基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 天平年間に四国巡錫の為に当地を訪れた行基は、鉱石が多く産出されるこの山が、カナヤマビメとカナヤマヒコの御座す山であるとし、金山と名付ける。そしてこの金山中腹に薬師如来を御本尊とした金山摩尼珠院を建立し、この地が神仏習合の地であることを現した。
後の弘仁年間に空海が訪れ、朽ち果てた金山摩尼珠院を現在の79番札所の場に移動させ、金華山妙成就寺摩尼珠院として中興する。空海を中興の思いへと向かわせたのは、御神体金山を鎮護する金山権現との出会い、そして金山中腹より湧き出る御神水との感応にあった。ありとあらゆるすべての蘇生が可能であると確信を得た空海は、この耶蘇の地にて十一面観音菩薩・阿弥陀如来・愛染明王を刻み堂宇に安置する。
後の保元の乱により讃岐へと配流された崇徳天皇と空海御手彫阿弥陀如来の出会いは、空海中興金華山妙成就寺摩尼珠院を崇徳天皇永代別等職へと至らせることとなる。
崇徳天皇御崩御の後、寺院境内に崇徳天皇社が造営され、後嵯峨天皇による永代別等職の詔を賜り、崇徳天皇供養の寺、崇徳天皇寺と呼ばれるようになった。
明治時代の廃仏毀釈による廃寺という現象は、筆頭末寺であった奇香山仏乗寺高照院院主らの尽力による、今日の金華山天皇寺高照院を生み出すこととなった。 - 住職
- 沼野圭翠
- 開門時間
- 7:00-17:00
- 所在地
- 香川県坂出市西庄町1713-2
- 地図
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- アクセス
- 予讃線 八十場駅 (0.4km)
坂出北インターチェンジから県道33号線を東へ向います。JR八十場駅を過ぎたところで、標識のある西庄町交差点を右折し参道へ。 - 駐車場
- あり
※境内内は普通車のみ。マイクロバス、大型バスは県道33号線を利用。 - 施設情報
- 天皇寺(てんのうじ)は、香川県坂出市西庄町八十場にある真言宗御室派の寺院。山号は金華山。過去の経緯から院号の高照院(こうしょういん)で呼ばれていたこともある。
本尊は十一面観世音菩薩。四国八十八箇所霊場の第七十九番札所。
境内は崇徳上皇を祀っていた白峰宮に隣接し、白峰宮が崇徳天皇社であったときその別当寺であった。 現在は、崇徳上皇を祀ってはいないが歴史的経緯から天皇寺の名称を持つ。
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