基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 呑山観音寺の山号になっている鉾立山の由来は諸説ありますが、一説には神代の時代、海津見神(ワダツミノカミ)の娘である玉依姫(タマヨリノヒメ)が、神武天皇の尊父である彦波剣武鵜茅葺不合尊(ヒゴナミサタケウガヤフキアエズノミコト)に嫁いだ際に鎮座する山の高さを見比べるため頂上に鉾をつき立てたためといわれています。
その玉依姫ご一行が目的地の竈門山に向うために山を下る途中、山腹に湧く清水を呑み、渇きをいやしたことから、この場所を「呑山(のみやま)」と名付けたといわれています。
また、一説には神功皇后が出兵の際、遠く玄界灘を望み、戦勝を祈願して逆鉾を山頂につき立てたとも伝わっています。
当山は鉾立山の麓、呑山の地で、古より祀られた一体の千手観音を起源とし、呑山の観音寺として今に伝わります。
天保6年(1836年)、四国巡拝の帰りに篠栗に立ち寄った尼僧慈忍の呼びかけで、弘法大師と縁のある篠栗に八十八ヶ所が発願され、慈忍の後を受けた藤木藤助たちによって開創されると、呑山観音寺はそれ以来、第16番札所となり、篠栗八十八ヶ所の関所と言われるようになりました。
今日も朝の御宝前での護摩供にはじまり、境内には清浄な空気と読経の声が響きます。
観音信仰の「祈りの寺」として、真言密教の修行の道場として、お大師様の「み教え」はこの地で脈々と受け継がれています。 - 住職
- 篠田光海
- 年中行事
- 3月第2日曜日 午前10時30分
厄よけ(牛王宝印加持・北斗護摩)祈祷会
8月第3日曜日
午前10時30分 先祖(施餓鬼)供養会
午後1時 水子(流水灌頂)供養会
10月第3土曜日 午後5時
12月第1日曜日 前行開白
12月第2土曜日 前行結願
12月第2日曜日 午前10時~ 八千枚護摩大行 - 供養、お祓い
- 先祖供養、水子供養あり
お祓い
普通祈祷 3,000円
特別祈祷 5,000円
特別大祈祷 10,000円 - 開門時間
- 6:00-17:00
- 所在地
- 福岡県糟屋郡篠栗町大字萩尾227-4
- 地図
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- アクセス
- 最寄り駅の篠栗駅(JR福北ゆたか線)から車で15分
天神バスセンターから篠栗下車(35分)
博多駅バスセンターから篠栗下車(30分) - 駐車場
- あり
- 施設情報
- 呑山観音寺は福岡県糟屋郡篠栗町の鉾立山の麓にある高野山真言宗別格本山です。
篠栗八十八か所霊場の第十六番札所となっています。塔頭(たっちゅう:小寺のこと)の天王院は第三十六番札所となっています。
篠栗町に八十八ある札所の中では最も標高の高いところに位置し、第1日目の遍路道の終着点、難所とされ、八十八か所の関所といわれています。
お遍路さん、参拝者からは「のみやまさん」という愛称で呼ばれています。
ご本尊は「千手千眼観世音菩薩」で、篠栗霊場開創より以前からこの地に祀られてきたと伝わる石仏です。
秘仏として、厨子の中に安置されていますが、10月の第3日曜日の秋季大祭の法会の時にご開帳されます。 - その他の情報
- Facebook、Instagramあり
ご利益
- 祈祷一般
- 護摩祈祷
- 厄除け
- 商売繁盛
- 家内安全
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