七回忌への参加を断るときの断り方・文例(はがき・メール)
七回忌の案内状やメール、LINEを受け取ったとき、「どうしても行けない…」「でも七回忌 断り方がわからない…」と胸がざわつく方は多いです。
この記事では、相手とのご縁を大切にしながら、無理をせずに参加 辞退を伝えるための「丁寧 表現」と「はがき 文例」「メール 例文」を、まとめてご紹介します。読み終えるころには、「今から一通書いてみようかな」と前向きな気持ちになっているはずです。
「行けない自分」を責めないための七回忌の考え方
「行かない=冷たい人」ではない
日本では、法事や法要に対して「できるだけ出席するのが礼儀」という空気があります。そのため、七回忌への参加を見送ろうとすると、多くの人が次のような不安を抱えます。
・「七回忌 断り方を間違えたら、親戚にどう思われるだろう」
・「自分だけ参加 辞退してもいいのかな」
・「仕事を理由にするのは不誠実じゃないか」
しかし実際には、誰にも事情があります。
・仕事が繁忙期で休みが取れない
・子どもの受験・学校行事と重なっている
・介護や育児で家を空けづらい
・自分自身の持病や体調の問題がある
・遠方で移動や宿泊の負担が大きい
こうした事情を抱えながら無理をしてしまうと、心身ともに疲れ切ってしまいます。大切なのは「できない自分を責めること」ではなく、「今の自分にできる形で故人を偲ぐこと」です。
本当に失礼なのは、案内をもらったのに、返事をしないことです。きちんと七回忌 断り方を考え、参加 辞退を丁寧 表現で伝えることは、むしろ誠実な対応と言えます。
「参加できない」のではなく「別の形で関わる」と考える
七回忌に行けないとき、「欠席」という事実だけに意識が向くと、どうしても気持ちが沈んでしまいます。そこでおすすめなのが、考え方の切り替えです。
・はがきで心をこめたメッセージを書く
・メール 例文を参考に、丁寧 表現で参加 辞退を伝える
・香典や供花、供物を託す
・後日あらためてお墓参りに行く
・当日に自宅で、故人の写真や遺影の前で手を合わせる
これらはすべて、立派な供養です。
「会場にいない=何もしなかった」ではありません。できる形で、できるタイミングで、できるだけのことをする。それで十分に、故人への思いは伝わります。
印象がよくなる七回忌 断り方の基本マナー
ここからは、七回忌 断り方を考えるうえで押さえておきたい「3つの基本」をご紹介します。この3つを意識するだけで、はがき 文例もメール 例文もぐっと整った文章になります。
① できるだけ早く連絡する
七回忌の案内を受け取ったら、可能であれば1週間以内、遅くとも記載されている出欠の期日までには必ず返事をするようにしましょう。
主催側は、次のような準備を進めています。
・お斎(会食)の人数や料理の数の確定
・席次の調整
・引き出物や粗供養品の手配
・送迎車やタクシーの手配
早めに参加 辞退を伝えることは、相手の負担を減らす思いやりです。七回忌 断り方の内容と同じくらい、「タイミング」も大切なマナーとなります。
② 「感謝」と「お悔やみ」をセットで伝える
丁寧 表現で七回忌 断り方を示すときは、次の流れを意識すると自然な文章になります。
1. 案内をいただいたことへのお礼
2. 故人を偲ぶ気持ち・お悔やみの言葉
3. やむを得ない事情により参加 辞退すること
4. 法要の無事を祈る言葉
例えば、はがき 文例の出だしは、次のようにすると印象がやわらかくなります。
「このたびは◯◯様七回忌法要のご案内を賜り、誠にありがとうございます。
改めてご逝去から七年の月日が流れましたことを思い、しみじみと寂しさを覚えております。」
この一文があるだけで、「欠席の連絡」ではなく「感謝と追悼の気持ちがこもった手紙」として、相手の心に届きやすくなります。
③ 理由は「正直に・簡潔に・言い訳がましくしない」
七回忌 断り方で多くの方が迷うのが、「理由をどこまで書くべきか」という点です。
基本のスタンスは、
「本筋は正直に伝えつつ、詳細までは書きすぎない」「一言でわかるレベルで簡潔に」というバランスです。
使いやすい丁寧 表現の例としては、次のようなものがあります。
・「あいにく当日は以前より予定されております所用があり」
・「当日は仕事の都合により、どうしても外せない予定がございまして」
・「持病の関係で長時間の外出が難しく」
・「高齢のため、長距離の移動が難しい状況でございます」
逆に、
・詳細なスケジュールを長々と書き連ねる
・忙しさを必要以上にアピールする
・「本当は行きたいのですが」を何度も繰り返す
と、かえって言い訳がましく見えてしまうことがあります。
「一文でさらりと伝える」くらいが、ちょうど良い距離感だと覚えておきましょう。
そのまま使える「はがき 文例」3パターン
ここからは、すぐに使える七回忌 断り方のはがき 文例をご紹介します。自分の状況に近いパターンをベースに、言葉を少し変えて使ってみてください。
1. 親戚向け・基本の参加 辞退はがき 文例
親族に対して、標準的な丁寧 表現で参加 辞退を伝える例です。
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拝啓
このたびは◯◯様七回忌法要のご案内を賜り、誠にありがとうございます。
ご逝去より七年の月日が過ぎましたことを思いますと、改めて寂しさが募る思いでございます。
せっかくお声がけいただきながら大変恐縮ではございますが、
当日は以前より予定されております所用があり、
誠に勝手ながら法要への出席を見合わせたく存じます。
遠方よりではございますが、◯◯様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
なお、心ばかりではございますが、別便にてご香料をお送りいたしましたので、
ご仏前にお供えいただけましたら幸いに存じます。
法要が滞りなく執り行われますことをお祈り申し上げます。
敬具
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2. 体調・高齢を理由にするはがき 文例
ご自身の体調や高齢ゆえに移動が難しいときの七回忌 断り方です。無理をして出席し、後で倒れてしまっては元も子もありません。
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拝啓
このたびは◯◯様七回忌法要のご案内をいただき、誠にありがとうございます。
ご生前の◯◯様には何かとお世話になりましたことを、今も感謝とともに思い出しております。
本来であれば出席のうえ、ご焼香をさせていただきたく存じましたが、
近頃は体調がすぐれず、長時間の外出が難しい状況でございます。
誠に勝手ではございますが、今回は欠礼させていただきたくお願い申し上げます。
当日は自宅にて、◯◯様のご冥福を心よりお祈りいたします。
皆様におかれましても、どうぞご自愛のうえお過ごしください。
敬具
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3. 子どもの行事・仕事の都合で参加 辞退する文例
子どもの学校行事や受験、仕事の都合が理由で参加できない場合もあります。その場合も、簡潔に事情を伝えれば大丈夫です。
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拝啓
このたびは◯◯様七回忌法要のご案内を賜り、厚く御礼申し上げます。
早いもので、ご逝去から七年が経ったのだと、案内状を拝見し改めて感じ入っております。
ぜひとも出席し、皆様とご一緒に◯◯様を偲ぎたく存じましたが、
あいにく当日は子どもの学校行事と重なっており、
誠に申し訳ございませんが、今回は欠席させていただきたく存じます。
当日は家族一同、遠方より◯◯様のご冥福をお祈り申し上げます。
ご準備などお忙しいことと存じますが、くれぐれもご自愛ください。
敬具
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仕事の場合は、「子どもの学校行事」の部分を「以前より予定されております業務」といった表現に置き換えるだけで応用できます。
すぐ使える「メール 例文」3パターン
はがきよりもスピーディーに連絡できるのがメールです。ここでは、ビジネス関係・親戚・友人向けのメール 例文をご紹介します。
1. 上司・取引先などビジネス関係宛てのメール 例文
ビジネスでお世話になっている方のご親族の七回忌に招かれた場合など、よりフォーマルな丁寧 表現を心がけましょう。
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件名:◯◯様七回忌法要のご案内のお礼と欠席のご連絡(□□)
◯◯様
いつもお世話になっております。□□です。
このたびは◯◯様七回忌法要のご案内を賜り、誠にありがとうございます。
大変恐縮ではございますが、当日は以前より予定されております業務があり、
どうしても出席がかないません。
遠方よりではございますが、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
略儀ながら、メールにて参加辞退のご連絡とさせていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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2. 親戚宛て・ややフォーマルなメール 例文
親族同士でメールやLINEを使って七回忌への出欠をやり取りするケースも増えています。少しかしこまった言葉づかいでまとめると、印象がよくなります。
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件名:◯◯様七回忌法要のご案内のお礼と欠席のご連絡
△△様
いつもお世話になっております。□□です。
このたびは◯◯様七回忌法要のご案内をいただき、誠にありがとうございます。
ぜひ出席のうえ、皆さまとご一緒に◯◯様を偲ぎたく存じましたが、
あいにく当日は外せない予定がございまして、
誠に申し訳ございませんが、今回は欠席させていただきたく存じます。
遠くからではございますが、当日は心より手を合わせ、◯◯様のご冥福をお祈りいたします。
ご多用のところご準備など大変かと存じますが、どうかご自愛ください。
略儀ながらメールにてご連絡申し上げます。
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3. 友人宛て・ややカジュアルなメール 例文
友人や元同僚など、少しくだけた関係の場合は、形式にとらわれすぎず、気持ちが伝わる七回忌 断り方を意識しましょう。
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件名:七回忌のお知らせありがとう(今回は欠席します)
◯◯さん
こんにちは。□□です。
七回忌のお知らせを送ってくれてありがとう。
もう七年も経ったんだね。案内を見て、当時のことをいろいろ思い出しました。
本当は伺いたかったんだけど、
その日はどうしても外せない予定があって、今回は出席できそうにありません。ごめんね。
当日は、こちらからも手を合わせて◯◯さんのことを思い出しながら、ご冥福をお祈りします。
準備など大変だと思うけど、あまり無理しすぎないでね。
落ち着いたら、またゆっくり話せたらうれしいです。
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電話や対面で断るときの「一言フレーズ」
はがきやメールではなく、電話や対面で七回忌 断り方を伝える場面もあります。その際も、基本の流れは同じです。
1. お声がけへのお礼
2. 故人を偲ぶ一言
3. やむを得ない事情を簡潔に伝える
4. 最後にお詫びと祈りの言葉
会話の例は、次のようなイメージです。
「このたびは七回忌にお声がけいただいて、本当にありがとうございます。
あれからもう七年なんですね……◯◯さんには本当にお世話になりました。
ぜひ伺いたかったのですが、その日はどうしても外せない用事が入っておりまして、
今回は失礼させていただきたく思っています。本当に申し訳ありません。
当日は、こちらからも手を合わせて◯◯さんのご冥福をお祈りいたします。」
電話でも、「感謝 → 故人への思い → 事情 → お詫びと祈り」という順番を意識すると、落ち着いて丁寧に伝えやすくなります。
避けたい七回忌 断り方のNGパターン
次に、できれば避けたい七回忌 断り方についても確認しておきましょう。これを知っておくだけでも、トラブルを防ぎやすくなります。
① ぶっきらぼうすぎる返事
たとえば、こんな返事は避けた方が無難です。
・「その日は無理です」
・「忙しいので行けません」
・「キャンセルでお願いします」
用件としては間違っていなくても、「気持ち」や「感謝」が伝わりにくく、冷たく受け取られてしまうおそれがあります。
一言でかまわないので、
・「せっかくお声がけいただいたのですが」
・「本来であれば出席したかったのですが」
といったクッション言葉を添えてあげるだけで、印象は大きく変わります。
② 相手を責めるように聞こえる表現
・「もっと早く知らせてくれれば行けたのに」
・「急に言われても困ります」
といった言葉は、本音ではそう感じていても、相手を責めているように受け取られかねません。
日程の都合に触れる場合は、
「お知らせいただいた時点で、すでに別の予定が入っておりましたため」
と、事実だけを淡々と伝える表現にとどめておくと安心です。
③ 大げさすぎる理由・事実と違う理由
七回忌 断り方を悩むあまり、つい
・実際より重い病名を書いてしまう
・「出張」と伝えながらSNSに旅行の写真を載せてしまう
といった「つじつまの合わない理由」を使うのは、後々自分を苦しめることになりかねません。
「本筋は正直に、でも詳しく語りすぎない」――このバランスを意識しておけば、不要な嘘をつかずにすみます。
断ったあとにできる、前向きなフォロー
七回忌への参加 辞退を丁寧 表現で伝えたあと、さらに一歩進んで「関係を大切にする」行動をとることもできます。
① 香典やお供えを送る
参加がかなわない場合も、
・香典(ご香料)
・供花
・お菓子や線香などの供物
を送ることで、
「出席はできないけれど、気持ちはちゃんとここにあります」
というメッセージを形にできます。
その際、はがきやメールには次のような一文を添えると、より丁寧です。
「なお、心ばかりではございますが、別便にてご香料をお送りいたしましたので、ご仏前にお供えいただけましたら幸いです。」
② 法要後に一言メッセージを送る
七回忌の当日または終了後に、短いメッセージを送るのも、温かいフォローになります。
・「先日は七回忌のご準備などお疲れさまでした。出席できず失礼いたしましたが、当日は自宅から◯◯様のご冥福をお祈りしておりました。」
・「慣れない準備で大変だったと思います。どうか少しゆっくり休んでくださいね。」
こうした一言があると、相手は「欠席した人」ではなく「気にかけてくれている人」としてあなたを受け止めてくれます。
③ カレンダーに「手を合わせる日」として記しておく
参加 辞退を決めたあとは、七回忌の日付をカレンダーにメモしておきましょう。
当日になったら、
・朝や寝る前に、静かに故人を思い出す時間をとる
・仏壇や遺影の前で手を合わせる
・家族や身近な人と、故人の思い出を少しだけ話す
といった形で、あなたなりの供養の時間を持つことができます。
「行けなかった」という後悔より、「自分なりにできることをした」という感覚が残るようになるので、気持ちも少し軽くなっていきます。
自分を責めないための心の整え方
① 「100点満点」を目指さない
真面目な人ほど、心のどこかで
・「どんな予定よりも法事を優先すべきだったのでは」
・「毎回必ず出席しなければならないのでは」
と、自分に厳しいルールを課してしまいがちです。
ですが、人にはそれぞれの生活と限界があります。
仕事や家庭、健康状態などの事情は一人ひとり違うので、誰かと同じ基準で自分を責める必要はありません。
大切なのは、
・今の自分の状況のなかで
・無理のない範囲で
・故人と相手を思いやる行動を選ぶこと
です。七回忌 断り方を丁寧に考えている時点で、あなたはすでに相手と故人を大事にしていると言えます。
② 「できなかったこと」ではなく「できたこと」に目を向ける
七回忌に参加できないことだけを考えていると、どうしても「申し訳なさ」ばかりが膨らんでしまいます。
ですが、視点を少し変えてみると、あなたはすでに多くのことを「できている」はずです。
・案内を放置せず、きちんと参加 辞退の連絡をした
・はがき 文例やメール 例文を参考に、丁寧 表現で文章を整えた
・当日に自宅で手を合わせる時間をとった
・香典やお供えを託した
・法要後にねぎらいのメッセージを送った
「できなかったこと」より、「できたこと」に目を向ける。それだけで、心の重さは少しずつ軽くなっていきます。
まとめ:丁寧に断ることは、「絆を守る」前向きな選択
最後に、七回忌 断り方のポイントを改めて整理します。
・事情があって七回忌に参加 辞退すること自体は、決して失礼ではない
・大切なのは「感謝・お悔やみ・簡潔な理由・丁寧 表現」を押さえること
・はがき 文例やメール 例文をベースにすれば、誰でも落ち着いて断りの連絡ができる
・参加できなくても、香典・お供え・自宅での祈りなど、別の形での供養ができる
・NGな七回忌 断り方(ぶっきらぼう・相手を責める・嘘の理由)は避ける
・「できなかったこと」ではなく「できたこと」に目を向け、自分を責めすぎない
ここまで読み進めたあなたは、
すでに「相手を傷つけないためにどう言葉を選べばいいか」を真剣に考えています。
それ自体が、故人への敬意と、相手との絆を大切にする気持ちの表れです。
あとは、この記事のはがき 文例やメール 例文を、あなたらしい言葉に少しだけ変えて、一通のメッセージとして送り出してみてください。
「行けなくてごめんなさい」だけで終わらせず、
「それでも、あなたと故人を大切に思っています」という気持ちを込めて。
その一歩が、きっとあなた自身の心も、相手の心も、少しやさしくしてくれるはずです。