みなさんは葬儀会場を探す際に様々な場所に様々な特徴をもった葬儀会場があるため悩んでしまうことも多いでしょう。本記事ではそんな葬儀・葬式会場の一つ、東京都葛飾区にある火葬場を併設している四ツ木斎場について詳しく解説してまいります。
みなさんは葬儀会場を探す際に、どのように探しますか。様々な場所に様々な特徴をもった葬儀会場があるため、どこにすればよいかなかなか悩んでしまうことも多いでしょう。
今回は、そんな葬儀会場の一つ、東京都葛飾区にある四ツ木斎場について詳しく解説してまいります。
INDEX
四ツ木斎場とは?
今回ご紹介する四ツ木斎場は、東京都葛飾区白鳥にある斎場になります。火葬場と葬儀式場が同一施設にある施設となります。
交通手段
京成本線「お花茶屋」駅徒歩3分の位置にあり、とても参列がしやすい立地となります。
そもそも斎場とは?
みなさんは、「斎場」の意味をご存知でしょうか。
お葬式などを行う場所には、「葬祭場」「葬儀場」「葬祭会館」「斎場」など様々な呼び名がついていますが、中でも「斎場」とは、故人とのお別れの儀式を行うセレモニーと、ご遺体の火葬を行う火葬場が併設された施設を指します。
>>斎場とはどんな場所?斎場の選び方・種類・火葬場との違いを目的別に完全解説!
四ツ木斎場は、「斎場」と名付けられているため、葬儀(セレモニー)と火葬を同じ敷地内で行うことができる場所なのです。詳しくは後ほどご説明しますが、大きなメリットと言えるでしょう。
葬儀場については下記記事もご参考ください。
・葬儀場とは?公営と民営の違いから葬儀場の選び方まで完全解説!
・遺族が葬儀会館を選ぶ理由とは⁉︎どのような理由で葬儀会館を決めているの?
・葬儀会館主流の時代:お葬式を行う式場の変化
四ツ木斎場の特徴
四ツ木斎場ですが、いくつかの特徴があります。大きく分けると、先程もご紹介したように「火葬場が併設されている点」「宗教を問わずにお葬式ができる点」「病院から直接搬送できる点」に特徴が集約できます。
ここからは、そんな四ツ木斎場の特徴を詳しくご説明してまいります。東京都葛飾区周辺でお葬式をご検討の際は、是非参考にしてみてください。
火葬場が併設されている
もっとも大きな特徴は、火葬場が併設されている点と言えます。先程も簡単にご説明したとおり、四ツ木斎場は「斎場」であるため、故人とのお別れをするセレモニーと故人の火葬が同じ敷地内ですることが可能となっています。
火葬場への移動がラク
一般的なお葬式の会場には火葬場は併設されていないため、一般的にはお別れのセレモニー終了後にバスなどで火葬場に移動することになります。
人数が多ければ多いほど、移動の手間がかかりますし、親族の中にご年配の方が多い場合は、体に対する負担が非常に重たくなってしまいます。
しかし、セレモニーホール(葬儀式場)に火葬場が併設されている場合は、こうした移動の手間を最大限省くことができ、葬儀当日の負担を軽減することができます。
移動にかかるコストを軽減できる
また、単に手間などの負担を軽減できるだけでなく、移動にかかるコストを削減できることも大きな魅力ということができます。
もし、選択肢の中で、葬祭会館(火葬併設なし)と斎場(火葬場併設あり)で迷われている場合には、ぜひこうした観点にも注目してみると良いかもしれません。
火葬場については下記記事もご参考ください。
・火葬業とは?よく似た斎場と火葬場の違いや火葬業の仕事内容、給与事情まで徹底解説!
・葬儀・葬式の心付けとは⁉火葬場や霊柩車の運転手などに渡していた心付けについて
・火葬場の使用料金とは?地域で大きく違いのある火葬場の使用費について
宗教を問わずに御葬式が出来る
続いての特徴として、宗教を問わず、どのような宗教、宗派であってもお葬式を行うことができる特徴があります。
会場によっては、宗派が制限されていたり、仏教であれば宗派を問わず行えても、別宗教だと対応していなかったりする場合もあります。後々大きなトラブルにならないためにも、葬儀会場を探す際には、しっかりと確認しながら行えると良いでしょう。
宗派ごとの葬儀については下記記事もご参考ください。
・前もって理解しておこう!葬儀の種類や宗教ごとの違いを解説
・仏式とは?意味・流れ・マナー・神式との違いを解説!
・無宗教葬儀を完全解説!流れ・費用・マナー・供養方法を紹介!
病院から直接搬送できる
最後にご紹介する特徴は、病院から故人のご遺体を直接搬送できる点にあります。
霊安室を完備
四ツ木斎場の場合は、霊安室を完備しているため、故人が亡くなった後斎場で直接安置することが可能となっています。
葬儀会場によっては、霊安室が完備されていなく、お葬式の直前まで、別な場所にご遺体を安置して置かなければならないことも多いです。安置するための場所を見つけることは非常に難しく、それだけで非常な労力を消費することになります。
ご遺体の安置に高額な費用が発生する場合も
そんなときは、最初から霊安室がしっかりと完備されている四ツ木斎場を選択肢に入れておくことも良いのではないでしょうか。
場所によっては、ご遺体を安置するために、非常に高額な料金を請求してくる業者も存在するので、十分に注意が必要です。
四ツ木斎場については下記記事もご参考ください。
・東京の火葬場料金が値上げ?!町屋斎場・四ツ木斎場・桐ヶ谷斎場・代々幡斎場・落合斎場・堀ノ内斎場の火葬費用改定と値上げについて
・四ツ木斎場とは⁉︎主に東京都葛飾区・足立区・墨田区でお葬式を行う方が多く利用する火葬場について
また、葬儀についての不明点や疑問は『やさしいお葬式』から24時間365日無料相談も承っています。電話でもメールでも行えますのでお気軽にご連絡下さい。『やさしいお葬式』では葬儀の見積もり、遺影写真、参列者のリストアップなど事前準備をおすすめしています。葬儀の作法や服装などについてもご相談できます。
四ツ木斎場の設備
次にご紹介するのは、四ツ木斎場の設備についてです。先程からもご説明している通り、四ツ木斎場は火葬場を併設した斎場となっています。加えて霊安室も完備されているなど、非常に充実した設備を有していると言えるでしょう。
ここからは、そんな四ツ木斎場の設備について、式場・火葬場・休憩室・安置施設に分けて詳しく解説してまいります。ぜひ、斎場探しの参考にしてください。
式場
まずご紹介するのは、式場になります。
ここは、お葬式など故人とのお別れの儀式を行うための会場です。先程もご説明したとおり、斎場はお別れの儀式を行うセレモニーホールと火葬場を併設した施設ですので、もちろんしっかりとした葬儀場が備えられています。
式場は5室で拡張も可能
式場は全部で5室用意されており、一部屋ずつ使いことも可能ですし、いくつかの部屋をつなげて広い部屋として使うことも可能となっています。式場の前にも広いスペースが設けられているため、参列者にお名前を書いてもらったり、香典を受け取ったりする記帳スペースもしっかりと設けることができます。
>>香典を完全解説!意味・歴史・金額相場・書き方・包み方・渡し方を解説!
控室も完備
また式場の2階部分には、控室が用意されており、お通夜や火葬終了後の食事の席をもうけることも可能となっています。また、火葬場も同じ施設内に併設されているため、火葬のための待機スペースを別に借りる必要がないため、葬儀費用を抑えたり、移動の手間を減らしたりすることが可能となっているのです。
葬儀費用については下記記事もご参考ください。
・今更聞けない葬儀・告別式のマナーと費用を地域別に徹底解説!
・葬儀を安くする5個の方法を解説!葬儀費用の相場と内訳を紹介!
火葬場
つぎにご紹介するのは、火葬場についてです。
四ツ木斎場には、一般の火葬炉が7箇所、特別室が2箇所、貴賓室が2箇所と小型の火葬炉が1箇所、合計12基の火葬炉が備えられています。
特別室と貴賓室が用意されている
四ツ木斎場には、一般的な火葬炉以外にも、特別室と貴賓室が用意されていることに特徴があります。特別室は、一般的な火葬炉とは壁で仕切られており、プライバシーを守りながらゆっくりとお別れの時間を過ごすことが可能となっています。貴賓室の場合は個室のようになっており、よりプライバシーが守られた空間となっています。
また、火葬炉の前は非常に広くスペースがとられており、お花などを飾ることも可能となっています。持ち込みをしたい際には事前に斎場担当者に相談しておくと良いでしょう。
供花については下記記事もご参考ください。
・知らないと恥をかく!供花の手配方法や相場を徹底解説!
・供花の手配方法!供花の意味と費用相場と宗教ごとのマナーを紹介!
休憩室
続いてご紹介するのは、休憩室です。四ツ木斎場には全部で18の休憩室が備えられており、休憩室の広さもテーブル席タイプのものから56人入ることのできる個室まで様々なタイプが用意されています。
単なる火葬中の待機スペースとして用いる場合には、待ち時間に仕出し弁当などが出るわけではないので、売店の飲み物やお菓子などを食べながら待つことになります。
加えて、火葬場の中でも「貴賓室」を用いる場合には、専用の控室である「貴賓館」を利用することができます。この部屋は102名の人が入ることができて、仕出し弁当や仕出し料理を食べながら待つことができます。また、遺族専用のスペースでは、受付のほか思い出コーナーの設置も可能となっています。
安置施設
最後にご紹介する設備は、安置施設になります。先程もご紹介したように、四ツ木斎場には安置施設が完備されているため、病院から故人のご遺体を直接搬送することが可能となっています。
四ツ木斎場のコロナ対策
次にご紹介するのは四ツ木斎場のコロナ対策についてです。
新型コロナウイルス感染症が世界的に猛威を奮っている中、どのような対策が行われているのかは非常に気になる内容なのでは無いでしょうか。ここでは、そんなコロナ対策について解説してまいります。
利用時間の制限
まず行われている対策は、利用時間に関するものです。式場や控室なの利用時間を20時までに制限することで、長い時間での滞在を避け、三密を回避しています。さらに、食事の席でのアルコールの提供も19時までに制限されています。
来場人数の制限
加えて、来場人数に関しても制限を設けており、10人までの制限がついています。さらに、参列者の皆さんにはマスクや手指消毒の徹底を呼びかけており、コロナ対策には万全を期していると言えるでしょう。
コロナ禍での葬儀については下記記事もご参考ください。
・コロナ禍で葬儀はどうなる?参列時や葬儀を営む際の注意点を徹底解説!
・葬儀社のコロナ対策とは!?コロナについての厚生労働省の発表と葬儀社の現場対応
・新型コロナで死亡した人の火葬・葬儀はどうしたらよい?厚生労働省と葬儀社の見解を解説!
四ツ木斎場についてのまとめ
「四ツ木斎場」について特に重要となるポイントを下記にまとめました。
【四ツ木斎場の特徴】
●火葬場が併設されている
●宗教を問わずにお葬式ができる
●霊安室を完備しているため、故人が亡くなった後斎場で直接安置することが可能
【四ツ木斎場の設備】
●セレモニーホールと火葬場が併設
●式場は全部で5室で繋げて使用することも可能
●2階には控室も完備
●火葬場では特別室と貴賓室が用意されていて、プライバシーが守られた空間になっている
●休憩室は18室あり、テーブル席や個室タイプまで豊富
●安置施設が閉室
【四ツ木斎場のコロナ対策】
●利用時間を20時までに制限
●10人までの来場制限
今回は東京都葛飾区にある四ツ木斎場について解説してまいりました。
四ツ木斎場は、一般的なお葬式会場とは異なり、火葬場を併設しているという特徴を有しています。火葬場を併設している分、移動コストや手間を削減することができるのです。
加えて、専用の安置施設も有しているため、病院から直接ご遺体を搬送することが可能となっています。都内で安置するための場所を探すことはなかなかハードルの高いこととなっているため、もし葬儀会場を検討している際には、こうした施設を念頭においてもよいかもしれません。
お葬式を行う場合には、故人の意向や遺族の方針、地域のしきたりなど様々な要因が存在していますので、その点に十分配慮しながらもっとも適した形のお葬式を行うことができる会場を慎重に探すことができると良いでしょう。
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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)
- 略歴
- 栗本喬一(くりもと きょういち)
- 1977年生まれ
- 出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)
- 株式会社東京セレモニー 取締役
- ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
- 「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
- 株式会社おぼうさんどっとこむ
- 常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
- 株式会社ティア
- 葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。
- 著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)
プロフィール