地味なシャツ、黒いネクタイはマナーです。靴や靴下も黒で統一しましょう。なお、平服でも問題ありませんが、あまりにも派手な服装であったり、カジュアルすぎる場合には服を着替えた方が無難です。

近隣のお店で調達できるのであれば、きちんと身なりは整えて向かいましょう。ちなみに、あまりにも安価すぎるブラックスーツは、シワがつきやすかったり、糸がほつれやすいものもあるため、生地や色味には少し気を遣うことをおすすめします。最近ではウォッシャブルタイプの喪服も販売されているため、「クリーニングに出していて喪服がない。」という状況も避けられます。

女性の場合

女性の場合も喪服の種類には、正喪服、準喪服、略喪服の3種類が存在します。基本的に正喪服は参列者側は着用しません。一般的にお通夜に参列する際には、準喪服か略喪服の黒いワンピースやアンサンブル(ワンピース+ジャケット)、スーツなどを着用します。

平服で参列する場合

仮に平服で参列するのであれば、ダークカラーのワンピースやセットアップ、スーツなど、地味な装いを徹底しましょう。基本的に光沢感のある素材や、スカートの丈が短すぎたり、襟が開きすぎているなど派手なデザインのものはNGです。ストッキングや靴も黒で統一するようにし、素足で参列することのないようにしましょう。なお、寒い季節であれば上に羽織るものが必要ですが、コートに関しても黒を基調に、暗い色のものを着用します。派手で殺生を想起させる毛皮などは着ていかないようにしましょう。

子供の場合

子供の場合、幼稚園など学校に通っていて、制服がある場合にはそれが礼服となります。したがってお通夜にも制服を着用すると良いでしょう。靴は黒のローファーか、もしくは白、紺、グレーなどのスニーカーでも問題ありません。もし制服がない場合には、キッズ用を準備しておくと良いでしょう。もしくは地味な色味とデザインの平服でも問題ありません。

男女での服装の違い

女の子であれば、暗い色のワンピースやセットアップ、男の子であれば白いポロシャツなどに、黒や紺、グレーのボトムスを合わせます。ジャケットがあれば最適ですが、もしなければベストなどで代用も可能です。

また、男女関係なく、靴下もきちんと履くようにしましょう。カラーは白、黒、グレー、紺などのダークカラーで統一します。ちなみに乳幼児であれば、喪服に該当する服装は特にないため、薄いカラーのおくるみで清潔感のあるものを選ぶようにしましょう。

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お通夜の持ち物

服装以外に気をつけるべき、持ち物についてご紹介しておきます。お通夜の当日に持ってきていなかったと後悔しないよう、しっかりと準備しておきましょう。

数珠

仏式のお葬式に参列する際には、数珠を忘れないようにしましょう。数珠は裸の状態でそのまま持ち歩くのではなく、数珠袋という専用の袋に入れて、かばんの中に入れて持ち運びます。数珠の先に付いている紐の束のことを房と呼びますが、房の部分が折れてしまうと、元に戻らなくなってしまうためです。なお、収納の際は房を玉の方向に倒して入れてください。ちなみに宗派によって数珠の扱い方が異なるため、あらかじめ確認しておくと安心です。

ハンカチ

色は黒か白を用意する

涙を拭う際などにハンカチが必要です。黒もしくは白の無地のものを用意しましょう。もともとは白いものが一般的でしたが、最近では服装のカラーに合わせて黒のものも主流となってきました。白と黒の無地のものを持ち合わせていない場合、控えめな色のものを代わりに使用することもできますが、原色のものであったり、派手な刺繍が施されているものは避けましょう。

夏はタオル生地や綿や麻、ポリエステルがおすすめ

なお、夏であれば汗をぬぐいたい場面もでてくるかもしれません。吸水性を重視するとタオル生地のハンカチがおすすめですが、タオル生地のものはカジュアルなデザインのものが多い傾向にあります。したがって、綿や麻、あるいはポリエステルなどの素材のものと、タオル生地のものを2枚持ち合わせておくと安心です。

袱紗(ふくさ)

袱紗は金品を包む際に使用する布のことです。香典を渡す際にも袱紗から取り出して渡します。お通夜に参列する上で望ましい袱紗のカラーとしては、グレーや紺色などの寒色系が一般的です。

袱紗の色

ちなみに、慶事においては赤やピンクといった暖色のものを使用します。このように、慶事、弔事問わず袱紗を使用するシーンがあるため、慶弔両用の紫色の袱紗を1枚持っておくとよいでしょう。

>>袱紗とは?お葬式にふさわしい袱紗の色から包み方まで完全解説!

傘においても基本的には服装と同様で、黒、グレーまたは紺色などの地味な色合いのものを選びます。デザインが入っているものや、派手なカラーのものは望ましくありません。なお、無地の暗い色の傘を持っていない場合は、透明のビニール傘でも問題ありません。

靴やかばん

靴やかばんに関しても基本的には光沢のない黒色のものを選ぶようにしましょう。

女性のかばん

特に女性はかばんが必要な人が多いと思いますが、素材としては留め具の部分に光るものがついていない、マット素材のものがおすすめです。サイズとしては小さめのハンドバッグが一般的です。

あまりにも大きすぎる荷物は場にそぐわないので、荷物は極力最低限のものだけを持っていくようにしましょう。たとえば、財布が大きすぎて入らない場合には、小さめのぽち袋などに入れ替えて持ち運ぶなど工夫が必要です。

女性の靴

なお、靴に関しては、女性であれば装飾や光沢のない黒いパンプスが無難です。ヒールはあってもなくてもいいですが、ピンヒールなどは控えておいた方がよいでしょう。また、長時間ずっと履いていても足が疲れにくいものを選ぶことをおすすめします。

最近では、中にクッションが入っているものであったり、ヒールの着地面積が広いタイプのパンプスなども多くあります。見た目ももちろん重要視すべきですが、いかに疲れないようにするかという機能性の部分もしっかりとチェックしておくと良いでしょう。

男性のかばん

男性の場合、かばんは持参しないことが一般的です。男性の喪服には比較的ポケットがたくさん付いているため、数珠、香典、ハンカチ、携帯電話など最低限のものは納められるようになっています。ただ、ポケットが膨らみすぎない程度に、最低限のものしか持っていかないようにしましょう。

男性の靴

男性の場合は、黒の皮靴を合わせることが基本です。シンプルなデザインのプレーントゥーやストレートチップが良いでしょう。装飾が施されているウィングチップは避けるのが無難です。なお、靴下も黒色で合わせることを忘れないようにしましょう。

冠婚葬祭の靴については下記記事もご参考ください。
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香典

お通夜に参列する人であれば、金品を専用の袋に包んだ香典というものを持参しなければなりません。

香典は不祝儀袋・袱紗に入れる

香典には故人への供養の気持ちと、遺族をいたわる気持ちが込められています。専用の袋と書きましたが、持参するときには「不祝儀袋」と呼ばれる袋にお金を入れて、袱紗で包んで持ち運びます。お通夜と葬儀どちらにも参列する場合には、先に行われるお通夜で渡すことが一般的です。

香典に入れるお札

なお、香典に入れるお札は古いお札でないと失礼と言われていますが、慶弔問わず新札で包むのが実際のマナーです、香典の場合は、新札に折り目をつけてから入れても良いでしょう。 ちなみに、香典の金額は故人との関係性であったり年齢によってかわってくるため、周囲と合わせるとよいでしょう。

香典については下記記事もご参考ください。
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服装以外に気をつけるべきこと

ここまで、お通夜の服装に関する注意点やポイントをご紹介してきましたが、服装以外に気をつけるべき点に関しても簡単にまとめていきます。

アクセサリーはなるべく付けない

普段身につけているようなアクセサリーは着用を控えましょう。基本的にアクセサリーは装いを華やかにするものであるため、お通夜に参列するにあたってはふさわしくありません。どうしても何かつけたい場合には、白か黒の真珠のネックレスや耳飾りを選びましょう。

ネックレスは一連のデザインを選ぶ

ただし、ネックレスを着ける場合には、二連、三連になっているものではなく、一連のデザインのものでなければなりません。二連、三連は「繰り返す」といった言葉を想像させてしまうので、弔事であるお通夜では相手に失礼に当たります。なお、結婚指輪に関しては外す必要はありません。

素材に気をつける

キラキラしたものや、光沢感のあるものは素材としてNGです。服装、靴やかばん、髪飾りなど、基本的にどの項目に関しても当てはまります。なお、ハンカチであればタオル素材のものなどは見た目がカジュアルになりすぎる可能性があるため、注意が必要です。

メイクや髪型に注意する

長い髪はまとめて清潔感があるようにしっかりと整え、髪飾りを付ける場合には光沢のない黒いものを選びます。メイクに関しては、グリット感の強いアイシャドーや明るいカラーの口紅は避け、ナチュラルメイクを心がけましょう。

>>お通夜の髪型はどうする?男性と女性の髪型の注意点を徹底解説!

ネイルアートに注意する

マニキュアに関しては、透明なものであればつけても良いと言われていますが、基本的にごてごてとした派手ネイルアートはお通夜にふさわしくはありません。ただ、お通夜は急にやってくるものでもあるため、お店でやってもらっているネイルアートであれば特に自分で落とすのは難しいでしょう。

落とせないのであれば黒い手袋を付ける

すぐにお店に駆けつけてオフできる環境であれば良いですが、そうもいかないこともあるかと思います。もし。ネイルアートをオフするのが難しい場合は、黒い手袋をして参列することをおすすめします。焼香の時に一度外さなければなりませんが、基本的には爪の装飾を隠すことができます。

通夜のマナーについては下記記事もご参考ください。
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喪服を用意する方法

お通夜の服装としてふさわしい喪服ですが、実際に調達するにはどうすればいいのでしょうか?

喪服を手に入れられる場所や特徴についてご紹介していきます。

デパート

デパートのフォーマルウェアの売り場で喪服を購入することができます。メンズ、レディースで売り場が分かれているため、該当する場所を探しましょう。喪服だけでなく、数珠やバッグなども一緒に置かれていることが多いため、特に何も用意がないという人にはデパートでの購入がおすすめです。

スーツ店

スーツ量販店でもフォーマルウェアのコーナーがあるため、喪服を購入することができます。スーツ店であれば、裾上げなどにも即日で対応してもらえることが多いため、自分にフィットしたものを選ぶことができます。実際にどんなものを着ていいかわからないといった場合でも、お店の人に聞くと自分に合うものをピックアップしてくれるため、聞いてみても良いでしょう。

通販

上記の百貨店やスーツ店などが通販で喪服を販売していることも珍しくありません。実際に現物を見ずに購入することになるため、届いてから「サイズ感や質感が思っていたのと違う。」となってしまう恐れもありますが、どこにいても購入ができるというのが何よりのポイント。

今までに喪服を購入されたことがあって、サイズ感を把握されている人であったり、わざわざお店に行く暇がないという人は通販で購入されてみてもいいかもしれません。ただし、購入してから発送までに時間がかかることもあるため、日数に余裕をもって注文するようにしましょう。

レンタル

購入ではなく、レンタルで喪服を用意することも可能です。喪服をはじめ、礼服のレンタルを行っている業者や、貸衣装店、葬儀社などでレンタルができます。レンタルする際には、肩幅や袖丈、着丈など自分のサイズをあらかじめ測っておき、近いサイズの喪服を選んで借りることができます。葬儀社や貸衣装店でのレンタルを希望する場合は、まずは近くのお店を探して問い合わせをして足を運びましょう。

もし、ネットで注文を受け付けている場合は、配送日や時間に注意しつつ申し込みを済ませましょう。なお、家族や友人など自分とサイズ感が同じ人が入れば、お願いして借りられるか確認してもよいかもしれません。

>>ユニクロで喪服を用意できる?ユニクロで喪服を用意する際のメリットやデメリット、注文方法を完全解説!

喪服がない場合はどうすればよいのか?

仕事が忙しかったり、あまりにも突然のことで喪服の準備ができないこともあるかもしれません。喪服がない場合にはどうすればよいのでしょうか?

必ずしも喪服でなければならないわけではない

結論から言うと、お通夜に参列する服装は必ずしも喪服でなければならないわけではありません。ただし平服と言えど、普段通りの私服という意味ではないため注意しましょう。

男性の平服

仮に男性であれば、リクルートスーツや暗い色のダークスーツがおすすめです。

ただし、カフスやネクタイピン、派手なカラーのネクタイやシャツ、靴下は望ましくありません。ネクタイや靴下はコンビニや百円均一のお店でも取り扱っていることが多いため、立ち寄ってみましょう。

女性の平服

一方で女性の場合は、地味な色のワンピースもしくはスーツを着用しましょう。スーツはパンツスーツでも問題ありません。もしスカートを履く場合には、膝が隠れる長さの丈のものを選ぶようにし、露出が多くならないよう気をつけましょう。また、お通夜において素足は厳禁なので、黒色のストッキングを履くことが一般的です。

喪服がない場合の注意点

「あらかじめ喪服を用意するのは失礼にあたる」とされていましたが、近年はそのような認識が変化しつつあります。急な訃報にも対応できるよう、あらかじめ喪服や小物類のセットを揃えておくと安心です。また、すでに喪服を持っている方でも、喪服の状態やサイズなどを定期的にチェックするようにしましょう。

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お通夜の流れ

ここからは実際のお通夜の流れについてご紹介していきます。当日慌てないようにあらかじめ頭に入れておきましょう。

受付

会場へは開始時刻を少し過ぎた頃に向かい、コートなどを脱いで身なりを整えたら受付に向かいます。受付に着いたら、「この度は御愁傷様でした。」と一言添えて、香典を渡します。香典を渡す時には袱紗から取り出し、文字が読める方向に向けて渡すのがマナーです。

受付が設けられていない場合

なお、お通夜によっては受付を設けていないケースもあります。そのときは香典を置く場所が確保されているため、そこにお供えするようにしましょう。香典を渡した後には芳名帳に名前と住所を書きます。これらの情報は後々香典返しなどの際に必要となるため、丁寧に端折らず記入しましょう。

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僧侶の入場

参列者が揃ったことが確認できたら、お通夜を進行する係りの人が僧侶を会場に案内してくれます。僧侶が会場へと入場してきたら、黙ったまま深くお辞儀をして僧侶を迎え入れます。読経が始まるのを静かに待ちましょう。

読経と焼香

僧侶の読経が始まるのを確認し、静かに拝聴します。そこから順番に焼香が始まります。

焼香の種類

焼香にも回し焼香や抹香、線香など種類がありますが、最近のお通夜では抹香が主流です。ただし、焼香作法は宗派によっても異なるため、あらかじめ確認しておくことが大切です。

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喪主挨拶

親族、参列者ともに焼香が終わると、喪主からの挨拶があります。内容としては、参列してくれたことへの感謝と、告別式が行われる場合には告別式に関するお知らせが伝えられます。さらに、僧侶や参列者に感謝の気持ちを伝えるために開かれる、軽いお食事会の「通夜振るまい」が開かれる場合もあり、そのお知らせやお誘いをすることもあります。

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通夜振るまい

お通夜の夜に、故人を偲びながら食事をする会「通夜振るまい」が喪主側によって開かれることもあります。遺族に通夜振るまいに誘われた時は、事情がない限りは極力参加するようにしましょう。30分程度の滞在を目安に、席では故人との思い出やエピソードを語り合います。

通夜振るまいのマナー

ただし、通夜振るまいの席では、飲み屋のように大声で騒いだり、関係のない話ばかりをして周りに迷惑をかけないよう気をつけましょう。また、故人の死因や病状などについて深く尋ねるのも失礼に当たります。

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お通夜での作法

ここからはお通夜での具体的な作法についてご紹介していきます。基本的な作法やマナーを知らない状態でお通夜に参加し、「知らず知らずのうちに相手に失礼なことをしていた。」と後悔しないよう気をつけましょう。

受付でのお悔やみの言葉

お悔やみの言葉を述べるシーンとして、まず受付が挙げられます。ポイントとしては、他の参列者の人もいることが想定できるため、「この度は御愁傷さまでした。」と手短にシンプルに済ませることです。

宗教でお悔やみの言葉が変わる

なお、この際に言葉遣いにも注意が必要です。お悔やみの言葉は宗教で異なり、「ご冥福」や「成仏」という言葉は仏教のみで使用します。したがって、先ほどご紹介した「御愁傷さまでした。」という言葉も、キリスト教においてはNGとなります。

もしキリスト教式のお通夜であれば、「安らかにお眠りになることをお祈り申し上げます。」と言い換えましょう。さらに、「死亡」、「死ぬ」など死をストレートに表現する言葉や、不幸が重なることを連想させる「重ね重ね」、「ますます」、「再び」などといった忌み言葉は使用してはいけません。

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会場での振る舞い

お通夜の一連の流れとしては、受付に始まり、開式、焼香、通夜振るまいがあります。どのシーンでも、静かに丁寧な所作を心がけ、周囲に不快な思いをさせないように振るまいましょう。

たとえば、受付を終わらせ、開式までの間で少し時間があるからとケータイをずっと見るといった行為は失礼にあたります。会場に着く前に、ケータイなどの電子機器の電源はオフにしておき、仮にマナーモードであったとしても、振動が起こらないように設定しておくことが最低限のマナーです。

また、受付などでぺちゃくちゃと喋るのも周囲にとって迷惑です。基本的にお通夜に参列する心持ちとして、故人を偲び、残された遺族をいたわる気持ちを忘れないことが大変重要です。

焼香の作法

焼香には回し焼香や抹香、線香といった種類があります。それぞれの手順に関しては以下の通りです。

抹香

●遺族と僧侶に向かって深くお辞儀をする。
●焼香台の一歩手前で立ち止まり、遺影に向かって一礼する
●数珠を左手に持ち、右手の親指と人差し指で抹香をつかむ
●頭を少し下げ、右手を目の高さまで上げる
●香炉に抹香を落とす
●合掌し、一歩下がって遺族と僧侶に向かって一礼する

回し焼香

●香炉が回ってきたら、次の人に会釈をする
●香炉を受け取り、自分の前にそっと置いて、遺影に一礼する
●数珠を左手に持ち、右手の親指と人差し指で抹香をつかむ
●頭を少し下げ、右手を目の高さまで上げる
●香炉に抹香を落とす
●合掌をし、一礼して次の人へと香炉を回す

線香

●遺族と僧侶に向かって深くお辞儀をする
●焼香台の一歩手前で立ち止まり、遺影に向かって一礼する
●数珠を左手に持ち、右手でお線香を手に取る
●左手であおぐようにして火を消す(※息を吹きかけて火を消す行為はNG)
●お線香を香炉に立てる
●合掌し、一歩下がって遺影に一礼する
●遺族、僧侶に向かって一礼する

最近では抹香での焼香が主流ですが、どの焼香方法かは当日までわかりません。当日慌てないように頭に入れておいて損はないので、手順を確認しておきましょう。

>>焼香とは?よく聞くけど以外と知らない焼香の意味や種類、宗派ごとにことなる焼香の作法まで完全解説!

お通夜の服装についてのまとめ

「お通夜の服装」について特に重要となるポイントを下記にまとめました。

【お通夜とは?】
●遺族や故人と親しくしていた知人・友人などが集まり、葬儀の前に過ごすお別れの儀式のことを指す
●現在では夜だけで行う「半通夜(はんつや)」の形式がとられることがほとんどで、2時間程度で済まされることが多い

【お通夜の服装】
●男性の場合
 -黒いスーツに白いワイシャツ、黒いネクタイを合わせることが一般的
 -喪主や遺族側の人間よりも格式の高い喪服を着用するのが失礼だと捉えられるケースもある
 -出先から通夜に駆けつける場合、基本的に黒いスーツに地味なシャツ、黒いネクタイがマナー。平服でも問題ありませんが、あまりにも派手な服装であったり、カジュアルすぎる場合には服を着替えた方が無難
●女性の場合
 -本的に正喪服は参列者側は着用しない
 -準喪服か略喪服の黒いワンピースやアンサンブル(ワンピース+ジャケット)、スーツなどを着用
●子供の場合
 -女の子であれば、暗い色のワンピースやセットアップ、男の子であれば白いポロシャツなどに、黒や紺、グレーのボトムスを合わせ

【お通夜の持ち物】
●数珠
 -数珠は裸の状態でそのまま持ち歩くのではなく、数珠袋という専用の袋に入れて、かばんの中に入れて持ち運ぶ
●ハンカチ
 -黒もしくは白の無地のものを用意する
 -夏はタオル生地や綿や麻、ポリエステルがおすすめ
●袱紗(ふくさ)
 -お通夜に参列する上で望ましい袱紗のカラーとしては、グレーや紺色などの寒色系が一般的
 -慶弔両用の紫色の袱紗を1枚持っておくと便利
●傘
 -基本的には服装と同様で、黒、グレーまたは紺色などの地味な色合いのものを選ぶ
●かばん
 -女性の素材としては留め具の部分に光るものがついていない、マット素材のものがおすすめ
 -男性の場合、かばんは持参しないことが一般的です。男性の喪服には比較的ポケットがたくさん付いているため、数珠、香典、ハンカチ、携帯電話など最低限のものは納められるようになっています。
●靴
 -女性であれば装飾や光沢のない黒いパンプスが無難
 -男性の場合は、黒の皮靴を合わせることが基本
●香典
 -お通夜に参列する人であれば、金品を専用の袋に包んだ香典を用意する

【服装以外に気をつけるべきこと】
●アクセサリーはなるべく付けない
●ネックレスは一連のデザインを選ぶ
 -どうしても何かつけたい場合には、白か黒の真珠のネックレスや耳飾りを選ぶ
●素材に気をつける
 -キラキラしたものや、光沢感のあるものは素材としてNG
●メイクや髪型に注意する
 -長い髪はまとめて清潔感があるようにしっかりと整え、髪飾りを付ける場合には光沢のない黒いものを選ぶ
●ネイルアートに注意する
 -ネイルアートをオフするのが難しい場合は、黒い手袋をして参列する

【喪服を用意する方法】
●デパート
 -喪服だけでなく、数珠やバッグなども一緒に置かれていることが多いため、特に何も用意がないという人にはデパートでの購入がおすすめ
●スーツ店
 -スーツ店であれば、裾上げなどにも即日で対応してもらえることが多いため、自分にフィットしたものを選ぶことができる
●通販
 -どこにいても購入ができるのがメリット
 -サイズ感を把握されている人であればわざわざお店に行く暇がないという人は通販で購入しても良い
●レンタル
 -喪服をはじめ、礼服のレンタルを行っている業者や、貸衣装店、葬儀社などでレンタルができる

【喪服がない場合はどうすればよいのか?】
●男性であれば、リクルートスーツや暗い色のダークスーツがおすすめ
●女性の場合は、地味な色のワンピースもしくはスーツを着用する

お通夜の服装からお通夜の基本にまで詳しく解説してきました。基本的にお通夜には喪服で参列するのが一般的なマナーです。また、喪服の中でも準喪服や略喪服といったものを着用すれば間違いないでしょう。わからない場合にはデパートやスーツ屋などの専門店に聞いたり、喪服のレンタルサービスの利用を検討してみるのもいいかもしれません。

仮に喪服が準備できない場合においても、地味な色合いのスーツやワンピースで参列をすれば問題ありません。なお、服装だけではなく、かばんやハンカチなどの持ち物に関しても、華美な色やデザインのものは控え、基本的に黒を基調とした暗いものを選びましょう。実際にお通夜に参列する際には、適切な服装と適切なマナーや振るまいを心がけ、故人を偲び、遺族を励ます気持ちが最も重要であることを忘れずに過ごしましょう。

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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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