墓じまいの手続きを一任!代行業者の手続き方法と料金相場を徹底解説
「墓じまいの代行って具体的になにをしてくれるの?」
「代行費用はいくらぐらいするのかな…」
「頼むにはどうすれば良い?」
「墓じまい」とは、これまでのお墓を撤去して、新たな場所に改葬する事を言います。
近年、「先々、お墓の維持が困難になりそう」、「墓参のために帰省するのが難しくなった」などの理由で「墓じまい」をされる方が増えています。
とは言え、多くの方には馴染みが無い事を一人でやるのは大変そうですよね。そこで今、これらの業務を代行する業者が登場しサービスを展開しています。
ただし、墓じまい代行業者にも、親族間での話し合いや、菩提寺や墓園などこれまでの供養先への連絡など、代行できない作業があります。
墓じまい代行でできること |
自分たちで行うべきこと |
・必要な書類手続き
・墓石の撤去および遺骨の取り出し
・新しい供養先への遺骨を納骨する
|
・親族間での話し合い
・菩提寺※や墓園への連絡
|
※菩提寺とは代々お世話になっているお寺を指します。
そのため、安易に代行業者に任せると、「当初こちらがやってくれると思っていた作業が行われず、追加料金が発生した」など思わぬトラブルを招いてしまいます。
そこで今回は、墓じまい代行の流れやそれにかかる費用、代行できる事とできない事、更には依頼する際の注意点や代行業者の種類についてご紹介します!
「実は墓じまいの相談をされている」「将来、墓じまいする必要が出てくるかも…」といった方は、ぜひ参考になさってください。
なお、墓じまい自体をもっと詳しく知りたい方や、ご自身での墓じまいを考えている方は、「墓じまいとは?墓じまいの流れから費用の内訳・マナーまでを完全紹介!」でご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
「墓じまいの代行」で行ってくれること
代行を依頼した場合でも、「代行業者にすべて丸投げ」できる訳ではないことを理解しておきましょう。
なぜなら、基本的には親族やお寺への話し合いは当事者が行う必要があるからです。
下記に、「墓じまいの代行」で行ってくれる事、また併せて代行業者では行えないため自分たちで行うべきことをご紹介します。
墓じまい代行でできること |
自分たちで行うべきこと |
・必要な書類手続き
・墓石の撤去および遺骨の取り出し
・新しい供養先への遺骨を納骨する
|
・親族間での話し合い
・菩提寺※や墓園への連絡
|
※菩提寺とは代々お世話になっているお寺を指します。
代行業者によっては、オプションで「お寺との話し合い」として、「離檀(りだん)交渉」(相場:6万円〜)が含まれる場合もありますが、そのケースでも「最初の話し合いはご自身で行う」ことを大前提としています。
代行してくれる事
墓じまいの代行業者が行ってくれることは、主に次の3つです。作業の段取り順に、詳しくご紹介します。
1.必要な書類手続き
2.墓石の撤去および遺骨の取り出し
3.新しい供養先への遺骨を納骨する
必要な書類手続き
墓じまいをする際には、まず現在の供養先からの「埋葬許可証」、新たな供養先からの「受入証明書」を取得します。
そのうえで、墓のある自治体に先の二つと申請書を提出し、「改葬許可証」を取得する必要があります。
これらの手続きを業者で代行してくれるのです。
【埋葬許可証】
画像引用先:川崎市
【受入証明書と改葬承諾書】
画像引用先:糸魚川市
墓石の撤去および遺骨の取り出し
墓じまいをする際は、元の墓のあった場所は更地にして返すことになっています。となれば当然、墓石を撤去して遺骨を取り出す必要がある訳です。
代行業者では直接これらの作業、ないしはこの作業を行ってくれる石材店等の手配をしてくれます。
新しい供養先への遺骨を納骨する
取り出した遺骨を一時的に預かったうえで、新しい供養先へ納骨するまでの作業も、業者で行ってくれます。
墓じまい代行の費用(相場:16~30万円)
墓じまい代行にかかる費用については、代行してもらう項目ごとで相場が決まっています。
一式まとめてお願いした場合で、16万〜30万円というのが相場です。
墓じまい代行利用時にかかる費用内訳
内容 |
費用相場 |
書類手続きの代行 |
約4万円~ |
墓石の解体ならびに撤去代行 |
約10万~30万円 |
遺骨の取り出し~納骨までの代行 |
約7万円~ |
遺骨一時預かりの代行 |
約1万円 |
遺骨の移動代行 |
約2万円+実費分(交通費など) |
墓じまい代行を依頼するメリットとデメリット
墓じまいの代行業者に依頼することで、手間や時間を節約できるメリットがありますが、反面、それなりの費用がかかるデメリットもあります。
【メリット】
時間を節約できる |
書類提出など役所に行く必要がなく効率よく、墓じまいを進めることができる |
手続きを自分で行わなくてよい |
必要書類への記入を行うだけで良い |
【デメリット】
費用がかかる |
相場が16~30万円と決して安くない金額を負担することになる |
依頼した内容と結果が異なる可能性がある |
自分で行わない為、業者からの報告書と依頼内容が異なる可能性がある |
墓じまい代行の流れ
墓じまい代行に業務を依頼した際は、次のような段取りで進めます。
1.自ら関係者(家族やお寺)に相談、報告する
2.墓じまい代行業者に事前相談する
3.代行業者が見積もりをする
4.新しい供養先を決める
5.代行業者に業務を依頼する
6.報告書を受け取り、費用を支払う
自ら関係者(家族やお寺)に相談、報告する
まず始めに、墓じまいを行いたい旨を、ご家族やご親族に相談します。
当然、様々な意見や思いを持っている方がいると思いますので、それらを確認し、その上で最終的に合意を得られてから次に進みましょう。
親族の合意が得られたら、菩提寺や霊園など現在の供養先にも墓じまいしたい旨を伝えて、了解をもらってください。
墓じまい代行業者に事前相談する
関係者との相談や報告が済んだら、墓じまいの代行業者に資料請求や見積もりの相談をします。あらかじめ資料やホームページやネット上の口コミなどで情報を集め、業者の目星を付けておくとよいでしょう。
具体的な業者選びについては、本記事「「失敗しない!」業者選びのポイント」でご紹介していますので合わせてご確認下さい。
予算が限られている場合は、「パック料金ではなく項目ごとに依頼できる業者を選ぶ」「個人委託の業者に依頼する」などがオススメです。
効率的な費用の抑え方は、本記事の「墓じまい代行の費用を10万円以上抑える4つの方法」でもご紹介していますので、ぜひご参考ください。
また、墓じまい代行業者は主に「専門業者」と「行政書士」に依頼ができます。書類申請だけであれば行政書士に依頼する方が費用も安くお得になるでしょう。
代行業者が見積もりをする
相談を受けた代行業者は、費用の見積もりを行います。見積もりのほとんどは、次のいずれかで行われます。
○現地調査による見積もり
都合の良い日程で日にちを決めた後、代行業者が実際に現状のお墓の大きさや立地などを確認し、見積もりを行います。
○写真を送付しての見積もり
代行業者の指示にしたがって、ご自身でお墓の写真の他、お墓の奥行き・間口(正面の幅)といった情報をとり、業者へ送付します。その情報をもとに、業者が見積もりを行います。
新しい供養先を決める
業者選びと並行して、新しい供養先も決める必要があります。代行業者によっては、供養先の紹介や決める際のアドバイスをしてくれるところもあります。
【新しい供養先の種類】
代行業者に業務を依頼する
新しい供養先が決まった段階で、希望する代行業者へ正式に業務を依頼します。
依頼を受けた代行業者は、契約内容に沿って、必要な書類手続き、墓石の撤去および遺骨の取り出し、新しい供養先への遺骨の納骨といった業務を行います。
報告書を受け取り、費用を支払う
墓じまい終了後、代行業者から出る報告書を受け取ります。内容を確認し、不備が無ければ費用を支払って終了になります。
「依頼内容と報告書の内容に相違がある」、「請求額が見積もりを大幅に超えている」といった場合は、支払いを保留し弁護士など専門家に相談しましょう。
墓じまい代行の費用を10万円以上抑える4つの方法
自身の手間が省けて便利な墓じまい代行ですが、丸々一式の代行を依頼すればその費用は数十万円と馬鹿になりません。
「少しでも費用を節約したい」という方へ、手軽にでき、またリスクが少ない順に次の4つの費用節約方法をご紹介します。
方法 |
節約効果 |
1.複数の代行業者から見積もりをとる |
約2万円~
|
2.クレジットカード決済が行える業者を選ぶ |
数千円~1万円
|
3.「書類手続き」や「遺骨預かり」などは自分で行う |
約5万円~
|
4.個人委託の業者に依頼する |
約7万円~
|
方法をうまく組み合わせれば、10万円以上の節約も可能です。
複数の代行業者から見積もりをとる(費用対効果:約2万円~)
複数の代行業者からいわゆる「相見積もり」をとることで、最も安い業者を選べますし、価格交渉も可能になります。
墓じまいの失敗を回避するためにも、代行業者は最初から一つに絞らず、見積もりも参考に複数の業者から選びましょう。
ただし、業者選びにおいては、安さだけでなく信頼できるかどうかも重要なポイントです。詳しくは「信頼できる業者を選ぶ」をご覧ください。
クレジットカード決済が行える業者を選ぶ(費用対効果:数千円~1万円)
クレジットカード決済が可能であれば、ポイントという形で費用の一部が還元されてきます。
費用を20万円と仮定すれば、数千円〜1万円程度のポイント還元が期待できるでしょう。
探し方としては、代行業者のホームページに「クレジットカード決済可能」が書いてある、ないしはお支払方法にクレジットの記載があるかを確認してください。
「書類手続き」や「遺骨預かり」などは自分で行う(費用対効果:約5万円~)
代行業者には、必ず一式で業務を依頼する必要はありません。
例えば業者には新旧のお墓に関する作業をお願いし、書類手続きや取り出した遺骨預かりは自身で行うとなれば、5万円程度の節約は可能です。
ただしその分、書類手続きへ自分の時間は割かれる事になりますし、どの様な状態かもわからない遺骨を手元で保管しなければならないというリスクは発生します。
個人委託の業者に依頼する(費用対効果:約7万円~)
現在では需要の高まりとともに、自身の経歴を基に個人で墓じまいの代行業務を請け負う方も出てきています。中には大手業者の相場より、7万円以上安い価格提示をしている方もいます。
とは言え、当たり外れの差が大きくなるリスクは否めません。慎重に見極めたうえで、どうしても不安であれば大手の業者に依頼した方がよいでしょう。
墓じまい代行に依頼する際の3つの注意点
便利な墓じまい代行ですが、依頼する際には必ず次の3つの点に注意してください。
1.独断で決めず、親族で話し合って決める
2.依頼したい内容を明確に決めておく
3.信頼できる業者を選ぶ
段取りとして踏むのが早い順番にご紹介します。
独断で決めず、親族で話し合って決める
大切な人の眠るお墓については、親族それぞれで様々な思いがある事でしょう。その墓じまいについて独断で進めることは、関係悪化につながりかねません。
代行業者に依頼して墓じまいを進める際は、例え所有者は自分でも必ず最初に親族の合意を得ておきましょう。
実際、墓じまいを親族に断りなく行ったことで「由緒あるお墓を勝手に壊すなんて罰あたりだ!」「長男なのにお墓を継がないなんて!」などトラブルになったという事例も多いです。
依頼したい内容を明確に決めておく
「手間を惜しみたいから」と依頼したい内容があいまいなままに業者に依頼すると、して欲しかった業務をしてくれなかった、逆に不要な作業まで行われ代金を請求される、という事が起こりえます。
あらかじめ墓じまいの流れを把握し、予算と見積もりを照らし合わせて、どの業務を依頼するのか明確にした上で業者に発注しましょう。
信頼できる業者を選ぶ
最近では、知識やノウハウがないにもかかわらず代行業務を請け負い、高額な金額を請求する業者も出てきている為、業者選びにも注意が必要です。
ホームページや資料など業者側で提供している情報の他、実際に利用した人の口コミや評判も確認したうえで、信頼できる代行業者に依頼することが大切になるでしょう。
「失敗しない!」業者選びの2つのポイントと選び方
スムーズな墓じまいを行うには、下記のポイントを順番に確認すると良いでしょう。
特に墓じまいだけでなく、取り出したご遺骨のアフターフォローまでできる業者を選ぶことで、処分先に困ることなく安心して依頼することができます。
【代行業者選びの2つのポイント】
ポイント |
内容 |
1.墓じまい以外も相談できるか? |
墓じまい後の納骨や散骨もそのまま依頼することで、遺骨の処分先にも困りません。 |
2.実績のある業者か? |
墓じまいの経験が豊富な業者かを確認 |
上記2つを満たす業者をいくつかピックアップ後、実際の見積内容と金額、電話問い合わせ時のスタッフの対応や口コミを参考に一社を絞り込みましょう。
墓じまいの代行には特別な資格は必要無い為、企業から個人事業主まで様々な方が行っている為、過去の実績や口コミは特に重要視すべきでしょう。
墓じまい代行を行う業者の種類
墓じまい代行を行う業者には、主に次の2つがあります。
|
特徴 |
向いている人 |
相場 |
専門業者 |
一連の業務を全て代行してくれる |
・一式まるまる代行をお願いしたい方
・実際のお墓の整理について代行をお願いしたい方
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一式で16万円〜30万円 |
行政書士 |
必要な書類手続きのみ代行してくれる |
・その他の作業は頼むツテがあるため、書類手続きのみ代行をお願いしたい方 |
5万円〜 |
専門業者(相場:16万円〜30万円)
必要な書類手続きから墓石の撤去および遺骨の取り出し、新しい供養先への遺骨を納骨まで、一連の業務を全て代行してくれる専門業者の事です。
料金は墓の大きさや埋葬されている方の人数等にもよりますが、業務一式の代行をお願いした場合で16万円〜30万円程度が相場です。
行政書士(※書類手続き代行のみ 相場:5万円〜 )
行政書士の中にも、墓じまい代行をうたう方が出てきています。行政手続き代行のプロですので、安心して任せることができるのはメリットです。
ただし、代行するのはあくまでも「必要な書類手続き」のみと考えましょう。墓の撤去や新しい供養先への納骨等に関しては、別途業者を手配する必要があります。
手続きする必要のある遺骨の人数にもよりますが、相場は平均5万円程度です。
行政書士については「お住まいの地域(○○市など) 行政書士 墓じまい」で検索すると、対応するサイトを見つけることができます。
上記でご紹介した「「失敗しない!」業者選びの2つのポイントと選び方」のポイントを確認し、適切な行政書士へ依頼しましょう。
墓じまい代行のオススメ専門業者4選
ここで、墓じまい代行を行っている代表的な業者様をご紹介します。気になる方は、ぜひホームページをご確認ください。
選定は下記2点を基準に、特にオススメの業者を選考致しました。
1.墓じまい以外も相談できる
2.墓じまい代行の実績がある
全国で対応しております。墓じまい代行の実績はもちろん、葬儀、相続、お墓探しまで終活をフルサポートでご案内することが可能です。
お客様の声
墓じまいをしたいと思っていたのは実は10年も前からで、なかなか親戚にも相談できず悩んでいました。
私には兄弟、子供がいなく、私が元気なうちに解決しておかないと色々な方に迷惑をかけてしまうのではないかと思っていたからです。ある日、インターネットで墓じまいを検索してみたところ、「やさしいお葬式」の記事を見てとてもわかりやすく、自分の知らなかったデメリットまで包み隠さずに書いてあることに好感を持ちました。
一旦相談でと思い電話連絡してみたところ、出られた担当の方がとても親切な対応で、そこからさらに1ヶ月くらい悩んで、墓じまいすることにしました。
墓じまいした後は悩んでた10年間はなんだったんだろうと思うくらいスッキリしました。ご僧侶にも来ていただき供養していただいたのできっと先祖も喜んでいると思っています。
画像引用先:株式会社ニチリョク
墓じまいに関する手続きをフルサポートしてくれる代行業者になります。墓じまい後の納骨対応も可能です。「墓じまい自動見積サービス」で瞬時に概算費用が分かります。
お客様の声
滋賀県の墓じまい。本当に一度も行かずに閉眼法要から解体工事まですべてお任せでできました。ありがとうございました。
引用先:お客様の声
画像引用先:株式会社 霊園・墓石のヤシロ
年間相談が4,500件と実績のある代行業者です。初めての方でも分かりやすいパック料金なので、安心して代行依頼を行うことができます。
お客様の声
「お母様とご兄弟のお墓に、毎月お墓詣りを欠かすことはなかったという施主様。しかし、ご自身もご高齢になり、事故をきっかけに運転免許を返納されました。
車がないとお参りに行けない墓所なので、なかなか行けない、という状況が3年続き悩んでおられました。堂内墓地の広告をきっかけに墓じまいを決断。
改葬後は、ずっと気がかりだったお母様とご兄弟を近くに埋葬できて本当に安心した、というお声をいただきました」
「ご自分が居なくなった後、両親やご先祖のお墓参りや供養について、お子様がどうしてよいか悩むだろう…と心配しておられ、ご自身の代で墓じまいを決心されました。「皆一緒に眠っていると思うと安心」というお言葉が心に残っています」
引用先:墓じまい事例
画像引用先:まごころ価格ドットコム
墓じまいの代行だけでなく、お墓作り彫刻も手掛けている為、お墓全般について安心して相談することが可能です。
お客様の声
受付して下さった方も担当して下さった方も丁寧な対応でした。特に良かったのは市役所の書類作業を代理でして下さった事です。墓じまいという初めての事で疑問点などすべて解決できた事で安心してお任せできました。満足です。お世話になりました。
引用先:お客様の声
まとめ
今回は墓じまいの代行について取り上げました。最後にポイントのまとめです。
・墓じまいの代行業者が行うのは、「必要な書類手続き」、「墓石の撤去および遺骨の取り出し」、「新しい供養先への遺骨の納骨」の3つ。
・墓じまい代行利用時にかかる費用の内訳は次の通り。
内容 |
費用相場 |
書類手続きの代行 |
約4万円~ |
墓石の解体ならびに撤去代行 |
約10万~30万円 |
遺骨の取り出し~納骨までの代行 |
約7万円~ |
遺骨一時預かりの代行 |
約1万円 |
遺骨の移動代行 |
約2万円+実費分(交通費など) |
・代行業者に頼むメリットとしては、「時間が節約できる」、「複雑な手続きの手間が省ける」という2点がある。
・墓じまい代行の流れは以下の通り。
1.自ら関係者(家族やお寺)に相談、報告する
2.墓じまい代行業者に相談する
3.代行業者が見積もりをする
4.新しい供養先を決める
5.代行業者に業務を依頼する
6.報告書を受け取り、費用を支払う
・費用の節約方法としては、手軽にできてリスクの少ない順に以下の4つがある。
方法 |
節約効果 |
複数の代行業者から見積もりをとる |
約2万円~
|
クレジットカード決済が行える業者を選ぶ |
数千円~1万円
|
「書類手続き」や「遺骨預かり」などは自分で行う |
約5万円~
|
個人委託の業者に依頼する |
約7万円~
|
・墓じまい代行に依頼する際の注意点は次の3つ
1.独断で決めず、親族で話し合って決める
2.依頼したい内容を明確に決めておく
3.信頼できる業者を選ぶ
・墓じまい代行を行う業者には、主に専門業者と行政書士の2つがある。ただし、行政書士は書類手続きの代行しか行わない点に注意。
墓じまいの代行業者は、墓じまいに必要なわずらわしい手続きや業務を代行してくれる便利な存在です。ただし、急いで事を進めると、様々なトラブルを招きます。
代行業者への依頼も含め、墓じまいに関しては慎重に判断し、段取りをふみながら行ってください。
【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)
- 略歴
- 栗本喬一(くりもと きょういち)
- 1977年生まれ
- 出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)
- 株式会社東京セレモニー 取締役
- ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
- 「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
- 株式会社おぼうさんどっとこむ
- 常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
- 株式会社ティア
- 葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。
- 著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)
プロフィール