基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 参道からは瀬戸内海の雄大な景色が望める静かな古刹で、弘法大師と大師の妹の子と言われる智証大師が創建されました。弘仁6年、弘法大師は白峯山の山頂に、如意宝珠を埋め井戸を掘り、衆生済度を祈願しました。後に智証大師は、瑞光に導かれて白峯山に登頂し、地主神である白髪の老翁のご神託を受け、瀬戸内海に現れた光明に耀き芳香薫ずる霊木で千手観音像を彫造し、これを本尊として佛堂を創建したと伝えられます。
白峯という、まろやかな響きを持つこのお寺には、有名な物語が二つあります。
保元の乱で破れ讃岐へ流された崇徳上皇は、都へ帰りたいという思いが叶わぬまま寂しくこの地で亡くなられ、御遺詔によって当山稚児嶽上に荼毘し、御陵が営まれました。しかし都では異変が相次いだため、代々の天皇、公卿、武将も恐れ崇め奉り、御府荘園を寄せて菩提を弔い、或は法楽、詩歌、種々の霊器宝物を奉納して慰霊の誠を尽し、特に第100代の後小松帝は上皇の霊を祀る法華堂に「頓証寺」の勅額を奉納し尊崇の意を表しました。また仁安元年、上皇と親交のあった西行法師が慰霊の為に御廟に参詣した際に上皇の霊と歌を詠み交わした話は上田秋成作『雨月物語』の伝説でも有名です。また、境内には上皇の悲話を伝える玉章木(たまずさのき)もあります。
また白峯山には日本八天狗の一狗である心優しい相模坊という天狗が住んでいると伝えられています。突然の来客があり和尚の命により、小僧さんが豆腐を買いに出かけたところ、突然、何者かに背中を押され、空を飛ぶような感覚になりました。そして次の瞬間、田舎では見ることない上等の絹豆腐を受け取り元の場所に立っていました。これは、突然の買い物に走る小僧さんを気の毒に思い相模坊天狗が助けてあげたと今なお語り継がれています。
住時は塔頭21ヶ坊を数え隆盛を極めていましたが、度々の雷火、兵火の災いに遇い、現存するものは藩侯生駒家、松平家の再建によるものです。 - 住職
- 三好実雅
- 年中行事
- 1月1日〜3日 元旦修正会(新年祈祷):頓証寺殿・護摩堂
1月最終日曜日 正月大護摩法要(開運火渡り修行):頓証寺殿前・大般若転読法要:頓証寺殿
2月3日 星祭(節分):護摩堂
4月最終日曜日 永代土砂加持彼岸法要:護摩堂
7月10日 千日会(本尊千手観音縁日):本堂
9月21日 崇徳天皇御正宸祭:白峯陵
11月第1日曜日 大般若お加持法要:頓証寺殿
12月22日 星祭(冬至):護摩堂※閏年は21日
大晦日 除夜の鐘(干支の土鈴を先着で配布):鐘楼堂
1月・4月を除く毎月28日:月例護摩祈願・供養(不動明王縁日):護摩堂 - 開門時間
- 7:00-17:00
- 所在地
- 香川県坂出市青海町2635
- 地図
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- アクセス
- 坂出北ICより車約20分
坂出ICより車約20分
檀紙ICより車約20分 - 駐車場
- 約250台
- 施設情報
- 白峯寺(しろみねじ)は、香川県坂出市の五色台の白峯中腹の標高280m付近にある真言宗御室派の寺院。四国八十八箇所霊場の第八十一番札所。本尊は千手観音。
すべての干支の守り本尊が各堂に祀られており、四国で唯一の御陵である白峯陵が隣接する。
年中花が楽しめ、特に春は桜、夏は紫陽花、秋は紅葉が有名で多くの参拝者が訪れる。
五色台には青峯、黄峯、赤峯、白峯、黒峯の五峯の山があり、その最も西よりの白峯山にある。
また、古来より本尊千手観世音菩薩は身代わり観音として、鎮守白峯大権現(相模坊大権現とも云い日本八天狗の一狗である)は開運招福、商売繁盛、勝負事の神として、崇徳天皇は悪縁断ち、芸能成就、学業成就の神として信仰されている。 - 墓地情報
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納骨堂・永代供養墓は共に境内にあり。
- 永代供養墓
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納骨堂・永代供養墓は共に境内にあり。
- 納骨堂
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当山では終の棲家として「五輪塔永代供養墓」を紹介しています。
「五輪塔永代供養墓」は、限られた結縁者によらず、み仏のもと「仏縁」によって結ばれた人々が「皆共に仏道に生き、まつりまつられる」仏塔であり、永代供養のお墓であります。
ご利益
- 商売繁盛
- 学業成就
- 縁切り
- 護摩祈祷
- 開運
「やさしいお坊さん」ではこちらの寺院はご案内できかねますので直接寺院にお問い合わせ下さい。