基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 大圓寺は住吉区墨江に所在する、元和5年(1619)の建立と伝える浄土宗の寺院である。本像は大圓寺の本尊で、玉眼を嵌入し、肉身部は金泥、衣部は漆箔で仕上げられている。右手を胸前に上げ、左手の掌を正面に向けて垂下し、両手の第1指と第2指を捻じる来迎印を結び蓮台上に立つ通規のものである。指先や袖先に欠失部分があり、表面は少し荒れているが、保存状態はおおむね良好である。
平安時代以降、浄土思想の隆盛に伴い、阿弥陀如来に対する信仰が高まり、たくさんの仏像や画像が制作された。その中でも、像高を3尺につくる阿弥陀如来立像は、特に人々によく受け入れられた。鎌倉時代を代表する仏師である快慶も、この種の阿弥陀如来立像の制作を行っている。快慶の作品は理知的で強い意志を感じさせる表情、鋭い作者の観察眼をうかがわせる体躯の豊かな表現、写実的な衣文の自然な流れなどに特色がある。その様式は「安阿弥様」と呼ばれ、以降の仏像制作の規範のひとつとなった。 - 住職
- 井桁雄弘
- 開門時間
- 9:00-17:00
- 所在地
- 大阪府大阪市住吉区墨江3-17-8
- 地図
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- アクセス
- 安立町駅 から徒歩3分(201m)
住ノ江駅 から徒歩6分(501m)
安立一丁目南バス停 から徒歩3分(201m)
清水丘一丁目東バス停 から徒歩3分(212m)
安立一丁目バス停 から徒歩4分(254m) - 施設情報
- 大圓寺は、大阪府大阪市住吉区にある浄土宗の寺院である。
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