基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 山号を吉祥山、院号を宝塔院とよび、寺名を安祥寺といいます。弘法大師を宗祖として尊信し、その教義を弘め、衆生済度の聖業に精進する高野山真言宗に属する寺院です。
開創は今から約1170年前、京都に都が遷され平安時代となって約50年後の嘉祥元年(848) 。開基は恵運僧都(弘法大師の孫弟子。中国唐に派遣された留学僧)、建立発願は藤原順子皇太后(仁明天皇の皇后、文徳天皇の生母)です。
恵運僧都は、弘法大師が中国より伝来された真言密教のまだ日本に伝わっていないものを求めて中国に渡り、これを我が国に移入された当時屈指の高僧で、貞観3年(861)東大寺大仏修理落慶供養では、職衆一千三口の中、開眼導師を厳仕されました。藤原順子皇太后は、仏法尊崇の念に富まれ、密教を信奉し、深く恵運僧都に帰依せられ、四恩報謝、三宝興隆、国家安祥の誓願を以て、安祥寺の建立を発願されました。 - 住職
- 藤田雅延
- 開門時間
- 9:00-17:00
- 所在地
- 京都府京都市山科区御陵平林町22
- 地図
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- アクセス
- 山科駅 から徒歩4分(322m)
山科駅バス停 から徒歩6分(407m) - 駐車場
- なし
- 施設情報
- 安祥寺は、京都府京都市山科区にある高野山真言宗の寺院である。
文化十四年(1817)に建立された観音堂には、本尊 十一面観音立像(奈良時代)、四天王立像(鎌倉と江戸時代)、不動明王像(鎌倉時代)、徳川家康坐像(江戸時代)が安置されている。
江戸時代の仏師 清水隆慶による弘法大師坐像などを安置する大師堂は安永二年(1773)の建立。
創建当時から伝わる五智如来坐像は初期密教彫刻の貴重な作例であることから国宝の指定を受けている。現在は京都国立博物館に寄託されているため当寺では鑑賞することができない。
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