基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 四国霊場のうち「坊」がつく寺院はこの南光坊だけである。正式には光明寺金剛院南光坊という。今治市の中心街にあるが起源は古く、航海の神、総鎮守・伊予一の宮の大山祇神社と深くかかわる歴史を有する。
推古天皇御代二年甲寅(594)に勅により大三島に造立されて。其の後、越智玉澄公が文武天皇の勅を奉じて、大宝三年(703)風波のため祭祀がおろそかになるのを憂いて当地に勧請し、「日本総鎮守三島の地御前」と称して奉祭した。弘法大師は四国巡錫の時別館参拝し、坊で御法楽をあげられて四国霊場第五十五番札所と定めた
のち、伊予全土におよんだ「天正の兵火」により、社殿・伽藍はことごとく焼失したが、南光坊だけが別宮の別当寺として再興された。慶長5年(1600)には藤堂高虎公の祈願所として薬師堂を再建、また江戸時代には藩主・久松公も祈祷所にして信仰し、祭祀料を奉納している。
さらに時代がさがり、明治初年の廃仏毀釈では本地仏として社殿に奉安していた大通智勝如来と脇侍の弥勒菩薩像、観音菩薩像を南光坊薬師堂に遷座し、別宮大山祇神社と明確に分離した。
太平洋戦争最末期の昭和20年8月、空襲により大師堂と金比羅堂を残して罹災した。現在の本堂は昭和56年秋、薬師堂は平成3年春に、山門は同10年に再建されている。 - 住職
- 板脇秀匡
- 年中行事
- 修正会
日時:1月1日〜3日
御本尊お口開け
日時:1月9日
旧正御影供
日時:旧暦3月21日
金毘羅大権現大般若転読
日時:旧暦6月10日
霜月大師御影供
日時:12月21日 - 開門時間
- 7:00-17:00
- 所在地
- 愛媛県今治市別宮町3-1
- 地図
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- アクセス
- 予讃線 - 今治駅 下車 (0.8km)
せとうちバス 今治営業所行き「今治市役所前」下車 (0.3km)
今治インターチェンジから国道196号線片山交差点を左折、今治市街方面へ直進。今治大丸の前を左折、約500mの左手にあります。 - 駐車場
- 30台、大型2台
無料 - 施設情報
- 南光坊(なんこうぼう)は、愛媛県今治市別宮町にある真言宗御室派の寺院。四国八十八箇所第55番札所であり、本尊は大通智勝如来(だいつうちしょうにょらい)で、同霊場で唯一。
「やさしいお坊さん」ではこちらの寺院はご案内できかねますので直接寺院にお問い合わせ下さい。