基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 養老四年に聖武天皇の勅願により、行基菩薩が来島海峡を一望する近見山に大日如来の化身とされる不動明王像を刻んで安置した。
後に嵯峨天皇の勅願により、弘仁年間に弘法大師が巡鐘して堂字を再興、信仰と学問の中心道場にした。「不動院・圓明寺」と名づけ、勅願所とした。
この「圓明寺」の寺名は、明治維新まで続いたが、同じ寺名の五十三番・圓明寺(松山市)との間違いが多く、「延命寺」に改号された。
本尊は、宝冠をかぶった珍しい不動明王像で、再三の火災から逃れているので「火伏せ不動尊」と呼ばれている。
鎌倉時代の文永5年(1268)、華厳宗の学僧・凝然(1240?1321)が寺の西谷の坊に籠り、初学者の仏教入門書といわれる『八宗綱要』千二百余巻を著されたことでも知られている。
延命寺の山門は、元今治城の城門の一つを譲り受け、総欅造りの立派な山門をくぐると四季折々の花が咲く境内へ。馬酔木は春の彼岸ごろから可憐な白い花をつけ、4月中旬頃まで楽しめる。
また、鐘楼堂近くには、四国で二番目に古い真念法師の道しるべが残され、農民たちを飢餓から救った越智孫兵衛を偲ぶ供養塔が建てられている。 - 住職
- 池口照順
- 年中行事
- 12月31日 除夜の鐘
1月1日 元旦
1月28日 初不動
2月3日 節分会
4月8日 花祭り
8月7日 越智孫兵衛慰霊法要
8月23日 大施餓鬼法会
12月28日 納めの不動 - 開門時間
- 7:00-17:00
- 所在地
- 愛媛県今治市阿方甲636
- 地図
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- アクセス
- 今治港、今治駅よりせとうちバス 菊間、星之浦行き 「阿方」下車 (0.6km)
今治インターチェンジから国道196号線を大西町方面へ向かい、明徳短大先を右折。県道38号線との交差点を左折し、自動車会館を右折後、直進すると見えてきます。 - 駐車場
- 普通車 30台(冥加料 100円)
マイクロバス・大型車合せて 6台(冥加料 500円) - 施設情報
- 延命寺(えんめいじ)は、愛媛県今治市阿方にある真言宗豊山派の寺院。近見山(ちかみざん)、宝鐘院(ほうしょういん)と号す。本尊は不動明王。
四国八十八箇所霊場の第五十四番札所。
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