基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 大野寺は、奈良時代の高僧・行基(ぎょうき)が建立した四十九院のうちの一つで、平安時代に編纂(へんさん)された『行基年譜』には、神亀(じんき)4年(727年)に建立されたと記されています。
大野寺跡(土塔)の調査で出土した、刻書瓦780点、「神亀四年」銘軒丸瓦2点、刻書須恵器4点、皇朝十二銭2点、附として刻書瓦のうち文字の判読できないもの294点の計1082点が国の重要文化財に指定されました。
これらの遺物のうち瓦は、土塔の各段の平坦面に葺かれていたもので、「神亀四年」銘軒丸瓦は、『行基年譜』の大野寺の建立年代の記述と一致し、土塔の建立開始年代が考古学的にも実証され、さらに、『行基年譜』の史料的価値を高めることになりました。刻書瓦は、僧尼名、氏族名がみられ、これらの人物は、仏教用語で、財や労力を寄進し、仏と縁を結ぶ意味を示す「知識」で、行基の土塔建立を「知識」が支えたことを裏付けることができるものです。 - 住職
- 堀内 寛弘
- 開門時間
- 9:00-17:00
- 所在地
- 大阪府堺市中区土塔町2167
- 地図
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- アクセス
- 深井駅 から徒歩15分
白鷺駅 から徒歩22分
土塔町文化会館前バス停 から徒歩1分
土塔バス停 から徒歩2分 - 駐車場
- あり
- 施設情報
- 大野寺は、大阪府堺市中区にある高野山真言宗の寺院である。
「やさしいお坊さん」ではこちらの寺院はご案内できかねますので直接寺院にお問い合わせ下さい。