基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 当寺の元は、宝亀年中に藤原魚名の娘が中将姫に仕え尼となり、現高御門町の居室を尼寺となし、中将姫の父・豊成の廟塔を守ってきたものである。
治承4年(1180年)に平重衡の南都焼討によって焼失し、永く再興されなかった。東大寺三昧堂旧本尊の千手観音像は、昔高林寺本尊であったという。
天文3年(1534年)に、現在の地に尼室を移し、寺を再興した。この地はもとより、豊成卿の屋敷跡であったとも言われ、豊成卿の廟塔があったという。その際、浄土真言兼学より、融通念仏宗に改宗した。
奈良茶人で連歌師の北端宗陳も、この寺の北端に住んでいた。
文化年間に寿保尼を迎えて、寺運栄え発展していったと言われる。寺では寿保尼を中興初代とし、7代寿明尼は本堂・門など寺観の整備に尽力した。現在は中興9代目となる。 - 住職
- 稲葉慶信
- 開門時間
- 10:00-16:30
- 所在地
- 奈良県奈良市井上町32
- 地図
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- アクセス
- JR奈良駅、近鉄奈良駅から市内循環バス「田中町」下車50m
- 施設情報
- 高林寺(こうりんじ)は、奈良県奈良市井上町にある、融通念仏宗の寺院(尼寺)である。檀家を持たないが、多くの信徒の信仰を集める。
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