基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 徳川家康の譜代の重臣であった高力河内守清長は、家康の江戸入城とともに、駿河の田中城から転じて岩槻城主(2二万石)となり、あわせて足立郡浦和郷の一万石もまかされた。清長は、性廉直のきこえが高く、公私の混乱をおそれ、その家人中村弥右衛門尉吉照を浦和の大官に命じた。そうして当地方の年貢は吉照によって直接江戸に納められるようになった。
吉照は、主君清長の死後、その高恩に報い、その冥福を祈る意味で念仏堂を建て、その後新たに二代将軍秀忠の慶長14年(1609年)臺蓮社光誉上人満霊大和尚(檀林鴻巣勝願寺)を開山として廓信寺を建立したものである。
寺号の「廓」は、主君清長の法謚 恩院殿廓誉道鎮大禅定門 の「廓」であり、「信」は吉照の逆謚 厚徳院信誉道恵居士 の「信」をとったものである。
このように、主従関係の情がまことによく示され、武将の寺とされている。
堂宇は創設当時の記録が焼失しているので不詳ではあるが、7世達玄和尚の明和年間(1764年)に、本堂、方丈、長屋等焼失し、仁王門、地蔵堂のみ残り、8世従得和尚の安永年間(1772年)に、本堂の再建に着手、11世快玄和尚の寛政年間(1789年)に完成した。
昭和29年まで165年現存していた本堂も荒廃甚だしく、同年9月改築の工を起こし、本堂間口七間、奥行十二間、半地下35坪5合、鉄筋コンクリート造りアルミ葺きの堂内に、前にあった本堂内陣を内陣に保存し、下陣を地蔵堂に移築、昭和32年3月書院77坪、木造瓦葺きの新築を23世和尚時代に完成した。
昭和61年、埼玉県より本尊阿弥陀如来座坐像が有形文化財の指定を受け、あわせて三上人大遠忌法要の記念事業として、鐘楼堂の改築、超勝門・築地の新築を発願し、昭和63年11月、24世現住職が完成した。 - 住職
- 淤見 成昭
- 年中行事
- 1月 修正会
2月 涅槃会
3月 彼岸会
4月 釈尊降誕会
5月 天道念仏
8月 盂蘭盆会
施餓鬼会
地蔵盆
9月 彼岸会
11月 十夜
12月 成道会
除夜の鐘 - 開門時間
- 9:00-17:00
- 所在地
- 埼玉県さいたま市浦和区北浦和3-15-22
- 地図
-
- アクセス
- 北浦和駅 から徒歩4分(337m)
埼玉社会保険病院バス停 から徒歩5分(324m)
北浦和駅東口バス停 から徒歩5分(335m) - 駐車場
- あり
- 施設情報
- 廓信寺(かくしんじ)は、埼玉県さいたま市浦和区にある浄土宗の寺院。
「やさしいお坊さん」ではこちらの寺院はご案内できかねますので直接寺院にお問い合わせ下さい。