基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 平間寺(へいけんじ)は真言宗智山派の大本山で、金剛山金乗院平間寺と称し、厄除弘法大師または川崎大師として、昔から庶民の厚い信仰をあつめています。縁起によれば、平安時代の大治3(1128)年、平間兼乗(ひらまかねのり)を名のる漁師が操業中、弘法大師像を得、持ち帰って一宇(いちう)を建立安置し、寺号を平間寺としたのを始めとすると伝えます。
一方、『新編武蔵風土記稿』は、下平間村に称名寺という寺院があり、ある時同寺は真言宗から浄土真宗に改宗し、このため従来の本尊が不用となった。そこでこれを多摩川へ流すと、河口の漁師が拾いあげ、堂宇(どうう)に安置して寺号を旧地の村名をとり平間寺とした、との異伝を記しています。
この2つの伝承から、平間寺は日本人が昔から持っていた民俗信仰である海上漂着、または水上漂着の神仏を祀(まつ)るという素朴な信仰によって成立したこと、有力な貴族・武士などによって造営された寺院ではなく、地元の漁師などによって支持され、地域に結びついた庶民信仰の寺院であるという特徴をうかがうことができるでしょう。
戦国期に作成された『小田原衆所領役帳』に「大師河原」の地名がみられますが、ここにも漂着神のおもかげが推定できます。しかし、近世以前の寺史はほとんど不詳です。 - 開門時間
- 9:00-17:00
- 所在地
- 神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
- 地図
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- アクセス
- 川崎鶴見臨港バス大師(川崎大師駅)から徒歩5分
京急大師線川崎大師駅から徒歩5分
京急大師線東門前駅から徒歩10分 - 施設情報
- 平間寺(へいけんじ)は、神奈川県川崎市川崎区にある真言宗智山派の寺院である。
ご利益
- 厄除け
「やさしいお坊さん」ではこちらの寺院はご案内できかねますので直接寺院にお問い合わせ下さい。